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2022-04

家の中では靴下を履く?履かない?健康に過ごすためのヒント

家の中では靴下を履く?履かない?健康に過ごすためのヒント

「靴下を履かないほうが健康にいいの?」「家では素足で過ごしたほうがいい?」
このように、家の中で靴下を履くか履かないかで悩む人もいるでしょう。

足指をしっかり使えるようにと考えるならば、家の中では素足で過ごす方が良いのかもしれません。しかし、靴下を履かないと足の冷えがつらいと感じる人も少なくありません。

そこで今回は、家の中で靴下を履くメリット・デメリットを解説します。靴下を履いて過ごす人に向けて、靴下の選び方も紹介していきますので、ぜひご一読ください。


家の中で靴下を履かないメリットは?健康に過ごすために

家の中で靴下を履かないメリットは?健康に過ごすために

1日中外で活動してきた帰宅後は足を解放させたくなる人も多いでしょう。

まずは、家の中で靴下を履かないことのメリットを解説します。

足が蒸れにくく解放感が得られる

家の中で靴下を履かないと、足の解放感を得られることが一番の魅力です。特に夏場は、靴やストッキング・靴下を脱いで足をリラックスさせたいですよね。

素足であれば靴下で足が蒸れることがないため、足の臭いも抑えられるでしょう。

足の負担が軽減される

家の中で靴下を履かずに過ごすと、足の負担が軽減されることもメリットの一つです。

特に、仕事中にビジネスシューズやハイヒールを履いて過ごす人は、日中に足が疲れたと思う人も多いでしょう。また、締め付けの強い靴下や先の丸い靴下、ストッキングの着用でも足指の動きは制限されています。足が疲れてしまうと、靴はもちろん靴下も脱いで早く楽になりたいと思うでしょう。

一日中靴を履いて歩いた足は、想像以上に疲労が溜まった状態です。足を休めるためにも、帰宅後は靴下を脱いで、縮こまった足指を広げましょう。

関連記事:ハイアーチとは?原因と改善方法など靴下選びのコツを解説
関連記事:足が疲れにくい靴下とは?4つの特徴や使えるシーンまで詳しく解説

足の成長に良い

素足で過ごすと、土踏まずが形成されやすくなります。素足は、足裏やつま先の筋肉が自由に動かしやすいためです。

また、足裏の筋肉をよく動かし柔軟性を保つと、扁平足や開張足などの足のトラブルを防ぎやすくなります。

特に幼児期から12才くらいの間は足が年に1cm近く成長する大切な時期。子どもの足の成長には素足がおすすめです。裸足保育を取り入れている保育園も、日本には多く存在しています。

足裏は唯一、立つときに地面や床につく部位です。手で柔らかさや硬さを感じるように、足裏は着地する時に接する部分の情報を得ています。足裏は繊細な感覚受容器としての役割を担っているのです。

素足であればフローリングはツルツル、カーペットはふわふわなど触り心地が分かるもの。あたたかさ、寒さなどの違いも、敏感に足裏で感じ取ることができます。子どもの頃に足裏からいろいろな感覚を得ることは、脳にも良い刺激を与えるでしょう。

足裏の感性を研ぎ澄ませることができ、足裏のバランス機能を高めるためにも、裸足で過ごすことは子供にとって大切です。

子どもの足について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
→参照記事:子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~靴の履き方編~

バランス感覚が養われる

素足で過ごすと安定感が増し、体のバランス感覚が養われます。足の指は、立ったり歩いたりするときのバランスをとる働きをしているため、自由に動かせることは大切です。

足指の動きは、靴下を履いている時よりも素足のほうが活発になります。足裏で体のバランスが取りやすくなるため、姿勢の改善も期待できますよ。姿勢が改善すれば腰や肩への負担も軽減される可能性があります。

