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2022-12

立ち仕事で足が痛い!原因と解消する方法を詳しく解説

立ち仕事で足が痛い!原因と解消する方法を詳しく解説

キッチンの厨房、生花店の販売、スーパーのレジ……など、立ち仕事をしている人のなかには、仕事の帰り道に足がだるくなってつらいと感じる人が少なくないのではと思います。

「立ち仕事で足が痛くなるのをどうにか対策したい!」「簡単に解消する方法はある?」という疑問を持つ人も多いのでは?

前日の疲れを解消しきれないまま仕事に向かうとしたら、足のつらさが増してしまうでしょう。そこで今回の記事では、立ち仕事で足が痛くなる原因と解消法を詳しく解説していきます。


立ち仕事で足が痛い!その原因は?解消法を知る前の知識

立ち仕事で足が痛い!その原因は?解消法を知る前の知識

立ち仕事をしている方の悩みの多くは、足やふくらはぎが痛くなることです。痛くなる原因には、主に以下の3つが考えられます。

  • 履いている靴があわない
  • ふくらはぎが血行不良を起こす
  • 足のアーチが崩れている

それぞれの原因を、詳しく解説していきます。

ふくらはぎが血行不良を起こす

立ちっぱなしの仕事では、足を動かさないことで、ふくらはぎのポンプ機能が働きづらくなります。そのため血行不良になりやすく、足のむくみにも繋がって、疲れる原因の1つになってしまいます。

血液は、心臓から動脈を通って手足や頭など全身へと流れています。そして、血液が栄養や酸素を全身に送り届けたあと、二酸化炭素や老廃物などを受け取り、下半身に送られた血液が静脈を通って心臓に戻る際に役立つのが「足の筋ポンプ作用」です。

立ちっぱなしの仕事が続くとふくらはぎの筋ポンプが作用せず、血行不良を招きやすいため、仕事中も意識してふくらはぎを動かすことが重要です。

足のアーチが崩れている

足に疲れを感じやすい人は、足のアーチが崩れて、扁平足や開張足になっていることも考えられます。

私たち人の足は足のアーチによって歩行バランスを保ち、体重を支え、地面からの衝撃を吸収しています。足のアーチは、かかと・親指の付け根・小指の付け根の3辺を結んだ三角形の形をしています。

足のアーチ

扁平足は、土踏まずの部分のアーチが崩れ、足裏が平らになった状態の足のことです。また、開張足になると、横アーチが低下して、足の横幅が広がった状態になってしまいます。

足のアーチが崩れると、足が疲れやすくなったり、足裏やふくらはぎなどに痛みを感じてしてしまうのです。

関連記事:扁平足ってどんな足?靴下選びに役に立つチェック方法や改善策を解説


立ち仕事で足が痛いときのストレッチによる3つの解消法

立ち仕事で足が痛いときのストレッチによる3つの解消法

カフェやレストランの店員、警備員など、一日中、長時間にわたる立ちっぱなしの仕事をしたあとの足の痛みを解消するには、ストレッチがおすすめです。ストレッチは、むくみやだるさを解消するのに役立ちます。ここでは、以下の3つのストレッチ法を紹介します。

  1. むくみを解消!足首パタパタ
  2. 足裏の疲れに!足指のストレッチ
  3. だるさを解消!ふくらはぎのストレッチ

1つずつ、詳しくみていきましょう。

むくみを解消!足首パタパタ

足のむくみを感じるときには、仰向けに寝た状態で膝下にクッションを入れ、足首をゆっくり、上下にパタパタと動かす運動がおすすめです。
足を上げるだけでもいいのですが、足首を動かすことでよりむくみの軽減に役立ちます。この態勢で20分くらいゆったりと過ごし、時々、足をパタパタと動かしてみてください。

【足首パタパタ】

  1. 布団やクッションを用意する。
  2. その上に膝下からつま先にかけて足を乗せる。足の高さが10~15cmになるように調整。
  3. 足首を伸ばすようにゆっくりと上下に動かす。

足首パタパタ

足裏の疲れに!足指のストレッチ

足裏に疲れを感じたら、足の指をストレッチしてみませんか。足の指を動かすと、血行がよくなると同時に、リンパの流れを促すことができます。足の冷えとむくみを解消するのにも役立ちますよ。

【足指のストレッチ】

  1. 椅子に座り、リラックスして右足を膝の上に乗せる
  2. 右手で足首を、左手の人差し指と親指で、足の裏から左足の親指を掴む
  3. ゆっくりと円を描くように動かす
  4. 親指が終わったら人差し指、中指……と順に行う
  5. 片足が終わったら反対の足を行う

