オガトレさんとコラボ! ストレッチ系YouTuberによる宅トレのためのケアソクができました!
コロナ禍以降、宅トレ(自宅でのトレーニング)需要が増しているようです。加えてこの頃の暑さで家にこもりがちなこともあり、実際に宅トレをしている方も多いのでは。
そんな自宅でのトレーニング中、足元が気になることはありませんか?
トレーニングジムなどと違って自宅の場合、フローリングや畳、ヨガマットなど、足元の環境は様々です。
例えば、足が滑って力が入りにくいと、余計な場所に力がかかったりトレーニングの効果も減ってしまいます。
今回ケアソクが、ストレッチ系YouTuberとして大人気の「オガトレ」さんと一緒に開発したのは、宅トレに特化したケアソク。自宅でのトレーニングを快適にするための、滑りにくい工夫や足への衝撃を和らげるクッションなど、動きやすさへのこだわりが詰まった一足です。
実は、この靴下を商品化するまでには、たくさんのやりとりと改良の積み重ねがありました。
今回は、完成までの道のりと開発の裏側をご紹介します。
プロジェクトメンバーがオガトレさんと足指のトレーニング中。左から、ケアソクの高橋、オガトレさん、ケアソクの坪谷
オガトレさんとケアソクには親和性がある!?
さかのぼること2年前。
ケアソク〈ととのえる〉をもっと多くの方に知ってもらいたい──。
そんな思いで試行錯誤の毎日を過ごしていたところ、私たちの目にとまったのが、当時チャンネル登録者数150万人を超えるストレッチ系YouTuber・オガトレさんでした。
(2025年8月現在、チャンネル登録者数162万人)
たくさんのストレッチ系YouTuberの中で、なぜオガトレさんにお声がけしたのか?それは、ケアソクと近いものを感じたから。
オガトレさんは理学療法士の資格を持ち、公立の急性期病院・施設にてリハビリにも従事されていた経歴をお持ちです。動画を見ていくとわかるのは、単なるストレッチ方法の紹介動画ではなく、理学療法士として医療現場での経験に裏打ちされた信頼できる解説があり、それを難しい言葉ではなくわかりやすく説明されているところにも好感が持てました。
「ストレッチの正しい知識を伝えていく」「ストレッチ文化を社会に広めたい」
というオガトレさんの思いはまさに、
「科学的エビデンスに基づいて足の健康に役立つ靴下づくりを」「足からはじめる健康をもっと多くの人に知ってほしい」
と活動を続けるケアソクと似ていると感じたのです。
すぐにオガトレさんにDMを送ると、
「ぜひケアソクを試してみたいです!」といううれしいお返事が!
オガトレさんの力を借りてケアソクをもっと広めたい!
1回目の打ち合わせ風景より。真ん中はケアソクの亀山
そして2023年8月、オガトレさんのYouTubeサブチャンネルでケアソク〈ととのえる ベーシック〉をご紹介いただけることに。
●オガトレさんYouTube サブチャンネル『誕生日までに腹筋を割るチャレンジ 残り3.5日』
>> https://www.youtube.com/shorts/GeeDwVAZWOY
このPR動画をきっかけに、社内ではこんな声が上がりました。
「これは単発のPRで終わらせるのはもったいない!」
「オガトレさんと靴下を一緒に開発できないだろうか?」
そして改めてオガトレさんに相談したところ、こんなご意見をいただきました。
「トレーニング時の足に大事なことは『3点支持』。母趾球(ぼしきゅう)・小趾球(しょうしきゅう)・かかとの3点を活かすこと。そこでしっかり荷重を支えられるようにしたいです。
それから、宅トレのときに足への衝撃を吸収するために靴を履く人もいます。室内で靴を履かなくても、靴下でその機能があったらいいんじゃないかと思ってました!」
そこから始まったのが「宅トレ用ケアソク」プロジェクトです。
(母趾球=親指の付け根、小趾球=小指の付け根)
宅トレ用靴下の試作・改良のくり返し。そして……
靴下工場の見学にて。靴下工場長の中林と。
最初にこの靴下のコンセプトを話し合いました。
宅トレでは、実は足への衝撃を和らげるために靴を履いている方も多いとのこと。
