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外反母趾を引き起こす、意外な原因とは?

ズキズキ痛くてつらい外反母趾。どうして外反母趾になるの? なんで痛いの? そう思っている方も多いはず。今回はそんな外反母趾についてご紹介します。

外反母趾とはどんな足?

外反母趾は、足の親指の関節が小指側に曲がっている状態をいいます。もともと親指は5~10度程度は曲がっていますが、外反母趾では曲がる角度が15度以上になります。外反母趾は少しずつ進行していきますが、曲がる角度が大きくなればなるほど、足全体の変形につながるのです。

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パンプスだけじゃない!? 外反母趾の原因

外反母趾は、パンプスのような先の細い靴によって足指が変形することも原因ですが、パンプスを履かない女性や子ども、また男性も外反母趾になっている人がいますよね? それは、外反母趾が「足の幅が広がる」ことによって引き起こされているからなのです。

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中足骨と中足骨の間が広がることで、足の幅が広がってしまいます。

そもそも、足の幅が広がるのは、足の3つのアーチのうちのひとつ「横アーチ」が低下したために起こります。足の甲の部分には、中足骨(ちゅうそくこつ)とよばれる長い骨が5本ありますが「横アーチ」が低下すると、その中足骨と中足骨の間が広がってしまい、足の幅が広がってしまいます。

この幅が広がった状態の足のことを「開張足」(かいちょうそく)といいます。そして「開張足」は外反母趾の入り口。足の指が変形しやすく、外反母趾になりやすい状態なのです。パンプスを履かない人が外反母趾になってしまったのは、「横アーチ」が低下し「開張足」になったことがきっかけと考えられるのです。

開張足と外反母趾の関係は?

では、どうして「開張足」は外反母趾になりやすいのでしょうか? それには足の複雑な構造が関係しています。

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まず、足の親指には、指の付け根に関節を動かすための「筋」(きん)が付着しており、関節を正しい方向に動かす配置となっています。「開張足」になり、足の幅が広がるということは、中足骨と中足骨の間が広がるということですので、中足骨と「筋」の配置がずれてしまい、親指の関節を動かす方向もずれてしまいます。この状態が続いてしまうと、親指の関節は間違った方向に引っ張られ、小指側の方向に曲がってしまうのです。

さらに、足の幅が広がった状態では、足に靴が当たりやすくなります。その状態で足に合わない靴やパンプスのような先の細い靴などを履くと、親指は歩くたびに圧迫され、小指側に押されてしまいます。

つまり、「開張足」になると、親指には、「間違った方向に引っ張られる力」と、「靴などで外側から押される力」の2つの力がかかります。その結果、親指は小指側に曲がり、外反母趾になってしまうのです。

足の幅が広がることと、親指が曲がってしまうことは一見関係がないようですが、深い関係があるのですね。

そして、そんな「開張足」を引き起こす「横アーチ」の低下は、生まれ持った骨格形状もありますが、運動不足や加齢による、足指や足裏の筋力の低下、足に合わない靴などで起こります。

自宅でできる予防&緩和

外反母趾を予防するためには、「横アーチ」をサポートするインソール、足に合った靴やサポートソックスなどが効果的です。また、足裏の筋肉を鍛えることも対策として挙げられます。特に、女性は男性と比べ、骨格結合がゆるかったり、そもそもの筋肉量が少ないため、外反母趾になりやすいといわれています。足裏をしっかり鍛えて、外反母趾を予防しましょう!

外反母趾の予防には、2つのエクササイズがおすすめです。

「足指のグーパー運動」
足の指でじゃんけんのグーパーをします。ゆっくりと「グー」、「パー」と確認するように20~30回くらい続けて行いましょう。

「かかと上げ運動」
立った状態でかかとの上げ下げをします。1回につき20回程度。コツは、指のつけ根からしっかり曲げること。朝昼夜に1回ずつやるのがおすすめです。

エクササイズの詳しいやり方はこちら↓
参照記事:その体の不調、実は「アーチの崩れ」が原因かも?! 〜予防改善エクササイズ編〜

※足の変形がみられる方、痛みを伴う場合は無理に運動するとかえって症状を悪化させてしまう恐れがあります。無理に運動せず、次にご紹介するマッサージで、足裏の硬くなった筋肉をほぐしましょう。

「足裏ほぐし」
外反母趾の方は、母趾内転筋(ぼしないてんきん)という、横方向と斜め方向に走っている筋肉が硬く縮んだ状態になっています。筋肉の流れに対して90度の角度から、ぐーっと指でほぐして足の緊張をほどいてあげましょう。1日の疲れを取るために、お風呂上りや寝る前に行うのがおすすめです。足裏が温まる程度行ってみてください。

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図は右足です。左足も行ってみてください。

ところで、先ほど「開張足」は、「横アーチ」の低下によって引き起こされる、とご紹介しました。実は、〈ケアソク ととのえる〉でもアーチを整えることができるのです。

仕事柄、〈ケアソク ととのえる〉を日中履けない方には、お家の中で履くことをおすすめしています。お仕事でパンプスを履いている方の中でも、リラックスタイムに履いているという方がたくさんいらっしゃるんですよ。

パンプスでちぢこまってしまった足指を〈ととのえる〉で広げてあげてみてはいかがでしょうか。


(監修 理学療法士 北澤友子)
(イラスト 佐藤 / 編集スタッフ 片桐)


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