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2022-05

五本指靴下で健康に!メンズソックスの選び方を解説

五本指靴下で健康に!メンズソックスの選び方を解説

毎日、仕事でたくさん歩く人は、日常で使う靴下もこだわりたいと思う人は多いでしょう。健康にいい靴下といえば、五本指靴下が挙げられます。しかし、こんな疑問を持つことはありませんか。

「五本指靴下は、なぜ健康にいいのか?」「五本指靴下のメリットは?」

そこで今回は、五本指靴下が健康にいい理由を解説します。加えて、五本指靴下の選び方を紹介しますので、ぜひご覧ください。


五本指靴下の魅力とは?健康に過ごすためのメンズソックス選び

五本指靴下の魅力とは?健康に過ごすためのメンズソックス選び

五本指靴下は、足裏のトラブルの予防や疲れの軽減に役立ちます。足指が動かしやすいように設計されているため、履き心地がいいという魅力もあります。

ここでは、五本指靴下が健康にいい理由とともに、五本指靴下の機能や魅力を解説します。

外反母趾など足のトラブルを防ぐ

五本指靴下を履くと、外反母趾など足のトラブルを防ぎやすくなります。五本指靴下は、足の指がそれぞれの指を独立して動かせるため、歩行中のバランスが保たれやすいことが考えられます。

歩き方のバランスが良くなると、腰や膝への負担が少なくなり、腰痛や膝の痛みを防ぎます。加えて、足指が伸ばされるため、立ち姿勢の改善にもつながるでしょう。

また、足裏の筋肉が動かしやすく歩行中のバランスが整うと、足裏の筋力低下を防ぎます。

このように五本指靴下を履くと、正しい歩行や正しい立ち姿勢へと促されます。外反母趾や扁平足やハンマートウをはじめとする足のトラブル予防の効果が期待できます。

疲れを軽減する

五本指靴下の着用により足指が自由に動かせると、指先の血行が良くなることが考えられます。また、一般的な先の丸い靴下(先丸靴下)よりも足指が広がることで接地面積が増え、疲れにくくなるでしょう。

特に、仕事で1日中歩きっぱなしだという人は、五本指靴下に替えると疲労が軽減されるかもしれません。五本指靴下で足指がスムーズに動かせると、踏ん張りやすく歩行が安定するためです。

足指を動かしやすくて心地よい

足指を動かしやすい五本指靴下は、履き心地が良く快適だと感じる人も多いです。足指が1本1本包まれている五本指靴下は、足指の間に汗をかいてもすぐに吸収され、蒸れにくい形をしています。

足が蒸れにくい五本指靴下は、足の臭い対策・防臭にも最適です。

水虫の予防効果が期待できる

五本指靴下は、水虫(白癬菌)など足の感染症を予防する効果が期待できます。足の中でも、指と指の間は、特に汗をかきやすい箇所です。

汗をかいてもすぐに吸収される五本指靴下は、靴下の中で足が高温多湿になる状態を防ぎます。

また、水虫の治療中にも五本指靴下はおすすめです。指を1本ずつ独立させることで、白癬菌がなくなった指に、菌がふたたび付着することを防ぎます。

そして、水虫の人は、家の中でも靴下を履いて過ごしましょう。白癬菌は、バスマットやスリッパなどを家族間で共有することで、感染するリスクが高まります。家の中でも靴下を履いて過ごすことで、感染予防の効果が期待できます。

足がむくみにくくなる

ビジネス用の革靴で、長時間デスクワークをする人も多いかもしれません。足の末端は心臓から最も遠く、血の巡りが滞りやすい部位です。長時間座っていると、仕事帰りに足のむくみを感じる人も多いでしょう。

五本指靴下は、むくみの原因のひとつである血の巡りを改善する効果が期待できます。
足指が1本1本包まれているため汗冷えを予防できます。

また、足指を自由に動かせる五本指靴下は、足指や足首を回すなど靴下を履いていてもマッサージしやすいことで、足の末端を流れる血液の循環を促します。

スポーツにも最適

五本の指でしっかりと地面を掴む五本指靴下は、踏ん張りやすいため、スポーツをする際にもおすすめです。足の指が動かしやすい五本指靴下は、脚の筋肉も使いやすくなります。

そのため、アスリートの間でも五本指靴下は人気です。野球選手や陸上競技、バレーボールなどさまざまな分野で、愛用者が多いことで知られています。

関連記事:足のむくみで悩む人必見!ソックスの選び方とストレッチ方法


五本指靴下のデメリットは?健康に過ごすためのメンズソックス選び

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五本指靴下は、足のトラブルを防ぎ、蒸れにくく水虫の予防効果も期待できます。しかし、五本指靴下のデメリットも知った上で、採用するかどうかを決めたい人もいるでしょう。

ここでは、五本指靴下のデメリットを解説します。

見た目がダサい

五本指靴下は、見た目がダサくておじさんが履くものだと思っている人もいるかもしれません。特に、仕事でお客様の家にあがる機会があるという人は、五本指靴下を選ぶことに躊躇してしまうものです。