家の中で靴下を履くメリット?健康に過ごすために

家の中で靴下を履くメリット?健康に過ごすために

反対に、家の中で靴下を履くメリットはあるのでしょうか。

ここでは、家の中で靴下を履くメリット、つまり素足で過ごす際の注意点を紹介します。

硬い床面による足への負担

靴下を履かないことで足の締め付けから解放され動かしやすくなる一方で、足が保護されていない状態でフローリングなどの硬い床面を歩くことによる負担は考えられます。
長時間、硬い床面に立っていることでアーチが下がったり、歩くときはかかとからの衝撃で足腰に負担がかかりやすくなります。

怪我の危険がある

家の中とはいえ、素足ではゴミやガラス片などが落ちていた場合に怪我をしてしまうと心配する人もいます。足を保護する目的で、家の中では靴下を履く人もいるでしょう。

足の病気が家族内で感染するリスクがある

家の中で靴下を履かずに過ごすと、家族間で例えば水虫(白癬菌)などの足の病気に感染する可能性が高まります。白癬菌に感染した角質が剥がれ落ち、バスマットやフローリング、キッチンマットなどを介して家族の足に触れやすくなるためです。

家族間で共有する箇所が多い家の中で素足で過ごすことは、感染リスクが高まると言えます。

足が冷える

家の中で靴下を履きたくなる人は、冷えに悩んでいる場合も多いでしょう。素足では足が冷えて過ごせないと感じる人も少なくありません。

足が冷えるため秋冬の間だけは靴下を履いているという人はいます。しかし、夏でもエアコンを利用すると想像以上にフローリングは冷えているのです。

足の冷えがつらい人は、無理をせずにルームソックスなどを履いて、積極的に足をあたためましょう。

関連記事:健康に良いレディース靴下はあるの?足のお悩み別の選び方


家の中で履く靴下の選び方!健康的に過ごすためのヒント

家の中で履く靴下の選び方!健康的に過ごすためのヒント

家の中では靴下を履かない方が気持ちいいとわかっていても、衛生面や足の冷えが気になって靴下を履かなければと思う人も多いでしょう。

家の中で靴下を履く場合は、快適性や足の保温・保湿などの目的にあわせて選びましょう。

ここでは、家の中で靴下を履いて過ごしたいと思う人に向けて、おすすめの靴下の選び方を紹介します。

五本指ソックスを選ぶ

家の中で靴下を履きたいけれど足の健康が気になるという人は、五本指ソックスがおすすめです。

五本指ソックスは足指が活発に動かしやすく、床をしっかりと掴みながら歩くことができます。かかとがなく不安定なスリッパを履くよりも五本指ソックスの方がおすすめです。

また、足が蒸れることが気になる人にも五本指ソックスはおすすめです。足の指が一本ずつ包まれている五本指ソックスは、指の間に掻いた汗も吸収しやすいです。

綿やウールなど天然素材を選ぶ

家の中で靴下を履くのを嫌がる人は、足が蒸れる不快感が一番気になるようです。その場合は、シルク(絹)やコットン(綿)、ウール(羊毛)などの天然素材の靴下を選びましょう。

例えば、シルクやウールは、吸湿性・放湿性に優れ、外から水分を吸収しつつも発散するという性質を持ちます。蒸れにくく通気性に優れる天然素材の靴下は、さらりと快適に使用できますよ。

そして、綿素材のソックスは耐久性が高く、汚れてもガシガシ洗えて丈夫です。

保温性のある靴下を選ぶ

床の冷たさがつらいと感じる人は、保温力の高い靴下を選びましょう。家の中では、ゆったりめで足がリラックスできるルームソックスもおすすめです。

冷え性の人が寒さを感じやすいのは足元であるため、冷えによるストレスを軽減できますよ。

一方で、寝ている間は足の放熱を妨げないよう、基本的には素足をおすすめします。
ただし足が冷えて寝付けないということがないように、お風呂上がりから寝るまでの間、足をあたためるために靴下を使いましょう。
また、寝るときの冷え対策には足先が出るレッグウォーマーをおすすめします。

