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2022-06

足底筋膜炎になるのはなぜ?原因と予防方法を解説

足底筋膜炎になるのはなぜ?原因と予防方法を解説

「足底筋膜炎になる原因は?」「足底筋膜炎の痛みを改善する方法はある?」
歩くたびに土踏まずが痛み、病院に行ったら足底筋膜炎と診断された人もいるでしょう。

特に激しい運動をしたわけでもないのに足底筋膜炎になってしまうのには原因があります。中でも多いのは、足のアーチの崩れとスポーツ前の準備運動不足で、日常生活を見直せば改善することも少なくありません。

そこで今回の記事では、足底筋膜炎の原因や対処方法を解説します。


足底筋膜炎とは?原因を知る前の基礎知識

足底筋膜炎とは?原因を知る前の基礎知識

足底筋膜炎の原因を知る前に、足底筋膜炎とは何か、症状や病院で行われる治療など、足底筋膜炎の基礎知識を解説します。

足底筋膜炎とは

足底筋膜炎とは、足裏の、かかとからつま先の間に弦のように張っている部位(足底筋膜)が炎症を起こした状態です。足底筋膜は、普段、私たちの足の裏でクッションのように足にかかる負担を軽減しています。

ヒールなどをよく履く人や、扁平足やハイアーチなどで、足のアーチが崩れている人は、足底筋膜炎になりやすいと言われます。

足底筋膜炎の症状は

足底筋膜炎になると、歩いたときに、かかとから土踏まずあたりが痛くなることがあります。足底筋膜炎の主な症状は、以下の5つです。

  • 朝起きてすぐ、ベッドから起きて足をついたときにピリッと痛む
  • 足の裏を押すと痛い
  • 足の裏がつっぱっている感じがする
  • 運動した後に痛む
  • かかとの内側が刺されるように激しく痛む

足底筋膜炎の初期段階では症状に気づかない場合もありますが、放っておくと徐々に悪化することもあります。症状が軽いうちに、早めに医療機関を受診しましょう。

足底筋膜炎の治療は

医療機関(整形外科)で行われる足底筋膜炎の治療方法は、主に痛みの改善やインソール療法といった保存療法です。

足底筋膜炎で親指下や、かかとに痛みを感じるときは、周辺筋肉が断裂している可能性があります。この場合、ステロイド注射やその他の薬物療法で痛みを緩和させ、一時安静にするという方法が一般的です。

その他にも、靴の中にインソールという厚い中敷きを入れて、足の衝撃を緩和する治療法もあります。難治性の場合は手術療法が行われることもありますが、稀なケースです。

このように整形外科では、足を休ませて足底筋膜の疲れを取る治療が行われることが多いでしょう。


足底筋膜炎はなぜなるの?原因を解説

足底筋膜炎はなぜなるの?原因を解説

足底筋膜炎の原因には、足裏アーチの崩れやスポーツによる足裏の酷使などがあります。ここでは、足底筋膜炎の原因を詳しく解説します。

足のアーチの崩れ

足底筋膜炎の原因の一つに、足のアーチの崩れがあります。土踏まずの低くなる扁平足になると、体重を支える力や衝撃を逃がす力が弱くなるためです。

足のアーチが崩れると、足底筋膜に負担がかかってしまいます。足のアーチは体重を支える、歩くときの衝撃を吸収するといった役割を持ちます。

足アーチは低すぎても高すぎても足底筋膜に負担がかかってしまうため、注意が必要です。

足アーチに関してもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
→関連記事:その体の不調、実は「アーチの崩れ」が原因かも!? ~予防改善エクササイズ編~

スポーツによる足裏の酷使

足底筋膜炎の原因には、スポーツによる足裏の酷使があります。例えば、ランニング・バレエ・ダンスなどの運動で、足に過度な負担がかかると足底筋膜炎を引き起こしてしまうでしょう。

特に、扁平足やハイアーチの人は、ランニングや歩行などで足底筋膜に強いストレスが加わります。特に、スポーツの場合は、日常生活での動作よりも衝撃が大きいため注意しましょう。

体重の増加

体重が増加すると足に負担がかかりやすく、足底筋膜炎になりやすいと言われます。

特に、短期間に急激に太ると、体を支える筋肉の耐久性が追いつかないことがあります。増えた体重を支えようとする足裏の衝撃に耐えきれず、足底筋膜炎を発症することも少なくありません。

肥満体型になると、足底筋膜炎だけでなく、足首や膝関節への負担も大きくなるため、体調管理には気をつけましょう。

足の筋力の低下

加齢により足の筋力が低下することも、足底筋膜炎の原因の一つです。特に40歳~60歳の人が、足底筋膜炎になりやすいと言われます。

また、長時間の立ち仕事などで疲労が溜まっている人も注意が必要です。ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性が低下すると、足を蹴り出すときにかかとを持ち上げる力が弱くなってしまいます。

足の筋力低下は、足底筋膜に負担がかかりやすいため注意しましょう。


足底筋膜炎を防ぐには?原因を知った上での予防法

足底筋膜炎を防ぐには?原因を知った上での予防法

足底筋膜炎を防ぐには、ストレッチや運動前の準備体操、靴や靴下を替えることなどがあります。

ここでは、足底筋膜炎を予防するために日常で取り入れられる方法を紹介します。
紹介するストレッチとエクササイズは、痛みが出ているときには無理して行わないようにしてください。

ふくらはぎのストレッチをする

足底筋膜炎を防ぐには、ふくらはぎのストレッチをしましょう。

ふくらはぎとアキレス腱は、足底筋膜炎とともに走る・歩くなどの動作に深く関わっています。ふくらはぎをほぐすことで、足裏の筋膜が緩んで足の動きがスムーズになりますよ。

