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コラム「足のちえぶくろ」

足のエキスパートを目指す山忠社員や
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悩める足のお役立ちコラム。

がに股の治し方!簡単なセルフケア4選を専門家が解説

がに股の治し方!簡単なセルフケア4選を専門家が解説

歩き方が不自然になることで、姿勢が悪くなる「がに股」に悩んでいませんか。がに股を放置していると、膝や腰への負担が増えて痛みが出てしまうことがあります。

また、見た目の問題も気になり、自信を失う原因にもなりかねません。がに股は自然に治るものではないため、原因を把握して、セルフケアを実践していくことが大切です。

そこで本記事では、がに股の原因と改善方法について詳しく解説します。正しい歩き方や姿勢を意識して足の健康を目指しましょう。


がに股になってる?治し方を知る前のセルフチェック

がに股になってる?治し方を知る前のセルフチェック

まずは、自分が「がに股」になっているか、セルフチェックしてみましょう。

背筋をまっすぐ伸ばして立ち、両足のかかと・膝・太ももをしっかりとくっつけます。この状態でつま先や膝がどの方向を向いているかを確認してください。

つま先や膝が正面を向いていれば、がに股ではありません。一方、外側を向いている場合は、がに股になっている可能性が高いです。

立ったときは正常でも、歩くときに自然と足が外に開いてしまう方もいます。歩いているときのつま先や膝の向きも確認してみましょう。


がに股の改善方法4つ

がに股の改善方法4つ

がに股の改善方法には、以下の3つがあります。

  • 内転筋のエクササイズをする
  • 椅子の座り方を見直す
  • インソールや靴下を使う

1つずつ、詳しくみていきましょう。

内転筋のエクササイズをする

がに股の改善には、クッションなどを使って内腿の「内転筋」を鍛えるエクササイズが効果的です。ここでは、内転筋のエクササイズを紹介します。

【準備するもの】
クッション、代用として枕またはバスタオル
バスタオルを使う場合は、半分に折って端から丸め、クッションのように使ってください。

【内転筋を鍛えるエクササイズ】

  1. 立った状態で、膝の間にクッションやタオルを挟みます。
  2. そのまま膝を軽く曲げて、クッションを内側に押し込むように力をかけましょう。
  3. 太ももの内側がしっかりと使われている感覚を意識しながら、ゆっくりと膝を伸ばしていきます。
  4. 1〜3の動きを10回繰り返します。

この内転筋のエクササイズを、1日1〜2セット行いましょう。手軽に自宅でできるエクササイズですので、ぜひ続けてみてください。

がに股の改善方法4つ


椅子の座り方を見直す

がに股の改善には、座り方の見直しも効果的です。骨盤を正しい位置で支えながら座ることで、骨盤の歪みが改善していきます。

正しい座り方のポイントは次の通りです。

  1. 椅子に深く座り、骨盤をしっかりと立てるように意識します。
  2. お腹の下あたりに軽く力を入れて、体幹を安定させます。
  3. 椅子の高さは、足裏全体が床にきちんとつく高さに調整してください。
  4. 足裏を床につけ、両膝が閉じるように心がけて座りましょう。

崩れた座り方のクセがついている人は、意識していないと改善できないことがあります。椅子に座ったときの自分の骨盤の向きや、足の位置をよく確認してみましょう。

がに股の改善方法4つ


インソールや靴下を使う

がに股の改善には、インソールや機能性の高い靴下を試してみるのも効果的です。
がに股は外側荷重になっている場合があるため、外側に高さのあるインソールを使うことで、内転筋を使いやすくなり、がに股の改善効果が期待できます。

また、足指を意識できる五本指ソックスは、正しい歩行をサポートします。
インソールや五本指ソックスの中には、足裏のアーチをサポートする機能があるものがあり、足裏の安定性が増すように作られています。

歩くときの姿勢が整うと、太ももの内側にある内転筋がしっかり使われるようになります。特に、がに股の改善には、五本指ソックスがおすすめです。

がに股の矯正には正しい歩き方をすることが欠かせません。五本指ソックスは、足指が1本ずつ独立して動かしやすいため、歩行時や階段の上り下り、立ったり座ったりといった日常の動作でも安定感が増します。

足指がしっかり使えるようになることで、自然にバランスが整い、がに股になりにくい歩き方を身につけられることが考えられます。靴を履いているときだけ効果を実感できるインソールとは異なり、室内でも履けるのが靴下のメリットです。


がに股になるのはなぜ?治し方とともに知っておきたい知識

がに股になるのはなぜ?治し方とともに知っておきたい知識

がに股の治し方を実践していくためにも、そもそも、なぜ「がに股」になってしまうのかを知っておくことは大切です。

がに股の原因には、以下の3つが考えられます。

  • 内転筋の筋力不足
  • 姿勢や歩き方の癖
  • 扁平足

それぞれ、詳しく解説します。


内転筋の筋力不足

がに股になる原因の1つに、内転筋の筋力不足があります。内転筋は股関節の内側から膝の内側にかけて伸びる筋肉で、足を内側に閉じる作用があります。

内転筋が弱まると内ももをしっかり閉じられないため、股関節が外側に開いてしまいます。股関節が開くと、がに股の姿勢になってしまうのです。

股関節が外に開くと、歩くときに重心が足の外側に偏るため、靴底の外側だけがすり減っていくことも少なくありません。靴底の減り方を確認することで、自身ががに股であるかの判断材料にもなるでしょう。

靴底を見てみると、正しい歩行ができていればかかと部分の外側が軽く削れる程度ですが、がに股歩きだと、かかとだけでなく、靴全体の外側が削れやすいです。


姿勢や歩き方の癖

姿勢や歩き方の癖がよくないと、がに股になることがあります。姿勢が悪いと、骨盤が歪んでしまうためです。例えば、猫背になると骨盤が後ろに傾くため、股関節は外側に開き、がに股になってしまいます。

骨盤が後ろに傾くと、下腹が前に出たり肩こりの原因になる可能性もあるため要注意です。また、姿勢が悪いと歩き方が悪くなり、がに股が定着してしまいます。まずは、姿勢を正すことが改善の第一歩です。