また、ルームソックスは、靴を履くことを前提とした外出用の靴下とは異なり、厚手の生地で作られていることが多いです。履き口のゴムが緩めのルームソックスもあるため、血流を妨げず足を休養させるのにも最適です。

冷え性に悩む人は、保温力の高いルームソックスをぜひ試してみてください。

かかとの保湿に向く靴下を選ぶ

足のかかとが乾燥すると、カーペットやマットなどの布地に引っ掛かったりして、靴下を履きたくなることはありませんか。室内用の靴下には、かかとの保湿を目的とした機能性靴下もあります。

履くだけで簡単にフットケアができるため、足のお手入れに時間がかけられない人にもおすすめです。

保湿用靴下のなかには、かかと部分に保湿シートが内蔵されており、足が本来持つ水分を逃がさない構造をしている靴下もあります。つま先が出ているオープントウのタイプもあるため、指先の蒸れが気になる人も快適に着用できます。


まとめ

素足で足指を広げたり、感覚入力を促すことも大事ですが、硬い床面では足を守るために靴下の着用は有効です。

靴下を選ぶときには足指を動かしやすい五本指ソックスがおすすめです。また、足が冷えてしまう人は、ルームソックスを履いて保温するのも良いでしょう。

家の中で履く靴下は、ご自身の生活スタイルや目的に合わせて選びましょう。足の健康を考える人は五本指ソックス、冷え性の人は足をあたためる靴下、かかとのガサつき対策に向く靴下など、ご自身にあった靴下を見つけてください。

ケアソクには足のお悩みに沿った靴下があります。足の専門家と共同開発し、科学的なエビデンスのある “新しい概念の靴下”もぜひお試しください。


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内反小趾とは?原因や予防策・なってしまった時の改善方法などを解説

内反小趾とは?原因と改善方法などソックス選びのコツを解説

「パンプスに小指が当たって痛い」「小指の付け根が、靴にこすれて痛い」
こんな悩みはありませんか。足のトラブルでは外反母趾がよく知られていますが、小指が曲がる内反小趾で悩んでいる人も少なくありません。

そこで今回は、内反小趾のセルフチェックと改善方法を解説します。ストレッチや靴下の選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


内反小趾とは?症状や外反母趾との違いを解説

内反小趾とは?ソックスを選ぶ前に知っておこう

内反小趾の緩和に向くソックスを選ぶ前に、内反小趾になるとどんな症状が出るのか知っておきましょう。
ここでは、内反小趾の症状や外反母趾との違いを解説します。

内反小趾とは

内反小趾(ないはんしょうし)とは、上から見ると足の小指が「く」の字に曲がり、足指の付け根が外側に突き出る症状です。内反小趾の「小趾」とは、足の小指のことを指します。

小指の曲がった部分が靴にあたるため、炎症が起こりやすく、タコやウオノメができて痛むケースもあります。薬指に小指の爪が食い込んで、痛みを覚えることもあるでしょう。

内反小趾とは
専門的には、第5MP関節から「く」の字に曲がる変形のことです。

実は、内反小趾は外反母趾よりも多い足の変形です。大きな母趾(親指)と違って、小さい小指は、靴や靴下によって変形しやすいという特徴があります。

内反小趾の症状

内反小趾になると、以下のような症状が出ます。

  • 小指の付け根が腫れる
  • 小指が薬指側に曲がり、足が変形する
  • 足の外側が靴と擦れてタコやウオノメができる
  • 小指の爪が薬指(第4趾)に刺さる
  • 姿勢が悪くなり、腰痛や膝痛の原因になる
  • 体のバランス感覚が悪くなり、つまずきやすくなる
  • 足首を捻挫しやすくなる

足の痛みが強くて我慢できない場合は、整形外科など医療機関の受診をおすすめします。

関連記事:胼胝(べんち=たこ)ができる原因は?繰り返さないための手段とは

外反母趾との違い

足の変形では、外反母趾が有名です。内反小趾をよく知るために、外反母趾との違いを解説します。

外反母趾になると、親指の付け根が外側に曲がった状態になり、親指の付け根に痛みが出ます。特に、ハイヒールを履いた女性によくみられるのが外反母趾です。

一方、内反小趾は、親指と反対側である小指の付け根が外に突き出てきます。変形する部分が、親指側と小指側という違いはありますが、改善方法は外反母趾も内反小趾も同じです。

関連記事:外反母趾の意外な原因と靴下も含めた予防・緩和策を解説

内反小趾の重症度は?