足指のストレッチ

お風呂上がりなど、筋肉が緩み、身体がリラックスした状態にストレッチするのがおすすめです。慣れないうちは動かしにくく感じるかもしれません。継続していくことで、徐々に足指が動かしやすくなるでしょう。

だるさを解消!ふくらはぎのストレッチ

足のむくみやだるさを感じるときには、ふくらはぎのストレッチをしてみてはいかがでしょうか。膝裏のリンパの流れが良くなり、血行不良の改善に役立ちます。

【ふくらはぎのストレッチ】

  1. 足を肩幅に広げて、椅子やテーブルに手をかける
  2. 片足を一歩後ろに下げ、前方の足の膝を曲げる
  3. 後ろに下げた足のふくらはぎを伸ばす
  4. そのままの姿勢で20秒~30秒間キープする

ふくらはぎのストレッチ

片足3セットずつストレッチを行うのがおすすめです。ふくらはぎが伸ばされて、気持ちよさを感じる方が多くいらっしゃいます。

外出先でも、手軽にできるストレッチ法です。お仕事の休憩時間などにも行ってみてください。


立ち仕事で足が痛いときに試したい6つの解消法

立ち仕事で足が痛いときに試したい6つの解消法

仕事の疲れを次の日に持ち越さないためにも、毎日の生活の中で、解消できる方法を知っていると便利です。立ちっぱなしの仕事で疲れた足の痛みを解消する方法には、以下の6つがあります。

  • 足枕をして寝る
  • ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
  • 仕事中に履いている靴を見直す
  • 靴の履き方を見直す
  • 靴下を見直す
  • インソールを活用する

ここでは、それぞれの解消法を詳しく紹介します。ただし、我慢できないほど足が痛む場合は、整形外科などの医療機関を受診しましょう。

足枕をして寝る

足の疲れを軽減させるには、足枕をして寝る方法があります。足枕とは、フットピローとも呼ばれる、足をのせる寝具のことです。特別な寝具でなくても、クッションなどで代用できます。

足を上げて寝ると、血液やリンパの流れが促され、血流が改善することでむくみ解消の効果が期待できます。また、腰痛緩和にもつながります。反り腰など、仰向けに寝る際に腰がつらい方は、足枕を入れると腰の負担が軽減して楽になりやすいです。

足枕を高すぎる位置に足をおくと、頭に血がのぼりやすくなるため、10cm~15cm程度が適切です。
前述の足首のエクササイズでもご紹介したように、膝から足部まで全体的に支えましょう。

ぬるめのお湯にゆっくり浸かる

足の痛みや疲れを解消させるには、毎日のお風呂の入り方にこだわってみてはいかがでしょうか。体が冷えると、血液やリンパの流れが悪くなってしまうため、むくみを招いてしまいます。

ぬるめのお湯でしっかりと体をあたためると、下半身にたまった血液やリンパ液を心臓へ押し戻す効果が期待できます。38℃~40℃のぬるめのお湯に、15分~20分間、ゆったりと入浴しましょう。就寝の1~2時間前に、お風呂に入るのがおすすめです。

42℃以上の熱いお湯では、心拍数や血圧が上がり、激しい運動をしたときと同じような状態になってしまいます。

お風呂で体をあたためたあとは、寝具に入るまで足を靴下などで保温することも忘れずに。

仕事中に履いている靴を見直す

立ち仕事で足が痛くなってしまうときには、仕事中に履いている靴を見直してみませんか?仕事中に履く靴は、一日で一番、履いている時間が長い靴です。足にあった靴を履くことで、足の疲れや痛みの改善が期待できます。

サイズが小さい、つま先が細すぎるなど、窮屈さを感じる靴は、履いているだけで足が圧迫された状態になっています。靴に当たる場所に痛みが出る場合もあるでしょう。
反対に大きすぎる靴は、足が前滑りしたり、靴が脱げないように足指に余計な力を入れてしまい、余計に疲れてしまいます。

また、立ち仕事でも歩く時間の長い方は、着地するときの衝撃も受けています。靴底にクッション性のある靴を選ぶと、足に受ける衝撃が緩和され、疲れにくくなる効果が期待できます。

なお、靴も制服の一部として決められている場合は、休憩時間には靴を脱いでマッサージをしたり、通勤にはスニーカーなどの紐靴に履き替えるなど、できるだけ足が快適になるよう工夫しましょう。

靴の履き方を見直す

足の疲れを軽減させるには、靴の選び方と同様に履き方も重要です。靴の履き方は、以下を参考にしてください。おすすめは「紐靴」です。

【靴の履き方】

  1. 腰掛ける
  2. 靴紐をゆるめて足を靴に入れる
  3. かかとをトントンと床につけ、かかとをしっかり合わせる
  4. 靴紐を締め直し、かかとを固定する