【ふくらはぎのストレッチ】

  1. 足を肩幅に広げて、椅子やテーブルに手をかける
  2. 片足を一歩後ろに引き、一方の膝を曲げる
  3. 20秒〜30秒間、ふくらはぎをゆっくりと伸ばす

息を吐きながらゆっくりと伸ばしましょう。片足3セットずつ行います。ストレッチを行うと、ふくらはぎが伸ばされて心地よさを感じるはずです。お風呂上がりなどに、ぜひ行ってみてください。

ふくらはぎのストレッチ

運動前には準備体操をする

足底筋膜炎を防ぐために、運動の前には準備体操をしましょう。運動前にウォームアップをして、練習後にも足のストレッチを行うのがおすすめです。

しかし、すでに足裏に炎症が出ている場合は、休息をとることが最善策です。痛みがおさまるまでは、安静にすることを心掛けてください。

また、運動によるオーバーユースが原因だと考えられる場合は、練習量を少なくするなどトレーニングメニューの調節をするのも一つの方法です。

靴や靴下を替える

足底筋膜炎を防ぐには、靴や靴下を替えるのも有効です。靴底が薄いシューズは、足裏に負担がかかりやすくなります。

靴底が薄いと、着地時の衝撃が足にダイレクトに伝わってしまうためです。地面からの衝撃を吸収するクッション性のある靴を選びましょう。足裏アーチをサポートする、機能性靴下を使うのもおすすめです。

関連記事:足底筋膜炎を改善するための靴下選びと役立つ知識を公開


まとめ

足底筋膜炎の原因は、足アーチの崩れやスポーツによるオーバーユース、体重増加や足の筋力低下などが挙げられます。

足底筋膜は、ふくらはぎやアキレス腱と深く関わっているため、ストレッチや運動前の準備体操をすることが大切です。

足のアーチをサポートする靴下に替えると足底筋膜炎の予防効果が期待できます。足の専門家と共同開発し、科学的なエビデンスのある靴下、ケアソクもぜひ試してみてください。

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魚の目はなぜできる?原因と再発を防ぐ方法を解説!

魚の目はなぜできる?原因と再発を防ぐ方法を解説!

「足に魚の目ができた。原因はなに?」「魚の目は放置していいの?」
足に魚の目ができて、歩くたびに痛い思いをした経験がある人もいるでしょう。

魚の目ができるのには、ちゃんとした理由があるのです。中でも多いのは、歩き方や足に合わない靴の使用などで、日常生活で気をつければ改善することもあります。

そこで今回の記事では、魚の目の原因を詳しく解説します。加えて、魚の目の改善方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


魚の目(うおのめ)とは?原因を知る前の基礎知識

そもそも、魚の目って何?タコやイボとの違いはなに?と思う人もいるでしょう。

ここでは、魚の目とは何か、どんな場所にできやすいのか、魚の目とタコ、イボの違いなど、魚の目に関する基礎知識を解説します。

魚の目(うおのめ)とは

魚の目とは、皮膚の外側にある角質が部分的に盛り上がる皮膚病の一つです。圧迫や摩擦刺激が加わると、皮膚が防御反応を起こして角質が盛り上がります。

魚の目の大きさは直径5~7mmほどで、医学的には鶏眼(けいがん)と呼ばれます。表面は角質化してつるつるとしており、中央は魚(さかな)の目のようにみえるのが特徴です。

皮膚が硬くなるのはタコと同じですが、魚の目ができると、硬くなった皮膚がトゲのように皮膚の内側を刺激します。タコとは違い、魚の目には「芯」があるように感じるでしょう。

そのため、魚の目が足の裏や足の指などにできると、歩くたびに痛みを感じる人も少なくありません。足に魚の目を見つけたら、悪化する前に早めに皮膚科を受診しましょう。

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魚の目やタコのできやすい場所とは

魚の目やタコができやすい場所は、足底・足指・足の指の間・かかとなどです。足裏の足指のつけ根部分と、足の外側(小指と薬指)は靴が擦れやすいため、できやすくなります。

また、魚の目やタコができる場所は足だけではありません。力のかかり方によって、ペンをよく握る人は、手の指の皮膚が硬くなり「ペンタコ」ができる人もいます。タコは特に、足以外にも、くるぶしや手指にもできるのが特徴です。

魚の目・タコ・イボの違いとは

魚の目は、中央がやや半透明に見えて、圧迫すると痛みを感じます。一方でタコは、押しても痛みは感じません。

また、魚の目とタコは、外からの刺激に対する防御反応ですが、イボは「ヒト乳頭腫ウイルス」というウイルスによる感染症です。
場合によっては、子供の足に、魚の目のようなものができることがあります。これは、ミルメシアというイボです。子供の足は角質が柔らかく、魚の目やタコができるケースは多くありません。ミルメシアの場合は、皮膚科で液体窒素による冷凍療法が行われます。


魚の目を放置するとどうなる?原因を知る前の基礎知識

魚の目は、たいしたことではないと放置してしまう人もいるかもしれません。しかし、魚の目をそのままにしておくと、芯が皮膚内部に入り込み奥まで伸びることがあります。症状が悪化すると、痛みが強くなり歩きづらくなることもあるでしょう。

特に、足の裏など荷重がかかりやすい部位では、一度、深いひび割れを生じるとなかなか塞がらず、細菌感染を起こすことがあります。また、魚の目の痛みを我慢していると不自然な歩き方になり、体のバランスを崩してしまいかねません。

不自然な歩き方で足の土台となる足のアーチ構造が崩れると、バランスが不安定になったり腰痛や膝痛を起こすこともあります。魚の目は、放置せずに皮膚科を受診し、早めに除去しましょう。


