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かかとのケアでやってはいけないNG行動とは?効果的なお手入れ方法を解説

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かかとに自信がなくて、人前で靴下を脱ぐのが嫌だと思う人は少なくありません。「かかとの角質が硬くなっている」「ケアする方法はある?」という悩みを持っている人もいるでしょう。

実は、かかとのお手入れ方法には、やってはいけないNG行動があります。つるつるのかかとを手に入れるには、正しいケアを行うことが大切です。

そこで今回は、かかとが硬くなる原因を解説し、かかとのケアでやってはいけない行動と効果的なお手入れ方法を詳しく紹介します。


かかとが硬くなるのはなぜ?ケアを知る前の知識

ケアの方法を知る前に、かかとが硬くなってしまう原因を探ってみましょう。かかとの角質トラブルには、乾燥・摩擦・冷えが関係しています。

人の肌は、皮脂腺から出た皮脂が膜を形成することにより水分を保っています。しかし、かかとには皮脂腺がなく、自らを潤す機能がありません。さらに、全体重がかかりやすく靴と靴下の間で摩擦が起こりやすいかかとは、角質化しやすいという特徴があります。

さらに、足は体の末端にあり、冷えやすい部位です。足元が冷えて血液やリンパの流れが悪くなると、皮膚のターンオーバーも滞ってしまい、角質が硬く厚くなりやすいといえます。

このようなかかとの特徴を踏まえて、ガサガサの角質を柔らかくするには、こまめに足部のケアをすることが重要です。

関連記事:かかとがガサガサになるのはなぜ?水虫との見分け方や対処法を解説


かかとのケアでやってはいけないNG行動!

かかとのケアでやってはいけないNG行動!

かかとのケアグッズで、よく目にするのは角質を削ったりピーリングを行ったりするものです。しかし、実はかかとには、やってはいけないNG行動があります。かかとの誤ったケアや習慣には主に以下の5つがあります。

  • 角質を削りすぎる
  • 強いピーリングをする
  • 乾燥したまま放置する
  • 日常的に素足で靴を履いている
  • かかとに余計な荷重をかける

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

角質を削りすぎる

硬くなったかかとの角質は、セルフケアで削りすぎないように注意しましょう。分厚くなった角質を削りたくなる人もいるでしょう。しかし、角質を削ることで皮膚に刺激を与えてしまい、皮膚の防御反応によりかえって厚く・硬くなってしまいます。やすりなどで、かかとの角質を強く削るのはやめましょう。カミソリなどの刃物で削ぎ落とすのは、もってのほかです。

強いピーリングをする

かかとのケアでは、強いピーリングをするのもやってはいけない行動です。古い角質を除去するピーリングは、使用後になめらかな肌が現れ、あたかも効果があるように感じるでしょう。

しかし、皮膚の一番外側にある角質層には、外部刺激から皮膚自らを保護する機能や、紫外線や細菌から守る機能、体内に水やその他の物質が侵入するのを防ぐといった役割も担っています。

必要以上に剥いてしまうと、皮膚が薄く傷つきやすくなってしまい、逆に皮膚の防御反応でピーリングを行う前よりも硬くなってしまう恐れがあるため、注意が必要です。

乾燥したまま放置する

乾燥したかかとを放置することはおすすめしません。かかとの乾燥は、放っておくと進行してしまいます。

入浴すると角質は柔らかくなりますが、そのまま保湿をしないと水分が蒸発してしまうためです。前述したとおり、かかとには皮脂腺がなく自ら保湿する機能を持たないため、外側から保湿をしましょう。

角質の乾燥が進むと、外部からの衝撃を受けてひび(亀裂)が入りやすくなります。ひびが深くなると、中が赤く見えたり(あかぎれ)、出血や痛みを伴ったりする場合もあります。

痛みが出ると、歩行が困難になり、かかとの痛みをかばって不自然な歩き方が続くと、ひざや腰にも悪影響を与えてしまうのです。症状が軽いうちに、早めにケアすることが重要です。