かかとをしっかりと固定し、靴の中で足が前滑りしないことが大切です。靴紐をしっかり締めることで、横アーチが広がることも予防できます。靴を履くときに、靴の履き方にも意識を向けてみてください。

靴下を見直す

立ち仕事で足が痛むときには、日常生活や仕事中に履く靴下を見直してみてはいかがでしょうか。靴や靴の履き方と同様に、靴下も足の健康に影響を与えることがあります。

靴下の中には、横アーチサポート機能を持つ高機能な靴下もあり、開張足で広がった足幅をサポートする効果が期待できます。

機能性の高い靴下は、「足を保護する」だけではなく、「足の健康をととのえるフットヘルスウェア」として捉え直すことができます。仕事用の靴が替えられない人でも、靴下を替えることで、足に溜まりがちな疲労感を軽減させましょう。

関連記事:立ち仕事のための靴下の選び方を詳しく解説

インソールを活用する

仕事中の足の疲れを軽減させるには、インソールを活用するという方法もあります。インソールとは、靴の中に入れる中敷きのことです。

インソールの中には、足の横アーチをサポートし、足腰や足指にかかる負担を軽減させてくれるものもあります。足部の筋力低下による、痛みや疲労感を緩和させる効果も期待できます。


まとめ

立ち仕事で足が痛くなるのは、ふくらはぎの血行不良や足アーチの崩れなどが原因です。足の疲れやだるさを解消したいときには、本記事で紹介したストレッチ方法や解消方法を取り入れてみてください。一日中、立ち仕事をしている人は、毎日履く靴と同様に、靴下にもこだわってみませんか。

ケアソク〈ととのえる〉は科学的エビデンスのある5本指ソックスです。足指が正しい位置に伸ばされ、足が疲れにくくなる効果が期待できるフットヘルスウェアです。

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ととのえるオンラインショップ


むくむく足のお悩み対策ソックスを足育研究会と山忠が共同開発!『あしラブソックス』のご紹介

ケアソクの共同研究者でもあり、済生会川口総合病院の医師、高山かおる先生が代表を務める「足育研究会」。
このたび、足育研究会と、ケアソクの会社「山忠」との共同開発で、新しい概念の「むくむく足のお悩み対策ソックス」、その名も『あしラブソックス』が完成しました。

あしラブソックスのベージュ


むくむく足に、もっと履きやすいソックスを作りたい

高齢者の福祉用品としてのソックスには、滑り止め付きやゆったり履けることが特徴のソックスはあります。
ですが、むくみを緩和してくれる商品がなかなかないのが現状。

むくみ緩和というと、例えば、手術後のひどいむくみには「弾性ストッキング」などがあります。
こちらは医療用として、医師の診断のもと足の計測もして使用するのが一般的です。
しかし弾性ストッキングは生地が固くて伸びにくいため、とても履きにくく、履けたとしても「きつすぎて血流によくない気がする」、「肌に合わなくてかぶれた」、という声も少なくありません。

履きやすくて適度なしめつけ(着圧)商品はなかなかありませんでした。

「高齢者や力のない方でも無理なく自分で履ける、ご家族や介護職員の方でも楽に履かせやすい、そんなソックスが作れないだろうか……?」

足育研究会からの相談がきっかけで、山忠での共同開発が始まりました。


あしラブソックスの特徴は?

手の力が弱い高齢者でも無理なく履けて、着圧はあきらめない、その微妙な編み方の調整に試作とチェックを重ねました。
そして、完成したソックスの名前は「あしラブソックス」。その特徴はこちら!

  • ひざ下から足首部分まで適度なしめつけ
  • レッグ部分(足首から履き口まで)は二重構造でふくらはぎまであたたかい
  • 抗菌防臭処理を施した綿を使用し、敏感なお肌にもやさしい
  • 立体製法でかかとにフィット。甲部分がシワにならず、かかともズレにくいため足首に負担をかけない
  • つま先の縫い目を表に出すことで、肌にあたるゴロ付きや縫い目の不快感を防止
  • 滑り止めつきで転倒を防ぐ

品質/綿・ナイロン・ポリウレタン
適応サイズ/足長:22.0~25.0cm、ふくらはぎ周囲(約)30~38cm
カラー/全6色(グレー、ピンク、ベージュ、ネイビー、ブラック、ホワイト)
定価/3,300円(税込)
日本製

あしラブソックス全6色
カラー左から:グレー、ピンク、ベージュ、ネイビー、ブラック、ホワイト

むくむく足にお悩みに方にも快適な足でお過ごしいただけますように。
また、ご家族や介護職員の皆さまにも、お試しいただければ幸いです。

●「あしラブソックス」のご購入やご質問については、足育研究会へ直接お問い合わせください。
【足育研究会】
http://www.sokuiku.jp/ashi-sox.html