扁平足

がに股の原因のひとつには、扁平足になっていることも挙げられます。扁平足とは、足裏のアーチが崩れ、足が平らになった状態を指します。

歩行時や走行時の地面や床からの衝撃を吸収する役割を果たしているのが、足裏のアーチです。しかし、加齢や歩行の癖、遺伝的な要因などで扁平足になると、足裏全体で衝撃を受け止められなくなり、重心が外側に偏ってしまうことがあります。

重心の位置がずれると、歩くたびに股関節が外側に開き、がに股になってしまいます。また、扁平足を放置していると外反母趾など他の足のトラブルを引き起こすことも少なくありません。扁平足を改善するためにも、足裏の筋力トレーニングをおすすめします。

関連記事:扁平足ってどんな足?靴下選びに役に立つチェック方法や改善策を解説


がに股を放置することのリスク

がに股を放置することのリスク

がに股を放置することのリスクは、見た目の問題だけではありません。がに股の状態で歩いていると、足や腰に悪影響を与えることがあります。

歩くときにつま先と膝が外側に向くことで、体重のかかり方が不自然になり、股関節や膝に過度な負荷がかかってしまうためです。がに股で長い間歩き続けていると、関節の不調や痛みが出ることもあるでしょう。

また、何の対策もしないままでいると膝関節の変形や関節炎などの深刻な問題に発展することもあるため、放置は危険です。健康的な生活を維持するためにも、早めに矯正を行いましょう。


まとめ

がに股を放置することのリスク

がに股の改善には、毎日のセルフケアが効果的です。姿勢や歩き方の見直し、内転筋を鍛えるエクササイズ、インソールや五本指ソックスの活用など、どれも手軽に取り入れられるケアです。

改善策を取り入れることで、足の負担軽減や見た目の変化を感じられるはずですよ。正しい歩き方を身につけるためには、ケアソクの五本指ソックス〈ととのえる〉もおすすめです。足指を本来の形に配置し、かかとのハニカムクッションが歩行時の衝撃を緩和します。ぜひ、ご自身の足のケアのために〈ととのえる〉を試してみてください。

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土踏まずがつる原因は?毎日できる簡単な治し方

土踏まずがつる原因は?毎日できる簡単な治し方

土踏まずがつってしまい、急な痛みで動けなくなった経験はありませんか。頻繁に土踏まずがつると、仕事や家事など日常生活に支障が出てしまいます。

実は、土踏まずがつるのには、筋肉の疲労やミネラル不足など、いくつかの要因が関係しています。足裏がつらないようにするには、毎日の生活の中で対策をしていくことが重要です。

そこで本記事では土踏まずがつったときの治し方や原因、予防法について詳しく解説します。


土踏まずがつる!応急処置と治し方

土踏まずがつる!応急処置と治し方

土踏まずがつったときの応急処置として、まず体の力を抜き、筋肉の緊張を和らげましょう。

座ったまま膝を伸ばし、つった足のつま先を掴んでゆっくりと手前に引きます。一気に伸ばすと筋肉が傷つく恐れがあるため、ゆっくりと慎重に伸ばしてください。

次に、足首を曲げたままふくらはぎを伸ばしていきます。余裕があれば、手で脚を優しくマッサージして血流を促しましょう。

足裏に手が届かない場合は、タオルを足に掛けて引っ張ると効果的です。

土踏まずがつる!応急処置と治し方

土踏まずがつるのはなぜ?治し方とともに知っておきたい知識

土踏まずがつる!応急処置と治し方

土踏まずがつる状態が頻繁に起こるときには、原因を理解しておくことが大切です。土踏まずがつる原因には、以下の4つが考えられます。

  • 筋肉の疲労
  • ミネラル不足
  • 扁平足
  • 足の冷え

それぞれ、詳しく解説していきます。

筋肉の疲労

土踏まずがつる原因の1つ目は、筋肉の疲労です。スポーツや仕事、趣味などで足の筋肉を酷使すると、乳酸が蓄積されて筋肉の収縮が調整しずらい状態になります。この状態が続くと、足のつりが発生しやすくなるのです。

筋肉に疲労が溜まっていたり筋肉痛がある場合、筋肉が硬くなり、さらにつりやすい状態になってしまいます。予防するには、筋肉を柔らかくしておくことが大切です。運動中や仕事中はこまめに休息をとり、合間にストレッチをしましょう。


ミネラル不足

土踏まずがつる原因の2つ目は、ミネラル不足です。筋肉が正常に収縮するためには、マグネシウム・カルシウム・ナトリウム・カリウムといったミネラルが欠かせません。

ミネラルが不足すると神経の伝達が滞り、筋収縮を調整する機能が低下してしまいます。
また、運動すると汗が出て水分とミネラルが失われ、土踏まずがつりやすくなります。スポーツの前や就寝前には、水分補給を心がけ、日頃の食事でもバランスよく栄養を意識して摂取するようにしましょう。

土踏まずがつるのはなぜ?治し方とともに知っておきたい知識


扁平足

土踏まずがつる原因の3つ目は、扁平足です。扁平足とは、足の裏にある土踏まずのアーチが平らになっている状態のことを指します。

私たち人間の足には足裏のアーチがあり、衝撃を分散して足にかかる負荷を軽減させています。しかし、扁平足になると足裏のクッション機能が低下して、土踏まずに痛みや疲労が生じやすくなってしまうのです。

扁平足になるのは、足の筋力低下や合わない靴のせいで、歩行時にしっかり指で蹴り出せないことなどが原因と言われます。また、運動不足や加齢によって足の筋力が弱くなると、土踏まずのアーチが崩れることもあります。足のアーチを取り戻すには、生活習慣の改善や足に合った靴を選ぶことが大切です。

関連記事:扁平足ってどんな足?靴下選びに役に立つチェック方法や改善策を解説


足の冷え

土踏まずがつる原因の4つ目は、足の冷えです。足が冷えると、筋肉の収縮に必要なミネラルや栄養素が筋肉に届きにくくなるためです。

例えば、プールで泳いだ後に土踏まずがつる経験をしたことがある方も多いでしょう。これは、水温が低いことで足の血行が悪くなることが原因です。

また、デスクワークや立ち仕事が続くと、血流が悪化して足裏がつることも少なくありません。足の冷えを改善する方法を取り入れましょう。


土踏まずがつるのを防ぐ!治し方4つ

土踏まずがつる!応急処置と治し方

土踏まずがつるのを治す方法には、以下の4つがあります。

  • 水分補給をする
  • ミネラルの補給を心がける
  • ストレッチやマッサージをする
  • 足の冷えを防ぐ

それぞれ、詳しく解説します。


水分補給をする

土踏まずがつるのを防ぐには、水分補給が欠かせません。汗をかくと体内の水分やミネラルが不足しやすくなることで、つることがあります。

運動中に足がつりやすい方は、スポーツドリンクなどで水分とミネラルを効率よく補給しましょう。加えて、睡眠中の足のつりを予防するためには、就寝前に適量の水分を摂ることが効果的です。

