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かかとのひび割れをどうにかしたい!原因から対処法・予防法まで解説

かかとのひび割れをどうにかしたい!原因から対処法・予防法まで解説

かかとがカチカチになる症状が進み、ひび割れて困っているという人はいませんか?

「かかとがひび割れてしまったらどうすればいい?」「なぜひび割れてしまうの?予防する方法はある?」と思う人もいるでしょう。

そこで今回の記事では、かかとのひび割れの原因と対処法を詳しく紹介していきます。ひび割れないようにするための予防法も解説しますので、ぜひご覧ください。


かかとがひび割れてしまうのはなぜ?

かかとがひび割れてしまうのはなぜ?

そもそも、かかとはなぜひび割れてしまうのでしょうか。かかとのひび割れの原因は、以下の4つが考えられます。

  • 皮膚の乾燥
  • 冷えによる新陳代謝の低下
  • かかとにかかる摩擦
  • かかと水虫

かかとのひび割れの原因を、1つずつ解説していきましょう。

皮膚の乾燥

かかとがひび割れてしまうのは、皮膚の乾燥が原因です。秋冬など、季節によって空気が乾燥しがちな時期は、家の中で素足で過ごしていると、皮膚の表面の角質層から水分が蒸発しやすくなります。外気の乾燥に加えて、床暖房、ホットカーペット、こたつなどの暖房器具の影響も大きいでしょう。
水分が蒸発してしまうと、角質層が乾燥しがちになり、カサカサしてしまうのです。

私たち人間の皮膚には、皮脂腺から皮脂が分泌され、角質の水分の蒸発を防ぎ、角質内の水分を一定に保つ、膜のような働きをしています。
しかしそもそも、かかとなど足の裏には皮脂腺がないため、角質内の水分を保てず、乾燥しやすいのです。かかとの皮膚が乾燥した状態が続くと、ガサガサになったりひび割れたりという症状が出ます。

冷えによる新陳代謝の低下

かかとがひび割れてしまうのには、足の冷えによる新陳代謝の低下も関係しています。人の皮膚細胞は、一定期間で生まれ変わっています。

皮膚の内部で生まれた細胞が、次第に皮膚の表面まで押し上げられ、剥がれ落ちるまでの一連の流れを、皮膚のターンオーバーといいます。皮膚のターンオーバーは通常28日周期ですが(※)、かかとは120日周期で行われます。そのため、かかとの角質は厚くなりやすい部位です。さらに体の末端にある足は、血行が悪くなりやすく、寒さなどで冷えると新陳代謝が低下してしまいます。
※20代の健康な人の目安。年齢を重ねるに従いこの期間は長くなります。

足が冷えて新陳代謝が低下すると、皮膚のターンオーバーが乱れやすくなり、角質が硬く・厚くなってしまうのです。

かかとにかかる摩擦

かかとのひび割れには、摩擦も関係しています。足は、体重を支える重要な部分です。普段の生活の中で、立つ・座る・しゃがむ・歩くなど、あらゆる動作をするたびに、地面や床からの負荷がかかっています。特に歩行時はかかとに一番に衝撃を受けます。

そのため、かかとが受ける刺激や摩擦が大きいと、角質は硬く・分厚くなります。硬直化したかかとに、大きな負荷がかかると、割れてしまうこともあります。

かかと水虫

かかとのひび割れがなかなか治らない場合、かかと水虫になっている可能性もあります。水虫の原因は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種です。足は、靴や靴下に覆われている時間が長いと高温多湿になりやすく、一旦、白癬菌が付着すると、白癬菌の繁殖しやすい環境になってしまいます。

かかとや足の爪にできる水虫は「角質増殖型白癬」といい、足指の間に起こるジュクジュクとした水虫とは異なります。足裏全体の皮膚が分厚くなり、かかとの部分はひび割れを起こすことがあります。

角質増殖型白癬は、空気が乾燥しがちな冬のほうがひび割れなどの症状が出やすいという特徴があります。多くの場合、かゆみが出ないため、単なる乾燥と間違えることも珍しくありません。水虫かなと思った場合には、皮膚科などの医療機関の受診をおすすめします。