●「ケアソクの研究開発者たち」高山かおる先生のインタビュー記事はこちら。
https://www.caresoku.com/interview/takayama/


編集スタッフ 高木


立ち仕事のための靴下の選び方を詳しく解説

立ち仕事で足がつらい!靴下の選び方を詳しく解説

「立ち仕事に向いている靴下は?」「足が楽になる方法はある?」

美容師やカフェ店員、ショップ店員や調理師など、仕事中に立っていることが多い人にありがちな悩みが、足のむくみや疲れです。朝、仕事に出掛けてから帰宅するまで、ずっと履いている靴下を替えることで、足の疲れが軽減されるかもしれません。

そこで今回は、立ち仕事に向く靴下の特徴と、足のだるさを解消する方法を詳しく紹介します。


立ち仕事で足がだるくなるのはなぜ?靴下を選ぶ前の知識

立ち仕事で足がだるくなるのはなぜ?靴下を選ぶ前の知識

そもそも、立ち仕事で足がつらくなるのはなぜなのでしょうか。原因を知ることで、仕事中に履く靴下を選びやすくなるはずです。

立ち仕事で足がだるくなる理由は、以下の4つが考えられます。

  • 足がむくむ
  • 靴の中が蒸れる
  • 履いている靴があわない
  • 職場の床が硬い

それぞれの原因を詳しく解説していきましょう。

足がむくむ

立ち仕事で足がつらくなる主な原因は、足のむくみです。立ちっぱなしの姿勢は、重力によって血液やリンパ液といった水分が、下半身にたまりやすい状態です。

本来であれば、ふくらはぎの筋肉が動くことで、リンパ液の流れを促したり血液を心臓に戻すポンプのような役割を果たします。しかしずっと同じ姿勢を続けていると、ふくらはぎのポンプの役割が機能せず、むくみやすくなってしまうのです。

足のむくみを予防するには、ふくらはぎの筋肉を意識して動かす必要があるでしょう。

靴の中が蒸れる

立ち仕事では、靴の中が蒸れやすくてストレスを感じる人も少なくありません。足に汗をかいて蒸れると快適性が失われ、より疲れたように感じてしまうことが原因です。

特に夏は、足の裏や指の間にも汗をかきやすく、不快な思いをする人も多いでしょう。冬でも、ブーツを履いている人は蒸れを感じることもあるでしょう。

また、蒸れた靴を繰り返し履き、高温多湿の状態が続くと、白癬菌の感染(水虫)を引き起こしやすいため注意が必要です。

履いている靴があわない

立ち仕事で足が疲れる原因には、足にあわない靴を職場で常用していることも考えられます。サイズが合わない靴や、横幅がきつすぎる靴などを履いていると、足に負担がかかり、疲れやすくなってしまうのです。

新しい靴を何日か仕事で履いてみたけれど、足の裏やかかとが痛くなる場合は、靴が足にあっていないのかもしれません。靴を選ぶときには、必ず足のサイズを測ってから購入することが重要です。

サイズ(足長)があっていても横幅がきついと感じる場合、0.5~1cm単位でサイズの大きい靴を選んでしまいがちです。しかしサイズが大きい靴は足が靴の中で前滑りしやすく、靴が脱げないようにつま先に力が入って不自然な足の形で歩いてしまうことがあります。

靴は、履き心地がよく、足長と足幅もあうものを選ぶことが大切です。
自分の足にあった靴をお店で選ぶときには、シューフィッターのいる販売店でアドバイスを受けることをおすすめします。

職場の床が硬い

立ち仕事で足が疲れる原因の1つに、職場の床が硬いということがあります。石材や硬い木製の床、アスファルトの地面など、足にとっては厳しい環境がたくさんあります。

特に、百貨店の床などは大理石や御影石などでできた、硬いタイル仕上げが見られます。飲食店の厨房などでは、コンクリート床でできていることも多いでしょう。硬い床は、カーペットなどクッション性のある床に比べると、足腰への負担が大きくなってしまいます。

職場の環境が硬い床という人は、なるべくクッション性のある靴や靴下を利用しましょう。

関連記事:立ち仕事で足が痛い!原因と解消する方法を詳しく解説

ほかにも足の疲れにはハイアーチなどの原因も。

関連記事:ハイアーチとは?原因と改善方法など靴下選びのコツを解説


立ち仕事の人におすすめの靴下!4つの特徴

立ち仕事の人におすすめの靴下!5つの特徴

では、立ち仕事に従事している人は、どんな靴下を選べばいいのでしょうか。靴下を選ぶときには、以下の特徴に着目してみてください。

  • 足のむくみを軽減させる
  • 蒸れにくい素材でできている
  • 長時間歩いていても疲れない
  • 足部のバランスがとりやすい

それぞれ1つずつ解説します。

足のむくみを軽減させる

立ち仕事をするときの靴下には、足のむくみを軽減させる五本指ソックスがおすすめです。足のむくみには、血液やリンパの流れが深く関係しています。

足が1本ずつ独立している五本指靴下は、足指を意識して動かしやすいです。血行を促すことで足があたたまり、むくみ改善の効果が期待できます。さらに、足指が1本ずつ包まれているため、足汗で足が冷えるのを予防できるでしょう。