見た目が気になる人は、五本指靴下の上に普通の靴下を履く、重ね履きをするという方法もあります。しかし、ビジネスシューズでは、重ね履きをすると窮屈さを感じるので注意が必要です。

そこで、一見したところ五本指靴下だとは思われない靴下を選ぶのはどうでしょうか。デザイン性の高い五本指靴下なら、さまざまなシーンでおすすめできます。

履くのが面倒

五本指靴下は、慣れるまで履きづらさを感じるかもしれません。履くのが面倒で一度試してみたけど五本指靴下をやめてしまったという人も多いでしょう。

特に普段から窮屈な靴に足を入れて足指が固まっている方や外反母趾など足に変形が見られる場合は履きづらいかもしれません。
履きづらさにストレスを感じる人には、履く前によく足指を手で広げたり前後に分けるようにマッサージしていただくと、徐々に履きやすくなります。

また、五本指靴下は、足指の先までしっかり履くことが大切です。足指の先に生地が余っていると、履き心地が悪くストレスの原因になってしまいます。足にフィットするサイズの靴下を選ぶことも大切です。

冠婚葬祭には向かない

冠婚葬祭などのTPOに応じた服装が求められるときには、五本指靴下は避けた方がいいでしょう。残念ながら、五本指靴下はまだ主流とはいえません。

メンズ五本指靴下の選び方!健康的に過ごすためのヒント

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五本指靴下の種類はさまざまなタイプが販売されているため、どれを選んだら良いのか迷う人も多いでしょう。

ここでは、メンズソックスの五本指靴下の選び方を解説します。

足の蒸れが気になる人は天然素材の靴下

足の蒸れが気になる人は、天然素材のシルク・綿・ウールなどの靴下をおすすめします。天然素材は、吸湿性・放湿性に優れる素材です。

合成繊維よりも、汗を吸収して蒸れにくい天然素材をおすすめします。一年を通して履き心地が良い綿などの天然素材の靴下がおすすめです。

ビジネスでも気にならない五本指靴下

仕事で五本指靴下を履くとなると、見た目が気になる人も多いでしょう。
見た目は普通の靴下で、靴下の内部に仕切りがある五本指靴下であれば、ビジネスシーンでも気にせずに履けそうです。

運動するときに向く五本指靴下

運動するときの五本指靴下は、土踏まずをしっかりサポートするアーチサポートタイプの靴下がおすすめです。足底の縦アーチと横アーチを支えるアーチサポートタイプの靴下は、地面への着地や地面を蹴り上げる際の負担を小さくするためです。

また、クッションつきの厚手の靴下は接地の際に地面から受ける衝撃に対応・軽減させる効果が期待できるでしょう。履き心地の好みや季節に応じて、丈の長さを選ぶのがおすすめです。

アンクル丈の靴下は、見た目もスッキリして、夏でも涼しく履けて軽やかに使用できますよ。

ゴルフをする方にも五本指靴下がおすすめです。歩く距離が長いゴルフでは、沢山歩いても疲れにくいという声を耳にします。また、地面を踏ん張りやすくなるため、スイングが安定するという効果が期待できるかもしれません。

ただし、ゴルフ場によっては服装規定が決められている場合がありますので、事前にご確認いただくことをおすすめします。


まとめ

足の健康を考えるなら、五本指靴下がおすすめです。五本指靴下を履くと足のバランスがとりやすいため、歩行や立ち姿勢の改善につながります。そのため、外反母趾や扁平足など足のトラブルを防ぐ効果が期待できるでしょう。

ビジネスシーンや運動する場面にあわせて、自分にあった五本指靴下を選んでみてはいかがでしょうか。足の専門家と共同開発した科学的根拠を持つ靴下、ケアソクもぜひお試しください。

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靴下の穴で体の不調が分かる?健康に過ごすためのヒント

靴下の穴で体の不調が分かる?健康に過ごすためのヒント

「靴下のいつも同じ位置に穴が開く」「靴下に穴が開きやすいと健康に問題があるの?」
このように靴下の穴に悩むことはありませんか。もしかしたら靴下の穴は、あなたの足の不調を知らせるサインかもしれません。

そこで今回は、靴下の穴が開く原因を解説します。靴下の選び方のコツや穴が開かないように注意する方法なども解説しますので、穴が開きやすくて困っている人はぜひご覧ください。


靴下に穴が開く理由とは?健康に過ごすためのヒント

靴下に穴が開く理由とは?健康に過ごすためのヒント

靴下に穴が開いただけで不健康だと決めつけるのは早合点ですが、いつも同じところに穴が開くのには、いくつかの理由が考えられます。

ここでは、靴下に穴が開く原因を詳しく解説します。

足に合わない靴を履いている

靴下に穴が開きやすい人は、足に合わない靴を履いている可能性があります。

大きすぎる、小さすぎるなどサイズの合わない靴を履いていると特定の場所に圧力や摩擦がかかり、その部分に穴が開きやすくなります。

特に、大きすぎる靴を履いていると靴の中で足が動きやすいため、歩くたびに摩擦が起きてしまいます。また、滑らないように足指に必死に力を入れて靴を掴んでいる状態になり、余計な力がかかります。