そして、寝ている間も想像以上に汗をかいているものです。水を飲みすぎると夜中にトイレで目が覚めることがあるため、コップ1杯程度が適量です。

また、アルコールやカフェインを含む飲み物には、利尿作用があります。体内の水分が減ると脱水のリスクが高まるため、お酒を飲む際には水分もあわせて摂ることをおすすめします。


ミネラルの補給を心がける

足のつりを防ぐためには、ミネラルを意識した食生活が重要です。栄養バランスを考慮し、さまざまなミネラルを摂るように心がけましょう。

ミネラルを豊富に含む食材には以下のようなものがあります。

  • マグネシウム:ナッツ類、あおさ、ワカメ、ひじきなどの海藻類
  • カルシウム:チーズ、豆腐、牛乳
  • カリウム:アボカド、納豆、さつまいも、バナナ、キウイ、ほうれん草

1日3食でさまざまな食材を食べると、効率よくミネラルを補給できますよ。

ストレッチやマッサージをする

土踏まずがつる!応急処置と治し方

土踏まずがつるのを予防するためには、日頃からストレッチやマッサージをして筋肉を柔軟に保つことが効果的です。足裏の筋力を鍛えると、足のアーチが支えられ、扁平足の予防にもつながります。

ここでは、足裏の筋力アップに向くストレッチとマッサージを、3つ紹介します。

タオルギャザー

まずは、土踏まずを鍛えるエクササイズ、タオルギャザーを紹介します。自宅で簡単にできるため、ぜひ試してみてください。

【タオルギャザー】

  1. 床にタオルを縦に広げて置き、椅子に腰掛けて足を乗せます。
  2. 足の指を使い、タオルを少しずつ手前に引き寄せます。
  3. 2の動作を、3回繰り返します。

ポイントは、かかとでタオルを押さえながら、足指でしっかりとたぐり寄せることです。体が温まっているお風呂上がりに、ぜひ行ってみてください。

土踏まずがつる!応急処置と治し方

足指の持ち上げトレーニング

土踏まずのつりや扁平足を防ぐためには、足裏の筋肉を鍛えることが大切です。足裏のアーチがしっかり形成されて、歩行の安定にもつながります。

ここでは、簡単にできる足指トレーニングをご紹介します。


カーフレイズ

土踏まずのつりや扁平足の予防には、簡単にできる「かかと上げ運動(カーフレイズ)」がおすすめです。

【かかと上げ運動】

  1. 立った状態で、かかとをゆっくり持ち上げます。
  2. かかとをゆっくりと下ろします。

足指の付け根を意識しながら、かかとを上げ下げするのがポイントです。習慣化するために、例えば歯磨き中に行うというようにタイミングを決めると良いでしょう。バランスがうまくとれない場合は、何かに軽くつかまりながら行いましょう。

1セット15回を目安に、1日3セット、週2~3回行うのが理想です。慣れてきたら、ペットボトルを持って負荷をかけたり、台の上でかかとを下げながら行うと、より効果的に筋力を鍛えられますよ。

土踏まずがつるのを防ぐ!治し方4つ


足の冷えを防ぐ

土踏まずのつりを防ぐためには、足元の冷えを防ぎ血行を促すことが大切です。お風呂で体をしっかり温めた後、足の温度が下がらないように靴下などで保温を心がけましょう。

就寝時には、靴下をレッグウォーマーに履き替えて、夜中も足を冷やさないように工夫するとさらに効果的です。靴下のままだと指先に汗をかいたときにそれが冷えて汗冷えにつながるためです。


まとめ

土踏まずがつる!応急処置と治し方

土踏まずがつる原因として、筋肉の疲労やミネラル不足、冷え、扁平足などが挙げられます。予防や改善には、足を温めて血行を促進することや、足裏を鍛えるエクササイズが効果的です。

本記事で紹介したトレーニングやエクササイズを毎日の習慣に取り入れると、足の筋肉を強化でき、つりにくい状態につながります。また、水分とミネラルの補給も欠かさないよう意識しましょう。


入浴後から寝る前まで、靴下を履くのも良い方法です。お風呂から上がって足が温まっている状態で靴下を履くと、保温されて就寝時の冷え対策にも役立ちます。
靴下のなかではケアソクの〈あたためる〉はセーター2着分の糸を使用し、二重パイルの独自構造(特許取得 第5044748号)が冷たい外気を遮断します。足本来の熱を逃さず、おやすみ前の足冷えを防ぎます。ぜひお試しください。

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失敗しないインソールの選び方!目的や種類にあわせて選ぶコツ

失敗しないインソールの選び方!目的や種類にあわせて選ぶコツ

「インソールはどうやって選べばいい?」
インソールは、さまざまな種類があって選ぶのに迷うという人もいるでしょう。インソールは、自分の目的にあったものを選ばないと期待通りの効果が得られないことも少なくありません。

足の負担を軽減する、痛みや疲れを緩和するといった具体的な目的を果たすには、インソールの選び方が重要です。そこでこの記事では、インソールの選び方について詳しく解説します。

インソールはなぜ使用するの?選び方を知る前の知識

インソールはなぜ使用するの?選び方を知る前の知識

インソールは歩行時の衝撃を吸収し、足への負担を軽くします。特に、土踏まずのアーチをサポートするタイプは、長時間の立ち仕事や歩行による疲労を軽減するのに効果的です。

また、インソールを使用すると正しい姿勢を保ちやすくなるため、腰痛や膝の痛みを予防することにもつながります。そして、種類によっては足裏への刺激により血行を促進し、冷え性やむくみの改善に役立つといったこともあるでしょう。

インソールを選ぶときには、足の形に合うことも重要ですが、使用する目的や靴の種類にあわせて選ぶ方法もあります。スニーカーやパンプス、革靴など、靴の種類によっても選ぶべきインソールは異なります。次の項からは、インソールの選び方を詳しく解説します。