靴を履くメリットは、足への衝撃吸収や、汗をかいても滑らないこと。一方で裸足のメリットとしては、足指の一本一本を意識でき、荷重を足裏全体で感じながらトレーニングができること。整理していくとどちらにもメリット・デメリットがありそうです。
そこで「靴と裸足のいいとこ取りの靴下を作ろう!」というコンセプトが決まりました。
オガトレさんには既存の〈ととのえる ウォーキング〉の機能性を気に入っていただけていたので、それをベースに滑りにくい機能をプラスし、加えて通気性を良くしたいという希望も追加して試作することに。
この段階で宅トレ用靴下のイメージはできあがり、スタッフも「すぐに商品化できそう!」と思っていました。
しかし、ここからが長かった……。
靴下技師の皆川と仕様の打ち合わせ。YouTube用に動画撮影していらっしゃるのはオガトレさんと働く佐藤さん(左から2番目)。
難航したのが、オガトレさんも一番こだわりたい「3点支持」を実現するための滑り止め。
フローリングでの着用を想定して、滑り止め糸の編み込みを試したものの、オガトレさんの求めるグリップ力には届かず断念。次に滑り止め効果のあるプリント方式に切り替えて再調整へ。プリントとは、既存の〈ととのえる〉では足裏の「CARE:SOKU」のロゴ部分です。
〈ととのえる ウォーキング〉のかかと部分にあるハニカムクッションの上にはプリントができないため、クッションの形状を改良し、かかと全体をひとつのクッションにした、通称「たこ焼きクッション」を採用しました。
これで行けるかとほっとしたのもつかの間、今度は工場でのプリント工程に難題が。
そもそもクッション部分にプリントを入れるのは簡単でない上、前足部と同時にプリントできないために、かかとのプリント→乾燥→前足部のプリント→乾燥と、この工程では単純に2倍の時間がかかります。
プリント工場からも「これは相当な手間がかかりますよ……」と言われてしまいました。
さらに、そのプリントデザインも当初はオガトレさんのロゴをプリントする予定でしたが、マークの形状が複雑でうまくプリントできず……。
グリップ力に関わるプリント部分、何度目かの試作中。
すでにプロジェクトスタートから1年以上が経過。
心が折れかけたときに思い出したのは、オガトレさんがはじめて工場見学に来てくれたときに聞かせていただいた体験談でした。
「以前、オガトレオリジナルのトレーニングTシャツを作ろうとしたとき、"ちゃんとしたモノを作りたい"と工場へ直接お願いに行ったんです。
でもそのときは自分の知名度もなくて、最初は断られました。それでも何度も通って自分の想いを伝え続けて、ようやく納得のいく形にできたんです。
その経験があるからこそ、職人さん側の気持ちもわかるし、本当にいいモノをつくるには、自分も本気じゃないとダメだと思ってるんです」
オガトレさんの真摯な姿勢を思い出し、私たちも改めて背筋が伸びる思いでした。
そこからさらに試作を繰り返し、ついに、納得のいく滑り止めができました。
ちなみに前足部のプリントはケアソクの「ソ」がモチーフになっています。
そして、ついに宅トレのためのケアソクが完成!
プロジェクト終盤、カラー選定段階へ。これは楽しそう!
商品化の最終段階、カラーの選定へ。
色見本からオガトレさんが選んだのは、オガトレさんのホームである気仙沼の土地をイメージした2色。
宅トレ用とはいえ普段履きもしやすい、オガトレさんらしいやさしい色合いに決まりました。
左=砂浜ベージュ、右=気仙沼ブルー
完成した商品パッケージを手に取られたオガトレさんは、「気仙沼」の名前が入った商品をとても愛おしそうに見つめていたのが印象的でした。
「宅トレを、もっと快適に、気持ちよく」
自宅でのトレーニング時間が、ちょっと楽しみになるような1足になれたらうれしいです。
\ストレッチ系YouTuber・オガトレさんと共同開発!/
宅トレのための、ケアソクができました!
>> オガトレさんのYouTube開発ストーリー動画もご覧いただける特設サイトはこちらから!
>> 〈ととのえる 宅トレ〉 商品ページはこちらから。
コラボ記念ステッカー、5種類の中からランダムに1枚が同封されます。お楽しみに♪