魚の目はなぜできるの?原因を解説

魚の目はなぜできるの?原因を解説

魚の目やタコができるのは、立ち方や歩き方がよくない、ヒールなど足に合わない靴を履いているなどの原因が考えられます。

ここでは、魚の目の原因を探っていきましょう。

立ち方・歩き方がよくない

立ち方や歩き方がよくないと、魚の目ができやすくなります。また、足を擦りながら歩いたり足全体で着地するような歩き方は、正しい重心移動が行えず、足のアーチ構造が崩れやすくなってしまうのです。

例えば、足の骨や爪に異常があると、痛い部分をかばって歩くようになります。足のアーチ構造が崩れたところに歩き方が悪くなると、さらに足に負担をかけるという悪循環が起きかねません。

同じ箇所が靴に当たる歩き方をしていると、擦れた部分の角質が硬くなり、魚の目やタコができやすくなるでしょう。

足に変形がみられる

開張足・扁平足・ハンマートウや浮き指など、足指の変形などがあると、魚の目やタコができやすくなります。足の変形により体重が一か所に集中してしまうことが原因です。

例えば、ハンマートウでは、足指の上の関節部分、足指の先端などにタコや魚の目ができやすくなります。浮き指では、浮いている指の付け根にできやすくなるのが特徴です。

履いてる靴が足に合わない

ハイヒールや底の硬い革靴などを長時間使用していると、魚の目ができやすくなります。

特に、仕事で一日中立ち姿勢が続く人などは、一定の部位に体重がかかりやすいため注意が必要です。いつも決まった箇所に魚の目やタコができる人は、普段履く靴が足に合っているか確認してみましょう。

また、靴が大きすぎることも魚の目の原因になります。大きすぎる靴の中では、足が泳ぎ摩擦が起きるためです。また、小さすぎる靴も足を圧迫してしまうため、避けましょう。


魚の目の再発を防ぎたい!原因を知った上での対策法

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魚の目は、一度治ってもまた同じ場所にできてしまうなど、症状を繰り返して困っている人も多いでしょう。普段の歩き方や履いている靴が原因で起こるため、工夫次第では再発を防げるかもしれません。

ここでは、日常生活で取り入れやすい魚の目の予防法を解説します。

歩き方や姿勢を改善する

魚の目を予防するには、まず、歩き方や姿勢を改善しましょう。歩き方がよくないと、足指の変形や角質の硬化に繋がります。

正しい歩き方をするには、かかとから踏み込み足裏全体を地面につけ、足指で地面を蹴ることを意識しましょう。歩き方を改善すると、足裏の筋肉がアーチを整え、バネのように地面からの衝撃を吸収します。

歩き方を正しく改善すると、足腰にかかる負担が軽減されて腰痛の予防効果も期待できますよ。

意識しないと正しい歩き方は続けられません。特に、通勤や仕事で歩く機会が多い人は、日常生活で意識して取り入れるだけでも、魚の目予防の効果が感じられるでしょう。

足にあった靴に替える

魚の目を予防するには、毎日履く靴を、足にあった靴に替えましょう。スニーカー、パンプス、どちらを選んでも、足にしっかりフィットする靴を選ぶことが重要です。

足が痛いと幅広の靴を選びたくなってしまうこともあるでしょう。しかし、大きすぎる靴は、靴の中でつま先側に前滑りを起こし、足裏と靴の摩擦が起こりやすくなります。

足にぴったり合ったサイズの靴を選んで、足と靴のずれを防ぎましょう。靴を選ぶときには、靴選びの専門家であるシューフィッターのいるお店がおすすめです。

靴下を替える

魚の目を防ぐには、靴下を替えるのも有効です。普段履いている靴下を五本指靴下に替えると、歩き方や姿勢の改善につながります。

五本指靴下を履くと、足指が動かしやすく地面を捉えやすくなります。立っているときや、歩行時に身体のバランスが取りやすくなるため、足が疲れにくくなることにも役立つでしょう。

足の皮膚を柔らかくする

魚の目やタコをできにくくするには、普段から足裏の皮膚を柔らかくしておきましょう。足にクリームを塗るなど、保湿すると角質が柔らかくなります。

日頃から足の状態をよく観察しのお手入れをしていることが魚の目の予防につながります。


まとめ

魚の目は、歩き方や立ち方、足指の変形などによる足アーチの崩れが原因で起こる症状です。魚の目を足の同じ位置で繰り返す人も多いため、日常生活で改善する方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

魚の目の予防には、歩き方や姿勢の改善、五本指靴下の使用、足の皮膚を柔らかくするお手入れなどをおすすめします。

ケアソク〈ととのえる〉は、歩き方や姿勢の改善に役立つインナー5本指靴下です。足指を本来あるべき場所に配置し足のアーチを整え、正しい歩行に近づけることで、魚の目を和らげる効果も期待できます。魚の目にお悩みの方はぜひ一度お試しください。

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関連記事:足の小指に魚の目ができた!改善するための習慣とは?


こむら返りの原因とは?予防法もあわせて解説【専門家監修】

どうして足がつるの?こむら返りの原因と予防法を解説

突然、足がつって激痛が走る「こむら返り」。特に、寝ているときや運動中にこむら返りが起こると、痛みがおさまるのをじっと待つことしかできずに困ったという経験をお持ちの方は多いでしょう。

「最近、足がつりやすい」「こむら返りの原因はなに?」

このように、こむら返りの原因を知りたくなります。そこで今回は、こむら返りの原因と予防法を解説します。


こむら返りとは?原因を知る前の基礎知識

こむら返りとは?原因を知る前の基礎知識

こむら返りの原因を探る前に、こむら返りの症状や特徴を知っておきましょう。

ここでは、「こむら返り」とは何かを解説します。

こむら返りとは

こむら返りとは、ふくらはぎを中心に足の指や土踏まずの筋が急に突っ張った状態になることです。通常は、こむら返りの痛みは、数秒から数分の間でおさまります。

こむら返りの「こむら」とはふくらはぎのことです。医学用語で、こむら返りは「筋クランプ」や「有痛性筋痙攣」と呼ばれます。

こむら返りが起こる明確な理由は分かっていません。しかし、体が冷えて血行が悪くなる、疲労が溜まっているという状態では、筋肉の制御機能が何らかの誤作動を起こすことがあり、それがこむら返りだと言われています。

