足が疲れにくい靴下とは?4つの特徴や使えるシーンまで詳しく解説
「靴下を替えると疲れにくくなるって本当?」「どんな機能を持つ靴下なのか知りたい」
1日の終わり、家に帰ると足がだるく、重さを感じる人は少なくありません。仕事や家事をしているだけなのに足が疲れてしまうのは、なんとかしたいものです。
靴下を替えると足が疲れにくくなると耳にしたことがある人もいるかもしれません。そこで今回の記事では、足が疲れにくくなる靴下の特徴と、活用におすすめのシーンを詳しく紹介します。
足が疲れやすい人は?靴下を選ぶ前の知識
そもそも足が疲れやすいと感じるのは、どのような人でしょうか。足が疲れやすくなる特徴を知り、靴下選びに役立てたいものです。
- 1日中動き回る仕事をしている
- 立ち仕事をしている
- 座りっぱなしのデスクワークをしている
- 歩く機会が減った
それぞれの特徴を解説していきます。
1日中動き回る仕事をしている
たとえば、介護職や保育士など、1日中、職場で動き回る仕事をしている人は、足に疲れを感じる人も多いでしょう。
また、スーパーの品出しなど立ったり座ったりしながら1日中足腰を使っている人は、足裏やふくらはぎに疲れを感じるかもしれません。長時間足を使うことにより疲労が蓄積しやすく、足の重さ、だるさを覚えることがあるでしょう。
立ち仕事をしている
美容師、飲食業、百貨店の販売員やスーパーのレジ係など、一日中立ち仕事が多い人もまた、足に疲れを感じやすいものです。
立ち仕事では同じ姿勢で立ちっぱなしになり、あまり足を動かせないことで、むくみ、冷え、血行不良などが起こりやすいのが原因です。
座りっぱなしのデスクワークをしている
デスクワークなど座りっぱなしの人も、足が疲れやすくなります。たとえば、システムエンジニア、コールセンターのオペレーターなど、長時間座って仕事をしている人などが考えられます。
「座りっぱなしだと足を使わないから疲れないのでは」と思われがちですが、実はそうではありません。ふくらはぎは、立ったり座ったりするときに筋肉が収縮し、足の血液を押し上げて血流を促す働きがあります。長期間のデスクワークが続くと、同じ姿勢で足を動かさないことにより血流が滞り、疲労が溜まりやすくなってしまうのです。
歩く機会が減った
最近、歩く機会が減ったという人も、足の疲れを感じやすくなるかもしれません。足腰の筋力が衰えると、歩くときにしっかり足が上がらなくなることがあります。すると、すり足で歩行するようになり、余計に疲れる歩き方になってしまいます。それはつまずく原因にもなってしまうでしょう。
足が疲れにくくなる靴下の4つの特徴
履くだけで足が疲れにくくなる靴下とは、どんな特徴があるのでしょうか。靴下を選ぶときは、以下の4つをポイントに選んでみてください。
- 5本指構造で足指が動かしやすい
- かかとにクッション性がある
- 広がった足幅を補正する
- 天然素材で足がムレにくい
それぞれのポイントを1つずつ紹介していきます。
5本指構造で足指が動かしやすい
足が疲れにくくなる靴下は、5本指構造で足指が動かしやすいというのが特徴です。立ったり歩いたり、動き回ることが多い人には、一般的な靴下(先丸靴下)やストッキングでは、足指が踏ん張りにくくなることがあります。
その点、5本指靴下であれば足指でしっかり地面や床を捉えることができ、重心バランスが整いやすくなります。一般的な靴下よりも、5本指靴下は健康的な歩き方が期待できますよ。
かかとにクッション性がある
足が疲れにくくなる靴下は、かかとにクッション性があるというのもポイントです。生地にクッション性があると、かかとから関節や筋肉に伝わる衝撃が緩和され、疲れにくくなるためです。
足は、知らず知らずのうちに地面や硬い床から衝撃を受けています。それが靴下で少しでも軽減されると、関節や筋肉にかかる負担が少なくなると言えます。
広がった足幅を補正する
足の疲れを軽減させる靴下には、広がった足幅を補正する機能もあるといいです。私たち人間の足にあるアーチは、体重を支え、地面からの衝撃を緩和させるクッションのような役目を持ちます。