インソールの選び方1.目的にあわせて選ぶ

インソールの選び方1.目的にあわせて選ぶ

インソールを選ぶときには、目的にあわせて選ぶ方法があります。インソールを使用する主な目的には、以下の6つがあります。

  • サイズを調整したい
  • 痛みを軽減させたい
  • 外反母趾や内反小趾の症状がある
  • 臭いやムレが気になる
  • クッション性を上げたい
  • スポーツでのパフォーマンスを向上させたい

それぞれについて、詳しく解説します。

サイズを調整したい

購入した靴が大きすぎた場合には、インソールを使うことで、足と靴の間の隙間が埋まり、よりフィット感が増して歩きやすくなります。

靴の中で足がずれにくくなるため、足の負担も軽減されて疲れにくくなる効果も見込めます。インソールは、スニーカーだけでなく、革靴、ブーツ、パンプス用などさまざまな種類があるため、種類にあった製品を選びましょう。

痛みを軽減させたい

足の痛みを軽減させたい方は、インソールの機能性に注目することが大切です。足底筋膜炎など、足のトラブルが原因で痛みを感じている人は少なくありません。症状を緩和するためには、衝撃吸収性が高いインソールや、土踏まずをしっかりサポートするタイプを選ぶのがおすすめです。

インソールを使うと、足裏への負担が軽くなるため、痛みを軽減する効果が見込めます。また、足のアーチを正しい形で支えることで、姿勢の改善にもつながります。歩くときの膝や腰の痛みの負担軽減にも役立つでしょう。

外反母趾や内反小趾の症状がある

外反母趾や内反小趾の痛みを軽減したい場合は、横アーチをサポートするインソールがおすすめです。外反母趾や内反小趾になると、足の親指や小指が曲がり、靴で圧迫されて痛むことも少なくありません。

外反母趾や内反小趾は、長時間の立ち仕事で悪化することもあるため、インソールを選ぶときには、足の横アーチをしっかりと支える機能があることが大切です。機能性の高いインソールを使うと足の形が保たれます。

また、クッション性のある素材を選ぶことも大切です。足裏にかかる圧力を分散させ、足指の痛みを和らげられるためです。機能性の高いインソールを選ぶと、歩きやすくなり、足指の負担の軽減も期待できるでしょう。

臭いやムレが気になる

靴の中の臭いやムレが気になる人は、通気性がよく抗菌機能のあるインソールを選ぶことをおすすめします。靴を履いて歩く時間が長い人は、靴の中に湿気がこもりやすいことで悩むことも少なくありません。通気性の高いインソールで靴の中が蒸れにくくなれば、履き心地もよくなるでしょう。

また、足に汗をかくと細菌が繁殖し、臭いの原因になります。通気性の良いインソールは、靴内部の湿気を逃がしやすく、ムレを軽減するのに効果的です。また、抗菌・防臭加工が施されたインソールであれば、臭いの発生を防ぐことにもつながります。

クッション性を上げたい

靴底が薄い靴や硬い靴を履いているときには、クッション性を上げる目的でインソールを選ぶこともあります。衝撃吸収性能の高い素材で作られたインソールなども販売されています。

アスファルトの道路やコンクリートなど、硬い床の上を歩くときの、足にかかる負担は思った以上に大きいものです。長時間、硬い面の上を歩くと、足裏や膝、腰に負担がかかります。クッション性の高いインソールを使って、衝撃を吸収して疲れを軽減させましょう。

ゲルやウレタンなど、柔らかい素材のインソールを使うと、衝撃を和らげることができ、歩きやすくなりますよ。

スポーツでのパフォーマンスを向上させたい

スポーツ用には、怪我や痛みの予防としてインソールを使うのも方法の1つです。スポーツ用のインソールを選ぶときに重要なのは、靴との相性です。

インソールが厚すぎると、つま先や足指が圧迫されて足が痛くなることも珍しくありません。そのため、元々入っている中敷きと厚みが近いものを選びましょう。スポーツをする際には、適度な硬さのインソールを選ぶと足元が安定し、怪我の予防に役立ちます。


インソールの選び方2.靴の種類にあわせる

インソールの選び方2.靴の種類にあわせる

インソールを選ぶときには、靴の種類にあわせるという方法もあります。ここでは、以下の4つの靴の種類にあわせて、インソールの選び方を解説します。

  • スニーカーの場合
  • 革靴の場合
  • ブーツの場合
  • ヒール・パンプスの場合

それぞれ、詳しく解説します。

スニーカーの場合

スニーカーは、革靴やブーツと比べて柔らかい素材で作られています。しかし、長時間のウォーキングやスポーツで足に負担がかかると、足裏が痛くなってしまうことがあります。そのため、インソールを選ぶときには、衝撃を吸収する機能が高いものをおすすめします。

また、ランニングなどアクティブなシーンで使用する場合は、靴の中でインソールがズレないように、滑り止め機能があるとよいでしょう。素材は、EVAやポリウレタンのような軽量でクッション性が高いものがおすすめです。柔軟性がありながらもしっかりとしたサポート力があるためです。目的に合ったインソールを選んで、スニーカーの履き心地をよくしましょう。

革靴の場合

革靴用のインソールは、長時間履いたときの足の疲れを軽減するため、クッション性の高いものを選びましょう。革靴はフォーマルなシーンやビジネスシーンで使用されることが多いため、快適さと同時に見た目がよいものを選ぶことも大切です。

例えば、本革や羊革(シープレザー)などの自然素材のインソールを選ぶのも方法の1つです。天然素材は通気性が良く、足へのフィット感が優れているため、長時間履いても蒸れにくく多くの人に選ばれています。

また、自然素材のインソールは吸湿性もあるため、足のムレや臭いを防ぐ効果も期待できます。革靴を快適に履き続けるために、厚みのあるインソールを選びましょう。

ブーツの場合

ブーツ用のインソールを選ぶ際には、防臭機能が付いたものを選ぶのがポイントです。ブーツは寒い季節に履くことが多いため、足を暖かく保ちながら歩きやすいインソールを選ぶことをおすすめします。

また、足のムレを防ぐためにも、通気性のある素材がおすすめです。長時間履いても心地よく履けるインソールを選びましょう。

ヒール・パンプスの場合

ヒールやパンプス用のインソールを選ぶときには、クッション性や滑り止め機能、安定性が重要なポイントです。ヒールやパンプスはつま先部分が狭くなっているため、つま先部分のないハーフインソールもおすすめです。

