足の指のしもやけがかゆい!原因・対策・予防のコツを解説
足の指が赤く腫れてかゆい、じんじん痛む。そんな足の指のしもやけは、寒さと寒暖差で血のめぐりが悪くなることで起こります。
この記事では、しもやけの仕組みと足の指にできやすい理由から、今できてしまったときの対策、やってはいけないNG行動、予防のコツ、そして皮膚科を受診する目安までをまとめました。毎年つらい思いをしている方が、症状を早く和らげ、再発を防ぐための道すじがつかめる内容です。
この記事でわかること
- 足の指がしもやけになりやすい理由
- 自宅でできるセルフケアと市販薬の選び方
- しもやけを悪化させないための注意点
- 皮膚科を受診したほうがよい目安と、似た症状への注意点
この記事の目次
そもそも「しもやけ(凍瘡)」って?
「しもやけ」は「凍瘡(とうそう)」とも言われ、寒さにより皮膚の血管が過度に収縮するなど、血流に異常が生じて起こる皮膚の炎症です。手足の指先や耳、鼻などの末端に、赤色から赤紫色の腫れ、かゆみ、痛みなどが現れます。
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医学名 |
凍瘡(とうそう) |
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出やすい部位 |
足の指・手の指・かかと・耳・鼻などの末端 |
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主な症状 |
赤色から赤紫色の腫れ・かゆみ・灼熱感・痛み |
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悪化する場面 |
冷えた部位を急に温めたときに、かゆみや痛みが強まることがある |
しもやけでは、患部が赤く腫れ、かゆみや痛みが現れます。冷えた状態からお風呂などで急に温めると、ジンジンとした痛痒さが強まることもあります。そのため、しもやけができたときは熱いお湯を避け、ぬるま湯などで徐々に温めることが大切です。
どうして足の指はしもやけになりやすいの?
足の指は、寒さの影響を受けやすい体の末端にあり、冷えると皮膚の細い血管が過度に収縮するため、しもやけができやすい部位です。
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要因 |
しもやけにつながる理由 |
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気温の低下 |
血管が縮んで血のめぐりが悪くなる |
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一日の寒暖差 |
血管の収縮と拡張が繰り返され炎症が起きやすい |
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湿気・汗・蒸れ |
気化熱で皮膚の温度が奪われる |
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窮屈な靴 |
足を締めつけて血行をさらに妨げる |
しもやけは、寒さに対して皮膚の細い血管が過度または長時間収縮するなど、血管が異常に反応することで、局所の低酸素状態や炎症が生じて起こると考えられています。寒く湿った環境で発症しやすく、特に雨や湿気があり、気温が氷点下までは下がらない晩冬から春先に多くみられる症状です。
足元は汗や雨で濡れると、水分が蒸発するときに熱を奪われて冷えやすくなります。汗をかいたまま放置したり、濡れた靴下をはき続けたりすると、足の指はますます冷えてしまうでしょう。さらに、サイズの合わない窮屈な靴は足を締めつけ、ただでさえ届きにくい足先の血流を妨げてしまいます。
【関連記事】しもやけの原因は寒暖差と血行不良?繰り返す理由と正しい対策を解説|コラム「足のちえぶくろ」|ケアソク(CARE:SOKU)|株式会社山忠
足の指のしもやけができたときの対策
足の指のしもやけができたら、患部をやさしく温めて血のめぐりを取り戻すことが基本です。1~3週間ほどで自然に治まることが多いものの、放っておくと悪化して水ぶくれや潰瘍につながることもあるため、早めのケアが大切です。
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ケアの場面 |
ポイント |
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自宅でのセルフケア |
ぬるま湯でじんわり温め、入浴後は保湿する |
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市販薬の活用 |
ビタミンE配合や抗炎症成分の塗り薬を選ぶ |
自宅でできるセルフケア
自宅でのセルフケアは、冷えた足の指を38〜40度程度のお湯に足をつけて、冷えて滞った血のめぐりをゆっくり戻していきます。このとき熱いお湯を使うと、急な温度変化でかゆみや痛みが強まるため避けてください。
皮膚に傷や水ぶくれがなければ、足首をゆっくり回すなどの軽い運動が、血行を促すのに役立つことがあります。痛みが強い場合や、水ぶくれがある場合は刺激を避けてください。
入浴後は皮膚がうるおいを失いやすいため、保湿クリームでしっかりケアします。乾燥した皮膚はバリア機能が落ちて炎症が長引きやすいので、温めたあとの保湿までをワンセットと考えるとよいでしょう。
市販薬・塗り薬の選び方
市販薬を使うなら、血行を促すビタミンE配合のクリームや、かゆみ・炎症をおさえる成分が入った塗り薬が選択肢になります。しもやけ用として市販されている外用薬には、こうした成分を組み合わせたものが多くあります。
市販薬は添付文書に記載された用法・用量と使用期間を守り、使用しても改善しない場合や悪化した場合は、薬剤師または医師に相談してください。
やってはいけないNG行動
しもやけのときは、症状を悪化させてしまう行動があります。よかれと思ってやったことが、かえって治りを遅らせることもあるため、次の点に気をつけてください。
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NG行動 |
なぜダメか |
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かきむしる |
