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かかとが痺れる!原因と改善方法を解説

かかとが痺れる!原因と改善方法を解説

ジンジン、ピリピリといった痺れ(しびれ)がかかとにあり、不快に感じる人は少なくありません。
「かかとがピリピリと痺れる」「かかとに何かが張り付いているように痺れている」「病気の可能性はある?原因は?」このような疑問を持つ人もいるでしょう。

そこで今回の記事では、かかとが痺れているときに考えられる症状や痺れる原因を詳しく解説します。また、かかとの痺れを予防する方法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。


かかとが痺れる原因はなに?

かかとが痺れる原因はなに?

ピリピリやジンジンといった、かかとの痺れはなぜ起こるのでしょうか。かかとの痺れは、足の筋肉や血行不良、重心の位置などが関係しています。

ここでは、かかとの痺れで考えられる原因を詳しく解説します。

足の筋肉が硬くなっている

かかとの痺れで考えられる原因の1つ目は、足の筋肉が硬くなっていることです。足首・ふくらはぎ・太ももなど、足の筋肉が硬くなると血流が悪くなり、痺れを感じます。デスクワークなどで座り姿勢が続く、正座している姿勢が長いという人に見られます。

筋肉が緊張すると、足の筋肉は硬くなりやすいものです。適度にストレッチなどをして足の筋肉をほぐすと、痺れにくくなるでしょう。

血行不良で足が冷えている

かかとの痺れで考えられる原因の2つ目は、血行不良による足の冷えです。ひどい手足の冷え性で、寒い時期にはかかとなど足が痺れた感覚になる場合もあります。痺れの原因が血行不良だと考えられるときには、湯船にゆっくり入浴して血行を促すことが大切です。

かかとに重心がかかっている

かかとの痺れで考えられる原因の3つ目は、かかとに重心がかかっていることです。立ち姿勢での重心は、正常であれば、足指の先・足指の付け根・かかとの3点で支えられ、荷重が分散されます。

しかし、かかとへ重心が過度にかかっていると、かかと周辺の血管や神経が圧迫されやすくなり、痺れを感じます。かかと重心は、体全体のバランスが崩れ、腰や肩へも負担がかかるので注意が必要です。


かかとの痺れで考えられる病気や症状

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正座したわけでもないのに、毎日かかとに痺れを感じるときは、足に病気が潜んでいるケースもあります。かかとが痺れることで考えられる病気には、何があるのでしょうか。

ここでは、かかとの痺れで考えられる症状と病気を詳しく説明します。しかし、普段と違う痛みを感じたら、悪化する前に、ご自身の状況を正しく知るためにも整形外科などの医療機関を受診してください。

足底腱膜炎

かかとの痺れが慢性的にある場合は、足底腱膜炎(足底筋膜炎)になっているのかもしれません。足底腱膜炎とは、足指の付け根からかかとの先に向けて通る足底筋膜が炎症を起こす病気です。

足底腱膜炎になると、足の裏がつっぱっている痛みや、朝起きて足をついたときに痛みが出ます。足底腱膜炎はインソールや靴下を使用すると、足のアーチが保たれ、痛みが緩和されることもあります。

→関連記事:足底筋膜炎の原因と改善方法は?靴下選びに役立つ知識も公開

踵骨骨端症(シーバー症)

成長期のお子さんで、かかとの痺れを感じるときは踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)になっている可能性があります。踵骨骨端症とは、10歳前後の男の子に多くみられる症状で、かかとの腫れや、押すと痛い、歩くと痛いなどの症状があります。

踵骨骨端症の主な原因は、スポーツによるオーバーユースです。成長期にふくらはぎや脛の筋肉を使いすぎることで、かかと部分の骨の成長軟骨に障害が出ると考えられています。

アキレス腱周囲炎

かかとの痺れがあるときは、アキレス腱周囲炎になっている可能性があります。アキレス腱周囲炎になると、アキレス腱部に痛みや腫れ、熱感を覚えます。アキレス腱周囲炎の原因は、ジョギングなどのスポーツで、アキレス腱部に繰り返し負荷がかかることです。


どうにかしたいかかとの痺れ!対処法はある?

どうにかしたいかかとの痺れ!対処法はある?

かかと重心や足の血行不良などが原因でかかとが痺れている場合は、ストレッチや足冷えを防ぐことで緩和できることもあります。

ここでは毎日の生活の中で、取り入れやすい対処方法を詳しく解説します。

ストレッチをする

かかとの痺れを緩和するストレッチを紹介します。アキレス腱ストレッチをして、足の筋肉の柔軟性を高めることを意識しましょう。

【アキレス腱のストレッチ】

  1. 壁に向かって立ち、肘を伸ばして手を壁につける
  2. 片足を一歩下げる
  3. 壁側の膝を曲げアキレス腱が少し突っ張るようにして10秒キープする
  4. 反対の足も行う

アキレス腱のストレッチ

足が冷えないようにする

血行不良が原因でかかとの痺れを感じる人は、足の冷えを防ぎましょう。ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かり、足の血行を促していきます。血行が促進されると、緊張していた筋肉がほぐされ、血管が圧迫されにくくなります。

また、入浴後、寒い時期にはあたたまった足を保温するために、靴下を履くことをおすすめします。
ケアソクの〈あたためる〉は、高い保温力で湯あがりのあたたかさをキープ。おやすみ前の足冷えを防ぎます。

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インソールや靴下を利用する

かかとに重心がかかっている人は、インソールや靴下を利用すると、改善されることがあります。特に五本指靴下は、足指が伸びるので自由に動かしやすく、歩行バランスや立ち姿勢の改善に役立ちます。

足指を動かしやすい五本指靴下は、足の血行を促進し、足の冷えを予防する効果も期待できるでしょう。


まとめ

かかとの痺れが起こる原因は、足の筋肉が硬くなることや血行不良、かかと重心やその他の病気など、さまざまな原因が考えられます。慢性的にかかとの痺れがある場合は、上記に挙げた症状の他に、腰椎の歪みなどからくる病気が潜んでいる可能性もあるため、医療機関の受診をおすすめします。

足の筋肉や血行不良が考えられるときは、足の冷えを防ぐために、ストレッチで積極的に動かしたり、入浴で温めてみてください。立ち姿勢での重心の位置も足の痺れに関係するため、機能的な五本指靴下を使うのも選択肢の一つです。

ケアソク〈ととのえる〉は足指を本来ある位置に配置することで、体の重心バランスを整えるフットヘルスウェアです。足の専門家と共同開発し、科学的なエビデンスのある “新しい概念の靴下”〈ケアソク〉 をぜひ試してみてください。

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記事監修:桜井祐子
株式会社グローバル・ケア フットケアスペシャリスト・博士(スポーツ医学)
(フットケアサロン)足の専門店 ペディケア https://www.globalcare.co.jp/
(フットケアスクール)足の専門校 スクールオブペディ https://school.pedicare.jp/


イラスト:佐藤江理