小さすぎる靴の場合は、足が常に靴に当たるところに摩擦が起きて穴が開く原因になります。

足に合わない靴の長期間の使用は、靴下の穴だけでなく足の不調を引き起こしてしまいます。日常使いする靴は、自分の足にあった靴を選ぶことが大切です。

歩き方の影響を受けている

靴下の穴は、歩き方も開きやすさに影響します。歩くスピードや歩き方によって、体重がかかる位置が違うためです。

例えば、早く歩くと蹴り出す力が大きいため摩擦力が高まり、足指の付け根部分や指先に穴が開きやすくなります。逆に、かかと部分に穴が開きやすい人は、後ろ重心で歩く傾向があることが考えられます。

足の爪が伸びている

靴下に穴が開きやすいのは、足の爪が伸びていることも原因の一つです。つま先に穴が開きやすい人は、足の爪が伸びていないか確認しましょう。特に、爪が伸びていると親指に穴が開きやすくなります。

個人差もありますが、足の爪が伸びる速さは、手の爪に比べると約半分です。足の爪を切るタイミングは、1カ月に1度程度と覚えておきましょう。

また、爪を切った際の表面の状態にも注目してください。爪の先がとがっている、ギザギザになっていると、穴が開きやすくなります。足の爪を切った後は、爪やすりでなめらかに整えましょう。

かかとの角質が硬い

靴下のかかと部分に穴が開きやすい人は、かかとが荒れてガサガサになっていませんか。硬くなったかかとの角質と靴下の間で摩擦が起きると、靴下に穴が開きやすくなります。

特に、冬などの乾燥しやすい時期はかかとがガサガサになる人も多いでしょう。かかとは乾燥しやすい部分であり、ケアも忘れがちな部分です。

靴下のかかと部分に穴が開きやすい人は、かかとの保湿専用の靴下をおすすめします。

浮き指になっている

浮き指になると、靴下の親指部分の穴が開きやすくなります。浮き指とは、足の指が浮いてしまい、地面に接地していない状態・また接地はしていても足の指をしっかりと使えていない状態をいいます。歩行時に足指がしっかり使えないため前足部に圧がかかりやすく、タコ・ウオノメの原因になります。
その部分と靴が擦れやすく、穴が開く原因になります。前足部に穴が開きやすい人は、浮き指の傾向はないか確認しましょう。

開張足になっている

足裏の人差し指や中指の付け根に穴が開きやすい人は、開張足になっているかもしれません。

開張足は足裏の中指の付け根部分に荷重がかかりやすく、穴が開きやすくなります。開張足とは、足の横アーチが崩れた状態です。

また、開張足には外反母趾(外反拇趾)を伴っているケースが多く見られます。外反母趾は歩行時に足裏の親指の付け根にある母趾球(ぼしきゅう)で蹴り出すようになることから、その部分にはタコができやすいです。

このように、足裏の穴が開きやすい箇所と同じ部分に、タコやウオノメができている場合があります。

タコやウオノメと靴下の穴の関係をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
→関連記事:タコ・ウオノメ(魚の目)を靴下からととのえる方法を解説


靴下の穴を開きにくくするための改善方法!健康に過ごすために

靴下の穴を開きにくくするための改善方法!健康に過ごすために

靴下の穴が開きやすいと、頻繁に靴下を買わなければなりません。煩わしさを解消するためにも、靴下の穴が開きにくい方法を知りたいものです。

ここでは、靴下の穴を開きにくくする方法を解説します。

靴下と靴のサイズを確認する

靴下の穴が開きやすい人は、靴下と靴のサイズが自分の足に合っているか確認しましょう。
靴下が大き過ぎても小さくても、歩くときの摩擦によって穴が開きやすくなることが考えられます。

また、人の足は午後3時頃に最大になると言われます。朝から足を使っていると、むくみが生じるためです。
靴を買いに行くときは足が大きくなっている時間帯に。3時ぴったりでなくても、午後に選びに行くことをおすすめします。シューフィッターのいる靴屋であれば、ぜひ声をかけて正しいサイズを確認してもらいましょう。

なお靴下によって厚みや形が変わるため、普段、使用している靴下を履いて靴を選ぶことも大切です。

歩き方や立ち方を見直す

靴下の穴が開きやすい人は、歩き方や立ち方を見直してみましょう。歩き姿勢や立ち姿勢を改善することは、開張足や浮き指など足のトラブル改善にも繋がります。

正しい立ち姿勢をすると、重心がかかとの1cm前方に乗ります。やってみると想像しているよりも後ろになるため、違和感を覚える人もいるかもしれません。

また、左右で同じ位置に同時に穴が開く場合は、歩くときの体重のかかり方に問題があるのかもしれません。そして左右で穴の開き方が異なる場合は、片方だけをよく使う癖がある場合も少なくありません。

しかし、正しい歩行姿勢を維持するのは簡単ではありません。まずは、かかとから着地して親指から蹴り出すように意識して歩いてみましょう。

あおり歩行
歩き方が正しいと、かかとの上→足の外側→親指・・・・・・この順番に重心が移動していきます。(あおり歩行)


