オンラインショップ ケアソク(CARE:SOKU)

2020-01

トッキンマッシュ『墓場のラジオ』のノブちゃんの足底圧、初公開!!

トッキンマッシュトークイベント2019 “THE OPEN CAMPUS”の「保健体育」の時間内では触れられませんでしたが、ノブちゃんの足状態を解説していきましょう。

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ノブちゃんって、こんな人。
→トッキンマッシュサイト内 メンバー紹介 NOBU.chan


トッキンマッシュトークイベント2019 “THE OPEN CAMPUS”の参加レポート。
→参照記事:ケアソクが、トッキンマッシュと初コラボ! イベント参加レポート

ジャジャーン! これがノブちゃんの足底圧です。

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5本の指がついていない、いわゆる「浮き指」状態です。足裏への負担が多い傾向にあります。さらに、両方の横アーチ部分に赤みがあり、横アーチが下がり気味。右の方が足の横幅が広がり、外側に加重され小指に気になる圧も…。今は軽度ですが、このまま放っておくと、タコや痛みの原因へと発展する恐れがあります。
これ以上横アーチが下がらないよう、足指を鍛えたり、インソールを使用するなどのサポートをおすすめします。

ノブちゃんの足の特徴は、両足とも内側縦アーチはきれいに出ていますが、ハイアーチ気味。
ハイアーチ自体は問題ではありませんが、足裏の筋膜が硬くならない(緊張状態にならない)よう、日ごろから足裏のマッサージやストレッチをするといいですね。

おすすめの足裏マッサージ&ストレッチはこちら。
→参照記事:今話題の「浮き指」ってなに? ~予防改善エクササイズ編~

ノブちゃんとシブちゃんを比べてみよう!

シブちゃんから「ノブちゃん、悪い足じゃん!」とツッコまれそうですが、バランスはいいですよ!

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前後バランスは、前方4:後方6の正常値。左右バランスもほぼ5:5。完璧です。
母指球でしっかり支えられてもいます。シブちゃんと比べると、指でしっかり支えているのはノブちゃんですね!

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ノブちゃん、まずは浮き指解消を目指し、横アーチがこれ以上下がらないよう気をつけましょう。


監修:理学療法士 北澤友子
編集スタッフ:内藤


第16回 IVO学会でケアソクがブース出展します! 

日本整形靴技術協会(IVO)の学術大会にて、ケアソクがブース出展いたします。
学会に参加されるみなさま、ケアソクブースでお待ちしております!

【第16回 日本整形靴技術協会学術大会 福岡大会】
テーマ「生涯歩行のすすめ」 

会期:2020年1月25日(土)・26日(日)
会場:福大メディカルホール(福岡県福岡市城南区七隈7-45-1)


一般の方がご参加いただける講座も開催!

また今回、学会の2日目には同会場で「市民公開講座」が開催されます。
足・爪・靴・足教育……などなど、各分野の足の専門家の方々の講演を無料でお聴きいただける貴重な機会です。お近くの方、ぜひお気軽にお出かけください♪
なお、市民公開講座の開講前には一般の方も各出展ブースをご覧いただけます。ぜひ、ケアソクブースへお立ち寄りくださいね。

【市民公開講座】
日時:2020年1月26日(日) 14:00~16:30
会場:福大メディカルホール(福岡県福岡市城南区七隈7-45-1)
参加費:無料
定員:250名(先着順。定員になり次第、締め切りとなります)


トッキンマッシュ『墓場のラジオ』のシブちゃんの足底圧、大公開!