例えば、柔らかく衝撃吸収性に優れたシリコンやゲル素材のインソールであれば、歩行時の足裏への衝撃が緩和され、長時間履いても疲れにくくなります。

また、滑り止め機能が付いているインソールであれば、パンプスやヒールの中で足がずれにくく、足元が安定します。また、かかと部分のクッションがしっかりしているインソールは、足裏にかかる衝撃が分散され、靴全体のフィット感が向上するでしょう。


インソールを選ぶときの注意点

インソールを選ぶときの注意点には、以下の2つがあります。

  • 靴のサイズにあったものを選ぶ
  • 足の形にあったものを選ぶ

それぞれ、詳しく解説します。

靴のサイズにあったものを選ぶ

インソールを選ぶときには、靴のサイズに合ったものを選びましょう。インソールが靴のサイズに合っていないと、かかとが浮いたり、つま先が当たって痛みを引き起こしてしまいます。そのため、インソールが靴の中でしっかりフィットし、足全体をサポートできるものを選びましょう。

特に、足長(足の長さ)と足幅(足の幅)が合っているか確認することが大切です。足長に合っていないと、つま先部分が圧迫され、歩きづらくなってしまいます。また、足幅が合わないインソールを履くと、靴の中で足が窮屈になったり、逆にずれてしまったりして、安定した歩行が保たれません。

インソールを使ったほうが足が痛くなるといった失敗が起こらないよう、正しいサイズのインソールを選びましょう。

足の形にあったものを選ぶ

インソールを選ぶときには、足の形に合ったものを選ぶことが大切です。足の形は、人それぞれ違います。

例えば、足のアーチにあったインソールを選ぶと、足にかかる負担を軽減できます。扁平足の人は、アーチをサポートするインソールを使うことで、足裏の痛みや疲れを防ぐのに効果的です。一方、ハイアーチの人は、ハイアーチ用のアーチに高さがあり、クッション性が高いインソールを選びましょう。

また、足の形状や甲の高さも考慮する必要があります。甲高の人は、インソールが圧迫しすぎないよう、柔軟性のあるものを選ぶのがおすすめです。逆に甲が低い人は、適度なフィット感を得るために、足全体をしっかり支えるインソールが役立ちます。足の形状やアーチの高さに合ったインソールを選ぶと、足の疲れも軽減されますよ。


まとめ

失敗しないインソールの選び方!目的や種類にあわせて選ぶコツ

インソールは、目的や靴の種類にあったものを選ぶと歩きやすくなります。足のトラブルを軽減するためにもサイズや形にあったものを選びましょう。また、足裏のアーチをサポートするには、機能性の高い五本指靴下も役立ちます。インソールは靴を履く環境でしか使えないため、屋内でも足をサポートすることができます。

靴下なら室内でも履き続けられてアーチをサポートする効果が得られます。科学的エビデンスのある靴下、ケアソクの五本指靴下〈ととのえる〉、あわせてスポーツにおすすめの〈ととのえる スポーツ〉は、足の健康が気になる方にぜひ試していただきたい靴下です。

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足首の歪みの治し方!セルフチェクと予防法も紹介

足首の歪みの治し方!セルフチェクと予防法も紹介

「普段、歩いているだけで転ぶことがある。足首が歪んでいる気がするけど、治す方法はある?」
足首の痛みや違和感を感じることはありませんか。実は、足首の歪みが原因で、膝や腰、さらには全身に影響を及ぼすことがあります。日常生活で無意識にしている姿勢や歩き方のクセが、少しずつ足首に負担をかけてしまうのです。

そこで本記事では、簡単にできるセルフチェック方法や、足首の歪みを予防・改善するための対策をご紹介します。ご自身の足首の状態を知り、トラブルを未然に防ぎたい方はぜひご覧ください。


足首の歪みとは?治し方を知る前の知識

足首の歪みは、足首の奥にある小さな骨「距骨(きょこつ)」の傾きが原因で起こります。距骨とは、内くるぶしと外くるぶしの間にあり、全身の体重を支える重要な役割を果たしている骨のことです。

足首の歪みとは?治し方を知る前の知識

立ちっぱなしや座りっぱなしなど同じ姿勢が連続することや、激しい運動、足にあわない靴を履いているなどが原因で足に負担がかかると、距骨が歪んでしまうことがあります。また、年齢を重ねるにつれて体の柔軟性が低下し、筋肉が衰えることも歪みの原因であることがわかっています。

距骨が傾いて足首が歪むと、骨盤や背骨が不自然な位置でバランスを取ろうとし、腰痛や肩こりなどの不調を引き起こすことも少なくありません。足首の歪みに気づいたら、早めに対処することが大切です。


足首の歪みの4タイプ

足首の歪みのタイプには、距骨の傾く方向によって以下の4つに分けられます。

  • 内側に傾いている
  • 外側に傾いている
  • 前に傾いている
  • 後ろに傾いている

それぞれ、詳しく解説します。

内側に傾いている

足首の歪みの1つに足首が内側に傾いているタイプがあります。足の内側のアーチが崩れ、足首が内側に倒れ込んでいる状態です。足首が内側に傾いている人は、距骨が内側に傾き、重心が足の内側にかかっているという特徴があります。

歩行時や運動時に膝や太ももの内側に負担がかかり、X脚になっていることもあります。長期化すると、足の痛みや膝痛・腰痛・姿勢の悪化につながることも少なくありません。また、外反母趾や巻き爪などの症状が現れることもあります。

適切なケアやインソールの使用で症状を和らげ、姿勢の改善を図ることが大切です。

外側に傾いている

足首が外側に傾いているタイプは、距骨が外側に傾き、重心が足の外側にかかっています。O脚になりやすく、内反小趾なりやすいのが特徴です。

外側に重心があるため、膝や股関節、腰に負担がかかっています。運動をするときに、ももの外側やそとくるぶしの痛みが現れることが考えられます。O脚の状態が長く続くと膝の内側にストレスがかかり、痛みの原因となるため、早めのケアが重要です。

前に傾いている

足首が前に傾いている人は、距骨が前方に傾くことで重心がつま先側にかかっている状態です。ヒールを履く女性や、つま先に重心がかかるスポーツをしているアスリートに多く見られるタイプです。

