ゴルフスイングが変わる!足の使い方を見直してスコアアップする方法
「ゴルフのスコアを伸ばしたい」「スイングが安定しない」といった悩みを持つことはありませんか。
ゴルフのスコアアップを目指しているけどスコアが低迷している方は、原因のひとつに足の使い方をよく理解していないことが考えられます。足の位置や動きが適切でないと、スイングをしたときにバランスを崩し、ケガをしてしまうこともあるため注意が必要です。
ゴルフのスコアが伸びないのは、フォームの癖だけでなく、筋力不足や柔軟性不足など、さまざまな要因が関係します。そこでこの記事では、ゴルフをする方に見直してほしい、足の使い方や改善方法を解説します。
ゴルフのフォーム改善で悩んでいる人は、この記事を参考に足の使い方を見直してみてください。
ゴルフで足の使い方が重要な理由
ゴルフのスイングは、両足が正しい動きをして軸を安定させることで、上半身の動きが安定し、力強くボールを飛ばせるようになります。逆に上半身の動きが安定しないとスイングの軌道がぶれ、思った通りにボールが飛ばせません。
また、足の使い方が間違っていると、スイングの力強さが失われるだけでなく、ケガの原因にもなります。
たとえば、足の位置が間違っていると、身体の軸がブレて、転倒してしまう可能性があります。正しい足の使い方を覚えることは、ゴルフのスコアを伸ばすとともに、ケガの予防のためにも重要です。
ゴルフで足を効率的に使うためのエクササイズ
ゴルフで足を効率的に使うために、以下の方法を試してみるのもおすすめです。
- 足のストレッチをする
- 普段から足を使う
- 足の筋力トレーニングをする
- 足首やふくらはぎの柔軟性を保つ
- ゴルフシューズを見直す
- 靴下を変える
それぞれの方法をくわしく解説していきます。
足のストレッチをする
ストレッチをすると、足の疲労が軽減され、筋肉の柔軟性が高まります。ゴルフのラウンド前後やトレーニング後にストレッチを取り入れて、パフォーマンス向上を目指しましょう。
手軽に足をストレッチしたい方にぜひ取り入れてほしいのが、「波止場のポーズ」です。太ももからふくらはぎの筋肉を効率よく伸ばすことができますよ。
【波止場のポーズ】
- 椅子に右足を乗せる
- 右膝を直角に曲げ、左足の踵はしっかり床に付ける
- 右足に体重をかけ、左足の太ももからふくらはぎの筋肉を30秒伸ばす
- 足を入れかえ、右足の筋肉も伸ばす
左右それぞれ1回ずつ行うことで、血流の循環が促され、筋肉に柔軟性が生まれます。椅子の代わりに階段や段差で行うこともできるので、ゴルフ場やトレーニングジムでもぜひやってみてください。
普段から足を使う
日常生活で歩くことが少ないという方は、足の筋力が低下している可能性があります。近くへの買い物は歩いていく、駅やショッピングモールでは階段を使うなど、普段から意識して足を使うのがおすすめです。
日常的に歩くことを意識することで、自然と足の筋力が鍛えられます。その結果、身体の軸がブレず、安定したスイングができるようになるでしょう。
ただし、歩くときは姿勢を意識することが重要です。正しい姿勢で歩くことで、効率よく筋力を鍛え、正しいスイング動作につながる近道になります。
足の筋力トレーニングをする
足の裏には、内側と外側の縦アーチ、横アーチの3つのアーチがあります。この3つのアーチは、地面からの衝撃を吸収し、歩行時の安定を保つ役割があります。
足裏の筋力が低下すると、アーチが崩れ、扁平足などの足トラブルを引き起こしやすくなるため注意が必要です。足のアーチを理想の形に保つには、足裏の筋力トレーニングが有効です。ここでは、足の裏を鍛えられるトレーニング、「足指のグーパー運動」の方法を紹介します。
【足指のグーパー運動】
- 足でグーをするように指を曲げる
- 足でパーをするように指を広げる
- グー・パーを20回~30回繰り返す
繰り返し行うことで、足の裏の筋力が鍛えられ、足の裏が疲れにくくなりますよ。
足首やふくらはぎの柔軟性を保つ
足首やふくらはぎの筋肉が硬くなっていると、下半身の負担が大きくなりケガの原因になります。地面の凹凸に対応できず、バランスを崩してしまうこともあるでしょう。
ここでは、足首やふくらはぎの柔軟性を保つ方法として、足首回しとふくらはぎのマッサージを紹介します。
足首回し
歩く機会が少ない方や足首をしっかり使えていない方は、足首の関節や筋肉が硬くなってしまうことがあります。足首の筋肉が硬くなると下半身の負担が大きくなるだけでなく、スイング時の動きが制限されてしまいます。
足首の柔軟性を取り戻すには、足首回しをして筋肉や関節をしっかり動かすのがおすすめです。
【足首回しの手順】
- 片足をもう一方の太ももの上に置く
- 足の指を前後に1本ずつ分けて開く
- 足の指を左右に広げる
- 足の裏を拳で軽く叩く
- 片手で足首をしっかりと支え、もう一方の手の指と足の指を組むように握る
- 足首を円を描くように大きく回す
- 一連の動作を、片足20回ずつ行う
足首を柔軟に保つことで、疲れにくくなり、身体のバランスが取りやすくなりますよ。
ゴルフシューズを見直す
ゴルフはプレイ時間が長く、歩く距離も長いため、足の裏に大きな負担がかかります。靴のサイズが合わなかったり、靴底が硬いシューズを履いていると足の踏み返しが行いずらく、足底腱膜に負担かかり足底筋膜炎などにつながる可能性があるため、靴選びは重要です。
ゴルフシューズは、足の裏の衝撃を和らげられるクッション性の高いものを選ぶのがおすすめです。さらに、足アーチがサポートされるものを選ぶことで、3つのアーチが適切に保たれ、足トラブルやケガを予防できます。
また、長時間靴を履いていると、足が蒸れて不快に思うこともあるでしょう。通気性のいい素材を使った靴を選ぶことで、長時間のプレイも快適にできるようになりますよ。
靴下を変える
靴下も足の快適さを大きく左右します。特にゴルフのプレー中は長時間歩くため、足への負担を軽減する靴下を選ぶことが大切です。
足の負担を軽減させるには、機能的な靴下や5本指ソックスを活用するのがおすすめです。5本指ソックスは、足の指がしっかりと使えるため足の裏の負担を軽減してくれます。足アーチが崩れるのを防ぐアーチサポート機能のある靴下もおすすめです。
まとめ
足の使い方を改善することで、身体の軸が安定し、パワフルで安定感のあるスイングができるようになります。正しい重心の置き方を覚えることで、ゴルフのスコアアップを目指しましょう。
ケアソク〈ととのえる〉は足裏のアーチサポート機能のある靴下です。足アーチサポート構造に加え、運動時に指がしっかり使えるインナー5本指構造となっているため、足指を効率よく使い、バランスの安定に寄与します。
さらに、ハニカムクッションが足裏の負担を軽減するため、運動時のパフォーマンスをサポートしてくれますよ。ぜひ履き心地を体感してください。
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記事監修

北澤 友子(きたざわ ともこ)
理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト
新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。
【学術論文、研究発表】
前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか
著者: 株式会社 山忠