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉に起こりやすい症状ですが、足裏から太ももまで、脚のどこにでも起こる可能性があります。特に、中高年層や妊娠中の方に起こりやすいでしょう。

妊娠中は足がつりやすい

妊娠してから、足がつりやすくなったという経験を持つ人も多いでしょう。こむら返りに悩む妊婦さんは、珍しくありません。

こむら返りが起こりやすいのは、妊娠してお腹が大きくなるにつれて、体を支える足の筋肉に負担がかかりやすくなるためです。

また、子宮が大きくなることで、お腹の血液が圧迫されて血行が悪くなり、むくみやこむら返りが起こりやすくなると言われます。

血行不良を防ぐためにも、適度な運動と足を温めることを心掛けましょう。できるだけ下半身や足を冷やさないことが大切です。そして、こちらも原因のひとつである電解質不足を防ぐために、ミネラルバランスの取れた食事を心掛けましょう。


こむら返りの原因は?

こむら返りの原因は?

こむら返りの原因は明らかになっていませんが、多くは、水分不足やミネラル不足、体の冷え、運動不足や準備体操不足だと言われます。いずれも一つだけが原因とは限らず、いくつかの原因が複合的に作用していることも少なくありません。

ここでは、こむら返りの原因を詳しく解説します。

水分不足

こむら返りの原因は、水分不足による脱水症状です。大量に汗をかくと、体が脱水状態になりやすくなります。特に、夏は汗をかきやすいため、運動中の脱水には注意しなければなりません。

一方で、冬も脱水が起こりやすい季節です。汗をあまりかかない冬は、水分を失っている自覚がありません。夏に比べて水分摂取の機会が減り、脱水を引き起こす可能性があります。

また、お酒でも脱水状態が起こります。アルコールやカフェイン飲料には利尿作用があり、体内の水分バランスが崩れやすいため注意しましょう。

ミネラル不足

こむら返りの原因の一つは、ミネラルの不足です。汗をかくと、水分と同時に体内のミネラルも失われていきます。

ミネラルとは、私たちの体の中にあるナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのことです。ミネラルは、筋肉や神経に必要な栄養素であるため、不足すると筋肉の動きに悪影響を及ぼします。

体の冷え

体や足が冷えると、こむら返りが起こりやすくなります。冬の就寝中に足がつりやすい人の多くは、体の冷えが原因です。

冷えて筋肉が収縮すると血行が悪くなり、筋肉の制御機能がおかしくなりやすいと言われます。そのため、冬の就寝中に、こむら返りが起こりやすいのは体の冷えが原因だと考えられるでしょう。

一方で、夏場に冷房をつけっぱなしで寝るのも要注意です。体の冷えを感じたら、温めて筋肉を緩めてから休みましょう。

運動不足・準備運動不足

日常生活で筋肉を使う機会が少ない人は、こむら返りが起こりやすいと言われます。運動不足で筋力が衰え、血液の流れが低下するためです。

スポーツ中にこむら返りが起こりやすい場合は、準備運動不足が考えられます。運動前後にウォーミングアップとクーリングダウンを行うことを意識しましょう。


こむら返りになったときの対処法は?

こむら返りは突然起こるため、対処法を知っておくと安心です。足がつったときには、収縮した筋肉を伸ばします。

例えばふくらはぎの場合。まず、こむら返りになった足の膝を伸ばし、足首を回します。力を抜き、痛くない範囲で行いましょう。次に、つま先を倒して角度をつけていきます。手が届かない場合は、タオルをかけて行うと良いでしょう。

ただし、こむら返りの症状が頻繁に起こる、痛みが激しい、持病があるなどの場合は、医師の指示に従ってください。

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こむら返りの原因からみる予防法5つ

こむら返りの原因からみる予防法5つ

こむら返りの予防には、水分補給とミネラルバランスの取れた食事をおすすめします。体が冷えないようにすることも大切です。

ここでは、日常生活で取り入れやすい、こむら返りの予防法を5つ紹介します。

水分をこまめに補給する

水分不足はこむら返りの原因となるため、水分補給を意識しましょう。普段、意識して水分補給をしていない人は、一日1200mlの水を目安に飲んでみてください。

1日8回、コップ1杯の水を飲むことを意識してみてはいかがでしょうか。水以外であれば、麦茶などノンカフェインのものがおすすめです。

コーヒーや緑茶など、カフェインが含まれる飲み物は利尿作用があるため避けましょう。

就寝中にこむら返りが起こりやすい人は、就寝前に水分補給することをおすすめします。しかし、水分を取りすぎると熟睡の妨げになるため、水分量には注意してください。

ミネラルを意識した食事をとる

ミネラルバランスを意識した食事をすると、こむら返りの予防効果が期待できます。ミネラルとは、カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウムなどです。これらのミネラルは、筋肉の収縮や神経の伝達に関係する栄養素であるため、日頃からバランスを意識して摂取しましょう。

カルシウムは、牛乳やチーズなどの乳製品、小魚、干しエビ、魚介類に含まれています。マグネシウムが含まれるのは、大豆や納豆などの豆類、アーモンドなどのナッツ類です。

カルシウムとマグネシウムの摂取量の比率は、2:1を目指しましょう。バランスを意識して、偏らないようにすることが大切です。

他にも、野菜や果物に含まれるカリウムの摂取もおすすめです。
なお、塩や味噌などの調味料、漬け物、加工食品などにも多く含まれるナトリウムは、体の水分調節の働きを担う大切な栄養素ですが、逆に摂り過ぎるとむくみや高血圧のリスクを高めるため注意が必要です。

