妊婦さん必見!足の冷え対策に向く靴下はどれ?
妊婦さんで、足の冷えに悩む人は珍しくありません。体型の変化だけでなく体調も変わりやすい妊娠中に、どんな冷え対策をしたらいいのか悩んでいませんか?
「妊娠中に履く靴下は、どれがいい?」「妊婦の冷え対策に、靴下は効果ある?」こんな疑問を持つ人もいるでしょう。そこで今回の記事では、妊婦さんに向けて、冷え対策におすすめの靴下と選び方を解説していきます。足の冷えや靴下について詳しく知り、冷え対策に役立てましょう。
妊婦になると体が冷えるのはなぜ?靴下を選ぶ前の知識
妊娠したら、体を冷やさないようにとよく言われます。けれど、気づくと手や足が冷たい状態になってしまう妊婦さんもいるでしょう。そもそも、妊娠すると手足に冷えを感じやすいのはなぜでしょうか。靴下を選ぶ前に、妊娠中の冷えの症状や根本的な原因を押さえていきましょう。
冷えの症状
体が冷えると、どんな状態になるでしょうか。まず、以下に当てはまる項目がないかチェックしてみましょう。
- 汗をあまりかかない
- 手足が冷たく感じる
- 手で触ると、お尻が冷たい
冷えは、食事や睡眠などの生活習慣でも起こることがあります。以下のような習慣がある人は要注意です。
- 食事や睡眠時間が不規則
- 冷たい食べ物や甘いものが好き
- お風呂はシャワーで済ませてしまうことが多い
- 素足やサンダルなどで過ごすことが多い
手足が冷えると感じる妊婦さんは、規則正しい生活に変えるだけでも効果を感じることがあります。食べ物の好みが変化する場合もありますが、できるだけ冷たい物は避け、体を冷やさない服装をして、規則正しい生活を心掛けることが大切です。
冷えの原因
妊娠すると体が冷えてしまうのは、手足の血液の循環が悪くなることが影響しています。それは、妊娠中はお腹に赤ちゃんがいることで、骨盤に負担がかかりやすい状態になることが原因です。特に妊娠後期でお腹が大きくなると筋肉が緊張しやすく姿勢も変わるため、血液の循環が滞りがちになるのです。
また、妊娠中はホルモンバランスが変化し、自律神経のコントロールが乱れやすくなってしまいます。自律神経は体温調節や代謝などを司る重要な神経であるため、乱れてしまうと体温調節に影響を及ぼします。
冷えると起こるトラブル
妊娠中に体が冷えると、お腹の張りや足のむくみ、足がつるなどのマイナートラブル(妊娠に伴って起きる不快な症状)につながりかねないため、油断は大敵です。
冷えていなくても、妊娠中はお腹の張りが起こりますが、冷えが原因で張る頻度が高くなってしまうことがあります。張りが頻回になると切迫早産となる心配も出てくるため、温めて防げるなら、予防していきたいものです。
また、妊娠中は大きくなったお腹が足から心臓へと流れる血管を圧迫するため、足のむくみが起こりやすい状態です。そのうえ、足が冷えるとふくらはぎの筋ポンプ作用が働きづらくなることも、血行が悪くなってむくみが起こりやすい原因になります。
お腹の張りやむくみ、足がつる原因となる「冷え」の対策をして、マイナートラブルを防ぐことが大切です。
妊婦の冷え対策5選!靴下は効果ある?