蒸れにくい素材でできている

立ち仕事の人に向く靴下は、蒸れにくい素材でできていることもポイントです。合成繊維よりも、綿やシルクなど自然素材がおすすめです。

特に、綿は吸水性に優れ、強くて丈夫という特徴があります。五本指靴下に使われる場合、足と足の間にかいた汗がすぐに吸収され、履き心地も快適に感じるでしょう。

長時間歩いていても疲れない

立ち仕事の中でも、立ちっぱなしではなく歩き回ることが多い人もいます。たとえば、営業職、飲食店スタッフ、清掃員、倉庫内を歩き回るピッキングのお仕事をしている人などなど。

歩くことが多い人は、長時間歩いても疲れにくい靴下を選びましょう。例えば、足裏にクッション性のある靴下もひとつ。地面や床から足に伝わる衝撃が緩和され、さらに硬い床からの衝撃が軽減されるでしょう。

足部のバランスがとりやすい

立ち仕事の人は、足部のバランスがとりやすくなる五本指靴下をおすすめします。私たち人間の足にはアーチ構造があり、歩行中の膝や腰にかかる衝撃を吸収しています。

五本指靴下は、足の5本の指全体に体重が分散され、体のバランスが取りやすくなります。バランスが整うと、歩くときの衝撃が吸収され、膝腰に負担がかかりにくくなるでしょう。

足のアーチ

関連記事:足が疲れにくい靴下とは?4つの特徴や使えるシーンまで詳しく解説


靴下とあわせて実践してみよう!立ち仕事で疲れた足がすっきりする方法

靴下とあわせて実践してみよう!立ち仕事で疲れた足がすっきりする方法

立ち仕事での足の疲れに、靴下を替えるのは有効な手段です。さらに、靴下を替えることとあわせて、ストレッチやマッサージなど以下の方法で、足の疲れをすっきりさせましょう。

  • ふくらはぎを伸ばす
  • ゆっくりとお湯に浸かる
  • マッサージする
  • 足を高くして寝る

ここでは、疲れた足をすっきりさせる方法を詳しく紹介していきます。

ふくらはぎを伸ばす

足がむくみやすい人は、ふくらはぎを伸ばすストレッチがおすすめです。ふくらはぎの筋肉を柔らかくすることで、足の血行がよくなりますよ。仕事の休憩中などにも行える方法を紹介します。

【ふくらはぎのストレッチ】

  1. 椅子やテーブルに手をかけて足を肩幅に広げる
  2. 片足を後ろに一歩引き、前の足の膝を曲げる
  3. ふくらはぎをゆっくり伸ばして20秒~30秒間キープする

ふくらはぎを伸ばすときは、息をゆっくりと吐きながら行うのがポイントです。片足3セットずつ行ってみてください。

ふくらはぎのストレッチ

ゆっくりとお湯に浸かる

足の疲れには、しっかりとお風呂に浸かるのもおすすめです。入浴は、下半身にたまった血液やリンパ液を押し戻してくれる効果が期待できます。

反対に、湯船に浸からずにシャワーだけで済ませていると、体が冷えやすく血液やリンパの流れが悪くなるため、むくみやすくなってしまいます。

【おすすめの入浴法】

  • お湯は38~40℃に設定する
  • 15~20分間ゆっくり浸かる
  • 寝床につく1~2時間前にはお風呂に入る

この入浴法は体の中心部を温め、眠りにつきやすくします。冬は入浴後から寝るまでの間に足を冷やさないよう、お風呂上がりには靴下を履いて保温しましょう。

マッサージする

立ち仕事で疲れた足には、足指と足首のマッサージが効果的。疲れで硬くなった筋肉を、ゆっくりとほぐしていきましょう。お風呂上りなど体があたたまったタイミングがおすすめです。

【足指と足首のマッサージ】

  1. 椅子に座り片足を太ももの上に乗せる
  2. 足指を1本ずつ分けるように前後に開く
  3. 左右に1本ずつ開く
  4. 手をグーの形にして、足裏をトントンとたたく
  5. 右手と左足で握手をするように掴む
  6. 足首を大きく20回まわしたあと、反対に20回まわす
  7. 反対の足も同様に行う

