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【専門家監修】足の裏の皮が剥けるのはなぜ?考えられる症状と対処方法を解説

足の裏の皮が剥けるのはなぜ?考えられる症状と対処方法を解説

「足の裏の皮が剥けるのはなぜ」「水虫なの?そうじゃない場合もある?」

足の裏の皮が剥けてしまうと、足元のおしゃれも楽しめず、人前で素足になれないということもあるでしょう。しかも剝けるだけでなく腫れや水疱などの症状が出ると、歩きづらさを覚え、日常生活にも支障が出てしまいます。

そこで今回の記事では、足の裏の皮が剝けるときに考えられる原因・症状・対処方法を詳しく解説していきます。本記事でご紹介するのは、あくまでも症状の傾向と一般的な対処方法です。病気が疑われる場合には、ご自身の状態を正しく把握するためにも、皮膚科などの専門医を受診しましょう。


足の裏の皮が剥ける原因は水虫?

足の裏の皮が剥ける原因は水虫?

足の裏の皮が剝けるときには、角質増殖型の水虫になっている可能性があります。水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビが足に増殖して起こる感染症です。ここでは、水虫の症状・原因・対処方法を詳しく解説します。

症状

水虫と言えば、足の指の間がジクジクとして皮が剝ける状態を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、水虫には趾間型と小水疱型、角質増殖型の3種類のタイプがあります。

角質増殖型の水虫は、足の裏がカサカサして白くなり、角質が硬く厚くなるのが特徴です。あまり痒くならないため、足裏の乾燥と見分けが難しいことが少なくありません。

原因

水虫は白癬菌に感染することで発症しますが、その白癬菌は、湿度と温度が高い状況を好むため、白癬菌が足に付着し、靴下や靴で足が覆われる状態が長続きすると、足の表面で菌が増殖し、発症する可能性が高くなります。

水虫症状のある人とバスマットやスリッパなどを共有すると、感染する可能性があります。しかし、白癬菌が足についただけではすぐには感染せず、その日のうちに足を洗い、清潔で乾燥した状態を保てば、発症を防ぐこともできます。

対処方法

水虫の対処法は、足を清潔に保つこと、 汗や皮脂が溜まらないようこまめに足を洗うこと、乾燥させることが大切です。

また、汗を吸収しやすく通気性の高い靴下を選ぶことで、白癬菌が好む高温多湿な状態を避けることができます。靴を脱いだあとには靴を乾かすことも対策の1つと言えます。

症状が早く改善するよう、足を洗ったらよく乾燥させましょう。そして、家族間での感染を防ぐことも大切です。水虫は大人だけが感染すると思われているかもしれませんが、お子さんにうつってしまう可能性もあります。水虫が疑われる場合は、早めに皮膚科などの医療機関を受診し、検査して、適切な治療を受けましょう。


足の裏の皮が剥けるのは汗疱であるケースも

足の裏の皮が剥けるのは汗疱であるケースも

汗疱(かんぽう)も、足の裏の皮が剝ける症状が出る病気の1つです。ここでは、汗疱の症状・原因・対処方法を詳しく解説します。

症状

汗疱になると、足の裏や手の指先に小さな水疱ができます。夏のはじめなど季節の変わり目に発病することが多く、手や足の指、足の裏の角質層などの皮が剝けるのが特徴です。

汗疱は水虫と間違えられることがありますが、感染することは考えにくいでしょう。しかし、汗疱と水虫は見分けるのが難しいため、自己判断せず、医師の診断を仰ぐことをおすすめします。

原因

汗疱の原因は、あまりよく分かっていません。 夏の汗をかきやすいときになることが多いことから、多汗症と関連しているとも言われています。また、金属アレルギー・喫煙・ストレスなどが原因になるとも考えられています。

対処方法

汗疱は、症状が軽ければ、自然に治る可能性があります。入浴や水仕事などで皮膚が濡れたときにはタオルで水分を拭き取り、清潔に保つことが大切です。


足の裏の皮が剥ける疾患は掌蹠膿疱症

足の裏の皮が剥ける疾患は掌蹠膿疱症

足の皮が剝ける疾患には、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)も考えられます。ここでは、掌蹠膿疱症の症状・原因・対処方法を詳しく解説します。

症状

掌蹠膿疱症は、手の平、足の裏などに水ぶくれや膿疱ができる病気です。膿疱ができると、痛みやかゆみを伴うことがあります。ウイルスや細菌の含まれる膿ではないため、感染することはありませんが、水虫と併発しているケースもあります。

原因

掌蹠膿疱症の原因はよく分かっていませんが、喫煙や扁桃炎、歯周炎、金属アレルギーなどが影響していると考えられています。

対処方法

掌蹠膿疱症が疑われる場合は、医療機関の受診をおすすめします。


足の裏の皮が剥ける!乾皮症

足の裏の皮が剝けるのは、乾皮症(かんぴしょう)の可能性もあります。ここでは、乾皮症の症状・原因・対処方法を詳しく解説します。

症状

乾皮症になると、皮膚の乾燥が進み、表面の角質が剥がれ落ちる、ひび割れるなどの症状が出ます。かゆみや痛みを伴うことも少なくありません。

かゆみが出ているときは、掻くことで湿疹ができたり、皮膚の表面にできた傷から細菌が入り込むこともあります。手足に症状が出やすく、特に膝下などに出ることが多いでしょう。

原因

乾皮症の原因は、皮脂が減少することだと考えられています。私達人間の皮膚には、水分が多く含まれています。そこで、皮膚の表面から水分が蒸発するのを防ぐ役目を担っているのが皮脂です。

乾皮症は、加齢により皮脂が減少することや、空気の乾燥、過剰な洗浄によって皮脂が洗い流されることが原因になるとも言われています。そのため、皮脂腺がない足裏は、特に発症しやすい部位の一つです。

対処方法

乾皮症の対処方法

乾皮症の対処としては、保湿クリームなどで、皮膚を保湿することが大切です。また、バランスの取れた食事や規則的な睡眠、ストレスの軽減など、生活習慣を整えることを心がけましょう。


まとめ

足の裏の皮が剥けるのは、水虫の他にもさまざまな疾患が考えられます。肌が乾燥してガサガサの皮膚は薬も浸透しにくいため、適度にうるおいを保つことが必要です。皮膚科で診療を受けて適切な治療を受けるとともに、自分で行える保湿ケアを行ってみてはいかがでしょうか。

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記事監修:桜井祐子
株式会社グローバル・ケア
フットケアスペシャリスト・博士(スポーツ医学)
(フットケアサロン)足の専門店 ペディケア https://www.globalcare.co.jp/
(フットケアスクール)足の専門校 スクールオブペディ https://school.pedicare.jp/