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かかとがガサガサになるのはなぜ?水虫との見分け方や対処法を解説

かかとがガサガサになるのはなぜ?水虫との見分け方や対処法を解説

「かかとがガサガサになるのはなぜ?」「どう対処したらいい?」

ふと気が付くと、かかとの角質が硬くなっていて、素足を見られるのが恥ずかしいと悩む人は少なくありません。ストッキングや靴下にひっかかって不快に感じ、どうにかしたいと思う人もいるでしょう。

そこで今回は、かかとがガサガサになる原因を詳しく解説します。また、かかとの角質が硬くなってしまったときの対処法を4つ紹介していきますので、ぜひご覧ください。


かかとがガサガサになる原因は?

まず対処法を知る前に、かかとがガサガサになる理由を探ってみましょう。かかとの角質トラブルには、主に以下の4つの原因が考えられます。

  • 乾燥している
  • 新陳代謝が落ちている
  • かかと荷重になっている
  • 体重の増加

それぞれ1つずつ解説していきましょう。

乾燥している

かかとがガサガサになる理由の多くは、乾燥によるものです。これには、かかとには皮脂腺がないという特徴も関係しています。

人の肌は、皮脂腺から出る皮脂が皮脂膜を形成し、水分を保っています。皮脂腺は、顔や手、腕など、ほとんどの場所にありますが、かかとと手のひらにだけ存在しません。

また、足は体の末端にあり、冷えやすく汗をかきにくく、乾燥しやすい場所だといえます。さらに冬場は空気が乾燥しているため、特にかかとも乾燥してしまいがちです。足が冷えると血行不良により栄養が行き届きにくいことも、かかとの角質が硬くなることに関係しているのでしょう。

とはいえ、床暖房、ホットカーペット、こたつなどの暖房器具によりガサガサかかとになる人も冬場には多いため、気をつける必要があります。

新陳代謝が落ちている

かかとがガサガサになるのには、皮膚の新陳代謝が低下していることも原因だといわれます。年齢を重ねるとともにターンオーバーが乱れ、角質が剥がれ落ちにくく溜まりやすくなるため、保護機能が働き、角質層が厚く、硬くなっていきます。

特に、かかとは歩くたびに衝撃を受けやすい箇所です。また、皮膚に存在する保湿成分は、加齢とともに減っていく傾向にあり、乾燥しやすくターンオーバーが遅くなりやすいという特徴があります。

かかと荷重になっている

かかとがガサガサ、ゴワゴワするのには、かかと荷重が原因であることもあります。かかと荷重とは、言葉の通り、かかとに荷重がかかりすぎている状態のことです。

私たち人間の足は、かかと・親指の付け根・小指の付け根の3点を結ぶ足のアーチによって支えられています。地面から受ける衝撃が緩和されるのには、足部のアーチ構造が役立っているのです。しかし、何らかの原因で足のアーチが崩れると、足の一部に負担がかかる状態になってしまいます。

足のアーチ構造

また、「浮き指」という足指が地面に接地していない状態になると、かかとに荷重がかかりすぎてしまい、かかとを守るために角質が硬く、分厚くなってしまうのです。

浮き指のかかと

関連記事:ガサガサかかとは足からのサイン!? 乾燥だけじゃない、その原因とは?

体重の増加

体重が増えると、かかとへの荷重も大きくなります。かかとを守るために、皮膚はさらに厚く、硬くなっていきます。それがさらに乾燥するとひび割れの原因となります。


かかとがガサガサしているのは水虫?

かかとの角質が硬くなっているのは、水虫が原因の可能性もあります。水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が、足裏などの角質層の中に入り込んで起こる皮膚の病気です。

では、水虫かどうかはどうやったら区別できるのでしょうか。ここでは、水虫について以下2つの点を解説していきます。

  • 水虫のチェック方法
  • 対処方法

1つずつ、見ていきましょう。

水虫のチェック方法

水虫になると、足の裏の全体や、かかとの硬くなった箇所が、粉をふいたような状態になります。初期の状態では、かゆみが出ることはありません。

水虫には、湿潤型と乾燥型の2種類があり、ジュクジュクする湿潤型では、足指の間の皮膚が、湿ってふやけたような状態になります。

足の裏や足の外側、指の付け根に、小さな水ぶくれや赤みとかゆみが出た場合にも、水虫になっている可能性があります。足を毎日きちんと洗い、保湿などのケアをしても、ガサガサや粉が吹いている状態が改善しないときには、水虫を疑ったほうがいいかもしれません。