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シブちゃん、すばらしい!です。5本すべての指が映っています。
5本の指すべてが映る人って、なかなかいないんですよね。〈ケアソク〉は足底圧計測会を随時行っていますが、10人にひとりいるかいないか……。
それくらい「浮き指」状態の人が多いのです。

接地面積が多いほど、安定感が増します。

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足指の接地面積を見ると、指の腹ではなく指先で支えている状態なので、指の腹で接地できるとより安定感が増します。
画像から見てもシブちゃんの足は、全体的に足幅が細いことが特徴です。標準幅の靴だと、靴の中で足が動いてしまうので、横アーチが下がる原因にも。実際に、左足の横アーチ部分が少し赤くなっているので、横アーチが下がりつつある傾向が出ています。

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上がシブちゃん、下が理想的な足底圧画像。比べると確かにシブちゃんの方が細いですね。

計測時に「左のかかとが痛い」と言っていたシブちゃん。
ちゃーんと表れています。後ろ荷重になっているので、足指でしっかり支えられるようになると前荷重になり、かかとの負担が減らせますよ。足指運動マストです!

足指体操はこちらをチェック。
→参照記事:今話題の「浮き指」ってなに? ~予防改善エクササイズ編~

「〈ととのえる〉を履くと、かかとが痛くない」とも言ってくれたシブちゃんですが、〈ととのえる〉のハニカムクッション機能が見事に発揮されましたね。


と、ここで気づいた最大のミス!!!!
〈ととのえる〉を履いたシブちゃんの足底圧を測っていない。着用前後の比較ができるのに……。イベントの合間に行った足計測。慌ただし過ぎて、測り忘れるという失態を!!
次回〈ととのえる〉を履いたバージョンの足底圧リベンジ!です。

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(監修 理学療法士 北澤友子)
(スタッフ 内藤)


自宅でできる! 自分でできる! フットケア実践編

加茂市健康講演会の3回目は、いよいよフットケアの実技講座。足は大切ということはわかったけれど、「じゃ何したらいいの?」がわからなければ、ただの知識。実際に自分で、自宅でできるフットケアを学びました。

今までの講演会のレポートはこちらです。
●健康講演会1回目「あなたが決める加茂市の未来」
→参照記事: みんなが気になる、認知症予防・介護予防。その効果的な方法とは!? 真剣レポート!

●健康講演会2回目「元気に歩き続けるためのフットケア~導入編~」
→参照記事: 自分の足を見てみよう! 元気に歩き続けるための足チェック実践講座

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健康講演会を通して足の大切さを伝えてくださるのは一般社団法人ロングライフウォーキング推進機構の山下和彦先生です。

セルフフットケアのポイント

1. 足を見て、触れて観察しよう!
2. 正しい爪切りを覚えよう!
3. 爪やすりを使ってみよう!
4. きれいに洗おう!
5. 足もスキンケアを!

1. 足をよく観察しましょう。

自分の足の状態を知らなければケアのしようがありませんよね。フットケアの第一歩は、自分の足をよく見ること。詳しくは前回のレポートをご覧ください。
→参照記事: 自分の足を見てみよう! 元気に歩き続けるための足チェック講座

2. 爪切りのポイント

【爪切りの選び方】
自分の爪を切る時には、小さめで刃があまり湾曲せずに平らになっている爪切りが扱いやすいのでおすすめします。他の人の爪を切る時にはニッパータイプが使いやすいようです。

【爪の切り方】
爪の長さは指先と同じくらい残すことを目安にします。
爪と刃は平行にして、端から少しずつ、5回くらいで切りましょう。小さい爪もなるべく数回で切ります。一度でバチン!と切ってしまうと、深爪になったり、爪にひびが入って縦に割れてしまう原因にも。

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爪の端から……

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少しずつ切り進める感じで……

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最後まで爪から離さず切ります。

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切った爪です。こんな風に繋がらずに、途中で切れてしまっても大丈夫。「少しずつ切る」ことが大事。

3. 爪やすりを使ってみましょう。

【爪やすりの選び方】
爪やすりにはガラス製やステンレス製など様々ありますが、ガラス製の爪やすりがおすすめ。ガラス製の良さは、爪はしっかり削れるけれど、皮膚は削れにくいところです。
足の爪は伸びるスピードが遅いため、爪切りで形を整えた後は、週に一度くらい爪やすりで削って長さをキープするだけでも十分です。