日常的に素足で靴を履いている

かかとの角質が気になるときには、素足で靴を履くこともおすすめしません。足の裏には皮脂腺がありませんが、汗腺は1平方センチメートルあたり300個もあり、多い時には両足で1日にコップ1杯の汗が出ます。素足で靴を履くことにより、汗の吸収ができないため、臭いの原因に繋がります。

また、夏場は家の中では素足で、外でも素足にサンダルで過ごすという人も多いかもしれません。しかし、足はエアコンからの冷気で冷やされ、屋外では歩行の衝撃を受けています。

乾燥しがちな冬だけでなく、夏でもかかとの乾燥を防ぐことが重要です。できれば、素足で履くサンダルやミュールは毎日ではなく、靴下を履いて保護したり、スニーカーなどの靴をおすすめします。

かかとに余計な荷重をかける

余計な荷重をかけることも、かかとの角質のためにはやってはいけない行動です。かかとに荷重がかかりやすい状態は、圧力や刺激が大きくなり、角質化を招くだけではなく、腰痛を引き起こすこともあります。

特に、仕事で重い物を持つことが多かったり、子育て中で子どもを抱っこしたりすると、自分の体重以上に、かかとへの圧力が大きくなってしまいます。もちろん、自身の体重増加も関係します。

家の中では、かかとにクッション構造を持つ靴下を履き、外では靴底にクッション性のあるスニーカーを着用することなどで、かかとにかかる負荷を緩和できるでしょう。

関連記事:かかとの角質を柔らかくする方法!カチカチになる原因と放置するリスクまで解説


かかとをケアするアイテムには何がある?

かかとをケアするアイテムには何がある?

かかとを自分でケアするときには、どんなアイテムがあるのでしょうか。代表的なものには、以下の5つがあります。

  • リムーバー
  • スクラブ
  • パック
  • 保湿クリーム
  • 靴下

ここでは、それぞれのアイテムの特徴を詳しく解説します。

リムーバー

かかとのケア用として販売されているアイテムの一つに、リムーバーがあります。リムーバーとは、かかとの角質を削る、やすりのことです。角質を研磨する面に柄がついていて、お風呂の中などで使います。

また、やすり面が電動で動くローラー型のリムーバーもあります。ただし、角質を削り過ぎると肌に負担がかかってしまうため、使い方には注意が必要です。一度に皮膚が赤くなるくらいたくさんの角質を削るのではなく、触って少し皮膚が柔らかくなるくらいに留め、リムーバーの使用頻度は、2週間に1度くらいにしましょう。

スクラブ

かかとのケア用品には、スクラブがあります。スクラブとは、ジェルやクリームに含まれる粒子を皮膚に擦り付けることにより、古くなった角質を取り除くという洗浄アイテムのことです。

ピーリング効果のある、かかと専用のスクラブもあります。ただし、洗浄力が強いため、自分で使用頻度を調節する必要があります。多くても1週間に1度くらいの使用が理想的です。また、敏感肌の人は、パッチテストなどを事前に行うことをおすすめします。

パック

足型のシートに足を入れる、パック状のかかとの角質ケア用の商品もあります。ピーリング液に一定時間足を浸すことで、足裏の角質を剥がすものです。パックの使用後、足裏の角質が剥がれ落ちるまでに1週間かかるものが多く見られます。

継続的にケアが必要になる方法ではありませんが、パックの使用中は60分程度、足を入れたままじっとしていなければなりません。
また、パックに使われている液体はピーリング剤であるため、肌を傷めないよう自己管理する必要があります。

保湿クリーム

かかとのケアグッズで一般的なものに、保湿クリームがあります。かかとのひび割れや乾燥をしっかり防ぎ、水分を逃がさないように使います。水分が不足したパサパサかかとには、お風呂上りはすぐに保湿クリームを塗ったり、クリームの前に化粧水などで水分を与えてからクリームで保護するとより効果的です。

保湿クリームなどのケアアイテムは、毎日欠かさず塗ることで効果が現れる方法であるため、コストパフォーマンスも考えながら選ぶとよいでしょう。

靴下

かかとのケアには、靴下も重要なアイテムです。素足でいるよりも靴下を履く方が、肌の保湿に加えて足の冷えを防げるため、血行が良くなり、ひび割れの予防効果も期待できます。