足首が曲げづらく、前屈動作をするときにも痛みを感じることがあります。重心が前方に傾くため、膝が後ろに反り、足裏からふくらはぎ、ももの裏にかけて筋肉が硬くなっていることも少なくありません。

アキレス腱炎や足底筋膜炎、かかとの痛みなどが生じることがあります。適切なストレッチやケアをしていく必要があるでしょう。

後ろに傾いている

足首が後に傾いているタイプは、距骨が後方に傾いて重心がかかと側にかかっている状態です。筋力が低下した高齢者や女性に多く見られ、反り腰や膝が曲がることもあります。

かかとに重心がかかるため、足の甲から前すね、前ももにかけて筋肉が硬くなりやすく、足首を伸ばすときに痛みが出ることもあります。

膝の痛みにつながることもあるため、適切なケアをする必要があります。


足首の歪みのチェック方法

足首の不安定性を感じる方は、足首がゆがんでいる可能性があります。歪みの程度や方向に関しては評価にコツがいるため、痛みがある場合には整形外科など専門医を受診し、体の歪みが気になるときには接骨院・整骨院などで判断してもらいましょう。

足首の歪みとは?治し方を知る前の知識


足首の歪みの改善方法

足首の歪みを改善するには、以下3つの方法があります。

  • 足首と足指の筋肉をほぐす
  • インソールを使う
  • 靴下を変える

それぞれ、詳しく解説します。

足首と足指の筋肉をほぐす

足首の歪みを改善するには、足の筋肉をほぐすことが効果的です。足首周りの筋肉や関節が柔らかくなり、歪みの原因を取り除くことができます。

ここでは、以下3つのエクササイズを紹介します。

  • 足裏をほぐす
  • 足首を回すストレッチ
  • かかとの上げ下げ運動

足裏をほぐす

足首のゆがみが気になる人は足裏の筋肉が硬くなっている場合があります。
まずは足裏を両手でしっかりもみほぐしましょう。

足首の歪みの改善方法

足首を回すストレッチ

足裏の疲れを解消するには、足裏と足首のストレッチを取り入れるのが効果的です。足首の柔軟性を高め、血流を改善する効果が期待できますよ。

  1. 右足を左の太ももに乗せます
  2. 両手で足の指を1本ずつ前後に開きます
  3. 左右にも指を開いてストレッチします
  4. 足裏を軽く握り拳でトントンと叩きましょう
  5. 片手の指を足の指の間に入れ、手と足を握手するように組んでください
  6. そのまま足首を大きく20回まわします
  7. 反対方向にも20回まわしましょう

足首のストレッチをすると、足裏や足首周りの筋肉がほぐれます。運動前などに行うのもおすすめです。時間がないときには、足首を回すだけでも効果がありますので、ぜひ試してみてください。

足首の歪みとは?治し方を知る前の知識

かかとの上げ下げ運動

かかとの上下運動をすると、足裏やふくらはぎの筋肉が強化されます。足元が安定し、転びにくくなる効果も期待できますよ。

【かかとの上下運動の方法】

  1. 足を肩幅に開いて立ちます
  2. ゆっくりとした動作で、かかとを上げ下げしましょう
  3. これを20回繰り返します

かかとを上げるときには、足指の付け根を意識してしっかり曲げることがポイントです。この運動を習慣化すると、足裏の筋力が向上します。バランスが不安定になってしまう人は、壁や椅子などに軽く手を添えながら行いましょう。

インソールを使う

足首の歪みを改善する方法には、インソールを使う方法もあります。市販のインソールは、O脚などの歪みを完全に矯正できるものではありませんが、歩行時の重心の位置を修正することで膝にかかる負担や痛みを軽減する効果が期待できます。

外側重心でO脚になりやすいの場合は、インソールの外側が高くなっている専用のインソールを用いることで、外側重心が改善し、足首や膝にかかる負担を軽減することにもつながり、不快な症状を軽減する効果が期待できますよ。

靴下を変える

足首の歪みを改善する方法として、靴下を見直すことも効果的です。特におすすめなのは、足裏の横アーチサポート機能がついた機能性の高い五本指靴下です。

足裏のアーチをしっかり支えることで、重心バランスが整いやすくなり、足首の歪みを軽減できます。また、五本指タイプの靴下は、指がしっかり分かれているため足指が動かしやすく、足裏の筋肉を使うことでアーチ機能が改善し、歪みにも効果的です。靴下は室内でも手軽に使用できるため、靴を履くよりも長時間履き続けられるのも魅力です。


まとめ

まとめ

足首の歪みは、放置しておくと全身にさまざまな影響を及ぼす可能性があるため、早めに改善策を取り入れることをおすすめします。本記事で紹介したストレッチ、インソールの使用など、予防や改善に効果的な方法をぜひ試してみてください。

また、毎日のちょっとしたケアが、足のトラブルを防ぐための第一歩です。毎日履く靴下には、アーチサポート機能を備えた五本指ソックス〈ととのえる〉を選んでみてはいかがでしょうか。室内でも履ける靴下とともに、足元から健康を目指していきましょう。


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たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ!疲れとむくみの解消法

たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ!疲れとむくみの解消法

「たくさん歩いた日には足が痛くなる」「対処法はないの?事前に予防する方法は?」
普段よりも長い距離を歩くと、足の疲労や足の痛み、だるさを感じたり、むくんで靴がきつく感じたりした経験はありませんか。旅行先やレジャーの予定があるときなどは、足の疲れを次の日に持ち越したくないですよね。

足の疲れやむくみは、放置せずに早めに解消することが大切です。本記事では、たくさん歩いた日の足の疲れやむくみを解消するための、5つの方法をご紹介します。

すぐに実践できる内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。


たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ

たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ

たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法には、以下の5つがあります。

  • ふくらはぎのストレッチをする
  • 疲れをリセット!足部のマッサージ
  • お風呂で足を温める
  • 足を高くして寝る
  • 足首ウォーマーを使って冷やさない

それぞれについて、詳しく解説します。

ふくらはぎのストレッチをする

長時間歩いた日には、ふくらはぎのストレッチがおすすめです。ふくらはぎの筋肉は、かかとの骨を通じて足裏の足底筋膜とつながっているため、ふくらはぎと足底筋膜を同時にほぐし、疲労を軽減することができます。ここでは、ふくらはぎのストレッチ方法を紹介します。