穴が開きやすいときの靴下の選び方!健康に過ごすために

穴が開きやすいときの靴下の選び方!健康に過ごすために

靴下に穴が開かないようにするには、靴下の選び方にもポイントがあります。

ここでは、靴下の選び方を解説します。

生地が丈夫で一年中履ける靴下を選ぶ

靴下の穴が開きやすいときには、生地が丈夫で一年中履ける靴下を選びましょう。

毎日の洗濯にも耐えられるような、綿などの丈夫な素材がおすすめです。綿は、吸汗性や放湿性に優れた素材であるため、さらりと快適に使えます。

また、夏でも冬でもオールシーズン履ける綿の靴下は、季節を選ばないため使い勝手が良いでしょう。

五本指ソックスを選ぶ

浮き指や開張足かもしれないと思う人は、足のアーチをサポートする五本指ソックスを選んでみてはいかがでしょう。

五本指ソックスは、足指が使いやすくなることで足のアーチを整える筋肉を使いやすくなります。

また、横アーチ部分に適度な圧力のある靴下は、横アーチをサポートすることで足指の付け根の摩擦を和らげます。

ジョギングやサッカーなどのスポーツをする人にも、五本指ソックスは人気です。五本指ソックスを履くと指先が動かしやすいため、スポーツのパフォーマンス向上も期待できます。

保湿性の高い靴下を選ぶ

かかとに穴が開きやすい人は、かかとの保湿を補う機能性靴下に替えてみてはいかがでしょうか。

かかとの角質ケアには、保湿クリームを塗るという方法もあります。けれど、クリームでベタベタするのが気になる人も多いでしょう。

クリーム不要の保湿力の高い機能性靴下なら、クリームのベタベタ感はないため快適に過ごせます。履くだけで手軽にかかとケアができるため、フットケアの時間がゆっくり取れない人にもおすすめです。


まとめ

靴下のいつも同じ位置に穴が開くのは、足の不調のサインかもしれません。そこに穴が開く原因を見つけ、できることから改善していきましょう。

また、足を健康的に変えたいと考えるなら五本指ソックスはおすすめです。他にも、かかとに穴が開きやすい人は、かかとの保湿力が高い靴下を使ってみるのもひとつです。

足の専門家と共同開発し、科学的エビデンスに基づき作られたケアソクシリーズをぜひお試しください。

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健康に良いレディース靴下はあるの?足のお悩み別の選び方

健康に良いレディース靴下はあるの?足のお悩み別の選び方

「最近、足の健康が気になる」「健康にいい靴下で、レディース向きはどれ?」
健康に気を使う人にとって靴下選びは重要です。毎日履くなら機能的な靴下を選びたいと思う人も多いでしょう。

そこで今回は、足の健康が気になる人に向けて靴下の選び方を解説します。五本指靴下についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


履くと健康になる?レディース向け五本指靴下のメリット

履くと健康になる?レディース向け五本指靴下のメリット

足の健康に良い靴下といえば、五本指靴下です。「なんとなく健康に良さそう」というイメージがあっても、五本指靴下が健康に良い理由がよくわからない人も多いかもしれません。

そこで、ここでは五本指靴下を履くメリットを解説します。

足指が動かしやすく心地よい

五本指靴下は、足指が動かしやすくて快適に履けます。五本指靴下が「一度履いたらやめられない」と言われるのは、この心地よさが理由です。

五本指靴下は一本一本の指が自由に動かせるため、指の先までしっかり伸ばせます。普通の靴下で足が窮屈だと感じている人は、ぜひ五本指靴下を試してみてください。

また、普通の靴下で蒸れやすいと感じている人にも5本指ソックスはおすすめです。

足は想像以上に汗を掻きやすいもの。特に、指と指の間は汗が溜まりやすい箇所です。足指が一本ずつ包まれている五本指靴下は、汗を掻いてもすぐに生地が吸収してくれます。

体の歪みを整える助けにも

五本指靴下は、先丸靴下(先が丸い一般的な靴下)と比べると体のバランスを整えやすいと考えます。足指を動かしやすい五本指靴下は足指が広がり接地面積が増加するため安定感が生まれます。

体のバランスが整うと、立ち姿勢や歩く姿勢にも影響します。姿勢が改善されることで肩や腰への負担が少なくなり、肩こりや腰痛が緩和されることも考えられます。

姿勢や歩き方が気になる人は、五本指靴下を試してみるのも一つの方法です。

足のトラブルを防ぐ

五本指靴下は足指を動かしやすくするため、足のトラブルを防ぐ効果が期待できます。

例えば、外反母趾・扁平足・浮き指・ハンマートウなど、足指の変形で悩んでいる人は意外と多いものです。
さまざまな足トラブルの原因となり得る足のアーチの崩れ。このアーチを適度な圧力でサポートする靴下であれば、さらに足トラブルを予防することも期待できます。

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スポーツをするときにも向く

意外と知られていない事実ですが、五本指靴下はスポーツをするときにも向きます。特に、ランニングやサッカーなど走る動作が多い運動におすすめです。

五本指靴下は一本一本指が独立しているため、足指が動かしやすくなります。五本指靴下を履くと指先に力を入れやすくなり、踏ん張りが利きやすくなることが理由です。地面をしっかりと掴めるため、スポーツのパフォーマンス向上が期待できます。

