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かかとの保湿はなぜ必要?保湿におすすめのグッズを紹介

かかとの保湿はなぜ必要?保湿におすすめのグッズを紹介

かかとの角質が硬くなると、ガサガサになり見た目も悪くなってしまいます。「かかとがガサガサして靴下やストッキングにかかとが引っかかる」「効果的な保湿方法はある?」と、悩む人も多いでしょう。

ふっくらとした柔らかいかかとを目指すには、保湿が欠かせません。そこで今回は、かかとの保湿方法と、保湿グッズの選び方を詳しく解説します。


かかとの保湿はなぜ必要?かかとの特徴を解説

普段、かかとには目が届かないため、ついついケアを後回しにしてしまいがちです。そもそも、なぜかかとの保湿が必要なのでしょうか。ここでは、かかとの特徴と保湿が必要な理由を見ていきましょう。

皮脂腺がない

肌の表面の潤いを保つためには、油分が必要です。ですが、かかとには汗をかく汗腺はありますが、皮脂腺がありません。乾燥しやすいのはこのためです。
また、乾燥状態が続くと、皮膚が角質化して硬くなってしまいます。

摩擦でダメージを受けやすい

かかとが乾燥しやすいのは、地面からの衝撃や靴や靴下との摩擦でダメージを受けやすいというのも理由の1つです。
特に、素足でサンダルやミュールを履くと外気にさらされ、しかも、かかとが固定されていないことで、かかとに衝撃や摩擦などの負荷がかかります。かかとの角質が厚くなる原因は、冬の乾燥だけではなく、実は素足が多くなる夏も注意が必要です。

荷重がかかりやすい

かかとには、荷重がかかりやすいというのも、角質が厚くなる原因の1つです。人は二足で立ったり歩いたりするため、全体重の負担は2本の足が支えます。足にかかる体重を分散するため、足にはアーチ構造が備わっています。

しかし、足のアーチ機能が何らかの理由で崩れてしまうと、かかとにかかる荷重が大きくなってしまいます。また、浮き指という、地面に足指が接地しない状態になると、後ろ重心になり、さらにかかとに荷重がかかることになります。

かかとの角質が厚く硬くなってしまうのは、浮き指やかかと荷重の防御反応でもあるため、足のアーチを健康な状態に保つのが理想です。

足のアーチ構造

ターンオーバーが停滞しやすい

基本的に、人間の皮膚の細胞は一定の周期で生まれ変わっています。皮膚の奥にある基底層という部分で生まれた新しい細胞が、やがて表面まで押し上げられ、剥がれ落ちるサイクルをターンオーバーといいます。
かかとが乾燥しやすいのには、このターンオーバーが停滞しやすいというのも原因の1つです。

顔の皮膚で、ターンオーバーのサイクルは20代でおよそ28日周期と言われています(年齢とともに周期は伸びます)。しかし、かかとはその4倍の、120日ほどかかります。長い時間がかかるため、角質が溜まりやすく、厚くなりやすいのです。

また、皮膚のターンオーバーには、血行も深い関係があります。加齢や冷えの影響で、血流が悪くなると皮膚の新陳代謝も停滞しがちです。足をあたためたり、バランスのよい食事を心掛けたりして、血液の循環を促すことが大切です。


かかとを保湿する4つの方法

かかとを保湿する4つの方法

かかとのケアでは、保湿が最も重要です。では、かかとを保湿するには具体的にはどんな方法があるのでしょうか。かかとの保湿方法には、以下4つの方法があります。

  • 足湯をする
  • マッサージをする
  • 保湿クリームを塗る
  • 保湿機能のある靴下を履く

足湯をする

足湯をする

かかとを保湿するには、足湯をおすすめします。お湯であたためて、角質を柔らかくしましょう。足湯の時間は5分~10分が目安です。足湯をするときには、40℃くらいが適切な温度です。お湯が熱すぎると、角質層内の保湿成分(細胞間脂質)が溶け出てしまい、かえって乾燥の原因となります。

室内用のフットバスなどを利用すれば、衣類を脱がなくても足湯ができます。あたたまった足は血流がよくなるため、皮膚のターンオーバーの乱れを整えることにもつながります。足湯にはリラックス効果もあり、疲労回復にも役立つでしょう。

マッサージをする

かかとの保湿ケアには、マッサージもおすすめです。足湯や入浴後など、緊張がほぐれて、血行がよくなっているときに行うとよいでしょう。

マッサージをすることは、足をよく観察することにもつながり、足の血行を促します。むくみの改善にも役立ちますよ。

【足部のマッサージ】

  1. 椅子に座って膝を立てるように、片足を座面に乗せる
  2. 両手で足を掴み、親指を重ねて足指と足指の間に乗せる
  3. 円を描くようにやさしくゆっくりと揉む
  4. 親指と人差し指の間、人差し指と中指の間……と順に進める
  5. 片足が終わったら反対の足も同様に行う