また、保湿クリームと靴下を併用するのもおすすめです。足裏に保湿クリームを塗ったまま素足で歩くと、ぬるぬるした感触が不快に感じる人や、フローリングが汚れるのが気になるという人もいるでしょう。

一方で、かかとを集中ケアする機能性靴下もあります。生地の内部に保湿シートが内蔵されており、保湿クリームを使わずに履くだけでかかとの角質ケアができる靴下です。

保湿クリームが苦手な方や、手軽にかかとをケアしたい人には、おすすめのアイテムと言えます。


かかとをケアするアイテムの選び方

かかとをケアするアイテムの選び方

ここまでご紹介した通り、かかとのケア用品には、いくつかの種類があります。では、どのアイテムを選べばいいのでしょうか。選び方は、以下の4つがポイントです。

  • かかとの状態をチェックする
  • 価格で選ぶ
  • 用途や時期で選ぶ
  • 使い勝手で選ぶ

それぞれのポイントを、詳しく紹介していきます。

かかとの状態をチェックする

かかとをケアするアイテムを選ぶときには、かかとの状態をチェックして選びましょう。軽度であれば保湿クリームや靴下など、肌への負担が少ないものがおすすめです。

ひび割れがあったり、角質が厚くなっていたりする場合は、自己判断でセルフケアは行わず、まずはフットケアサロンへ行くことをおすすめします。フットケアサロンで行われるかかとの角質ケアは、足の状態をプロが確認しながら、必要な処置と保湿を行います。

価格で選ぶ

かかとをケアするアイテムは、価格で選ぶというのも方法の一つです。保湿クリームやパックは消耗品であるため、続けて使用することを考えると、高額なものは選びにくいものです。

一方、靴下でケアを行うタイプは、洗濯して繰り返し使えます。継続的に使用することを踏まえて、トータルコストで比較検討してみるのもおすすめです。

用途や時期で選ぶ

かかとをケアするアイテムを選ぶときには、用途や時期で選ぶことも重要です。応急処置として使いたいときにはパック、継続して取り入れるなら保湿クリームや靴下などといった方法が取れるでしょう。

かかとケア専用の靴下の中には、一般的な靴下のインナーとして着用できる薄型のものもあります。また、自宅でくつろぐときに履くなら、つま先があり、口ゴムの締め付けがあまりなく、リラックスして履けるものをおすすめします。

夏場の室内で、足指の間が蒸れてしまうのが苦手な方は、つま先が出ている靴下、乾燥しやすい冬には、ソックスタイプを選ぶなどの方法もおすすめです。

使い勝手で選ぶ

かかとのケアアイテムを選ぶときには、使い勝手も重要なポイントです。角質を削るリムーバーは、使用中に角質が飛び散りやすいため、新聞紙を敷くなどの下準備が必要です。また、電動のリムーバーは、機器のお手入れを定期的にしていくことになります。

また、ピーリング剤を用いたパックは、1時間、足を入れて置かなければならないなどの手間が発生します。パックを行ったあとは、完全に皮膚が剥けるまでに1週間ほどかかるため、人目に触れないようにしたいという方もいます。

そして、保湿クリームは、毎日かかとのケアをする時間がとれる人に向きます。一方で、かかとの集中ケアをする靴下は、履くだけで手軽に取り入れられます。

かかとのケアは、毎日継続していくことが大切です。自分の取り入れやすいアイテムを選んでみてはいかがでしょうか。

関連記事:かかとの角質を柔らかくする方法!カチカチになる原因と放置するリスクまで解説


かかとをセルフケアする方法

かかとをセルフケアする方法

かかとの角質を柔らかくするためのセルフケアはどのように行うのでしょうか。ここでは、セルフケアする方法を、以下4つの手順に従って詳しく解説します。

  1. 足湯をする
  2. 足を丁寧に洗う
  3. 保湿する
  4. ストレッチとマッサージをする

ケアする時間が取れないときには、手軽に行える、足湯と保湿だけでも行ってみてください。


1.足湯をする

まずは、40℃くらいのぬるめのお湯で入浴するか、足湯をしましょう。お湯に浸かり、かかとの厚くなった角質を柔らかくするためです。お湯の温度が熱すぎると、かえってかかとが乾燥する原因になるので気をつけましょう。