特に、ランニング中、指先まわりにマメ(外傷性水泡)ができやすい人は、五本指靴下も試してみてください。
スポーツシューズと同じように、スポーツ用のソックスもこだわってみませんか。

水虫を予防する

五本指靴下は、水虫の予防にも役立ちます。水虫を予防するには、足が蒸れないように気をつける必要があります。足が蒸れていると雑菌が繁殖しやすく、白癬菌による水虫も治りにくくなるためです。

水虫になった場合は、蒸れを防ぐために基本的には素足で過ごすことをおすすめしますが、外出時に靴下を履かないわけにはいきません。そんなときに役立つのが、五本指靴下です。

五本指靴下は足指が一本ずつ独立しているため、指の間の汗が吸収されやすく多湿の状態を避けられます。
吸湿・放湿性に優れたシルクや、綿などの天然繊維の靴下であればもっと良いでしょう。

また、家庭内で感染を広げないために、室内でも靴下を履きましょう。

健康的に過ごすために!レディース五本指靴下のデメリット

健康的に過ごすために!レディース五本指靴下のデメリット

五本指靴下は健康に良いと聞いても、デメリットもしっかり知った上で購入したいものです。

ここでは、五本指靴下のデメリットを解説します。

履くのが面倒だと思う人もいる

五本指靴下は指を一本一本入れるため、履くのが面倒だと感じるかもしれません。

しかし五本指靴下の履きづらさは、履き方の工夫で改善できます。ポイントは指を入れる順番です。
履くときは親指から順番に入れます。もしくは、一番小さい小指が入れにくいと感じる方は、小指を先に入れてしまってから親指側へ順番に入れると良いかもしれません。

足指の入れにくさはありますが、指1本1本をさわりながら靴下を履くことが足指のエクササイズにもなります。始めは履くのが面倒と思われるかもしれませんが、ぜひ続けて履いてみてください。

見た目が気になる人もいる

五本指靴下は、おしゃれではないと言う人がいます。指先が分かれている五本指靴下は健康色が強く、ファッションセンスがないと感じるのでしょう。

しかし、最近はデザイン性の高い五本指靴下も存在します。靴下内部に仕切りがあって、一見、五本指靴下に見えない靴下であれば、靴を脱がなければならないシーンでも人の目を気にすることがありません。
五本指靴下の外見が気になる人は、そんな五本指靴下を選んでみましょう。


レディース健康靴下、足のお悩み別の選び方

レディース靴下、足のお悩み別の選び方

冷え性やかかとのガサガサなど、足の悩みを抱えている人は意外と多いものです。足にトラブルを感じている人には、機能性の高い靴下をおすすめします。

ここでは、足のお悩み別に、おすすめの靴下を紹介します。

冷え性の人に向く靴下

足が冷えやすい女性には、丈の長いルームソックスがおすすめです。ふくらはぎまですっぽりと包む、長めの保温性靴下を選んでみてください。

「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎは、血液を全身に送り出すために必要な役割を担っています。ふくらはぎの筋肉の収縮活動をサポートする靴下は、血行不良や冷えの改善に役立ちます。

また、足がつりやすい人も冷えが原因となることがあるので、足をあたためる靴下はおすすめです。

そして、ルームソックスは外出用の靴下とは違い、厚手で生地が柔らかいものが多く、履き心地が良いように作られています。また、一枚で足をしっかりあたためる靴下は、重ね履きが苦手な人にも好まれます。

かかとの保湿に向く靴下

かかとのガサガサに悩む人には、かかとの保湿専用の機能性靴下をおすすめします。かかと部分に保湿シートが内蔵された角質ケア用のソックスもあります。

かかとは、体重を支えるため角質が分厚くなりやすい箇所です。角質ケア用ソックスを履くとガサガサのかかとが保湿され、乾燥によるダメージを受けにくくなるでしょう。

また、かかとの保湿用靴下には薄手のものもあります。普段使っている靴下のインナーソックスとしても使えますよ。保湿クリームよりも、洗濯可能なインナーソックスなら清潔に繰り返し使用できるため、経済的です。


まとめ

健康に過ごしたい人にとって、足に気を配ることは大切です。靴下を替えると、歩き方や姿勢の改善にも繋がります。足指の動きが活発になる五本指靴下は、足の健康を維持するためにも役立ちます。

また、靴下には特定の足のお悩みに応じた機能性靴下もあります。冷え性に悩む人は、保温力の高いルームソックス、かかとの角質が気になる人は、角質ケア用の靴下がおすすめです。

ケアソクの靴下には、五本指ソックスや保湿力の高い機能性靴下、保温力の高いルームソックスなどさまざまなタイプがあります。ご自身の悩みに合わせて選んでみてください。

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ハイアーチとは?原因と改善方法など靴下選びのコツを解説

ハイアーチとは?原因と改善方法など靴下選びのコツを解説

「長時間歩くとふくらはぎが疲れやすい」「かかとが痛む」「足をひねりやすい」……
このような足の悩みはありませんか。もしかしたら、足がハイアーチになっているかもしれません。ハイアーチは足の筋力が緊張している状態であるため、足底腱膜炎(足底筋膜炎)などの症状に進む可能性があります。

そこで今回は、ハイアーチの原因と改善方法を解説します。ハイアーチになった場合の靴下の選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


ハイアーチはどういう状態なのか?