足が内反小趾になっているかどうかを正しく知るには、整形外科などの医療機関を受診することをおすすめします。

しかし、痛みがない場合は、受診すべきかの判断に迷うこともあるでしょう。一般的には、小指(小趾)の傾きが10度以上になると内反小趾だといわれます。以下に、角度別の重症度を記しますので、受診時の目安として参考にしてください。

  • 10度未満……正常
  • 10〜20度未満……軽度
  • 20〜30度未満……中等度
  • 30度以上……重度

内反小趾角度.jpg

関連記事:内反小趾になるのはなぜ?原因を解説

内反小趾になってしまう原因

内反小趾になる原因として以下が考えられます。

・不適切な靴の着用
靴の幅が狭い、つま先が細い、または高いヒールの靴は、足の指に圧力をかけ、内反小趾を引き起こすことがあります。

・足部の構造の問題
開張足、扁平足、または第5中足骨の過剰な動きなどが原因で、足の構造が崩れ、内反小趾を引き起こしやすくなります。

中足骨の場所
5本の中足骨のなかで一番小指側にあるのが第5中足骨です。


内反小趾のセルフチェック方法!

小指の付け根が痛いと感じたら、内反小趾になっているか確認してみましょう。内反小趾のセルフチェック方法を紹介します。

まず、足を揃えて立ち、足の小指側の側面にペンや定規などを置きましょう。正しい小指の位置であれば、当てたペンや定規に小指が沿っています。

定規と小指の間の隙間に手の人差し指が一本入る場合は、内反小趾である可能性が高いです。

内反小趾のセルフチェック方法


内反小趾を予防するためのポイント

内反小趾の予防には、足に合った靴とソックス選びが重要です。狭くない、広めのつま先部分と低いヒールの靴を選びましょう。

足の筋肉を定期的にストレッチし、強化することも効果的です。また、適切な体重管理により足への負担を減らし、長時間の立ち仕事や歩行の後は足を休めることが大切です。

良い姿勢を保つことで、足への過度なストレスを避け、内反小趾のリスクを減らすことができます。


内反小趾に対する5つの改善方法とソックスの選び方

内反小趾に対する5つの改善方法とソックスの選び方

多くの場合、内反小趾は歩き方や座り方といった日常生活に原因があるため、立ち方や座り方を改善するのもひとつの方法です。他にも、ストレッチや日常使いする靴や靴下を替えてみることもおすすめです。

ここでは、内反小趾を改善する5つの方法を解説します。

正しい立ち方をする

仕事で立つ姿勢が多い方は、正しい立ち方を意識することも内反小趾の改善に有効です。ここでは、正しい立ち方を紹介します。

まず、立った時に、体重がどこにかかっているかを確認してください。正しい立ち方では、重心はくるぶしよりも1cmほど前の、踵寄りの位置にかかります。

土踏まずから踵寄りに立つことで、足の指が自由に動きやすくなります。

一方、つま先側に体重をかけている時間が長いと、開張足を経て内反小趾となる可能性があるため注意しましょう。

小股で歩く

内反小趾の改善には、大股ではなく小股で歩くことも有効です。小股で歩くと、自然と足指で地面を蹴って前に進みます。

大股など歩幅の大きい歩き方では、太ももの筋肉を使って前に進みます。一方、小股歩きは、自然と足指で地面を蹴って歩くため、足裏の筋肉を鍛えるのに有効です。

足裏の筋肉を鍛えると、立つ・歩く・座るといった日常の動作も楽になるでしょう。

足指を伸ばすストレッチをする

内反小趾を改善するには、小指の変形で凝り固まった筋肉をほぐすおすすめのストレッチをご紹介します。

以下、ストレッチ方法を4つ紹介します。

  1. 爪の生え際をつまみ、指先を刺激する
  2. 足の裏側を、足指の付け根から指の先端に向けて押す
  3. 足の指の間を広げて前後に動かす
  4. 手の指を足の指の間に入れ、握る形で組み足首を大きく伸ばす