体を温める

こむら返りを予防するには、体を温めることを意識しましょう。体の冷えは、筋肉を収縮させてしまいます。湯船に浸かり、体を温めることをおすすめします。湯船に入れないときは、足湯だけでも効果があるでしょう。

また、入浴後に足が冷えてしまう人も少なくありません。足の冷えに悩む人は、就寝前までルームソックスなどを使用し、保温しましょう。

そして、寝ている間にこむら返りが起こりやすい人は、冷えを防ぐために、夏でも長ズボンのパジャマで寝ることをおすすめします。レッグウォーマーも有効です。

就寝時の環境を見直す

こむら返りの予防には、就寝時の環境を見直すことも大切です。寝ている間にこむら返りが起こりやすい人は、重い掛け布団は使わないようにしましょう。

仰向けになって重い掛け布団を掛けると、足首が伸ばされ、ふくらはぎの筋肉は縮んだ状態になります。こむら返りが起こりやすくなるため、横向きに寝る、軽い布団を使うといったことを意識してみてはいかがでしょうか。

ストレッチやマッサージをする

こむら返りに悩む人は、マッサージやストレッチをしましょう。日ごろからストレッチやマッサージを行うことで血行を良くし筋肉をほぐすことで、こむら返りが起こりにくくなります。

仕事で立ち姿勢や座り姿勢が長時間続く人は、適度に屈伸をすることをおすすめします。特に、激しい運動をした日やこむら返りが起きそうな日は、足首ストレッチを行いましょう。寝る前に足首を倒す、手前に曲げるなどの動作を数回行っておくと良いでしょう。
ふくらはぎがつる場合は、腓腹筋のストレッチ、脛がつる場合は、正座をして膝下の筋肉を伸ばすようなストレッチが有効です。


まとめ

こむら返りの原因は、水分やミネラルの不足、体の冷えや運動不足が主な原因です。足がつりやすい人は、水分補給やミネラルバランスのとれた食生活を心掛けましょう。

また、体が冷えないような心掛けも重要です。ふくらはぎのストレッチやマッサージを行い、血行を良くしておきましょう。足が冷えてしまう人は、冷え対策のルームソックスも効果が期待できます。

ルームソックスは口ゴムが緩く足を締め付けにくい、足首の冷えを予防する靴下がおすすめです。極厚&ふっくら編地で高い保温力のケアソク〈あたためる〉も、ぜひ試してみてください。

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足の裏が痛い時の場所ごとの原因と解決法

足の裏が痛い!場所ごとの原因と解決法

「朝起きて、立ち上がる時に足裏が痛む」「小指の付け根が痛む」

そんなお悩みはありませんか?
足裏に痛みを感じて、痛くて我慢できないほどではないけど、日常生活で不便を感じるという人は少なくありません。毎日、通勤・通学などで歩くたびに足裏が痛むのはつらいですよね。

足の裏は、痛む場所によって抱えているトラブルが分かります。

そこで今回の記事では、足裏の痛みで考えられる足のトラブルと改善方法を紹介します。予防方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


足の裏で痛い場所と原因をみてみる

足裏に痛みを感じたら、セルフチェックをしてみましょう。足裏の痛む場所は6つに分類でき、それぞれに考えられる症状は以下の通りです。

  1. 土踏まずが痛い……扁平足
  2. 中指と薬指の間の付け根が痛い……モートン病
  3. かかと周辺が痛い……足底腱膜炎(足底筋膜炎)
  4. 前足部が痛い……開張足
  5. 指の付け根が痛い……中足骨骨頭痛
  6. 親指の外側が痛い……外反母趾

足裏の症状は、それぞれの症状が関わり合っている場合も少なくありません。例えば、足底腱膜炎の人は、扁平足やハイアーチを併発していることがあります。

次の項からは、足裏の痛みを感じる場所と考えられる症状を解説します。


足の裏の痛い場所が土踏まずなら扁平足の可能性も

「最近、足がだるくて疲れやすい」「たくさん歩いた日には足首が痛くなる」
このような痛みが出る場合は、扁平足かもしれません。扁平足になると、特にスポーツをした日や長い距離を歩いた日に、不調が出やすいといわれます。

ここでは、扁平足について詳しく紹介します。

扁平足とは

扁平足は、足裏が平らになり土踏まずがつぶれている状態の足です。なんと日本人の約7割が扁平足だと言われているそうです。人間の足には、地面からの衝撃を吸収する足裏のアーチがあり、体全体を支える重要な役割を担っています。

足のアーチは、かかと(踵)から小指の付け根にかけての外側縦アーチ、土踏まず部分の内側縦アーチ、親指の付け根と小指の付け根にかけての横アーチから成り立ちます。扁平足では、この中で内側縦アーチがつぶれている状態です。

扁平足は病気ではありませんが、歩き方や立ち姿勢に影響を及ぼすため、骨盤の歪みにつながります。結果的に、腰痛や膝の痛み、肩こりなどの不調を引き起こしかねません。

足のアーチ

扁平足の原因は

扁平足になる原因は、遺伝的要因、肥満、妊娠による急な体重増加、加齢による筋力低下やヒールやパンプスの日常的な使用だと考えられています。足裏のアーチを支える靴下を履くと、痛みが和らげられることもあるでしょう。

扁平足についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

→関連記事:扁平足ってどんな足?靴下選びに役に立つチェック方法や改善策を解説


足の裏の痛い場所が指の付け根ならモートン病の可能性も

「足の中指と薬指の間がピリピリと痛い」「足指の付け根が熱く焼かれたように痛い」
このような痛みが出る場合は、モートン病である可能性があります。ここでは、モートン病について紹介します。

モートン病とは

モートン病とは、足指の間を通る神経が圧迫されて起こる神経障害の一種です。モートン病になると、中指と薬指の間が痛くなることが多くみられます。

モートン病は、開張足を併発している人が多いというのも特徴の一つです。モートン病は、特定の靴を履くときに痛みを感じる人から、裸足でも痛い人まで、症状はさまざまです。

モートン病の原因は

幅の狭い靴やハイヒールを長期間使用していると、モートン病の症状が起こりやすいと考えられています。そのため、この発生の男女比は、1:10と女性に多いと言われています。また、立ち仕事の人や、1日に歩く距離が長い人も、モートン病になりやすいため、注意が必要です。

モートン病についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

→関連記事:どうにかしたい!モートン病で悩む人の靴下選びのコツは?