ハイアーチはどういう状態なのか?

自分にあった靴下を選ぶためにも、ハイアーチについて詳しく知ることは重要です。
ここでは、ハイアーチの特徴と症状を解説します。

ハイアーチとは

ハイアーチとは、土踏まずを形成している内側の縦アーチが高く、甲が高い足の状態をいいます。足の裏が平らになる扁平足とは逆の状態です。ハイアーチの中でも、土踏まずが全く地面に接しないほど浮いた状態は凹足(おうそく)と呼ばれます。

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ハイアーチは足裏のアーチがアンバランスな状態であるため、歩行の際の衝撃が吸収されにくくなります。足裏だけでなく、膝や腰にかかる負担も大きくなってしまうでしょう。

また、ハイアーチが進行するとかかとと前足部に圧力が集中してかかるため、皮膚が硬くなりタコやウオノメなどができやすい状態です。

そして、足の甲が高いため足裏の接地面が小さくなり、体のバランスを崩す人も少なくありません。

症状が悪化すると足底腱膜炎やハンマートウ(ハンマートゥ)などを引き起こす場合もあるため、早めの対策をおすすめします。

関連記事:ハンマートウ(ハンマートゥ)とは?症状や原因など靴下選びのコツを解説

ハイアーチが進行すると起きうる症状

ハイアーチが進行すると以下のような症状が出る可能性があります。

  • 足の裏全体を床につけたまま、しゃがむことができない
  • 長時間の歩行や運動で足に疲れが溜まりやすい
  • 足の甲が硬く、歩くとふくらはぎが疲れやすい
  • 足首をひねりやすい

また、見た目にも足の甲が高く土踏まずが持ち上がっているため、ご自身で気がつく方も多いでしょう。

関連記事:足の裏の骨に違和感がある時の原因と対策は?トラブル予防法も紹介

ハイアーチになってしまう可能性のある2つの原因

ハイアーチの原因は?靴下選びに役立つ知識

ハイアーチは先天性の疾患がない限り、生活習慣やスポーツなどによる筋肉の使い方が原因です。

ここでは、ハイアーチになる可能性がある原因を解説します。

ハイヒールの使用

ハイアーチになりうる原因に、ハイヒールの使用があります。ハイヒールを履いた足の形は、つま先立ちをしている状態です。つま先立ちの状態になると、足底腱膜が引っ張られることで足のアーチが高くなります(ウィンドラスアクション)。さらに、ふくらはぎの筋肉が緊張した状態になるため、そのこともかかとの骨を介して足裏を緊張させる原因となります。

足先に負担がかかる運動をしている

足先に負担がかかりやすい運動をしていると、ハイアーチになる場合があります。例えば、サッカーや陸上競技などのスポーツをしている人は、足先や足底腱膜にかかる負荷が大きく、足のアーチのバランスが崩れてしまう可能性があります。

特に、硬い路面で練習を繰り返していると、足裏への負担が大きくなるでしょう。


ハイアーチの改善につながりうる対策と靴下の選び方

ハイアーチは靴や靴下を替える、足のマッサージを行うなどで改善されることがあります。

ここでは、日常生活で取り入れやすいハイアーチの改善方法を解説します。

靴を替える

ハイヒールを履く機会が多い人は、を替えてみてはいかがでしょうか。

難しいのは、ハイアーチの人は足がつま先立ちの形になるヒールの高い靴の方が快適に感じてしまうことです。しかしそのままハイヒールを履き続けると、一向に筋力バランスのズレは改善されません。

ハイアーチを予防するには、ヒールの高さは4cm以内の靴がおすすめです。足の甲を留めるストラップつきの靴を選ぶと、さらに足が安定します。もちろん、ちゃんとサイズの合った靴を選ぶのが基本です。

五本指ソックスに替える

ハイアーチで足にトラブルを感じているなら、五本指ソックスの着用をおすすめします。

ストッキングなどで足指が動きにくい状態であると足裏はより緊張してしまうため、五本指ソックスを着用して指をしっかり動かすことで足裏の緊張を軽減することができます。

また、五本指ソックスの着用は正しい歩行を促します。歩行姿勢がよくなると膝や腰への負担も少なくなりますよ。

加えて、ハイアーチの足は硬く歩行時の衝撃を吸収できず足腰への負担がかかりやすいです。そのため、かかと部にクッション性の高い五本指ソックスを履くことで歩行時の衝撃を吸収し、足裏への負担を軽減するためおすすめです。

足裏やふくらはぎのマッサージをする

ハイアーチは、足裏やふくらはぎの筋肉が硬直しやすい状態です。そこで、足の筋肉を柔らかくほぐすマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか。