足指のストレッチは、入浴後の血行が良くなっているタイミングがおすすめです。

足首回し

靴を替える

足に合わない靴を履いていると内反小趾になりやすいため、痛みを改善するには靴を替えてみましょう。

靴を替えると症状が改善されるケースも少なくありません。小指を圧迫しない、つま先に余裕がある靴を選びましょう。

靴下を替える

内反小趾を改善・予防するには、足を正しい位置に戻すインソールや靴下を使いましょう。インソールや靴下などの用品の使用は、特に仕事で歩くことが多い方に有効です。

例えば、広がった足幅のアーチをサポートする機能のあるソックスに替えてみるのもひとつです。横アーチをサポート・対策する靴下を履くと、足幅が狭くなり小指を圧迫しなくなるため、内反小趾の痛みの改善に効果が期待できます。
併せて、五本指ソックスを履くと、足の指が自由に動きやすいため重心バランスを整えるのに役立ちます。
例えば、ケアソク〈ととのえる〉は足の横アーチの崩れをサポートする機能的な五本指ソックスです。


まとめ

小指の付け根が外側に曲がる内反小趾は、足に合わない靴の長期的な使用や、歩き方の癖などが原因で痛みが出ます。

内反小趾を改善するには、立ち方・歩き方の改善や、足指のストレッチが有効です。また、健康に配慮し、靴下を替えると足の形が安定し、正しい歩行がしやすくなるため、機能的な靴下に替えることをおすすめします。


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O脚改善には歩き方や姿勢が大切!靴下の選び方についても解説

O脚改善には歩き方や姿勢が大切!靴下の選び方についても解説

「脚の形がO脚でスカートが似合わない」「O脚は靴下で改善できる?」
がに股のように見えるO脚の足の形で、悩みを抱えていませんか。O脚になると見た目の問題だけでなく、体のバランスを崩してしまうため、さまざまな不調につながりかねません。

とはいえ、時間がなくてそのままになっている人も多いでしょう。そこで今回は、O脚改善に役立つトレーニングや靴下などのグッズを紹介します。O脚の原因についても解説しますので参考にしてください。


O脚とは?靴下を選ぶ前に知っておきたい特徴

O脚とは?靴下を選ぶ前に知っておきたい特徴

まずは、靴下を選ぶ前にO脚の特徴を掴むことが大切です。ここでは、O脚の概要と起こり得る不調を解説します。

O脚とは

O脚とは、両膝が外側にわん曲(彎曲・弯曲)し、足を揃えても膝の内側が接しない脚の形状をいいます。具体的には、前を向いて立ったときに、膝の間に指2本分以上の隙間ができる状態です。

脚がアルファベットのO(オー)の形に似て見えることから、この名前が付けられました。内反膝(ないはんしつ)や、がに股(蟹股)とも呼ばれます。

また、O脚には生まれつきの骨格が関係する先天的な理由で起こるO脚と、運動不足や姿勢などの後天的な理由で起こるO脚の2種類があります。

先天的な理由のO脚を改善するとなると、専門的な治療が必要になる場合があります。一方で、日常的な生活習慣が原因であるO脚は、正しい歩き方やトレーニングで改善が可能となる例があります。

そして、O脚と同じく脚の形の悩みといえばX脚です。次の項では、O脚を詳しく知るためにX脚についても少し解説します。

X脚について

X脚とは、膝の内側をつけた状態で立ったときに、左右のくるぶしの内側がつかない足の状態のことです。O脚とは逆に、アルファベットのXの形に脚が曲がることから名付けられました。外反膝(がいはんしつ)や内股とも呼ばれます。