関連記事:足の裏が乾燥する原因と5つの予防法を詳しく解説


かかとがひび割れてしまうと起こるトラブル

かかとがひび割れてしまうと起こるトラブル

かかとがひび割れてしまうと、どんなトラブルが起こるのでしょうか。一般的には、以下の3つで悩む方が多くいらっしゃいます。

  • ストッキングや靴下にひっかかる
  • 悪化するとひび割れが深くなり、痛みを伴う
  • 歩き方が不自然になる

1つずつ、詳しく解説していきます。

ストッキングや靴下にひっかかる

かかとがひび割れてしまうと、ストッキングが伝線したり靴下にひっかかったりします。

靴下やストッキングを履くときに、かかとのガサガサがひっかかり、不快に感じたり破れやすくて困る人も少なくありません。かかとの角質ケアを何もしていないと、痛むほどの症状が出てしまうため早めの対策が必要になります。

また、ストッキングを履いていると、靴を脱いだときに潤いが不足し、ガサガサとしたかかとが目立つかもしれません。ストッキングの色にもよりますが肌は意外と透けて見えるものです。

悪化するとひび割れが深くなる

かかとのひび割れは、悪化してしまうと深くなり、出血して痛みを伴う場合もあります。また、皮ふのひび割れの亀裂が起こった箇所から細菌が入って感染してしまうと、化膿するなど大きな肌トラブルに発展することがあります。症状が進まないうちに、早めにケアすることが大切です。

歩き方が不自然になる

かかとのひび割れがあり、痛みを伴うと、痛むかかとを庇って歩くようになり、歩き方が不自然になってしまいます。
その状態が続き、長期的に普段の歩き方や立ち方にも影響を及ぼしてしまうと、ひざの痛みや腰痛を引き起こす可能性もあります。


かかとがひび割れてしまったときの対処法

かかとがひび割れてしまったときの対処法

忙しい毎日の中で、かかとの角質をケアする時間が取れずに、かかとがカチカチになってしまうこともあるでしょう。かかとがひび割れてしまったときには、以下の2つの対処法をおすすめします。

  • ワセリンを塗る
  • フットケアサロンへ行く

それぞれの方法を詳しく紹介します。

ワセリンを塗る

かかとのひび割れが、歩くたびに痛い場合には、ワセリンを塗りましょう。ワセリンとは、石油を精製した皮膚の保湿剤のことです。ひび割れが深いと、出血していることもあるかもしれません。痛みや傷がある場合は、まずは傷の保護のためにワセリンを塗って、外側に油膜を作ることが大切です。

ワセリンの成分は、皮膚の角質層に水分を補給するものではありませんが、内側の水分が蒸発しないように閉じ込める機能を持っています。さらに、ホコリや花粉などの外部刺激から肌を守ります。

ワセリンを塗ったら靴下を履き、摩擦や荷重を小さくしましょう。また、足にあった靴を履いたり、靴底にクッション性のある靴を履いたりするのもおすすめです。なお、尿素製剤も保湿のために使われます。

フットケアサロンへ行く

角質が厚くなり、ひび割れている場合は、フットケアサロンでケアをしてもらうのがおすすめです。

セルフケアで削ったりピーリングを行ったりすると、削りすぎて皮膚を傷つけてしまうことや、傷口から雑菌が入ってしまうことも少なくありません。フットケアサロンは、足裏の角質や魚の目、巻き爪などのケアもあわせて施術が受けられるお店が多くあります。

ひび割れがひどく亀裂で出血を伴う状態だったり、敏感肌や、保湿剤で肌が荒れやすい人は、皮膚科など医療機関に相談しましょう。


かかとのひび割れを予防する方法

繰り返してしまう、かかとのひび割れの悩みは、どう解消すればいいのでしょうか。ここでは、かかとのひび割れを予防する以下5つの方法を紹介します。

  • 入浴して角質を柔らかくする
  • かかとへの刺激を和らげる
  • 栄養バランスに気を配る
  • 体重増加に気をつける
  • 保湿機能のある靴下を履く

それぞれの方法をみていきましょう。

入浴して角質を柔らかくする

かかとのひび割れを予防するには、ぬるめのお風呂に10分~15分ほどかけてゆっくり浸かり、角質を柔らかくしましょう。このとき、お風呂を熱くしすぎないように注意します。
40℃程度が適切なお湯の温度です。