足裏とふくらはぎのマッサージ方法を紹介します。

  1. かかとから足指の付け根、足の指にかけて足裏をゆっくり押す
  2. かかとから足指の付け根、足の指にかけて足裏をゆっくり押す

  3. ふくらはぎは手で掴むように圧迫しながら痛気持ちいい程度でゆっくりマッサージする

ふくらはぎは手で掴むように圧迫しながら痛気持ちいい程度でゆっくりマッサージする

足に痛みがある場合は無理して行わないでください。
また、足の痛みが強い場合は整形外科などの医療機関を受診しましょう。

関連記事:足の裏の疲れをどうにかしたい!ストレッチと予防方法を解説

インソールを使用する

ハイアーチの改善には、インソールを使用する方法があります。足のアーチを正しい位置に戻すのは時間がかかりますが、インソールは使用してすぐにアーチを補助できるため効果的な対策のひとつです。

けれど足の形には人それぞれ個性があるため、インソールを選ぶ際はシューフィッターなどのいる専門店へ行き、アドバイスを受けましょう。


まとめ

ハイアーチは足の甲が高くなった状態で、本来よりも土踏まずが高いため自分で気付く人もいるでしょう。ハイアーチになると歩行時の衝撃が吸収されにくいため、早めの対策をおすすめします。

例えば、ハイヒールを長期間使用している人は、サイズの合ったヒールの低い靴に変えてみましょう。足裏の筋肉を柔軟にするために効果的なマッサージもぜひお試しください。

そして、お仕事柄ストッキングなどで足指が動きにくい状態で過ごすことが多い方は、休日には五本指ソックスで指をしっかり動かし、足の緊張を軽減しましょう。

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中足骨骨頭痛とは?改善方法と靴下の選び方と改善方法を解説

中足骨骨頭痛とは?改善方法と靴下の選び方と改善方法を解説


「足指の付け根がジンジンと痛む」「中足骨骨頭痛と言われたら靴下で痛みを和らげることはできる?」
歩くたびにつらいと感じる人は少なくありません。
足のトラブルは外反母趾や扁平足などが有名ですが、それ以外にもさまざまなものがあります。
中足骨骨頭痛という聞き慣れない名前で不安に思うこともあるでしょう。
そこで今回は、中足骨骨頭痛の症状や原因を解説します。マッサージや靴下の選び方など改善方法も紹介するので、ぜひご覧ください。

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中足骨骨頭痛の概要と症状・見分け方

靴下を選ぶ前に、事前に中足骨骨頭痛の症状や原因を知っておくことで、対処しやすくなります。ここでは、中足骨骨頭痛の特徴と症状を解説します。

中足骨骨頭痛とは

中足骨骨頭痛(ちゅうそっこつこっとうつう)とは、足裏側の足の人差し指から薬指の付け根に痛みが出る状態です。中足骨骨頭とは足指の付け根部分を指します。

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足指の付け根は、足を踏み出してから蹴り出す瞬間まで地面と接している箇所です。そのため、歩くときに体重が集中してかかりやすい箇所ともいえます。

中足骨骨頭痛で足の痛みを感じる人の多くは、足が開張足の状態です。開張足とは、足の横アーチがつぶれている足の形のことです。

中足骨骨頭痛の症状

中足骨骨頭痛になると、歩行時に足指の付け根が痛みます。特に、足裏側の人差し指から中指の付け根あたりにジンジンとした痛みがあれば、中足骨骨頭痛が疑われます。

中足骨骨頭痛の痛みは、しばしば「靴の中に小石が入っているようだ」と表現されます。そして痛みが継続されると、足裏にタコやウオノメができやすくなります。

タコやウオノメで足が痛むと、歩くこと自体が億劫になるかもしれません。足の痛みが強い場合は、整形外科などの医療機関を受診しましょう。

中足骨骨頭痛の見分け方

中足骨骨頭痛は、足の中央部分、特に中足骨の骨頭の近くで生じる痛みや圧痛が主な特徴です。この痛みは歩行や走行時に顕著になり、靴を履いた際にも圧迫感や不快感を持つことがあります。

長時間立っていると痛みが増すことも一般的です。中足骨骨頭痛は、腫れや赤みを伴うこともあり、足の形が変わっている場合もあります。

この症状は、扁平足やハイアーチの足、または過度の運動や不適切な靴によって引き起こされることがあります。


中足骨骨頭痛の原因は?靴下選びに役立つ知識

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関節リウマチや痛風でない限り、中足骨骨頭痛は、使用している靴や筋力の低下などが原因で起こります。ここでは、中足骨骨頭痛になる原因を一つずつ解説します。

ヒールの高い靴や靴底が薄い靴の使用

ハイヒールなど前足部に負担がかかる靴を長年使用していると、中足骨骨頭痛になりやすいと言われます。ヒールが高いほど、つま先寄りで荷重を受け止めるようになり、足の負担が大きくなるためです。

また、ハイヒールには靴底のクッション性がないことも関係しています。地面からの衝撃が直接足に伝わるため、足にかかる負担が大きくなります。

そして、男性のビジネスシューズでも、足にあわない靴を履いている方は注意が必要です。大きめの靴など、足にあわない靴を日常的に履いていると歩くたびに足が前滑りし、前足部に衝撃と荷重がかかってしまいます。