足の裏の痛い場所がかかとなら足底腱膜炎の可能性も

「足の裏を押すと痛い」「土踏まずとかかとあたりが痛い」「運動した日や翌日に、かかと周辺が痛くなる」
このような足の痛みは、足底腱膜炎が原因かもしれません。ここでは、足底腱膜炎について紹介します。

足底腱膜炎とは

足の裏には「足底腱膜」という繊維状の丈夫な腱(けん)が膜のように広がっています。この足底腱膜が炎症を起こした状態が、足底腱膜炎です。足底腱膜炎は、足の疾患の中ではとても割合が高く、足の痛みがある方の約11-15%にみられ、中年以降に多く発生するようです。

足底腱膜は、走る歩くという動作に深く関わっている大切な箇所です。足底腱膜に大きな負担が起こると、炎症を起こしてしまいます。特に痛むのは、かかとのやや内側です。

足底腱膜炎の原因は

足底腱膜炎の原因は、運動によるオーバーユース、肥満、妊娠による急な体重増加、長時間の立ち仕事、足にあわない靴の使用(ヒールの高い靴など)、扁平足、ハイアーチが挙げられます。

足底腱膜炎で悩む人は、痛みが落ち着いてから、マッサージやストレッチを行い、足首や足の裏をほぐしてみましょう。

足底腱膜炎(足底筋膜炎)について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

→関連記事:足底筋膜炎の原因と改善方法は?靴下選びに役立つ知識も公開


足の裏の痛い場所が前足部なら開張足の可能性も

「足裏の前方(つま先に近い部分=前足部)にタコやウオノメができる」
このような場合は、足が開張足になっているかもしれません。

開張足で自覚症状が出る人は多くありませんが、外反母趾やモートン病、中足骨骨頭痛を引き起こしやすいため、足裏の健康に注意する必要があります。

ここでは、開張足について詳しく紹介します。

開張足とは

開張足とは、5本の指の付け根を横に結んだアーチ(横アーチ)が崩れて、足の指が横に広がってしまった足の状態をいいます。

開張足になると足指の付け根あたりに負担が大きくなるため、タコやウオノメができやすいという特徴があります。

開張足の原因は

開張足は、歩き方と立ち方の問題や、足にあわない靴の使用が原因といわれます。ハイヒールを履く機会が多い人も、足先に負担がかかりやすいでしょう。

開張足などで足元のバランスが悪い人は、大股ではなく小股で歩くことが良いとされています。小股歩きをすると、膝や腰に負担がかかりにくくなるためです。


足の裏の痛い場所が指の付け根なら中足骨骨頭痛の可能性も

「足裏の人差し指から中指の付け根あたりがジンジン痛む」「つま先立ちをすると痛い」
このような痛みがある場合は、中足骨骨頭痛が考えられます。

ここでは、中足骨骨頭痛について詳しく紹介します。

中足骨骨頭痛とは

中足骨骨頭痛(ちゅうそっこつこっとうつう)とは、足指の付け根から甲に向かって伸びる中足骨周辺が痛くなることです。足指の付け根の真ん中に、タコができる人も多くみられます。

中足骨骨頭痛の原因は

ヒールや靴底が薄い靴を履いていると、中足骨骨頭痛になりやすいといわれます。また、足の筋力低下も原因の一つです。

運動不足で足の指を使わなくなると、足裏のアーチが崩れやすくなります。改善するには、足に合ったサイズの靴を選ぶことと、足裏の筋肉をほぐすことを意識しましょう。

関連記事:中足骨骨頭痛とは?改善方法と靴下の選び方と改善方法を解説


足の裏の痛い場所が親指の外側なら外反母趾の可能性も

「親指の付け根が外側に出っ張り、靴に当たって痛い」
このような場合は、外反母趾が考えられます。

ここでは、外反母趾について紹介します。

外反母趾とは

外反母趾とは、足の親指の関節が小指側に曲がった状態です。親指の関節の曲がりは少しずつ進行し、角度が大きくなれば足全体の変形につながります。

外反母趾の原因は

外反母趾の原因は、運動不足、加齢による足の筋力低下、足に合わない靴の使用が主な原因といわれます。

運動不足や加齢などは、足の筋力低下から開張足を招きやすいため、意識して足裏の運動を行ってみてください。

外反母趾について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

→関連記事:外反母趾の意外な原因と靴下も含めた予防・緩和策を解説


足の裏の痛みを防ぐ方法

足の裏が痛いのをどうにかしたい!足トラブルを防ぐ方法

足は、私たちの日常生活を支える重要な体の一部です。姿勢の歪みがある場合や、足に合わない靴を履いていると、知らず知らずの間に、足に余分な負荷がかかってしまいます。負担を解消しきれずにいると、足にさまざまな支障をきたしてしまうのです。

そのため、足の痛みを改善するには、立ち方や歩き方の改善、サイズの合った適切な靴に替える、靴下を替えるといった方法を日常生活で意識しましょう。

ここでは、それぞれの改善方法について詳しく解説します。

ストレッチやマッサージをする

日頃から、足裏のストレッチやトレーニングをしておくと、筋肉がほぐされてトラブルが起きにくくなります。しかし、足裏の痛みが強い場合は行わず、状態をみながら行いましょう。