足首まわし

足を高くして寝る

立ち仕事で足が疲れてしまったら、足を高くして寝る方法もおすすめです。足を上げて寝ると、むくみ解消や新陳代謝アップの効果が期待できますよ。

【足を上げて寝るときのポイント】

  • 仰向けになった状態で、10~15cm足が上がるように調整した布団やクッションを足の下に置く
  • 膝から足部まで全体的に支えられるクッションなどを利用するのがおすすめ

関連記事:こむら返りの原因とは?予防法もあわせて解説【専門家監修】


まとめ

立ち仕事で足が疲れたと感じるのは、足がむくんだり蒸れて不快に思ったりすることが原因です。靴が足にあわなかったり、職場の床が硬かったりするのが関係することもあります。

仕事中、ずっと履いて活動する靴下には、疲れにくくなる靴下を選んでみてはいかがでしょうか。足のむくみや蒸れを防ぐ靴下をおすすめします。また、足部のバランスがとりやすく長時間歩いていても疲れない五本指ソックスを選ぶのも、選択肢の1つです。

ケアソク〈ととのえる〉は、足部のバランスが取りやすく、むくみの改善にも役立つフットヘルスウェアです。足の専門家と共同開発した科学的エビデンスのある五本指ソックス。足指にかいた汗も間にある生地が吸収・放湿して快適な履き心地です。着用シーンに合わせたデザインと豊富なカラーの〈ととのえる〉を、ぜひお試しください。

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足が疲れにくい靴下とは?4つの特徴や使えるシーンまで詳しく解説

足が疲れない靴下ってどんなもの?特徴や使えるシーンまで詳しく解説

「靴下を替えると疲れにくくなるって本当?」「どんな機能を持つ靴下なのか知りたい」

1日の終わり、家に帰ると足がだるく、重さを感じる人は少なくありません。仕事や家事をしているだけなのに足が疲れてしまうのは、なんとかしたいものです。

靴下を替えると足が疲れにくくなると耳にしたことがある人もいるかもしれません。そこで今回の記事では、足が疲れにくくなる靴下の特徴と、活用におすすめのシーンを詳しく紹介します。


足が疲れやすい人は?靴下を選ぶ前の知識

足が疲れやすい人は?靴下を選ぶ前の知識

そもそも足が疲れやすいと感じるのは、どのような人でしょうか。足が疲れやすくなる特徴を知り、靴下選びに役立てたいものです。

  • 1日中動き回る仕事をしている
  • 立ち仕事をしている
  • 座りっぱなしのデスクワークをしている
  • 歩く機会が減った

それぞれの特徴を解説していきます。

1日中動き回る仕事をしている

たとえば、介護職や保育士など、1日中、職場で動き回る仕事をしている人は、足に疲れを感じる人も多いでしょう。

また、スーパーの品出しなど立ったり座ったりしながら1日中足腰を使っている人は、足裏やふくらはぎに疲れを感じるかもしれません。長時間足を使うことにより疲労が蓄積しやすく、足の重さ、だるさを覚えることがあるでしょう。

立ち仕事をしている

美容師、飲食業、百貨店の販売員やスーパーのレジ係など、一日中立ち仕事が多い人もまた、足に疲れを感じやすいものです。

立ち仕事では同じ姿勢で立ちっぱなしになり、あまり足を動かせないことで、むくみ、冷え、血行不良などが起こりやすいのが原因です。

座りっぱなしのデスクワークをしている

デスクワークなど座りっぱなしの人も、足が疲れやすくなります。たとえば、システムエンジニア、コールセンターのオペレーターなど、長時間座って仕事をしている人などが考えられます。

「座りっぱなしだと足を使わないから疲れないのでは」と思われがちですが、実はそうではありません。ふくらはぎは、立ったり座ったりするときに筋肉が収縮し、足の血液を押し上げて血流を促す働きがあります。長期間のデスクワークが続くと、同じ姿勢で足を動かさないことにより血流が滞り、疲労が溜まりやすくなってしまうのです。

歩く機会が減った

最近、歩く機会が減ったという人も、足の疲れを感じやすくなるかもしれません。足腰の筋力が衰えると、歩くときにしっかり足が上がらなくなることがあります。すると、すり足で歩行するようになり、余計に疲れる歩き方になってしまいます。それはつまずく原因にもなってしまうでしょう。


足が疲れにくくなる靴下の4つの特徴

足が疲れにくくなる靴下の4つの特徴

履くだけで足が疲れにくくなる靴下とは、どんな特徴があるのでしょうか。靴下を選ぶときは、以下の4つをポイントに選んでみてください。

  • 5本指構造で足指が動かしやすい
  • かかとにクッション性がある
  • 広がった足幅を補正する
  • 天然素材で足がムレにくい

それぞれのポイントを1つずつ紹介していきます。

5本指構造で足指が動かしやすい

足が疲れにくくなる靴下は、5本指構造で足指が動かしやすいというのが特徴です。立ったり歩いたり、動き回ることが多い人には、一般的な靴下(先丸靴下)やストッキングでは、足指が踏ん張りにくくなることがあります。