かかとを温めながら、角質が気になる部分をマッサージするのもおすすめです。体を温めることは、皮膚の新陳代謝を促すことにもつながります。

足湯をする場合は、5分~10分程度がおすすめです。長くお湯に浸かりすぎると、皮膚がふやけてしまい、洗ったときに皮膚を傷つけてしまいかねません。足浴をすると血行がよくなるため、むくみの改善効果も期待できますよ。

2.足を丁寧に洗う

足を温めた後は、丁寧に洗いましょう。ボディソープは洗浄力が強く、皮膚を保護するための必要な油分まで洗い流してしまうため、固形石鹸をおすすめします。

石鹸を泡立てて、両手で包むように、足全体を手でやさしく洗っていきます。タオルを使う場合は、ナイロン製のものではなく、ガーゼや綿などやわらかいものを使いましょう。

強い力でこすると、皮膚を刺激してしまうとともに表面に傷をつけてしまいます。指と指の間は、手の指を間に入れ、1本ずつ丁寧に洗います。余裕があれば、使い古しの歯ブラシなどで、爪と皮膚の間も洗いましょう。毛が細く、柔らかい歯ブラシを使うのがコツです。

しっかりと足を洗ったあとは、指と指の間や爪の間に泡が残らないよう、1本ずつよく洗い流します。洗い終わったら、タオルで柔らかく足を包み、丁寧に水気を拭き取りましょう。

3.保湿する

足を洗い、拭き取った後、すぐに保湿クリームを塗るのが乾燥を防ぐのには有効です。
そのあとに靴下を履くか、または保湿クリーム不要で履くだけで乾燥を防ぐ靴下もおすすめです。
また、靴下の着用は冷えの予防にも役立ちます。

4.ストレッチとマッサージをする

最後に足部のストレッチとマッサージをしましょう。一日の足の疲れがとれて、すっきりするとともに、マッサージは、よく足を観察する機会にもなりますよ。

ストレッチをすると足部の関節の可動域が広がり、柔軟な歩行を導き、かかとに過度な負担がかかりにくくなります。マッサージで足部の血行が促されると、肌のターンオーバーの乱れを改善する効果が期待できます。ここでは、指の付け根の関節のストレッチを紹介します。


【指の付け根の関節をストレッチ】

  1. 椅子に座って膝を立てるように片足を椅子の座面にのせる
  2. 親指の第一関節を下に曲げ、5秒間キープする
  3. 親指の付け根の関節を下に曲げ、5秒間キープする
  4. 親指から小指へと、1本ずつ行う
  5. 片足が終わったら反対の足もストレッチする
  6. 足指をグーの形にし、片手で5本の指をまとめて掴む
  7. 足の甲の筋肉が伸ばされているのを意識する
  8. 椅子から立ち、片足をうしろに下げて5本の足指をすべて反らせて15秒間キープする

ストレッチは、ゆっくりとやさしく行うのがポイントです。

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関連記事:足の疲れを5分でリセット! フットケアの専門家直伝「足部ストレッチ」


まとめ

かかとの角質ケアでは、乾燥・摩擦・冷えを防ぐことが重要です。リムーバーや保湿クリーム、靴下などさまざまなアイテムがありますので、ご自身のライフスタイルや使い勝手にあわせて選んでみてはいかがでしょうか。

ぜひ、本記事で紹介したフットケア方法とともに、ご自身にあった靴下を選んでみてください。

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記事監修:桜井祐子
株式会社グローバル・ケア
フットケアスペシャリスト・博士(スポーツ医学)
(フットケアサロン)足の専門店 ペディケア https://www.globalcare.co.jp/
(フットケアスクール)足の専門校 スクールオブペディ https://school.pedicare.jp/