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寒暖差の大きい時期は要注意!「しもやけ」について

「しもやけ」という言葉に、どことなく郷愁のようなものを感じるのは私だけでしょうか。
子どものころによく聞いていた「しもやけ」。子どもはなりやすいのでしょうか。それとも昔はもっと寒かったからしもやけになる人が多かったとか……? 
調べてみると、暖房器具が発達し保温グッズがあふれている現代においても、子どもだけでなく大人も、毎年しもやけに悩んでいる方はいらっしゃるようです。
今回は、冬の始まりや春先に気をつけたい「しもやけ」についてご紹介します。

そもそも「しもやけ」って?

「しもやけ」は「凍瘡(とうそう)」とも言われる凍傷の仲間です。
寒い季節、主に手足の指周辺に症状が出やすいのですが、肌が露出している頬や鼻先、耳たぶにも出ることがあります。患部は赤く腫れ、ジンジンする感覚で、むず痒い、痛痒い、熱い……などの症状が特徴です。そして患部を温めると余計にその痛痒さが強まるため、我慢できないとても厄介な症状です。

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どうして「しもやけ」になるの?

「寒い」と「暖かい」を繰り返すときに、血管は「収縮」と「拡張」を繰り返しています。それがうまくいかないと血液循環に障害を起こし、組織が炎症を起こしてしまう。これが「しもやけ」の仕組みです。

最も寒い真冬よりも、冬の初めや春先あたりにしもやけの発症が多くなるのは、昼夜の気温差が大きいため。その上、暖房設備が整っている現代だからこそ、室内と室外との気温差が大きくなってしまうことも関係していると考えられます。

また、湿気も大きな原因です。汗をかいたりして濡れた靴下のまま蒸れた湿度の高い状態でいると、皮膚表面の温度が下がり、しもやけになりやすい状態を作ってしまいます。
子どもがしもやけにかかりやすいのは、足が冷たいとか靴が濡れていることなど気にせずに、遊びに夢中になってしまうからですね。

そして、窮屈な靴を長時間はいていることも血液循環に影響します。履きものにも原因がありそうです。

足をしもやけから守るために

しもやけには予防が大切。考えられる対策をまとめます。

とにかく「保温」。
寒いときの靴下は、保温性が高いのはもちろん、吸湿性もあるウールなどの天然素材がおすすめです。
あわせて足首ウォーマーもおすすめ。足首をあたためるだけでも冷えを和らげることができますよ。

「汗対策」も大切。
足に汗をかくと汗が冷えたときに足も冷えてしまいます。寒暖差を作らないために、保温と汗対策はセットです。汗をかいたり靴下が濡れてしまった場合はすぐにしっかりと拭き取りましょう。
また吸湿性、放湿性の高いシルク素材の5本指靴下を靴下の下に重ね履きをすると、保温と吸湿、両方の効果が期待できるのでおすすめです。

足指が自由に動く靴を。
ヒールの高い靴や先が細い靴、きつい靴は血行不良を招くおそれがあるので長時間の着用は避けます。

入浴中には温冷浴。
末梢の血液循環をよくするために、患部を温水と冷水、交互に浸すのが温冷浴。足が冷えないよう始めと終わりは温水に浸します。

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「ビタミンE」を毎日の食事に。
血行を良くする効果があるとされるビタミンE。ビタミンCを一緒に摂るとビタミンEの吸収率がアップしますよ。

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アーモンドなどのナッツ類、穀類、小麦胚芽油、ひまわり油、菜種油などの植物油、ほうれん草などの緑黄色野菜にも含まれています。

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ピーマン(赤・黄・緑)、ブロッコリー、じゃがいも、レモンやゆずなどの柑橘系、キウイ、いちごなどなど。

ケアソクの冷え対策といえば〈あたためる〉

足がよろこぶあたたかさを追求した靴下〈あたためる〉もおすすめ。
1足編むのにセーター2着分の糸を使用した独自の二重パイル構造が、冷たい外気を遮断し足本来の熱を逃がしません。(特許取得第5044748号)
ふくらはぎは足の血流循環に重要な機能を備える第二の心臓と言われています。このふくらはぎの筋肉(腓腹筋)をすっぽり包み込み、収縮運動をサポートして足をあたためます。
お風呂あがりに履いていただくと、ずっと足湯に入っているような温かさが持続しますよ。

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大人のしもやけは病気のサインということも。
しもやけを繰り返す、なかなか治らない、赤黒く腫れる、水泡ができる……などの場合は我慢せずにまずは皮膚科を受診することをおすすめします。

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監修:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理
編集スタッフ:高木