その点、5本指靴下であれば足指でしっかり地面や床を捉えることができ、重心バランスが整いやすくなります。一般的な靴下よりも、5本指靴下は健康的な歩き方が期待できますよ。

かかとにクッション性がある

足が疲れにくくなる靴下は、かかとにクッション性があるというのもポイントです。生地にクッション性があると、かかとから関節や筋肉に伝わる衝撃が緩和され、疲れにくくなるためです。

足は、知らず知らずのうちに地面や硬い床から衝撃を受けています。それが靴下で少しでも軽減されると、関節や筋肉にかかる負担が少なくなると言えます。

広がった足幅を補正する

足の疲れを軽減させる靴下には、広がった足幅を補正する機能もあるといいです。私たち人間の足にあるアーチは、体重を支え、地面からの衝撃を緩和させるクッションのような役目を持ちます。

何らかの理由で足のアーチが衰えると、地面からの衝撃が吸収されにくくなってしまうのです。横アーチを支える靴下は、開張足や外反母趾の予防効果も期待できますよ。

足のアーチ

天然素材で足が蒸れにくい

足の疲れやすさを軽減させるには、蒸れにくいことも重要なポイントです。合成繊維よりも、汗を吸収して蒸れにくい天然素材をおすすめします。一年を通して履き心地が良い綿などの天然素材の靴下がおすすめです。

さらに、5本指靴下は足指の間にかいた汗が吸収されやすいため、蒸れを感じにくいでしょう。その中でも綿は、度重なる洗濯にも耐えうる丈夫な素材であるため、毎日履く靴下にもおすすめの素材です。


疲れにくい靴下をおすすめするシーン

疲れにくい靴下をおすすめするシーン

ここまで足が疲れにくくなる靴下の特徴を解説してきました。では、疲れにくい靴下は一体どんな場面で役に立つのでしょうか。

例えば以下の4つのシーンでは特に、疲れにくい靴下を履くことをおすすめします。

  • 普段の仕事に行くとき
  • 外回りの営業に行くとき
  • 旅行に行くとき
  • 家で足を休ませたいとき

1つずつ解説していきましょう。

普段の仕事に行くとき

オフィスのデスクワークで座りっぱなし、美容師や販売員など立ちっぱなし、介護職で動きっぱなしなど、足の疲れで悩む人は、毎日仕事で履く靴下にこだわってみてください。

特に、デスクワークの人は長時間座っていると、足がむくみやすくて悩む人も珍しくありません。5本指靴下は、足指が独立した形状をしているため足指が動かしやすく、靴下を履いたまま足を動かすことでリフレッシュすることができますよ。

外回りの営業に行くとき

仕事中によく歩く人は、足の疲れのほか、足の蒸れや臭いが気になる人もたくさんいらっしゃるようです。

足指の間にかいた汗で蒸れるのもストレスになりがちです。素材でも履き心地のよい靴下を選んでみてはいかがでしょうか。足指をしっかり動かすことで、蹴り出しが楽になり、疲れにくい歩き方ができるようになります。

旅行に行くとき

普段の運動不足や筋力不足を自覚している人は、慣れない道や長い時間歩く旅行に不安を感じることもあるでしょう。観光がメインの旅行では、歩くことが意外と多いものです。

せっかくの旅行中に足が痛くなってしまうと、移動にも苦労し、足の痛みで楽しみが半減してしまいます。旅行中の散歩や観光には、足が疲れにくい靴下を選んで備えましょう。

家で足を休ませたいとき

仕事で、いつもハイヒールやビジネスシューズを履いている人は、家では足を休ませるために高機能な靴下を履いてみるのはいかがでしょうか。

室内では、裸足で過ごすよりも靴下を履くのがおすすめです。フローリングなど硬い床からの衝撃を吸収して足の負担を軽減し、足冷え予防効果も期待できるでしょう。

ちなみに、かかとのないスリッパは、脱げないようにつま先に力を入れてしまい、ハンマートウなど足指の変形を引き起こす恐れがあるため、かかとのあるルームシューズをおすすめします。

関連記事:足が疲れにくい靴下とは?4つの特徴や使えるシーンまで詳しく解説

関連記事:立ち仕事のための靴下の選び方を詳しく解説

まとめ

立ち仕事や座り仕事をしている人などは、足に疲れが溜まりやすくなります。足が重く、だるくなりやすい人は、対策として足が疲れにくくなる靴下を選んでみてはいかがでしょうか。

