オンラインショップ ケアソク(CARE:SOKU)

靴の横幅がきつい!対処法と買い替えるときのポイント

靴の横幅がきつい!対処法と買い替えるときのポイント

靴の横幅がきつくて困った経験はありませんか。通勤・通学中や仕事をしている間に足が痛むと、本当に辛いですよね。

「靴の横幅がきついと感じる原因は?」「靴を買い替えるときには、横幅の広い靴にした方がいいの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで今回は、靴の横幅がきついと感じる原因や対処法、買い替えるときのポイントについて詳しく解説します。


靴の横幅がきついと感じる原因

靴の横幅がきついと感じる原因

靴の横幅がきついと感じる原因には、主に以下の2つがあります。

  • 靴のサイズがあっていない
  • 足のアーチが崩れている

それぞれ、詳しく解説します。

靴のサイズがあっていない

靴を買い替えたあとに靴の横幅がきついと感じる原因の1つには、正しいサイズを知らずに購入していることがあります。

靴のサイズは足長と、足囲・足幅で決まりますが、多くの人は普段履いている靴のサイズから判断し、正確に測ったことがないでしょう。靴に記載されている「E」や「EE」などの記号は足囲・足幅を示します。

しかし、自分の足のサイズをよく把握せず、実際の足囲よりも小さめの靴を履いていることが原因で靴の横幅がきつく感じることがあります。正確な足の長さと足囲を測定して、自分にあった靴を選ぶことが大切です。

正しいサイズの靴に履き替えると、長時間の歩行でも疲れにくくなるでしょう。

足のアーチが崩れている

履き慣れている靴の横幅がきつくなってきた原因の1つには、足のアーチが崩れていることがあります。私たち人間の足の裏には、3つの足裏アーチがあり、機能が低下すると衝撃吸収がうまくいかず、足に負担がかかるようになります。

例えば、扁平足は土踏まずが低下している状態で、走ったりジャンプしたりすると地面からの衝撃が脛骨に直接伝わりやすくなります。また、開張足は足の横アーチが低下している状態です。

足のアーチが崩れると足の横幅が広くなり、靴と摩擦が起こってきついと感じることも珍しくありません。

足裏のアーチの低下を防ぐためには、足裏の筋力アップトレーニング、ストレッチなどを取り入れるのが効果的です。アーチが形成されることで、足の負担が軽減され、タコや外反母趾など、さまざまな足のトラブルを防ぐことにもつながります。

扁平足


靴の横幅がきついときの対処法

靴の横幅がきついときの対処法

靴の横幅がきついときには、以下の対処法があります。

  • シューストレッチャーで伸ばす
  • インソールを使用する

それぞれ、詳しく解説します。

シューストレッチャーで伸ばす

靴の横幅がきついと感じるときには、革靴であればシューストレッチャー(シューズストレッチャー)を使って靴を広げる方法があります。シューストレッチャーは、木やプラスチックでできた足の形をした模型です。ホームセンターや靴売り場で手に入るため、手軽に試すことができます。

足の甲やつま先部分を伸ばしたいときには、靴の中でシューストレッチャーを横に広げたまま時間を置いておきます。靴がしっかり伸びるまで24時間程度かかるため、余裕を持って行いましょう。

インソールを使用する

靴の横幅がきついと感じるときには、インソールの使用もおすすめです。横アーチが低下することで足幅が広がるため、インソールを選ぶときには横アーチサポートがついたものを選びましょう。開張足や外反母趾用のインソールは横アーチサポートの機能を有しているため、おすすめです。詳しくはシューフィッターのいるお店で相談してみてください。


横幅のきつい靴を履いていることで起こるリスク

横幅のきつい靴を履いていることで起こるリスク

横幅のきつい靴を履いていると、以下のようなトラブルを起こす可能性があります。

・靴擦れ
・むくみ
・圧迫による痛み

それぞれ、詳しく解説します。

靴擦れ

横幅のきつい靴を履いていると、靴擦れを起こす可能性があります。新しい靴や長時間の歩行、歩き慣れない道を歩くと、靴と肌が擦れあう部分で摩擦が生じるためです。

特に、硬い素材の靴やサイズのあっていないハイヒールを履いていると、つま先やかかとが圧迫されてしまいます。足と靴の摩擦が大きいと皮膚が炎症を起こし、ひどい場合には水ぶくれができてしまうこともあるでしょう。

靴擦れが繰り返し起こると、その部分の皮膚が硬くなり、たこや魚の目ができることもあります。

痛みや他の足のトラブルを防ぐためにも、自分の足にあったサイズと幅の靴を選び、適度な休憩を取りながら歩きましょう。

むくみ

横幅のきつい靴を履いていることは、むくみの原因となることがあります。きつい靴は足を強く締め付け、血管やリンパ管を圧迫してしまうためです。

圧迫されると血液やリンパ液の流れが滞り、むくみが生じやすくなります。特に夕方になるとむくみがひどくなる人も少なくありません。

むくみを予防するには、足にあったサイズの靴を履くことが大切です。また、足首を適度に動かすことで血流を促したり、長時間座りっぱなしや立ちっぱなしにならないように気をつけましょう。

圧迫による痛み

靴がきついと感じることの原因のひとつとして、横アーチが低下した開張足や、外反母趾などの足趾の変形が挙げられます。どちらも足幅が広がることで靴で圧迫され、痛みを生じる可能性があります。

いずれも横アーチの低下による足幅の増加が原因であるため、対策としては横アーチサポートのついたインソールの使用がおすすめです。
横アーチが低下しないように、靴紐やベルトで甲の部分をしっかり支えることで足が広がらず圧迫を軽減できます。


横幅がきつい靴を買い替えるときのポイント

横幅がきつい靴を買い替えるときのポイント

横幅がきつい靴を買い替えるときには、夕方買いに行きましょう。足のサイズは時間帯によって変わり、夕方になると足はむくんだ状態になります。

そのため、夕方から夜にかけて試着することで、実際の履き心地に近いサイズを見つけられるようになります。また、靴を買いに行くときには、シューフィッターのいるお店を選ぶことをおすすめします。

靴選びの専門家であるシューフィッターであれば、足の形やサイズを測定し、最適な靴のサイズとフィット感を提案してくれるでしょう。


まとめ

靴の横幅がきついときには、まずは対処法として、革靴であればシューストレッチャーを使用したり、横アーチサポートのあるインソールの使用を試してみてください。
それでも改善できないときには、靴の買い替えを検討しましょう。靴を選ぶときには、足を正しく測ることも大切です。足のむくみやすい夕方、シューフッターのいる靴店で選ぶのがおすすめです。

そして、足の横アーチの低下を予防するためにも、靴下を見直してみませんか?
ケアソクの〈ととのえる〉は横アーチサポート機能を有しており、また、インナー5本指構造により足指を使いやすくすることで足のアーチを整えやすくなります。ぜひ試してみてください。

●パンプスや革靴などで縮こまった足指を広げて伸ばす
→ケアソク〈ととのえる〉シリーズはこちら

ととのえるオンラインショップ


監修:理学療法士 北澤 友子