では、妊娠中の足の冷え対策は、どんなことを行えばよいのでしょうか。ここでは、冷え対策に効果的な以下の5つの方法を解説します。
- ストレスを溜めない
- 湯船に浸かる
- 食べ物や飲み物に気を配る
- 適度に運動する
- 靴下で足をあたためる
ストレスを溜めない
妊娠中の冷え対策には、ストレスを溜めないことが重要です。妊娠中は、ホルモンバランスが乱れる影響で、精神的にも不安定になりがちです。また、つわりで体調不良を感じやすいこともあるでしょう。想像以上に体型や生活にも変化が起こり、ストレスを感じることも多いでしょう。
心のストレスと体の冷えは、無関係かと思われがちですが、ストレスが蓄積すると自律神経が乱れやすくなり、結果、体の冷えにつながっていきます。ストレスにより末端の血管が収縮し、手足の冷えを感じてしまうこともあるのです。
たまには家事を休んで1日ゆっくり過ごしたり、友人に悩みを聞いてもらうなどして、ストレスを発散していきましょう。
湯船に浸かる
妊娠中の冷え対策には、湯船に浸かることも大切です。特に夏場はお風呂にお湯を溜めるのが面倒で、シャワーで済ませてしまう人もいるかもしれません。
しかし、全身を効果的にあたためるには、湯船に浸かることが一番です。38度~40度程度の熱すぎないお湯に、15分~20分ほどゆったりと浸かります。とはいえ、のぼせや立ちくらみを起こしてしまうことがあるため、長湯は避けましょう。
全身浴は、肩や背中の張り、足のだるさを緩和させます。また、お腹がふわふわと浮いたような感覚がして赤ちゃんがよく動くように感じるという妊婦さんもいます。
お腹が大きくなってくると、想像以上に体のバランスが取りにくくなっています。脱衣所やお風呂の床で滑らないよう、足元には十分に注意してください。
食べ物や飲み物に気を配る
妊娠中の冷え対策では、食べ物や飲み物にも気を配ることが大切です。産院で、食事指導をされている妊婦さんもいることでしょう。
根菜類や、あたためた生姜、冬が旬のものは体をあたためる食べ物と言われます。また、玄米や雑穀米、黒糖など、精製されていない食べ物もおすすめです。
反対に、氷を入れた飲み物や、夏が旬のものは体を冷やしてしまいます。冷たい食べ物や飲み物を摂取したくなることもあるでしょうが、摂りすぎないよう十分に注意しましょう。
適度に運動する
適度な運動も、妊娠中の冷え対策には効果があります。けれど、負荷の大きい運動はお腹の赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があるため、無理は禁物です。
妊娠しているときの運動不足解消には、有酸素性運動がよいと言われます。例えば、ストレッチ・ウォーキング・マタニティヨガなどをしてみてはいかがでしょうか。深く呼吸をしながら、自分のペースでゆっくりと行いましょう。
適度に運動をすると、体重の増加を抑えられるというメリットもあります。気持ちもリフレッシュできて、ストレス発散をしたいときにもおすすめです。
靴下で足をあたためる
妊娠中に足元の冷えを感じる人は、靴下が有効です。お腹が大きくなると、子宮の重みや圧迫により足から心臓に戻る血流が悪くなってしまうことがあります。体はポカポカでも、足のつま先がかじかんでしまうという人もいるでしょう。
妊娠中は、お腹を圧迫しないようにとマタニティタイツやレギンスを履く人が多くみられますが、さらに足先の冷えを予防するためにも靴下と併用しましょう。
例えば、5本指靴下は1本ずつ指が独立していて動かしやすいため、血流のためにもおすすめです。寒さが厳しい季節には、ウールなど厚手の靴下を選んでみてもよいでしょう。季節ごとに、自分に合った靴下を選んでみてはいかがでしょうか。
妊婦生活を快適に過ごすために!靴下に関する疑問
足の冷えやむくみ対策で靴下を履くときは、普段と違って妊娠中はさらに気を使うものです。靴下の選び方や使い方で、疑問に思うこともあるでしょう。ここでは、妊娠中に靴下を履くときのさまざまな疑問を解消していきます。
夏も靴下を履いたほうがいい?