O脚と同様に、X脚は座り方・立ち方・歩き方など、日常的な姿勢不良により筋肉がアンバランスにつくことが原因です。

O脚で起こる不調

O脚は特別な病気と呼ぶものではなく、それ自体では足の痛みは感じません。しかし、O脚になると脚や腰の関節に余計な負荷がかかるため、全身のバランスを崩してしまいます。

O脚の症状が悪化すると、膝や腰の痛みを起こすケースもあります。年齢を重ねると、関節の機能が制限されるなど障害をきたす場合も考えられるため注意しましょう。

例えば、O脚の代表的な機能障害として知られている「変形性膝関節症」は、膝の関節の軟骨が摩擦などによりすり減ってしまい、関節を動かすと(歩いたり膝を曲げたとき)強い痛みが出る症状です。

そして、O脚は足の見た目が悪くなることで、下半身太りやプロポーションがアンバランスになるなど、美容面にも悪影響が及ぶ可能性があります。

O脚により、腰痛・下半身太り・足のむくみ・足の疲れなどの不調を感じる人も多いでしょう。


O脚の原因は?靴下選びに役立つ知識

O脚の原因は?靴下選びに役立つ知識

O脚の原因を知ることで、改善方法や靴下の選び方が分かります。
ここでは、O脚の原因を詳しく紹介します。

足の筋力の低下

O脚の原因には、足の筋肉の力が落ちることが挙げられます。O脚になると太ももの外側の筋肉ばかりを使い、脚を閉じる内転筋が弱まるためです。

筋力が弱まると脚が開きやすくなり、さらにO脚の症状を進めてしまいます。運動不足もO脚の原因となり得るため、適度な運動を心がけることが大切です。

姿勢の悪さ

姿勢が悪いと骨盤の歪みを引き起こしやすく、O脚の症状を進めます。

座り方に癖はありませんか。正座を崩したあぐらや、椅子に寄りかかって骨盤が後ろに傾く姿勢を長期的に続けているとO脚になりやすいと言われます。
ちなみに、横座りやぺたんこ座りはX脚になりやすい姿勢です。

O脚になりやすい姿勢
どちらも骨盤が後ろに倒れているのがわかります。

がに股歩きや内股歩き

歩き方の癖があると、O脚になりやすいと言われます。
膝とつま先が外側にねじれている「がに股歩き」に注意しましょう。

不自然な歩き方

捻挫や腰痛などで不自然な歩き方が長期的に続くと、O脚になる場合も考えられます。


O脚のセルフチェック方法!靴下を選ぶ前に調べよう

O脚のセルフチェック方法!靴下を選ぶ前に調べよう

もしかしてO脚になっているかも?と悩む人に向けて、O脚のセルフチェック方法と、よくある悩みを解説します。

ご自身があてはまるか確認してみてください。

セルフチェック方法

O脚のセルフチェック方法は、以下の手順で行います。

  1. まっすぐ前をみて立つ
  2. 膝の皿を正面に向け、足の内側がくっつくようにする
  3. 膝の内側に、指が2本以上入るかをチェックする

このとき、指が2本以上入る場合はO脚である可能性があります。

O脚の人によくある悩み

O脚になると、見た目や日常生活でさまざまな悩みが出てきます。

  • スポーツをするときに足首を捻挫しやすい
  • 平坦なところやちょっとした段差でつまずきやすい
  • 長時間歩くと膝が痛くなる
  • がに股になると足に余計な負担がかかるので足が疲れやすくなる
  • ピンヒールのかかとが折れたことがある
  • 靴を履くと靴底の外側ばかりが早くすり減る
  • スカートやスキニーパンツが似合わない