【ふくらはぎのストレッチ方法】

  1. 両足を肩幅に開き、壁や椅子に手をついて体を支えます
  2. 片方の足を後方に一歩引き、前に残した足の膝を軽く曲げましょう
  3. 後ろに引いた足のふくらはぎを、ゆっくりと伸ばしてください
  4. この状態を20~30秒間キープしましょう
  5. 足を入れ替えて、合計3セット繰り返してください

ふくらはぎは、第二の心臓とも呼ばれ、下半身に滞った血液を心臓に送り返す重要な役割を担う筋肉です。ふくらはぎのストレッチは、足全体の血流を促進することにもつながりますよ。

たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ!疲れとむくみの解消法

疲れをリセット!足部のマッサージ

たくさん歩いて疲れた日にはお風呂上りなどに丁寧にマッサージすると良いでしょう。
おすすめのマッサージを2つ紹介します。

まずは足首のストレッチ「足首回し」です。

【足裏と足首のストレッチ】

  1. 右足を左足の太ももあたりに乗せる
  2. 足指を分けるように1本ずつ前後に開く
  3. 足指を1本ずつ左右によく広げる
  4. 足裏をグーでトントンとたたく
  5. 右手で右足首をしっかりとつかんで支え、左手の指を右足の指の間の奥まで入れる
  6. 足首から大きくまわす

片足20回ずつ行いましょう。足指が固くなっていると、最初は難しく感じるかもしれません。続けていくうちに、柔軟性が高まり回しやすくなるでしょう。

ストレッチを行い積極的に足裏を広げることで、足の指、1本1本の感覚が研ぎ澄まされていきます。足指や足首が伸ばされて心地よいストレッチですから、ぜひ1日1回、行ってみてください。

たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ!疲れとむくみの解消法


2つ目は、ボールを足裏で転がすマッサージです。足裏に圧力をかけ、血行をよくする方法です。
まずは、ゴルフボールやテニスボール、スーパーボールなどの小さめのボール、そして椅子を準備してください。

【足裏の血行をよくする!ボールストレッチ】

  1. 椅子に座り、ボールを床に置く
  2. ボールの上に足を乗せる
  3. 足裏でボールを転がすように、前後に動かす
  4. 左右どちらも行う

ボールが滑りにくくなるように、じゅうたんやカーペットの上で行うとよいでしょう。片足ずつ、2分間ほど続けます。ゆっくりと行うことで、リラクゼーション効果が期待できます。

たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ!疲れとむくみの解消法

お風呂で足を温める

足の疲れが溜まっているときには、ふくらはぎと足の筋肉をほぐすために、お風呂で温めましょう。秋や冬だけでなく、夏でも冷房で足が冷えてしまうことがありますよね。

普段、湯船に浸かる習慣がない人も、シャワーで済ませずにゆっくりと浸かってみてください。40℃くらいの熱すぎないお湯に、15分ほど浸かるのがおすすめです。体を温めることで、リラックス効果も得られますよ。

また、足湯で足を温めてマッサージするのも良い方法です。事前に筋肉をほぐして血行を促進しておくと、セルフケアの効果がさらに高まります。

足を高くして寝る

たくさん歩いて足がむくんでいるときには、足を高くして寝るのが効果的です。むくみは、血液やリンパの流れが滞り、足に体液が溜まることで引き起こされるためです。

枕やクッションを使って足を高くすることで、血液やリンパ液が心臓に戻りやすくなります。ここでは、足を高くして寝る際のポイントをお伝えします。

【足を高くして寝るコツ】

  1. 仰向けの姿勢でリラックスする
  2. 10~15cmほどの高さになる枕やクッションを使う
  3. 膝から足先までを、枕やクッションに乗せる

この状態で、足首を前後にゆっくりストレッチするのもいいですよ。
足のむくみを軽減するために、ぜひ試してみてください。

たくさん歩いた日で足が痛いときの対処法5つ!疲れとむくみの解消法


足首ウォーマーを使ってあたためる

たくさん歩いて足が痛むときには、足首を冷やさないように足首ウォーマーを使うのも効果的です。足首ウォーマーとは、足首を温めるもので、レッグウォーマーとも呼ばれます。(長さがいろいろある)血行が良くなり、筋肉の疲労回復を早める効果が期待できますよ。

また、足首が温まると、筋肉がリラックスして痛みも和らげることができます。さらに、リンパの流れが改善されて、むくみの予防にもつながります。疲れや痛みの軽減に役立つ、足首ウォーマーをぜひ使ってみてください。


たくさん歩いた日に足が痛くなる原因

たくさん歩いた日に足が痛くなる原因

長時間歩くと、いつも足が痛くなってしまうのはなぜなのでしょうか。足が痛くなる原因には、主に以下の2つがあります。

  • 疲労が蓄積している
  • 血行不良を起こしている

それぞれ、詳しく解説します。

疲労が蓄積している

たくさん歩いた日に足が痛くなる原因の1つは、筋肉に疲労が蓄積することです。特に、長時間の歩行や慣れない運動をすると、ふくらはぎなどの筋肉に疲れが溜まってしまいます。

長距離や階段・坂道などを歩いた後には、筋肉が炎症を起こし、筋肉痛になることもあるでしょう。そして、筋肉が過度に収縮するため、足がつる、いわゆるこむら返りになる人もいます。筋肉痛やこむら返りは、足に疲れが溜まっている証拠です。

血行不良を起こしている

たくさん歩いた日に足が痛くなる原因の1つに、血行不良があります。筋肉に疲労が蓄積すると、硬くなった筋肉が血管を圧迫して、血流が滞ってしまいます。血行不良が原因で、ふくらはぎが痛んだり、だるくなった経験がある人もいるでしょう。血流を促すために、温めたりストレッチすることをおすすめします。


たくさん歩いた日に足が痛くなりやすい人の特徴

たくさん歩いた日に足が痛くなる原因

たくさん歩いた日に足が痛くなりやすい人の特徴には、以下の4つがあります。

  • 運動不足になっている
  • 体が冷えやすい
  • 足のアーチが崩れている
  • 足の筋力が衰えている

それぞれ、詳しく解説します。

運動不足になっている

運動不足の人は、たくさん歩いた日に足が痛くなることがあります。普段から運動をしていないと、ふくらはぎの筋肉が硬くなってしまうためです。運動不足になっていると、血液の循環が悪くなり、酸素や栄養分が筋肉に十分に供給されなくなってしまいます。