入浴する時間がないときには、足湯をするのもおすすめします。入浴中や入浴後にマッサージをして血行をよくすると、さらに肌の新陳代謝が促されます。

かかとへの刺激を和らげる

かかとのひび割れを防ぐには、外部からの刺激をやわらげることも大切です。大きすぎる・小さすぎるような靴は避けて足にあった靴を選ぶことも重要です。

立った時にかかとに荷重がかかりすぎる傾向がある場合は、足にあったインソールを装着することで、足のちょうど中央部(土踏まずあたり)に自然と荷重がかかるように調整をすることもできます。

特に、夏は、屋外ではミュールやサンダルなどで過ごし、室内では素足で歩くという方も多いかもしれません。しかし、ミュールやサンダルなどかかとが固定されていない靴はかかととの摩擦や刺激が大きいです。
また、夏の屋内のフローリングは、エアコンの冷気で冷やされているため、冷えによる血行不良にも気をつけたいところです。
冬でも夏でも室内では靴下を履き、屋外ではクッション性のある靴を選ぶことをおすすめします。

栄養バランスに気を配る

かかとのひび割れを予防するには、食生活にも目を向けてみてはいかがでしょうか。すぐに効果が表れる方法ではありませんが、栄養バランスに気を配ることで、肌の健康維持効果が期待できます。

例えば、森のバターとも呼ばれるアボカドは、良質な脂質が多く含まれる食品です。また、アボカドに含まれるビタミンEは、肌の血行促進を正常に保つのに役立ちます。

そして、皮膚をつくる材料となる栄養素、タンパク質もバランス良く摂取しましょう。大豆などの植物性たんぱく質と、肉・魚・乳製品など動物性タンパク質の両方を摂ることをおすすめします。

食事のほかにも、体を冷やす冷たい飲み物を摂りすぎず、生姜など体をあたためる食材を適度に摂取しましょう。飲酒は体内の水分を消費してしまい、肌の水分も失われやすくなってしまいます。一緒に水分補給をするのもひとつの方法です。

体重増加に気をつける

体重の増加により、物理的にかかとへの衝撃や負担は増加します。
そうならないために、前述の栄養バランスに気を配ることに加えて、適度な運動を継続しましょう。それが、身体の健康にも、かかとのガサガサを予防することにも繋がります。

保湿機能のある靴下を履く

かかとのひび割れには、かかとの集中ケアをする靴下を履くのもおすすめです。かかとの部分に保湿シートが内蔵されている、かかとの保湿専用の靴下です。

お肌が弱い方や、クリームがベタベタするのが不快という方でも、保湿クリームを塗らずにかかとのケアができます。また、削ったりピーリングを行ったりする手間もなく、履くだけでケアできるため、忙しい方でも手軽に取り入れられますよ。


まとめ

かかとがひび割れてしまう原因は、乾燥・冷え・摩擦の3つにより、肌のターンオーバーが乱れてしまうことにあります。
カチカチのかかとがひび割れないように、入浴方法や食事の栄養バランスからチェックし直しましょう。

ひび割れで痛みが伴う場合は、ワセリンを塗って保護・スキンケアする方法もあります。しかしまずは、フットケアサロンでのプロのお手入れや、皮膚科など医療機関を受診しましょう。放置すると悪化してしまうこともありますし、状況によっては治療が必要な場合も考えられます。

ケアする時間のない方は、履くだけでかかとの集中保湿ができる靴下をおすすめします。
ケアソク〈うるおす〉は、足の皮膚の専門家と共同開発した科学的エビデンスのある靴下です。極薄で、日中履いている靴下のインナーとしても使える〈うるおす かかとカバー〉と、自宅でリラックスしているときに履く〈うるおす リラックス〉の2タイプがあります。利用シーンや目的に応じて、ぜひお試しください。


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記事監修:桜井祐子
株式会社グローバル・ケア
フットケアスペシャリスト・博士(スポーツ医学)
(フットケアサロン)足の専門店 ペディケア https://www.globalcare.co.jp/
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