足のリンパ の場所はどこ?むくみ解消に効果的なストレッチも解説
仕事で座りっぱなし、立ちっぱなしの人は、夕方に足がむくんでつらいと思うことも多いでしょう。疲れてパンパンになった足を、楽にしたいものですね。
しかし、足のマッサージをしようとしてもやり方が分からず、以下のような疑問が出てくる人もいるかもしれません。「足のリンパ節って?」「足のどの場所をマッサージすればむくみは解消されるの?」
そこで今回は、足のリンパの場所と、むくみ解消に効果的なストレッチやマッサージを紹介します。
足のリンパ節とは?リンパの基礎知識
足のリンパ節の場所がどこかを知る前に、そもそもリンパとは何なのでしょうか。ここでは、リンパに関する基礎知識を詳しく解説します。
そもそもリンパとは?
リンパとは、全身に張り巡らされたリンパ管と、その中を流れるリンパ液、リンパ管の中継地点であるリンパ節の総称です。
体内に入り込んだ細菌やウィルス、がん細胞などの異物はリンパ液の中に入り、リンパ節でせき止められ、免疫によって処理されます。
その後、リンパ節を通してきれいな状態になったリンパ液は、静脈から心臓に戻るのです。リンパ節で処理しきれなかった老廃物は、リンパ液とともに静脈から血流に入り、肝臓、腎臓を経て排出されるといわれます。
このようにリンパは、血液循環に入ってはいけない細菌や老廃物をとらえ、体内を流れながら、ろ過するという大切な役目を担っています。
リンパの流れが悪くなるとどうなるの?
体液の一つであるリンパ液の流れが悪くなると、老廃物や余計な水分が皮膚の下に溜まってしまい、体がむくみやすくなります。
また、リンパの流れの停滞は、肌のくすみ、ニキビなどの肌トラブルにもつながります。流れが悪くなることで、肩こりや冷え性、免疫力の低下といった不調も起きやすくなるでしょう。
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足のリンパ節の場所は?
リンパ節は、耳の後ろや鎖骨など、全身のあらゆるところにあります。その中でも、足のむくみに関係しているのは、「鼠経(そけい)リンパ節」と「膝裏のリンパ節」の2つです。
ここでは、それぞれの足のリンパ節について、詳しく解説します。
鼠経(そけい)リンパ節
足のリンパ節の一つは、足の付け根部分にある鼠経リンパ節です。鼠経リンパ節は、下半身のリンパの最大の通過点といわれます。鼠経リンパ節が停滞すると、下半身のむくみや、足の冷えなどにつながります。
膝裏のリンパ節
足のリンパ節の二つ目は、膝の裏にあり、膝下からのリンパが集まる膝裏のリンパ節です。膝窩(しっか)リンパとも呼ばれます。
膝裏のリンパ節が停滞すると、膝痛、足のむくみ、足の冷えなどにつながります。膝裏のリンパ節は、第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎの、むくみに関わるリンパ節です。
足のむくみ解消ストレッチ!リンパ節の場所から流そう
足のむくみを解消するには、ストレッチとマッサージをするのがおすすめです。ストレッチやマッサージをして体の外側から筋肉を刺激すると、リンパの流れを改善します。不要な老廃物や余分な水分の排出を促すことで、冷えやむくみが解消されるだけでなく、同時に体の代謝も上がるでしょう。
ここでは、足のむくみを解消するストレッチとマッサージ方法を詳しく紹介します。
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リンパのつまりを解消!足首のストレッチ
リンパの流れをよくすることで、溜まっていた水分や老廃物が回収され、むくみが解消されやすくなります。足や足先が冷えやすい人には、足指や足首をほぐすストレッチがおすすめです。
ストレッチをして血行がよくなると、腰痛・肩こりの解消にもつながります。ここでは、足裏と足首のストレッチを紹介します。
【足裏と足首のストレッチ】
- 右足を左足の太ももあたりに乗せる
- 足指を分けるように1本ずつ前後に開く
- 足指を1本ずつ左右によく広げる
- 足裏をグーでトントンとたたく
- 右手で右足首をしっかりとつかんで支え、左手の指を右足の指の間の奥まで入れる
- 足首から大きくまわす
片足20回ずつ行いましょう。足指が固くなっていると、最初は難しく感じるかもしれません。続けていくうちに、柔軟性が高まり回しやすくなるでしょう。
ストレッチを行い、積極的に足裏を広げることで、足の指、1本1本の感覚が研ぎ澄まされていきます。足指や足首が伸ばされて心地よいストレッチですから、ぜひ1日1回、行ってみてください。
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膝裏のリンパの流れをよくするストレッチ
ふくらはぎの筋肉が緊張していると、ふくらはぎに疲れを感じ、膝裏のリンパの流れが悪くなってしまいます。第二の心臓ともよばれるふくらはぎは、下から上に向かって体の水分や血液、老廃物などの流れを促す重要な筋肉です。しっかりほぐして、リンパの流れをよくしていきましょう。
【ふくらはぎのストレッチ】
- 椅子やテーブルに手を掛け、両足を肩幅に広げる
- 片足を後ろに引き、もう片方の膝を曲げる
- 後ろ足のふくらはぎを伸ばす
- 20秒~30秒間しっかりと伸ばす
ストレッチは、片足3セットずつ行うのがおすすめです。ふくらはぎをしっかり伸ばし、気持ちよさを感じてください。
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足の付け根のリンパマッサージ
足首やふくらはぎのストレッチをしても、足がすっきりした感覚がない場合は、足の付け根のリンパマッサージを行ってみてはいかがでしょうか。足の付け根、鼠経部のリンパの流れが良くなると、足や下腹のむくみ解消効果が期待できます。
【足の付け根・鼠径部のリンパマッサージ】
- 仰向けに寝てひざを立てる
- 4本の指で、外側から内側に向けて鼠径部を押す
- 1か所につき5秒かけてゆっくりと行う
- 外側から内側に向けて4本の指で5回さする
リンパマッサージは、お風呂上がりで体が温まり、血行がよくなったタイミングがおすすめです。お湯に浸かると筋肉の緊張がゆるんでほぐれやすくなり、マッサージの効果が高まるでしょう。
【関連記事】足のリンパマッサージのやり方!効果を高める4つのコツも紹介|コラム「足のちえぶくろ」|ケアソク(CARE:SOKU)|株式会社山忠
まとめ
足のリンパ節の場所は、そけい(鼠経)部リンパ節と膝裏のリンパ節です。足のリンパの流れが悪くなると、足がむくみやすく、冷えにもつながるため、適切にケアしたいものです。
この記事のポイントを振り返ります。
- リンパの流れが滞ると老廃物や水分が溜まり、足のむくみや冷えの原因になる。
- 足のむくみ解消に重要な場所は、足の付け根にある「鼠径リンパ節」と「膝裏のリンパ節」の2つである。
- 足裏・足首やふくらはぎのストレッチを取り入れることで、血行とリンパの流れを改善できる。
- 入浴後など体が温まったタイミングで足の付け根をマッサージすると、より高いむくみ解消効果が期待できる。
ぜひ本記事を参考に、リンパの流れをよくするストレッチやマッサージを日常生活に取り入れてみてください。
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記事監修
北澤 友子(きたざわ ともこ)
理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト
新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。
【学術論文、研究発表】
前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか
著者
株式会社 山忠
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