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足の裏が割れるのはなぜ?ホームケアと予防する4つのコツを解説

足の裏が割れるのはなぜ?ホームケアと予防する4つのコツを解説

足の裏の皮膚が割れた状態になって困っていませんか。「足の裏の角質が硬く、割れてしまう」「ひび割れが治らないときにはどうしたらいい?」という疑問を持つ人は少なくありません。

足の裏が割れてしまうと、日常の動作にも影響を与えるため、早めに対処していくことが大切です。

そこで今回は、足の専門家が足の裏が割れてしまう原因とケア方法を解説していきます。足の裏の割れを予防する方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。


足の裏が割れるのはなぜ?

足の裏が割れるのはなぜ?

そもそも、どうして足の裏は角質が硬くなり、割れが生じてしまうのでしょうか。足の裏が割れるのには、以下4つの原因が考えられます。

  • かかとに負担と摩擦がかかっている
  • 乾燥している
  • ターンオーバーが乱れている
  • 水虫になっている

それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

かかとに負担と摩擦がかかっている

足の裏が割れる原因の1つ目は、かかとに荷重や摩擦がかかっていることです。足の裏、特にかかとは歩行時の衝撃を受けやすい場所です。負担や摩擦が大きくなると、硬くなったかかとの角質が割れやすくなってしまいます。

特に、立ち仕事や歩く時間が長い仕事は、かかとに過度の負担がかかるために皮膚が硬くなることがあります。また、足と靴のサイズが合っていないと、摩擦が生じやすいため注意が必要です。毎日履く靴は、自分の足にあったものを選ぶことが大切です。

乾燥している

足の裏が割れる原因の2つ目は、乾燥していることです。特に秋や冬などは乾燥しやすく、皮膚表面の角質層から水分が蒸発しやすい季節です。そこに歩くときの荷重が加わることで、足の裏にひび割れが起こってしまうことがあります。

また、乾燥は外気の乾燥だけが原因ではありません。家の中でも床暖房・ホットカーペット・こたつなどの暖房器具を使用することで、足裏が乾燥しやすくなってしまいます。

また、私たち人間の皮膚には、皮脂腺から分泌される皮脂があり、角質の水分蒸発を防ぐとともに、角質内の水分バランスを維持する役割を担っています。しかし、足の裏には皮脂腺が存在しません。そのため、角質内の水分を保ちにくく、乾燥しやすいという特徴があります。

足の裏が乾燥した状態が続くと、足の裏の皮膚がガサガサになったり、ひび割れたりすることがあります。足の裏は、定期的に保湿などのケアを行っていくことが大切です。

関連記事:足の裏が乾燥する原因と5つの予防法を詳しく解説


ターンオーバーが乱れている

足の裏が割れる原因の3つ目は、ターンオーバーが乱れていることです。足の裏のひび割れは、足の冷えがもたらす新陳代謝の低下とも関係があります。私たち人間の皮膚細胞は、定期的に生まれ変わっています。

皮膚内部で生成された細胞が徐々に表面に移動し、最終的に剥がれ落ちていきます。この一連の過程が、ターンオーバーです。通常、皮膚のターンオーバーは28日周期ですが(※)、しかし足の裏の皮膚は摩擦や衝撃を受けやすいため厚く、顔の皮膚のおよそ2~3倍かかると考えられています。
※20代の健康な人を基準としています。

そのため、足の裏は角質が厚くなりやすいという特徴があります。
年齢が上がると、ターンオーバーの期間は長くなる傾向にあります。

また、足は体の末端にあり、血行が悪化しやすく冷えて新陳代謝が低下しやすい部位です。足の冷えと新陳代謝の低下が、結果として皮膚のターンオーバーの遅延を招き、角質が硬くなりやすいため、注意が必要です。

水虫になっている

足の裏が割れる原因の4つ目は、水虫になっていることです。水虫には湿潤型と乾燥型の2つのタイプがあり、湿潤型の場合は、足指の間の皮膚が湿ってふやけた状態になります。足裏や足の外側、指の付け根に小さな水疱や赤み、かゆみなどの症状が出ます。

対して、足裏全体やかかとの硬い部分が粉っぽい状態になるのが、乾燥型の水虫です。乾燥型の水虫に感染すると、足裏全体やかかとの硬い部分が粉っぽい状態になります。初期段階では、かゆみは現れません。

毎日足を丁寧に洗い保湿ケアを行っても、割れやガサガサ、粉っぽさが改善しない場合は、水虫の疑いがあります。水虫は、適切な治療を受けることで改善が見込める疾患です。不安に思ったときには、皮膚科など医療機関を受診しましょう。


足の裏が割れているときのホームケアは?

足の裏が割れているときのホームケアは?

足の裏が割れているときには、適切なホームケアをしていきましょう。ここでは、足のホームケア方法として以下の4つを解説していきます。

  • 足湯であたためる
  • 足を丁寧に洗う
  • 足裏をクリームなどで保湿する
  • 専用の靴下で保湿する

足湯であたためる

足の裏が割れているときは、足湯であたためましょう。足湯をすると、皮膚のターンオーバーが正常化されやすくなります。足を温めて、血行を促進していきましょう。

足湯を行う場合は、40℃程度の熱すぎないお湯に、5分~10分ほど浸かるのが最適です。長時間浸かりすぎると、皮膚がふやけ、洗う際に皮膚を傷つける可能性があります。お風呂や足湯は、リラックスやストレス解消にも効果的です。

足を丁寧に洗う

足を丁寧に洗う

足を温めた後は、丁寧に洗いましょう。足専用の石けんも市販されていますが、洗浄力の強すぎない石けんを選ぶと良いでしょう。

足の裏の割れた部分を傷めないよう、よくを泡立てて、足全体をやさしく包み込むように手で洗いましょう。足を強く擦ると、皮膚に刺激を与えて、表面に傷をつけてしまいます。なお、タオルで洗うときは、ナイロン製ではなくガーゼや綿など柔らかい素材を使ったほうが皮膚を傷めません。

指と指の間も、1本ずつ洗いましょう。余裕があれば、足用のブラシなどで爪と皮膚の間も洗ってください。細く柔らかい毛の歯ブラシを使うのがおすすめです。

足をきちんと洗った後は、指と指の間や爪の間に泡が残らないように1本ずつ丁寧にすすぎます。洗い終わったらタオルで優しく足を包み、水分を丁寧に拭き取っていきましょう。

なお、厚くなった角質を軽石ややすりで取り除きたくなるかもしれませんが、角質を削ると皮膚にダメージを与えてしまいかねません。すると皮膚の防御反応が働いて、逆に厚く・硬くなることがあります。カミソリ等の刃物で削ることも絶対にやめましょう。

同時に、強力なピーリングもおすすめしません。皮膚の最外層である角質層は、外部刺激から皮膚を保護し、紫外線や細菌から守る機能や、体内への水分や他の物質の侵入を防ぐ役割も果たしています。これを取り除いてしまうと、皮膚が薄く傷つきやすくなり、皮膚の防御反応によりピーリング前よりも硬くなるリスクがあります。もしピーリングを使う際は、事前にパッチテストをして肌に合うか確認することをおすすめします。

足裏をクリームなどで保湿する

足湯や入浴のあとは、足裏を保湿クリームなどで保湿します。かかとのひび割れや乾燥を防ぎ、水分が失われにくくなる効果が見込めます。

保湿クリームなどのスキンケア製品は、毎日使い続けることで効果が表れるため、コストパフォーマンスも考慮して選ぶと良いでしょう。

保湿クリームは、夜の入浴後のタイミングで使うのがポイントです。ただし、保湿クリームは塗った後にべたつくことが気になる人もいるので、自分に合った使い心地のものを選びましょう。

専用の靴下で保湿する

足の裏が割れてしまったときには、保湿専用に設計された靴下もおすすめです。足の裏の保湿専用の靴下は内部に保湿シートが組み込まれているタイプがあり、履くだけでかかとの角質ケアができます。

一般的な靴下タイプもありますが、かかと部分だけをカバーするタイプもあります。薄手のタイプなら通常の靴下の下にも着用できるため、使用シーンや目的に応じて選びましょう。

さらに、かかとの乾燥にお悩みの場合は、特別なケア用の靴下でなくても、室内では靴下を履くことをおすすめします。靴下を履いて過ごすことで、冬の寒い床や夏のエアコンによって冷やされたフローリングからの影響を軽減するためです。
足の裏にかかる負荷が大きくなると、角質が厚く割れやすくなってしまいます。靴下を履くことで、衝撃や摩擦を緩和するクッションのような役割を果たします。


足の裏の割れを予防する4つのコツ

足の裏の割れが繰り返し起こり、困っている人も多いでしょう。足の裏の割れを予防するコツには、以下の4つがあります。

  • 保湿する
  • 足にあった靴を履く
  • 歩き方を意識しましょう
  • 急な体重増加に気をつける

それぞれ詳しく見ていきましょう。

保湿する

予防のためにも保湿は有効です。前項のホームケアを参考に、乾燥がひどくなる前に、日頃から保湿する習慣をつけましょう。

足にあった靴を履く

足の裏の割れを予防するためには、足にあった靴を履くことが大切です。仕事中や通勤通学など、普段履いている靴をチェックしてみてください。

特に、夏は素足でサンダルやミュールを履くと、外気に触れる部分が乾燥しやすくなります。サンダルを履いて外出した日には、家での保湿ケアを行いましょう。

革靴やスニーカーでも、サイズが大きかったり靴紐が緩んでいたりすると、靴の中で足が摩擦により動いてしまい足の裏に刺激を与えてしまうことがあるため注意が必要です。

歩き方を意識しましょう

足の裏の割れを繰り返さないためにも、歩くときには足指を使って歩きましょう。歩き方のポイントを紹介します。

歩く時にかかとへの負担がかかりすぎないよう、足指をしっかり使って歩きましょう。
足部内での重心移動がスムーズに行われることで、かかとへの負担を減らすことができます。
足指がしっかり使えていると、足部のアーチ機能が作用し、着地による衝撃を吸収することができます。

理想的な歩行では、以下の順序で体重が移動します。
かかと→足の外側→足指の付け根
これを、あおり運動と言います。地面から足を離すときには、足の指から自然に押し出すことを意識してみましょう。

急な体重増加に気をつける

急激に体重が増加すると、物理的に足裏にかかる負担も大きくなります。
健康維持のための体重管理は、実は足裏の割れを予防することにもつながっています。


まとめ

足の裏は、摩擦・乾燥・ターンオーバーの乱れ、水虫などが原因で、割れやすくなってしまいます。足の裏が割れてしまったときには、足を丁寧に洗い、保湿ケアを行っていきましょう。

ケアソク〈うるおす〉はかかとの保湿効果が期待できる靴下です。本記事で紹介した方法とともに、足裏の保湿専用の靴下を試してみてはいかがでしょうか。

また、ケアソク〈ととのえる〉は、足元のバランスが整いやすい五本指ソックスです。正しい歩行を促す科学的エビデンスのある靴下を、ぜひ履いてみてください。

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記事監修:理学療法士 北澤友子