特に、足底腱膜炎や中足骨骨頭痛などで痛みが激しい場合は、無理に動かさないでください。足裏の筋肉をほぐすのに最適なマッサージを紹介します。

【ゴルフボールマッサージ】

  1. 椅子に座りゴルフボールの上に足を乗せる
  2. 足裏でゴルフボールを転がすようにマッサージする
  3. 片足につき2分間続ける

ゴルフボールマッサージを行うと、足裏がマッサージされて心地よさを感じますよ。

ゴルフボールマッサージ

【ふくらはぎのマッサージ】

  1. 壁や椅子・テーブルに手を掛けて肩幅に足を広げる
  2. 片足を後ろに引き、ふくらはぎを伸ばす
  3. 20〜30秒キープ、片足3セット

ふくらはぎのマッサージには、足首の柔軟性を高める効果も期待できます。

ふくらはぎのマッサージ

立ち方・歩き方を改善する

立ち方・歩き方を改善する

歩き方や姿勢が悪いと、関節のゆがみにつながり、外反母趾などの原因となります。ご自身の立ち方・歩き方が正しいか、まずは確認してみましょう。

まっすぐ立った姿勢で自分の足を見下ろし、足の甲から先が見えるかチェックしてください。お腹や腰が見える場合は、腰が反っています。

姿勢を正すには「おへそを後ろにする」ことを心掛けましょう。思ったよりも重心が後ろになることに気づく人も多いかもしれません。

そして、歩き方も改善しましょう。正しい歩き方は、かかとから踏み込み、足指で地面を蹴って歩きます。

歩くときに足が曲がる位置で、靴も曲がるのがベストな状態です。正しい歩行を身につけると、脚の動きを妨げないため歩行がスムーズになりますよ。

自分に合った靴を履く

自分に合った靴を履く

足にあわない靴の使用は、さまざまな足裏のトラブルを招くため、自分に合った適切な靴を履くのはとても重要です。

靴選びのポイントを以下にまとめますので、ご覧ください。

  • 足の全長と靴の長さ(cm)は合っているか
  • 親指の付け根から小指の付け根までの周囲の長さ(足囲)は合うか
  • 足の幅(E,EEなど)は合うか
  • 靴のかかと部分に芯があり、固定されるか
  • 足の甲が固定されるか
  • 指の付け根の部分で靴底が曲がるか
  • 指先の形と靴のつま先の形が合っているか

実際に靴を選ぶ際は、シューフィッターのいるお店で相談してみるとよいでしょう。

また、靴の履き方も重要です。靴を履くときは、まず、かかとに合わせて履き、トントンとかかとを落として整えましょう。

しかし、仕事ではパンプスや革靴を履かなければならないなど、TPOに合わせなければならない人も多いでしょう。

仕事中の靴で足の痛みを感じている人は、1日の生活を通じて、靴を履き替える工夫をおすすめします。例えば、通勤時にスニーカーを、職場では仕事に応じた靴を履くなどです。

足への負担が小さい靴に履き替えることで、足元がリラックスする時間を設けましょう。

靴下を見直す

足裏のトラブルを防ぐ対策として、靴下を見直してみるのもひとつです。例えば、五本指靴下は足指が動かしやすい状態になるため、正しい姿勢や歩行が身に付きやすくなります。

また、土踏まずをサポートする機能的な靴下を履くと、足裏アーチが正しい位置に保たれやすくなります。足が疲れにくくなるため、1日に歩く距離が長い人にもおすすめです。

室内では、スリッパよりも靴下を履くことをおすすめします。スリッパはかかとが固定されないため、つま先に力が入りやすく、不自然な歩き方になりがちです。

関連記事:足の裏の骨に違和感がある時の原因と対策は?トラブル予防法も紹介


まとめ

毎日、私たちは意識することなく、歩く、座る、階段を上るといった動作を繰り返しています。足の裏に痛みがあれば、ストレスに感じることも多いでしょう。足裏の痛みが出る場所によって、足底腱膜炎やモートン病になっている可能性があります。

足裏の痛みが強い場合はおすすめしませんが、日頃から足は冷やさないようにし、足裏のストレッチやふくらはぎのマッサージを行っていると、トラブルを防ぎやすくなります。

歩き方や立ち方の改善には、靴や靴下を見直してみてはいかがでしょうか。足の専門家と共同開発した、科学的なエビデンスのある機能的な靴下、ケアソクもぜひ試してみてください。

なお、痛みが強い、痛みが続く、腫れがある、しびれるなどの場合には無理せず整形外科や皮膚科など専門の医療機関を受診し、適切な治療を受けることをおすすめします。

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五本指靴下の効果とは?健康に過ごすためのヒント

五本指靴下の効果とは?健康に過ごすためのヒント

足は、日常生活で私たちの体を支える重要な部位です。そのため、毎日履く靴下は、足裏の健康に良いとされる五本指靴下にしようと考える人もいるでしょう。しかし、五本指靴下について、以下のような疑問を持つ人もいるかもしれません。

「五本指靴下にはどんな効果があるの?」「五本指靴下を履くと健康になるって本当?」

そこで今回の記事では、五本指靴下を履くことで得られる効果を詳しく解説します。また、五本指靴下の選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


五本指靴下の5つの効果!健康に過ごすために

五本指靴下の5つの効果!健康に過ごすために

五本指靴下を普段から履くことで、足部のトラブルの予防や膝痛改善などの効果が期待できます。また、足の冷えや臭い、水虫の対策にも最適です。

ここでは、五本指靴下の効果を、それぞれ詳しく紹介します。

足部のトラブルを予防する

足指が自由に動かしやすい五本指靴下は、一本ずつ指が独立して動く形状をしているため、足指で地面をつかむような感覚が得られます。そのため、指がしっかりと地面につきやすくなり、浮き指を予防する効果が期待できるでしょう。
結果、立ち姿勢や歩行のバランスが整いやすいと考えられます。