足がカチコチに固まっていると感じたときには、週に2回~3回、マッサージしてみてください。徐々に、足指が動かしやすくなってくるはずです。

足部のマッサージ

関連記事:足の疲れを5分でリセット! フットケアの専門家直伝「足部ストレッチ」

保湿クリームを塗る

かかとの保湿には、保湿クリームを使う方法が一般的です。保湿クリームには、グリセリンが配合されているものが多くみられます。
かかとのひび割れや乾燥をしっかり防ぎ、水分を逃がさないようにする保湿クリームは、毎日欠かさず塗ることで効果が現れる方法であるため、コストパフォーマンスも考えながら選ぶとよいでしょう。

なお、夜の入浴後に塗るのがおすすめのタイミングです。一方で、保湿クリームは塗った後にベタベタするのが気になる人もいるため、ご自身の使い勝手がよいものを選びましょう。

保湿機能のある靴下を履く

かかとの保湿には、かかとを集中ケアするために作られた靴下もあります。靴下の内部に保湿シートが内蔵されているため、履くだけでかかとの角質ケアができるという靴下です。

普通の靴下タイプのものや、かかとだけをカバーする形で普段の靴下のインナーとして履けるタイプもあり、履くシーンや用途に合わせて選べます。

また、ケア用の靴下でなくても、室内では靴下を履くことをおすすめします。靴下を履くことで、冬の冷たい床の上や、夏の冷房で冷やされたフローリングからの影響が緩和されます。

かかとの角質が厚くなってしまうのにはかかと荷重も関係しているため、かかとにかかる負担を和らげることにも靴下は役に立ちます。


かかとの保湿グッズの選び方

かかとの保湿グッズの選び方

かかとの保湿グッズには、数多くの保湿クリームや靴下などがあり、どれを選んだらよいかわからないという人もいるでしょう。ここでは、かかとの保湿グッズを選ぶ方法を詳しく紹介します。

機能性で選ぶ

かかとの保湿グッズは、機能性で選びましょう。お肌が弱くて保湿クリームがあわない方や、ベタベタするのが嫌な方は、履くだけでかかとのケアができる専用の靴下がおすすめです。

仕事や家事、子育てで忙しい人は、ゆっくりと足を洗いクリームを塗ったりマッサージをしたりといった時間を取るのが難しいもの。そんなときにも、履くだけでかかとのケアができる保湿専用の靴下は重宝します。

また、敏感肌で自分の肌に合う保湿クリームを選ぶのに苦労している方にも、保湿専用の靴下は好まれます。かかとに保湿クリームを塗って歩くと、フローリングが汚れてしまうのがいやだ、足裏が滑ってしまうのがこわいという方にも、保湿専用靴下はおすすめです。

コスパで選ぶ

かかとの保湿グッズは、コスパで選ぶのもポイントです。保湿クリームは、毎日塗るため、高価なものだとコストがかさんでしまいます。

かかとの保湿専用の靴下は、一般的な靴下よりは値段は高いかもしれません。しかし、一度買ってしまえば、洗濯して繰り返し使えます。

かかとのケアは、継続して行っていくことで徐々に改善していきます。長期的に見れば、保湿クリームを何箱も買うよりも、靴下を買ったほうがお得かもしれません。コスパも加味しながら、自分のライフスタイルに合ったかかとの保湿グッズを選びましょう。

時期や履くシーンで選ぶ

かかとの保湿グッズは、使う時期や履くシーンで選びましょう。乾燥しがちな秋冬の季節は、靴下タイプの保湿用靴下がおすすめです。また、自宅でくつろぐシーンで履くなら、履き口のゴムの締め付けがきつくない靴下を選ぶのもよいかもしれません。

一方で、夏は足指の間の汗が気になって、靴下を履きたくないという人もいるでしょう。そんなときには、つま先が出ていてかかとだけをカバーするタイプがおすすめです。

そのような靴下を選べば、普段の靴下の下に履いてこっそりかかとケアができます。コンパクトに畳んで、旅行に持っていくこともいいでしょう。自宅用か外出用かによって、靴下の厚みや形を選びましょう。


まとめ

かかとは、皮脂腺がなく乾燥しやすいという特徴があり、摩擦によって角質が厚くなりやすい部位です。かかとのケアをするときは、足湯や入浴、マッサージなどをして血行を促したあとに、保湿ケアを行いましょう。かかとの保湿をするには、保湿クリームを塗るか、かかとの保湿専用の靴下を履くことをおすすめします。

ケアソク〈うるおす〉は履くだけで手軽にかかとのケアができる専用の靴下です。普段履きしやすいクルー丈の靴下タイプと、薄型でかかとだけをカバーする2種類展開で、さまざまなシーンに対応できます。保湿クリームを使わなくてもかかとの保湿ができる科学的エビデンスのある靴下〈うるおす〉を、ぜひ試してみてください。

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記事監修:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理