5本指靴下、かかとにクッション性がある靴下は、足の疲れを軽減させます。さらに、足のアーチをサポートする高機能な靴下を履いていると、地面から受ける衝撃を吸収し、足にかかる負担が軽減されるでしょう。

ケアソク〈ととのえる〉は、足指を正しい位置に誘導するインナー5本指構造のフットヘルスウェアです。足が疲れにくくなる靴下、ケアソク〈ととのえる〉を、ぜひ普段使いの靴下としてお使いいただき、足から快適にお過ごしください。
立ち仕事をしている方へのギフトとしてもおすすめですよ。

●足のアーチをサポートし、かかとのハニカムクッションで衝撃を吸収する5本指靴下
→ケアソク〈ととのえる〉シリーズはこちら

ととのえるオンラインショップ


足育先進国ドイツでもじわじわと人気上昇中!ケアソクドイツを紹介します。

ケアソクドイツ

実はケアソクは日本国内に留まらず、ドイツでも販売されています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、ドイツといえば「足育先進国」。
ドイツでは、足の大切さが常識として浸透しているようです。たとえば……

  • 母子手帳に足の検診項目があり、赤ちゃんの時から検診が行われ、変形の兆しがあればすぐに対応できる。
  • 小学校に入るまでに家庭や幼稚園で「正しい靴の履き方」が教えられる。小学校入学時には靴ひもがひとりで結べるようになっているのが一般的。
  • 靴選びをするのは大人で、子供には選ばせない。
  • 幼稚園には「どんぐりボックス」なる、足を刺激するためのどんぐりいっぱいの箱がある??

などなど。

ではなぜ、そんなドイツでケアソクが販売されることになったのか?
ケアソクのブランドマネージャ坪谷(つぼや)に聞いてみました。

―――2年前、日本の優れた商品をドイツに紹介するお仕事をされている、スズキサトミさんに出会ったのがきっかけです。
実際に、毎日スポーツジムでケアソクを履いてエクササイズをしたスズキさんは、
「動きやすくて、疲れにくい。機能性も高い!」
と、とっても気に入ってくださり、そこからドイツでの販売プロジェクトがスタートしました。

ドイツでの販売をスタートするにあたり、スズキさんをケアソクの会社「山忠」の自社工場までお呼びして、靴下ができる工程を見学していただいたんです。

その際に中林工場長が、山忠の靴下作りを力説。機能性靴下であるケアソクシリーズの科学的エビデンスを靴下に反映させるため、細部にまでこだわる技術力の高さ、妥協のない品質管理、しかも編み立て以外はほぼ手作業で行っていることを知ったスズキさんは、とても驚いていらっしゃいました。

* * *

その後、2022年の年明けに無事、ドイツのECサイトがオープン。
そしてこの夏、改めてご家族で来日。再び新潟県加茂市へ皆さまで工場見学に来てくださいました。

実は旦那様のラースさんはデザイナーで、ケアソクドイツのECサイトのwebデザインを担当。そして、娘さんにはECサイトの画像の足モデルをしていただくなど、ご家族で協力してケアソクドイツを運用してくださっているのです。

2022スズキさん工場見学
〈ととのえる〉の編み機(ホールガーメント)の前で。一番右がスズキサトミさん。

2022スズキさん工場見学2
編み上がったばかりの〈ととのえる〉を手に説明をする靴下工場長(右)

2022スズキさん工場見学3
普通には見ることができない靴下編み機の内部もよーく見ていただきました。


ケアソク、現在は主にドイツ語専用のwebサイトで〈ととのえる〉と〈うるおす〉を販売中です。
ドイツではそれぞれ、”TOTO(トト)”と”URU(ウル)”の商品名で親しまれています。

ケアソクドイツはこちら。
https://caresoku.de/

ケアソクドイツでは、〈ととのえる〉をリピートする方、すでに5回も注文する方もいらしたり、少しずつですがケアソクファンが増えているとのこと。
〈うるおす〉も人気急上昇中。ドイツも当然、冬は乾燥しますよね。同じようにかかとのお悩みがあるようです。

ただし、〈あたためる〉は販売していません。今のところ〈あたためる〉は「22-25cm」のワンサイズ。もう少し大きいサイズも用意しないとドイツの方の足には合わないようです。
こちらは今後、検討しなければいけませんね。

足育先進国ドイツで、日本のケアソクが認められて広がっていく未来のために、私たちも日々勉強と研究開発を続けていきます。
また、スズキサトミさんには改めて、ドイツの足事情を伺ってみたいなと思います。

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左から、中林工場長、スズキサトミさん、娘さんおふたり、旦那様のラースさん、ケアソクの坪谷

編集スタッフ:高木