また、五本指靴下には、足部の筋力低下を予防する働きもあります。足部の筋肉が動かしやすいと、外反母趾や扁平足などの予防にも効果的です。

膝・腰への負担を軽減する

足部のバランスが取りやすくなる五本指靴下は、歩き姿勢や立ち姿勢が整いやすくなります。私たち人間が歩くとき、足が接地する際の衝撃を、足のアーチ構造やかかとの脂肪層で吸収しています。足指がしっかり動かせることがアーチを整え、負担を軽減する作用があります。
足指がしっかり使えないと筋力の低下によりアーチが崩れやすくその機能も低下するため、衝撃をうまく吸収できません。体に負担がかかりやすくなり膝や腰などに痛みが生じてしまうでしょう。

そこで五本指靴下を履くと、足部のバランスが取りやすくなり、正しい姿勢へと促されます。正しい姿勢になることで、地面や歩くときの衝撃を緩和しやすく、膝・腰への負担が軽減されることが考えられます。

足のアーチ構造

冷え対策になる

靴下を履いているのに、指先が冷たいと思ったことはありませんか。五本指靴下は、冷え対策の効果もあります。

足の指先が冷たくなるのは、心臓から一番遠い場所で、血の巡りが滞りやすくなるためです。足指が伸ばせる五本指靴下は、血の巡りを助けることに役立ちます。

また、五本指靴下は足指が1本1本包まれているため汗冷えを予防できます。
足は汗をかきやすく、特に指と指の間に汗をかくと、それが冷めた時に汗冷えに繋がります。特に、吸湿・放湿性に優れた天然素材の五本指靴下を選びましょう。

さらに五本指靴下で足指が動かしやすいと、足が冷えにくく、むくみの改善にもつながるでしょう。寒い冬はもちろん、夏には冷房で冷えやすい人にもおすすめです。

臭いと水虫を予防する

五本指靴下は、足の臭いと水虫の予防に効果があるといわれます。それぞれの指が独立している五本指靴下は、足指の股部分にたまる汗が吸収されやすいという特徴があります。

また、足が蒸れにくい五本指靴下は、水虫の予防にもおすすめです。また、足が蒸れにくくなるため、雑菌の繁殖を防ぎ、臭いを予防する効果も期待できるでしょう。


効果のある五本指靴下の選び方!健康に過ごすためのコツ

効果のある五本指靴下の選び方!健康に過ごすためのコツ

浮き指などのトラブルを予防する五本指靴下は、足の冷え予防にも効果的です。どんなに健康に良くても、見た目や履きづらさが気になり、履かなくなってしまっては効果が得られません。

ここでは、五本指靴下の選び方を解説します。

おしゃれに履きたい人にはカラフルな五本指靴下

おしゃれに履きたい人にはカラフルな五本指靴下

おしゃれに履きたい人には、カラー展開の豊富な五本指靴下がおすすめです。地味なイメージの五本指靴下ですが、最近はバリエーションも増えました。
スニーカーと合わせる場合は、アンクル丈がおすすめです。

また、夏はサンダルに靴下を合わせ、見せる靴下として使ってもよいでしょう。夏は冷房で足が冷えてしまう人も多いです。サンダルでも靴下を履いて、足冷えを予防しましょう。

見た目が気になる人には隠れ五本指靴下

五本指靴下の機能性には魅力を感じるけれど、指が分かれている見た目が気になるという人は少なくありません。五本指靴下の見た目が気になる人は、足先の内部に仕切りがある五本指靴下がおすすめです。

特に、人前で靴を脱ぐ場面が多い営業職の人にも、見た目は普通の靴下という五本指靴下はおすすめです。なお、五本指靴下の上に普通の靴下(先丸靴下)を重ね履きする方法もありますが、靴が窮屈にならないよう注意が必要です。

靴下の内部に仕切りがある五本指靴下なら、厚みが出ずにすっきりと履けます。

スポーツ用はアーチサポートのある五本指靴下

足の指で地面をつかみやすい五本指靴下は、ウォーキングやジョギングをする人にも人気です。

さらに、足のアーチをサポートする五本指靴下は、長時間の歩行でも疲れにくいため、ウォーキングやゴルフをするときにもおすすめします。

五本指靴下はギフトにもおすすめ

足に悩みを抱えている人、仕事で歩く人や立ち仕事の人に、五本指靴下をプレゼントするのはいかがでしょう。足の蒸れや臭いに悩む男性にも、五本指靴下は最適です。

また、足部アーチを支える五本指靴下を選ぶと、足のトラブルを防ぐ効果が期待できるため、普段から立ち仕事で足に負担がかかっている方や外反母趾など足の悩みを抱えがちな女性へのプレゼントにも最適です。

父の日や母の日など、大切な人への贈り物として、五本指靴下をおすすめします。

関連記事:浮き指をととのえる!靴下の選び方と予防改善エクササイズ


まとめ

五本指靴下は、正しい歩行や立ち姿勢をサポートするため、足部の健康を維持するためにおすすめできます。外反母趾や扁平足の予防に期待が持てるでしょう。

五本指靴下は、日常生活で履くことで効果を発揮します。お好みのカラーや丈の長さ、見た目は普通の靴下に見えるタイプなど、ご自身の使いやすい五本指靴下を選んでみましょう。

ケアソクの〈ととのえる〉は、豊富なカラー展開でさまざまなシーンに合わせられる五本指靴下です。足の専門家と共同研究して生まれた五本指靴下を、ぜひ試してみてください。

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