皮膚が傷つき、感染や悪化を招く |
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急激に温める |
血管への急な刺激で炎症が強まる |
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濡れたまま放置 |
気化熱で足先がさらに冷える |
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きつい靴・ヒール |
足を締めつけて血行を妨げる |
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喫煙 |
ニコチンが血管を縮め血流を悪くする |
かゆいからといってかきむしると、皮膚が傷ついて感染のもとになり、症状を長引かせます。また、寒い足を早く温めようとストーブに近づけたり熱いお湯に直接つけたりする急激な加温は、血管に急な刺激を与えて炎症を強めてしまいます。温めるときはぬるめの温度でゆっくりが基本です。
濡れた靴下や靴をはいたままにすると、水分が蒸発するときに熱を奪われて足先が冷え続けます。きつい靴やヒールで足を締めつけるのも、ただでさえ滞りがちな足先の血流をさらに妨げます。喫煙する方は、ニコチンに血管を縮める作用があり血のめぐりを悪くするため、しもやけの時期はとくに注意が必要です。
足をしもやけから守るために
足先の保温には、5本指靴下の重ね履きが役立ちます。内側にシルクの5本指靴下、その上にウールや綿の靴下を重ねると、指の間の汗を吸いつつ空気の層で足を温かく保てます。足の指が一本ずつ包まれることで、指の間の蒸れや冷えも防ぎやすくなります。
汗をかいたらこまめに靴下を替え、足を濡れたままにしないことも大切です。湿気によって足先が冷えやすくなるため、保温とあわせて汗への対策も意識しましょう。
しもやけを予防し血行を促す方法として、温冷交代浴も知られています。温冷交代浴を行う場合は、患部を温水と冷水に交互につけます。ただし、水ぶくれや潰瘍などの皮膚損傷がある場合は自己判断で行わず、特に傷が開いている場合は温冷交代浴を避け、医師に相談してください。
こんなときは皮膚科を受診しよう
セルフケアで改善しない、症状が重いといった場合は、皮膚科の受診を検討してください。しもやけは軽症なら自然に治まることが多いものの、次のようなサインがあるときは自己判断で放置しないほうが安心です。
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受診の目安 |
理由 |
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水ぶくれ・潰瘍がある |
重症化や感染のおそれ |
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強い痛み・かゆみが続く |
炎症が強く出ている |
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暖かい季節でも治らない |
しもやけ以外の病気の可能性 |
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毎年繰り返す |
体質や別の要因が隠れていることも |
表に挙げた症状がある場合や、市販薬を使用しても改善しない場合は皮膚科を受診しましょう。また、大人になってから急に繰り返すようになった場合は、別の病気が関係している可能性もあるため、医師への相談をおすすめします。
また、足の指のかゆみや水ぶくれ、皮むけ、白色・青紫色への変化は、感染症や血流障害など、しもやけ以外の原因でも現れることがあります。見た目だけで判断するのは難しいため、季節を問わず症状が出る場合や、左右差が大きい場合、症状が重い場合は皮膚科で相談しましょう。
しもやけの原因となる冷え対策予防の靴下といえば
足元の冷えを避けるには、靴下などで足を保温することも大切です。そこで心強い味方となるのが、足がよろこぶあたたかさを追求した靴下〈あたためる〉です。冷えは足の指のしもやけだけでなく、全身の巡りにも関わるため、日常的に足を温める工夫が予防につながるでしょう。
〈あたためる〉は1足にセーター2着分の糸を使用しています。独自の二重パイル構造によって冷たい外気の影響を抑え、足元の熱を逃がしにくいよう設計されています。
ふくらはぎは足の血流循環に重要な機能を備える第二の心臓と言われています。このふくらはぎの筋肉(腓腹筋)をすっぽり包み込み、足元の温かさを保ちやすい設計です。
お風呂あがりなどに履くことで、足本来の熱を逃がしにくくし、保温効果の持続が期待できます。※効果には個人差があります。
商品情報「あたためる」|ケアソク(CARE:SOKU)|株式会社山忠
まとめ:足の指のしもやけは「温めて守る」が基本
足の指のしもやけは、寒さと寒暖差で血のめぐりが滞ることで起こり、やさしく温めて血行を促すのが対処の基本です。
足の指はもともと末端で冷えやすくしもやけができやすい部位のため、できてしまったら湯熱すぎないお湯ででじんわり温め、入浴後の保湿までをセットでケアします。かきむしったり急に強く温めたりといった悪化させる行動は避け、ふだんは5本指靴下の重ね履きや汗対策で足を冷やさないことが予防につながります。
水ぶくれができている、暖かい季節でも治らないといったときは、別の病気が隠れていることもあるため皮膚科で相談すると安心です。適切なケアと予防を続けることは、つらい症状を和らげ、再発のリスクを抑えることにつながります。
冷えやすい足指をやさしく包み込み、温かさを保つケアソク〈あたためる〉は、足の健康を保つためのフットヘルスウェアです。足の専門家と共同開発した、科学的なエビデンスのある“新しい概念の靴下”をぜひお試しください。
- 高い保温力であたたかさをキープ。
北澤 友子(きたざわ ともこ)
理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト
新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。
【学術論文、研究発表】
前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか
株式会社 山忠
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