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今回使ったガラス製の爪やすり。片面だけザラザラしています。

【爪やすりの使い方】
爪やすりを長く使えるように根本を持って、爪の端から中心に向かって一定方向に削ります。片側が終わったら反対の端からも同じように。
※往復でゴシゴシかけるのはNGです。

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爪やすりの先端から根本まで使って巻き込むイメージで一定方向に5回くらい削る。

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反対は、爪やすりの根本から先端に向かって滑らすように一定方向に5回くらい削る。

仕上げにやすりを縦方向に使い、面取りするように滑らかに整えて完成です。

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この時も下から上へ一定方向に削ります。

なお、使い終わった爪やすりはその都度ハンドソープで洗ってしっかり乾燥させましょう。雑菌をしっかり洗い流していれば、家族で同じやすりを共有しても、衛生的には問題ありません。(爪切りも同様です。)
爪やすりは消耗品です。削るのに力が必要になってきた、きれいに削れなくなってきたと感じたら新しいものに買い替えましょう。

4. 足と足爪の洗い方・拭き方

水虫の原因となる強力な白癬菌(はくせんきん)が皮膚に付着しても、24時間以内に洗い流せば感染しないと言われています。特に足指の間、足指の裏側、そして爪の周りや爪の横の溝はしっかり洗えていないことが多く、この部分から雑菌に感染することがあるので1日に1度は丁寧に洗いましょう。

今回はフットバスを使い、二人一組でお互いの足を洗ってみました。フットバスを使って足を洗う時、お湯の温度はぬるめの36℃くらい、そして両足で5分以内を目安に。温度・時間ともにこれ以上になると皮膚の乾燥につながります。

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他の人の足を洗う場合は、片手はかかとを支えるようにすると安定しますよ。

洗い終わったら新しいお湯で泡をしっかり洗い流し、タオルで包んで押さえます。拭くというより水分をタオルに吸わせるイメージです。ゴシゴシこすると表皮が剥けてしまうのでご注意を。足指も1本ずつ、指の間も押さえるようにしてしっかりと水気を拭き取りましょう。

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やさしく、しかし、水滴が残らないように拭き取ります。

5.足も爪も、しっかり保湿を。

最後は保湿クリームでしっかりスキンケアしましょう。
そして、皮膚だけでなく爪も乾燥するので、爪にも爪周りにもクリームを延ばします。ただし、足指の間や指の裏は湿りやすく、雑菌に感染しやすいため塗りません。
爪のケアをすることで、爪に栄養を運ぶ爪母(そうぼ。爪の付け根あたり)の刺激にもなり、健康な爪が生えてくる助けになります。

歩くために爪は必須です。今日から爪のケアも忘れずに。


以上、全3回の健康講演会のレポートでした。
来年も、この3回をワンクールとして、足まわりの新しい内容も追加しつつ、続けていく予定です。

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ケアソクの坪谷と亀山ペア。なかなかない画です。笑 足をさわってもらうのはちょっと恥ずかしいものですが、より気持ちが近づく感じがしますよ。まさに“タッチセラピー”ですね。

2019年11月27日
加茂市健康講演会 第3回「足のケアを実践」(実技講習会)

講演者:
山下 和彦氏(工学博士)
了徳寺大学 教養部 教授
たかせクリニック 地域医療研究部 部長
専門分野/生体医工学、高齢者福祉工学、発達工学、医療情報学

白倉 重樹氏(工学博士MBA)
一般社団法人ライフロングウォーキング推進機構 代表理事
株式会社Plugnauts 代表取締役
専門分野/無機材料工学、繊維材料工学、マーケティング、企業経営学


「足のちえぶくろ」でも正しい爪の切り方を紹介しています。こちらもどうぞ。
→参照記事: 巻き爪の予防にも! 正しい爪の切り方講座。


編集スタッフ:高木


自分の足を見てみよう! 元気に歩き続けるための足チェック講座

今回のレポートは、新潟県加茂市で開催された「加茂市健康講演会」の続きです。1回目は、認知症予防・介護予防のために、足が鍵であるというお話。歩行機能を維持することが健康寿命を延ばすために深い関係があることを学びました。

健康講演会1回目「あなたが決める加茂市の未来」のレポートはこちらです。
→参照記事: みんなが気になる、認知症予防・介護予防。その効果的な方法とは!? 真剣レポート!