対処方法

かかと水虫になっているかなと思ったら、自己流で治療を行うのではなく、皮膚科など医療機関を受診しましょう。水虫は、長期的に治療を続ける必要がある病気です。

しかし、白癬菌は、足についただけですぐに感染して発症するわけではありません。菌がついた状況で、多湿の状態が続くと感染しやすくなるため、1日に1回は足を丁寧に洗って、しっかり乾かすことが大切です。

また、水虫を家族にうつさないようにするには、室内では靴下を履き、バスマットやスリッパを共有しないように気をつけましょう。日干しできないカーペットや畳も、白癬菌の好む場所です。玄関マットやラグマットなどは、こまめに日干しすることをおすすめします。


かかとのガサガサはどうすればいい?4つの対処法

かかとのガサガサはどうすればいい?4つの対処法

かかとのゴワゴワやガサガサには、どう対処すればいいのでしょうか。ここでは、ガサガサかかとに有効な、以下3つの方法を解説していきます。

  • 乾燥したまま放置しない
  • 履いている靴を見直す
  • 家で靴下を履く

1つずつ、見ていきましょう。

乾燥したまま放置しない

かかとのガサガサに気づいたら、乾燥に気をつけましょう。私たち人間の皮膚は、表面の水分を保つことで、外部からの刺激や異物の侵入を防ぐ機能を持っています。

皮膚が乾燥してしまうと、保護機能が低下し、角質が硬くなりやすくなります。かかとが乾燥していることに気づいたら、早めに保湿などのホームケアを行うことをおすすめします。

関連記事:かかとのケアでやってはいけないNG行動とは?効果的なお手入れ方法を解説


履いている靴を見直す

かかとがガサガサしているときには、履いている靴を見直してみましょう。サンダルやミュールを素足で履くと、外気に当たる部分は乾燥しがちです。サンダルを履いて帰った日には、自宅での保湿ケアをおすすめします。

また、革靴やスニーカーでも、サイズが大きすぎたり紐が緩かったりすると、靴の中で足が動く摩擦により、ガサガサかかとになりやすくなるので、あわせて注意しましょう。

家で靴下を履く

家で靴下を履く

かかとの角質がガサガサになってしまったら、日中履いている靴下を見直してみてはいかがでしょうか。また、家にいるときに素足で過ごすことが多い人は、靴下を履いてみてください。

かかとにクッション性がある機能を持つ靴下がおすすめです。また、足指の間の蒸れが気になる人は、5本指靴下を選んでみるといいかもしれません。
5本指靴下は、足指の間に生地があるため、足にかいた汗が吸収されやすく、多湿になりにくいという特徴があります。

また、足が乗る部分に突起がついている室内用の健康サンダルは避けましょう。皮膚を刺激しすぎてしまい、角質が硬くなる可能性があります。

関連記事:家の中では靴下を履く?履かない?健康に過ごすためのヒント


まとめ

かかとのガサガサは、乾燥や新陳代謝が落ちて皮膚のターンオーバーが乱れた状態にあることが原因です。保湿など、必要なケアを行いましょう。他には、普段履いている靴を見直す、家で靴下を履いて過ごすなどの方法も効果が期待できます。

ケアソク〈うるおす〉は履くだけでかかとの保湿ケアができる靴下です。保湿クリームを使わずに、スキンケアをしたい人にもおすすめします。

また、足のアーチが崩れることも、かかとに荷重がかかり角質肥厚を招くため、アーチをサポートする靴下を選んでみてはいかがでしょうか。

ケアソク〈ととのえる〉は、浮き指など、さまざまな足のトラブルの予防に役立つと効果が実証された科学的エビデンスのある5本指靴下です。

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記事監修:桜井祐子
株式会社グローバル・ケア
フットケアスペシャリスト・博士(スポーツ医学)
(フットケアサロン)足の専門店 ペディケア https://www.globalcare.co.jp/
(フットケアスクール)足の専門校 スクールオブペディ https://school.pedicare.jp/

イラスト:佐藤江理