そのため、ふくらはぎに疲労感やだるさを感じやすくなり、痛みが生じやすくなるのです。予防するには、毎日の生活の中で、足の曲げ伸ばしやウォーキングなど、足を動かす運動を取り入れましょう。

体が冷えやすい

たくさん歩いた日に足が痛くなりやすい人の特徴のひとつに、体が冷えやすいことがあります。末梢の循環が不十分だと、血液が体の隅々まで十分に届かなくなり、冷えを感じやすくなります。

血行不良が起こると、むくみも起こりやすくなります。足の疲れやむくみをとるためにも、体を温めましょう。

足のアーチが崩れている

たくさん歩いた日に足が痛くなりやすい人の特徴として、足のアーチが崩れていることがあります。私たち人間の足は、足裏のアーチで歩行時の地面からの衝撃を緩和させています。アーチが潰れた状態になっている扁平足の人は、歩行時に膝や腰骨盤、肩に負担がかかりやすく、足が疲れてしまいます。

また、足の土踏まずのアーチは、体の重心を支え、正しい姿勢を保つ役割も担っています。アーチが崩れると重心がずれてしまい、姿勢が悪くなることも少なくありません。

立ち姿勢や歩行中の姿勢が崩れると、足に疲労が貯まりやすくなります。足裏のアーチを鍛えるストレッチや筋力トレーニングを行いましょう。

足の筋力が衰えている

たくさん歩いた日に足が痛くなりやすい人の特徴として、足の筋力が衰えていることが挙げられます。ふくらはぎの筋肉は、歩行時に地面を蹴り出す役割をしています。ふくらの筋肉が低下していると、歩幅が狭くなったり、つま先を持ち上げた歩行となりやすく、足のスネが疲れやすくなります。

また、足から心臓に血液を送り返すポンプのような役割を担っています。足の筋肉が少ないと、ふくらはぎのポンプ機能が弱まり、血流が滞りやすくなってしまうのです。

その結果、足が疲れやすく、むくんで疲れてしまう傾向があります。そして、ふくらはぎの筋肉が硬くなると、血液やリンパの流れが悪化して老廃物が溜まりやすくなるため、だるさを感じることも珍しくありません。この場合も、足の筋力を鍛えるトレーニングをおすすめします。


たくさん歩いた日でも足が痛くならないようにする予防法

たくさん歩いた日でも足が痛くならないようにする予防法

たくさん歩いた日でも足が痛くならないようにする予防法には、以下の4つがあります。

  • 歩く前にウォーミングアップをする
  • 足にあった靴を選ぶ
  • 定期的に運動をする
  • 五本指靴下を履く

それぞれ、詳しく解説します。

歩く前にウォーミングアップをする

たくさん歩いた日に足が痛くならないようにするためには、ウォーミングアップを行いましょう。ウォーキング自体も軽い運動ですが、歩く前に体をしっかりとほぐしておくことで、筋肉が柔らかくなり、怪我のリスクも減らせます。

歩く前のウォーミングアップとしては、最初の5分間程度、少しゆっくりとしたペースで歩きましょう。また、ストレッチを取り入れて体をほぐすことも大切です。

ストレッチをすると血流が良くなり、足の負担が軽減されます。ウォーキング後には、クールダウンも取り入れるのも有効です。ふくらはぎ・太ももの前と後ろ・腰など、運動で特に使った部位をゆっくりと伸ばし、30秒ほどキープしましょう。

足にあった靴を選ぶ

たくさん歩いた日に足が痛くならないためには、自分の足に合った靴を選ぶことが非常に重要です。足にフィットしていない靴を履いていると、歩行中に足に余分な負担がかかり、足に疲労が蓄積してしまいます。

また、靴擦れやタコ、外反母趾などのトラブルを引き起こす原因になることも珍しくありません。靴選びでは、まずサイズが適切かどうかを確認することが大切です。靴のサイズが合わないと、足が前後に動きやすくなり、摩擦が起きて足を痛めてしまいます。
靴は、足の形に合ったものを選ぶことも重要です。例えば、アーチサポートのある靴は、土踏まずをしっかり支えてくれるため、長時間歩いても足の負担を軽減します。さらに、足元を安定させるためにも、靴紐やベルトで、甲の部分をしっかり支えるようにしましょう。

定期的に運動をする

たくさん歩いた日に足が痛くならないようにするためには、日頃から定期的に運動をすることが効果的です。毎日こまめに歩いて、ふくらはぎの筋肉を動かしておきましょう。

歩く際は、歩幅を大きく、速めのペースで歩くと筋力が向上し、足が疲れにくくなります。また、普段から、立ちっぱなしや座りっぱなしの状態を避けることも大切です。

デスクワークや立ち仕事の合間に、ふくらはぎを伸ばしたり縮めたりする運動を取り入れましょう。気づいたときに行うだけでも効果がありますよ。

五本指靴下を履く

たくさん歩いた日に足が痛くならないようにする予防法として、五本指靴下を履くのも効果的です。五本指靴下は、足指が1本1本分かれているため、足指を自由に動かしやすく、歩行時にしっかりと地面を掴むことができます。

また、五本指靴下は、足が冷えやすい人にもおすすめです。足が冷える原因の1つは汗が冷えることですが、五本指靴下は足指の間に生地があるため、汗を吸収しやすく、冷えを防ぎます。血行促進やむくみの解消にもつながり、足の疲れを軽減する効果が期待できるでしょう。


まとめ

たくさん歩いた日でも足が痛くならないようにする予防法

たくさん歩いた日に足が痛くなったとしても、適切な対処法を取り入れることで、痛みやむくみを軽減できます。本記事で紹介した5つの方法は、どれも簡単に取り入れられるものばかりです。

ストレッチや足に合った靴を選ぶことや、適度な運動を心がけることは、足のトラブルを防ぐことにもつながります。また、足を冷やさず血行を促すためには、日常的なケアも重要です。毎日の足元のケアとして、インナー五本指ソックス〈ととのえる〉を試してみませんか。

歩行時に足指を意識することで、足裏やふくらの筋肉をしっかり使うことができ、むくみや冷えを防ぐ効果が期待できます。足の健康を守るためにも、ケアソクの〈ととのえる〉を、ぜひ履いてみてください。


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