妊娠すると高温期が続き、いつもの夏より暑く感じて、靴下を履きたくないと思う人もいるかもしれません。しかし、夏でも足元の冷え対策は必要です。
手足など体の末端が冷えていると、血流が滞り、全身の冷えにつながってしまいます。特に、冷房の効いた室内で長時間過ごすときには要注意です。
足首が隠れる丈の靴下やレッグウォーマーなどを活用して足冷えを防ぎましょう。
着圧ソックスはよくない?
妊娠中に足のむくみが気になり、着圧ソックスと呼ばれる弾性ストッキングを使いたいと思う人もいるでしょう。基本的に、弾性ストッキングは妊娠中に履いても問題ありません。ただし、当然ながらお腹を圧迫するものや、圧力が強すぎるものは避けたほうが無難です。
多くの場合、弾性ストッキングの説明書の注意書きには、妊娠中に使用できるかどうかが明記されています。妊娠中に使いたい場合は、注意書きをよく読むとともに、かかりつけの産婦人科の担当医師に相談することをおすすめします。
靴下が履きにくいときはどうすればいい?
お腹が大きくなる妊娠後期は、前かがみの姿勢で靴下を履く動作が難しいかもしれません。妊娠中に靴下が履きにくいと思ったときには、お腹に負担がかからないような横座りやあぐら座りになって履いてみてください。
例えば、横座りをすると、お腹の横側に足がある状態です。ここからつま先に靴下を引っ掛けて、靴下の履き口分を引っ張り上げます。または、椅子に座って片足をもう一方の足の上に乗せ、靴下を履きましょう。
手伝ってくれる家族がいるときには、履かせてもらうのもよいでしょう。旦那さんや上のお子さんなど、頼れる人がいるときは無理せずお願いしてみてはいかがでしょうか。靴下を履くという何気ない日常の動作も、妊娠中は苦労することが共有できるかもしれません。
まとめ
妊娠中の冷え対策は、お腹の張りやむくみなどのマイナートラブルを防ぐためにも大切です。適度な運動をしたりお風呂にゆっくりと浸かるなどして、積極的に体をあたためましょう。
足を冷やさないためには、保温性の高い靴下を履くのもおすすめです。足元の冷え対策をして、快適な妊娠生活を送りましょう。
ケアソク〈あたためる〉は、1足にセーター2着分の糸を使用した、足をあたためる靴下です。ふくらはぎまですっぽり覆う長さで、寒い季節の妊娠中の足の冷え対策におすすめです。循環障害の臨床20年超の医師が監修した科学的エビデンスのある靴下〈あたためる〉を、ぜひお試しください。
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記事監修

桜井 祐子(さくらい ゆうこ)
足のケアの専門家 フットケアスペシャリスト(Certified Foot care specialist)
CMP (Certified Master Pedicurist)
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 スポーツ医学専攻 修了
博士(スポーツ医学)
足の専門店PEDI CARE 代表 https://www.pedicare.jp/
足の専門校SCHOOL OF PEDI 校長 https://school.pedicare.jp/
足の問題を様々な視点から保存的に改善するために、ドイツ式メディカルフットケアポドロギーをベースとした角質ケア、足爪ケア、巻き爪ケア、リフレクソロジー、ボディケア、インソール作成、靴調整などのトータルフットケアを提供するフットケアサロンを横浜に開設。
足の専門家育成のために、医師・看護師・介護福祉士・フットケアスペシャリスト向けにスクールで指導にもあたる。そのほか多数の講演やセミナーの講師、TV・メディアに出演。
【学術論文】
Effects of Foot Care on Foot Problems in Elderly Women Requiring Long-Term Care.(要介護高齢女性の足部異常に対するフットケアの効果に関する研究),Synergy of Arts and Sciences,22(2),165-174,2018.10
ほか
【代表著書】
フレグランスジャーナル社「サロンワークに役立つ実践フットケア」出版
【メディア出演】
NHK総合テレビ「あさイチ」:「女のホケン室」足のお悩み
NHK総合テレビ「あさイチ」:「女のニュース どうする? サンダルの靴ずれ」
ほか多数
著者: 株式会社 山忠
