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靴を履くとかかとが痛い原因はこれ!解決策と予防法を紹介

靴を履くとかかとが痛い原因はこれ!解決策と予防法を紹介

靴を履くときにかかとが痛む経験をしたことはありませんか。歩くときや椅子から立つとき、階段の上り下りでかかとが痛むと、外出するのが億劫になってしまいますね。

そこで本記事では、かかとの痛みの原因として考えられる原因や解決策と予防法をご紹介します。かかとの痛みに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。


靴を履くとかかとが痛い!原因は?

靴を履くとかかとが痛い!原因は?

靴を履くとかかとが痛いときには、以下の4つの原因が考えられます。

  • 履いている靴に問題がある
  • かかと重心になっている
  • 足底筋膜炎になっている
  • 体重が増えた

それぞれ、詳しく解説していきます。

履いている靴に問題がある

靴を履くとかかとが痛む原因として、履いている靴に問題がある可能性があります。足に合わないサイズや靴底の硬い靴、かかとが薄い靴を履いていると、かかとに過度な圧力がかかり、痛みを引き起こすことがあります。

靴のサイズを見直したりインソールを使うなど、対策を行う必要があります。対策法は後ほど解説します。

かかと重心になっている

靴を履くとかかとが痛いときには、かかと重心になっている可能性があります。かかとに過度に荷重されることで負担が増し、痛みを生じることがあります。かかと重心になる原因のひとつとしては、浮き指が考えられます。
浮き指とは、足の指が浮いて地面に接地していない状態のことです。

通常、人の足は、足全体で体重を支えていますが、浮き指になると足指が地面に接地しないことで支える面積が小さくなってしまいます。すると、体重がかかと側に偏り、後ろに倒れやすくなってしまうのです。

そうなるとバランスを取るために前屈みになってしまうことも少なくありません。猫背のような不自然な姿勢が続くと、首や肩、腰、膝にかかる負担が大きくなり、腰痛や肩こり、膝痛などの症状が現れることもあります。

浮き指は足趾をしっかりと使いづらく、つまずきやすい、疲れやすいといった問題を引き起こす可能性があるため、早めに対処することが大切です。

浮き指について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:浮き指の原因は?困った時の対処方法もあわせて解説

足底筋膜炎になっている

靴を履くとかかとが痛む場合、足底筋膜炎の可能性があります。足底筋膜炎は、足のアーチが崩れることで足底の筋肉が過度に伸ばされ、炎症を起こすことが原因で起こります。

40代前後の方に多く見られますが、高いヒールを履く女性やランニングで過度に足に負担がかかる場合に起こりやすく、症状としては、歩くときや朝起きて最初に足に体重をかけたときに、かかとに激しい痛みを感じることが多いです。

足底筋膜炎の痛みは、足底筋膜とかかとの骨の間の部分で生じやすく、痛みを放置していると、慢性的な痛みや筋膜の柔軟性の低下を引き起こすことがあるため対策が必要になります。

足底筋膜炎についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:足底筋膜炎になるのはなぜ?原因と予防方法を解説

体重が増えた

靴を履くとかかとが痛いのは、体重が増えたことが原因で起こることがあります。特に、短期間で体重が増加すると痛みが起こりやすくなります。また、女性の場合、妊娠期間や子育て期間にも足に負担がかかりやすくなるため配慮が必要です。

体重が増えると、足やかかとにかかる負担が大きくなり、支える筋肉や骨にも影響を与えます。場合によっては足底筋膜炎などの症状が起こり、かかとに痛みを感じることがあるでしょう。


靴を履くとかかとが痛い!対策は?

靴を履くとかかとが痛い!対策は?

靴を履くとかかとが痛いときの対策には、以下の3つがあります。

  • インソールを使用する
  • 足にあった靴を履く
  • 靴下を変える

それぞれ、詳しく解説します。

インソールを使用する

かかとの痛みを軽減する効果的な対策の1つが、インソールを使用することです。インソールを使用すると足裏の荷重が分散され、かかとにかかる圧力を軽減させる役割を果たすと考えます。

足のアーチを支えるインソールを選ぶことで、かかとの痛みを和らげる効果が期待できます。市販のインソールにはクッション性の高いものや素材など、さまざまな種類があるため、好みにあわせて選びましょう。

足にあった靴を履く

かかとの痛みを防ぐためには、足に合った靴を選ぶことが大切です。靴を選ぶときには、サイズだけでなく足の幅や甲の高さ、アーチの形状にも着目するとよいでしょう。

靴のサイズが合わないと、かかとや足全体に不自然な圧力がかかり、痛みを引き起こす可能性があります。革靴・スニーカー・パンプスなど、どの靴を選ぶときにも、試し履きをしましょう。

歩いたときに、足全体が快適に感じられるかを確認することが重要です。また、長時間歩くときには、クッション性のある靴を選ぶと足の負担軽減に役立ちます。靴の選び方を見直して、かかとの痛みを予防しましょう。

靴下を変える

かかとの痛みを軽減するために、靴下を変えるのも効果的です。クッション性があり、かかとにかかる衝撃を減らすことで、痛みが起こりにくくなります。

また、足のアーチをサポートする機能性靴下を履くと、アーチが整うことで歩行時の衝撃を緩和し、かかとの負担を減らすことができます。


靴を履くとかかとが痛い!予防法は?

靴を履くとかかとが痛いときの予防法には、以下の2つがあります。

  • 足のアーチを鍛える
  • 正しい歩き方を身につける

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

足のアーチを鍛える

足の痛みが少ないときには、足裏のアーチを鍛える運動がおすすめです。ここでは、足裏のアーチを鍛える運動を紹介します。

【タオルギャザー】

  1. 椅子に座って床にタオルを置き足を乗せる
  2. タオルを足の指でたぐりよせるように手前に引く

左右、10回ずつ繰り返し行います。
ポイントは、かかとでタオルを押さえて固定してから指を使うことです。

靴を履くとかかとが痛い!予防法は?

正しい歩き方を身につける

一度、普段歩いている自分の歩き方や姿勢を意識してみましょう。
まずは、かかとから着地し、親指から自然に蹴り出すように歩きます。理想的な歩き方では、かかと→足の外側→親指の付け根の順で体重が移動していきます。

しっかり足指を使うこと意識しましょう。足指で蹴りだすときに足のアーチが持ち上がり、足底の筋肉を鍛えることができるためです。
アーチが整うことで歩行時の衝撃を緩和する作用があり、かかとへの負担も軽減できるでしょう。

歩き方は意識していないと身につきません。通勤中や通学中、ウォーキングをするときなどに、ぜひ実践してみてください。

靴を履くとかかとが痛い!予防法は?


まとめ

まとめ

かかとの痛みは、靴の選び方や体重増加、足のアーチの崩れなど、さまざまな原因が考えられます。この記事でご紹介した解決策や予防法を取り入れることで、かかとの痛みを軽減し、快適な日常を取り戻す手助けになるでしょう。

特に、足に合った靴を選び、足裏の筋力を強化するトレーニングは有効です。また、日常的な歩行の姿勢を見直すことで、足への負担を減らすことができます。

また、足の健康を考えたときには、五本指ソックスを履くのも効果的です。足指をしっかり使うことで足のアーチを整える助けになります。ケアソク〈ととのえる〉は、科学的エビデンスのある五本指ソックスです。横アーチサポートを有し、かかとにあるクッションで歩行時の衝撃を緩和します。ぜひ、ご自身の足のケアのために、〈ととのえる〉を試してみてください。

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記事監修

北澤友子

北澤 友子(きたざわ ともこ)

理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト

新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。

【学術論文、研究発表】

前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか