出産で入院するときに靴下は必要?入院準備リスト付き!
出産の入院準備リストのなかに、「靴下」と書かれていることがあります。入院するときに、靴下はどの程度大事なのか疑問に思うことはありませんか。特に、初産だと入院中の生活がいまいち想像できないものです。
そこで今回の記事では、出産の入院に靴下を準備する理由を解説します。また、靴下以外にも役立つ出産グッズも紹介しますので、ぜひご覧ください。
出産の入院に靴下を持っていく理由
入院中の自分のパジャマや、生まれてくる赤ちゃんのベビー服や肌着など、出産準備のバッグは荷物が多くなってしまいがちです。持ち物を厳選するためにも、靴下はどの程度大事なのかを見ていきましょう。
入院中は足が冷えやすい
産後はホルモンバランスの乱れなどで冷えを感じやすくなるようです。病院は一年中空調で快適に温度調節されていますが、それでも足が冷えることはあるでしょう。秋冬だけでなく、夏場は冷房で、足元の冷えが気になる人はいるかもしれません。そんなときに、靴下は冷え対策に役立ちます。
また、帝王切開で手術すると数日間は体が洗えません。手術後のシャワーが浴びられない期間は、靴下で足が蒸れるのを不快に思うこともあるかもしれません。そこで、吸水性や放湿性の高い天然繊維の靴下があると不快感の軽減に役立ちます。
なお、術後はお腹に力を入れにくいため、履き口がゆったりしている靴下を選んだほうが、着脱が楽に行えるでしょう。
出産の入院時に役立つグッズ!靴下以外もチェックしよう
いつ訪れるか分からない出産時の入院のためにも、必要なものは事前に揃えておきたいものです。病院で役立つグッズは靴下以外にもあるでしょう。ここでは、持っていくと便利な入院準備グッズを、足まわりとその他に分けて紹介します。
足まわりの持ち物
出産の入院中は、足元の冷えが気になる人も多くいます。足まわりの持ち物は、以下のリストを参考にしてください。
- 靴下
- 湯たんぽ
- 内履き
病院の冷え対策には、靴下の他にも湯たんぽはおすすめです。そしてスリッパは、病院に備え付けのものでもよいでしょうが、転倒防止のために、履きやすくかかと付きのルームシューズのようなものもいいかもしれません。
湯たんぽは、金属製のほかにもプラスチック製やゴム製など、さまざまな種類があります。プラスチック製は扱いやすく、コストパフォーマンスもいいためおすすめです。いずれのタイプも低温やけどを防ぐために、カバーをして使いましょう。
その他の持ち物
足まわり以外で、入院中の冷え対策におすすめのグッズは以下の通りです。
- カーディガン
- 水筒やマグボトル
時期によっては、入院着だけでは肌寒く感じることがあるため、上から羽織れるカーディガンなどを準備しましょう。
また、あたたかい飲み物やお湯を病室に置いておくためにも、水筒やマグボトルがあるとよいかもしれません。
出産の入院準備で靴下を用意するときのポイント
靴下以外の持ち物をチェックしたところで、話を本題に戻しましょう。ここからは、出産の入院準備で靴下を用意するときのポイントを3つ解説します。
2足~3足準備する
出産の入院時に持っていく靴下は、余裕を持って2足~3足ほど準備しておきましょう。コインランドリーなどで洗濯できる病院もありますが、毎日洗濯できるとは限りません。靴下は複数枚持っておくと安心です。
足首を包む丈の靴下を選ぶ
入院準備で選ぶときの靴下は、スニーカーソックスやフットカバーなど短い丈ではなく、足首を包む、長めの丈の靴下を選びましょう。
足首の内くるぶしから指3本~4本上、すねの内側の骨の脇には、女性の冷え対策に重要なツボ、三陰交(さんいんこう)があります。三陰交には安産や陣痛促進の効果や、あたためると血液循環にも良いと言われています。
三陰交が隠れる丈の靴下は、ショートソックスよりも足をあたためる効果が期待でき、妊婦さんにはおすすめです。
むくみ対策に向く靴下を選ぶ
出産直後は足のむくみを感じる人も少なくありません。足のむくみ防止には、5本指ソックスを選んでみてはいかがでしょうか。5本指ソックスは足指が動かしやすく、血液循環を促しやすいという特徴があります。
足指で地面や床をしっかりと捉えられるため、足元が安定するのも魅力です。なお、綿素材の靴下は丈夫で扱いやすく自然素材で蒸れにくいため、快適に過ごせるでしょう。
まとめ
出産の入院中は、冷え対策に靴下を2足~3足準備しましょう。丈が長めの靴下は、足をあたためるグッズと併用するのがおすすめです。靴下とあわせて、本記事で紹介したグッズもぜひご検討ください。
ケアソク〈あたためる〉は、出産入院時の冷え対策におすすめの靴下です。二重パイルの独自の構造で足本来の熱を外に逃さず、あたたかさをキープします。吸湿性と保温力に優れた靴下を、ぜひ試してみてください。
出産入院時の足冷え対策に。ふくらはぎまですっぽり包んであたためます。
→ケアソク〈あたためる〉シリーズはこちら。
記事監修:理学療法士 北澤友子