続く2回目は、自分の足の状態を知るための足の見方を学びました。その内容をお伝えします!

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足が不健康なのはタイヤがパンクしている状態!?

身体を支える基本は「足」です。膝痛・腰痛で動けないという高齢者も、実は足が原因であることも。
足が健康でないことは、車にたとえればタイヤがパンクしている状態です。そんな車では長く走れませんよね。万一、パンクに気づかずそのまま走り続ければ、故障の原因になったり、ハンドルを取られて大事故を起こしかねません。
人間でいえばタイヤはまさに「足」。足の状態が他の部位にも影響を与えます。だから、足を健康に保つことが大切なのです。

まずは、自分の足をよく知ること。

自分の足の状態がわからなければケアもできません。まずは足の甲も裏側も、じっくり観察します。
タコやウオノメが見られたら、そこにできる原因を探ってみましょう。靴が足に合っていないことや歩き方が原因であれば改善する可能性があります。皮膚のターンオーバーのサイクルは約6週間ですので、自分のサイズに合う靴を選ぶ、正しい歩き方を意識するなどの習慣を変えることで変化が期待できます。(※ターンオーバーのサイクルは年齢や生活習慣により変わります)

また、乾燥してガサガサになっている部分があると感覚が伝わりにくくなり、バランス感覚が悪くなることも。ガサガサかかと対策の靴下や保湿クリームでしっかり潤いをキープしましょう。

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指の付け根が固くなっているのは横アーチの崩れが原因。歩くたびに一番先に当たり続けて負荷がかかり、角質化→胼胝(べんち=タコ)になってしまいます。

次に、足の爪も見てみましょう。
爪が巻いていないか、食い込んでいないか、変色はないか、ボロボロ欠けやすくなっていないかなど、爪の状態をよく観察します。

足も爪も、痛みを感じたり気になることがあるときは、我慢せず早めに皮膚科などの専門医を受診することをおすすめします。

足指はどこまで動きますか?

足の柔軟性、足指の可動域が大きいこともまた大切なことです。
足でゲンコツができますか? じゃんけんのグーを足でするイメージです。簡単そうに見えて、慣れないうちは足がなかなか言うことをきいてくれないのがわかりますよ。

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まるで手のような足!? 山忠直営店「足の健康専門店」の五十嵐の足です。ゴツゴツのゲンコツがはっきり見えますね。

次に、指と指の間をぐっと押してみましょう。指同士が写真のようにしっかり離れるのが理想です。

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片足4か所の指の間、全部を押して確認してみましょう。

いかがでしたか?
足を見る習慣をつけると、足の変化にも気がつくようになります。
次回の「フットケア講座 実践編」では、実際にご自宅でできるフットケアの方法を学びます。


2019年10月28日
加茂市健康講演会 第2回「自分の足チェック実践講座」

講演者:
山下 和彦氏(工学博士)
了徳寺大学 教養部 教授
たかせクリニック 地域医療研究部 部長
専門分野/生体医工学、高齢者福祉工学、発達工学、医療情報学

白倉 重樹氏(工学博士MBA)
一般社団法人ライフロングウォーキング推進機構 代表理事
株式会社Plugnauts 代表取締役
専門分野/無機材料工学、繊維材料工学、マーケティング、企業経営学


※加茂市健康講演会の3回目のレポートは下記リンクからご覧いただけます。

加茂市健康講演会3回目
→参照記事:自宅でできる! 自分でできる! フットケア実践編


編集スタッフ:高木