O脚かもと感じる人は、上記のような悩みがあるか確認してみてください。

関連記事:X脚とO脚の調べ方!改善するためのストレッチ方法も解説


O脚を改善する方法と靴下の選び方

O脚を改善する方法と靴下の選び方

O脚は、日常生活の歩き方や座り方が原因であることから、普段の姿勢や歩き方を見直すだけで改善に向かう人もいます。

ここでは、O脚を改善する方法と靴下の選び方を紹介します。いずれも気軽に自分でケアできる方法です。ぜひ日常生活の中で取り入れてみてください。

正しい歩き方をする

O脚になると両足の間が左右に広がった状態で歩く傾向にあります。正しい歩き方を行い、改善を目指しましょう。

正しい歩き方のポイントを解説します。

まず直立して足指を床に着け、前後に揺れながら体重を足裏全体にのせるイメージで立ちます。このとき、足指にも体重がかかるように意識しましょう。
足を一歩踏み出してみます。着地するときに意識してほしいのが重心移動。
かかとの上→足の外側→足指のつけ根
この順番に重心を移動させていきます。(あおり運動)
蹴り出すときも足指をしっかり使うイメージで、親指から自然に蹴り出しましょう!

あおり運動

正しい歩き方をサポートする靴下を使う

先ほど解説した通り、O脚の改善には正しい歩き方が有効です。そこで、正しい歩き方をサポートする五本指ソックスを使ってみるのもひとつです。

足の指が一本一本、自由に動きやすい五本指ソックスは、足指が活発に動きやすくバランスの良い正しい歩行が身に付きやすくなります。

また、五本指ソックスはウォーキングをするときにもおすすめです。足元が安定して、踏ん張りが利きやすくなります。

五本指ソックスは、毎日履く靴下としてはもちろん、運動するときにも役立ちます。

座り方を見直す

O脚を改善するには、座り方を見直しましょう。骨盤を立てて正しく座ることで、骨盤のゆがみが改善する可能性があります。

正しく座るには、以下の点を意識しましょう。

  • 椅子に深く腰掛け、骨盤を垂直に立てる
  • へその下あたりに少し力を入れて座る
  • 椅子の高さは、足裏全体が床に接地できる高さに合わせる
  • 足裏全体を床につけて両膝をつける

正しい座り方

改善トレーニングを行う

O脚を改善するには、クッションを使って内腿の「内転筋」を鍛えるトレーニングが役立ちます。
まず準備するのは、クッションや枕、バスタオルなど。
バスタオルの場合は、長くなるよう半分に折って、端からくるくると丸めておいてください。

トレーニングは、以下の手順で行います。

【内転筋を鍛えるトレーニング】

  1. 立った状態で、膝(ひざ)の間にクッションを挟む。
  2. その状態で膝を曲げて、クッションを押しつぶすように力を入れる。
  3. 太腿(ふともも)の内側に力が入っている状態をキープしながら、ゆっくりと膝を元のように伸ばす。

1〜3までの流れを、10回、1日に1~2セット行いましょう。
ご自宅で簡単にできる方法ですので、ぜひお試しください。

CRS_46_hiza.jpg


インソールなどの矯正グッズを使う

O脚を矯正するには、インソール、サポーターなどの矯正グッズを使う方法があります。
インソールは、スニーカーや靴の中に敷き、足の重心を正しい位置に移動するための矯正グッズです。O脚用の膝サポーターなども市販されています。

関連記事:どうにかしたい!O脚の原因と改善方法を解説


まとめ

O脚は、見た目の問題だけでなく体の不調にもつながる可能性があるため、早めの対策をおすすめします。

O脚を改善するためには足のエクササイズを行い、正しい歩き方・正しい姿勢を意識しましょう。

また、足を動かしやすい五本指ソックスの使用もおすすめです。
なかでも、インナー5本指構造のケアソク〈ととのえる〉は足指を本来ある位置に配置します。外側に体重がかかりがちなO脚には、アーチサポート機能で重心バランスが整うようサポートします。
足の専門家と共同開発し、科学的なエビデンスのある “新しい概念の靴下”〈ケアソク〉 をぜひお試しください。

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