何らかの理由で足のアーチが衰えると、地面からの衝撃が吸収されにくくなってしまうのです。横アーチを支える靴下は、開張足や外反母趾の予防効果も期待できますよ。
天然素材で足が蒸れにくい
足の疲れやすさを軽減させるには、蒸れにくいことも重要なポイントです。合成繊維よりも、汗を吸収して蒸れにくい天然素材をおすすめします。一年を通して履き心地が良い綿などの天然素材の靴下がおすすめです。
さらに、5本指靴下は足指の間にかいた汗が吸収されやすいため、蒸れを感じにくいでしょう。その中でも綿は、度重なる洗濯にも耐えうる丈夫な素材であるため、毎日履く靴下にもおすすめの素材です。
疲れにくい靴下をおすすめするシーン
ここまで足が疲れにくくなる靴下の特徴を解説してきました。では、疲れにくい靴下は一体どんな場面で役に立つのでしょうか。
例えば以下の4つのシーンでは特に、疲れにくい靴下を履くことをおすすめします。
- 普段の仕事に行くとき
- 外回りの営業に行くとき
- 旅行に行くとき
- 家で足を休ませたいとき
1つずつ解説していきましょう。
普段の仕事に行くとき
オフィスのデスクワークで座りっぱなし、美容師や販売員など立ちっぱなし、介護職で動きっぱなしなど、足の疲れで悩む人は、毎日仕事で履く靴下にこだわってみてください。
特に、デスクワークの人は長時間座っていると、足がむくみやすくて悩む人も珍しくありません。5本指靴下は、足指が独立した形状をしているため足指が動かしやすく、靴下を履いたまま足を動かすことでリフレッシュすることができますよ。
外回りの営業に行くとき
仕事中によく歩く人は、足の疲れのほか、足の蒸れや臭いが気になる人もたくさんいらっしゃるようです。
足指の間にかいた汗で蒸れるのもストレスになりがちです。素材でも履き心地のよい靴下を選んでみてはいかがでしょうか。足指をしっかり動かすことで、蹴り出しが楽になり、疲れにくい歩き方ができるようになります。
旅行に行くとき
普段の運動不足や筋力不足を自覚している人は、慣れない道や長い時間歩く旅行に不安を感じることもあるでしょう。観光がメインの旅行では、歩くことが意外と多いものです。
せっかくの旅行中に足が痛くなってしまうと、移動にも苦労し、足の痛みで楽しみが半減してしまいます。旅行中の散歩や観光には、足が疲れにくい靴下を選んで備えましょう。
家で足を休ませたいとき
仕事で、いつもハイヒールやビジネスシューズを履いている人は、家では足を休ませるために高機能な靴下を履いてみるのはいかがでしょうか。
室内では、裸足で過ごすよりも靴下を履くのがおすすめです。フローリングなど硬い床からの衝撃を吸収して足の負担を軽減し、足冷え予防効果も期待できるでしょう。
ちなみに、かかとのないスリッパは、脱げないようにつま先に力を入れてしまい、ハンマートウなど足指の変形を引き起こす恐れがあるため、かかとのあるルームシューズをおすすめします。
関連記事:足が疲れにくい靴下とは?4つの特徴や使えるシーンまで詳しく解説
まとめ
立ち仕事や座り仕事をしている人などは、足に疲れが溜まりやすくなります。足が重く、だるくなりやすい人は、対策として足が疲れにくくなる靴下を選んでみてはいかがでしょうか。
5本指靴下、かかとにクッション性がある靴下は、足の疲れを軽減させます。さらに、足のアーチをサポートする高機能な靴下を履いていると、地面から受ける衝撃を吸収し、足にかかる負担が軽減されるでしょう。
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記事監修

北澤 友子(きたざわ ともこ)
理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト
新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。
【学術論文、研究発表】
前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか
著者: 株式会社 山忠