一日中、ハイヒールやビジネスシューズで歩き回ると、足にかかる負担は大きなものです。普段使用している靴を替えるか、靴底にクッション性のある靴に替えましょう。詳しくは後述します。

足の筋力の低下

足の筋力が低下すると、中足骨骨頭痛を引き起こすと言われます。運動不足で足の指を使わなくなることが原因です。

筋力が低下すると足裏の横アーチが弓なりの形状を維持できず、足の幅が広い開張足になりやすくなります。本来、足裏のアーチは歩く際の衝撃を吸収して分散する役割を担うもの。
足裏アーチが崩れて開張足になると、中足骨骨頭部に圧力がかかり痛みが出ます。

開張足

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運動によるオーバーユース

中足骨骨頭痛は、運動によるオーバーユースが原因でも起こります。足の前側に体重をかける姿勢をとる競技やスパイクを履く競技などで、筋肉を使いすぎてしまうためです。

例を挙げると、陸上競技やバレーボール、バスケットボールなどの競技が該当します。


中足骨骨頭痛の改善方法5つと靴下の選び方

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中足骨骨頭痛を改善するには、正しい歩き方を身につけ、靴や靴下を替えてみましょう。

ここでは、中足骨骨頭痛の改善方法を5つ解説します。

歩き方の改善を行う

正しい歩き方を身につけると、中足骨骨頭痛や開張足の改善につながります。足裏全体を使い、上手に体重を移動させることがポイントです。

正しい歩き方は以下の手順をご覧ください。

  1. かかとから着地する
  2. 足の外側を通って前方に重心を移動する
  3. 足指から自然に蹴り出す

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地面を蹴る際に、足の付け根部分がくの字に曲がるように意識しましょう。

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意識していないと、正しい歩き方はできないものです。足裏全体を使って歩くと、効率よく地面からの衝撃を吸収するためバランスが保ちやすくなります。


靴下を替える

中足骨骨頭痛を改善するには、靴下を替えてみるのも一つの方法です。例えば、五本指ソックスを使用すると指が動かしやすくなるため、体の重心バランスが整います。

また、開張足の人には、横アーチを支える機能を持つ五本指ソックスに替えてみるのもおすすめです。そして、かかとのクッション性が高い靴下を選ぶと、歩行中の足の負担が小さくなります。

アキレス腱のストレッチを行う

中足骨骨頭痛をはじめとする足のトラブルを改善するには、アキレス腱をほぐすストレッチがおすすめです。アキレス腱のストレッチを行うと足首やふくらはぎの筋肉が柔軟になり、足の可動域が広がるという効果があります。

アキレス腱のストレッチ方法を解説します。

  1. 壁に向かって立ち、肘を伸ばして壁に手をつける
  2. 片足を後ろに一歩下げる
  3. 前の足の膝をゆっくりと曲げ、アキレス腱がやや突っ張る状態で10秒間キープ
  4. 足を入れ替え反対側も同様に行う

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腕は床と平行になるようにまっすぐ伸ばしましょう。かかとは床から浮かせずにつけて行います。つま先は、壁と垂直の位置を保ちます。足を曲げるときは、反動はつけずに行ってください。

このアキレス腱のストレッチを、1日3セット以上を目標に行います。しかし、痛みが強いときに無理して行うのはおすすめしません。できる範囲で取り入れてみてください。

靴を替える

中足骨骨頭痛を改善するには、自分の足にあった靴に替えましょう。ハイヒールやビジネスシューズなど一日の中で着用時間の長い、仕事で使用する靴を見直してみてください。

中足骨骨頭痛の痛みを和らげようと大きいサイズの靴を履くと、かえって開張足を進行させてしまうため注意しましょう。

靴を選ぶときは、つま先を圧迫しない形のものがおすすめです。そして、ヒールは3〜4cm程度に抑え、パンプスベルトなどがついていると良いでしょう。

また、靴底の薄すぎる靴はおすすめしません。ビジネスシューズなどでも、前足部にクッション性のある靴を選びましょう。

インソールを使用する

中足骨骨頭痛で悩む方は、インソールを使用するのも一つの方法です。インソールは、足裏から横アーチを支えるのに役立ちます。

しかし、足の形や症状は人それぞれに違いがあるため、自分にあったインソール選びは難しいものです。インソールを選ぶ際は、シューフィッターのいる靴屋などで相談しましょう。


まとめ

中足骨骨頭痛になると足指の付け根がジンジンと痛むため、歩くたびに不便を感じてしまいます。ハイヒールや靴底の薄い靴の長期的な使用が原因で中足骨骨頭痛になるケースが多いため、靴を替えるという方法が有効です。

また、中足骨骨頭痛の人の多くは開張足になっているため、足の横アーチをサポートする五本指ソックスもおすすめします。

そして、日頃から正しい歩行を身につけることも足の健康を保つために重要です。五本指ソックスは、正しい歩き方をするためにも役立ちます。

足の専門家と共同開発した、科学的なエビデンスのある五本指靴下、ケアソクの〈ととのえる〉も、ぜひお試しください。

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