オンラインショップ ケアソク(CARE:SOKU)

2020-03

数量限定! 〈ととのえる ウォーキング〉に 今年も春の限定色が登場♪

※2020/5/18 追記:
〈ととのえる ウォーキング〉2020春限定色の「ミモザ」と「ミント」はご好評につき完売いたしました。
ありがとうございました!


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ぽかぽかと本格的な春の到来はすぐそこ。桜の便りが駆け足で過ぎていくようです。
待ちに待った春なのに家にこもりがち……そんな今年ですが靴下に春のやわらかい色を取り入れて、おうちでも足をととのえましょう。

今年も〈ととのえる ウォーキング〉 春の限定色のご案内です。

春の訪れを感じさせてくれるイエロー「ミモザ」

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鮮やかすぎないやわらかなイエローを足元のアクセントに。

春夏にふさわしい爽やかなグリーン「ミント」

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肌に馴染みやすく、取り入れやすいカラーリング。少しくすみ混じりのミントグリーンです。

ウォーキングなどのアクティブシーンにはもちろん、普段のお洋服にも合わせてみてくださいね。
モノトーンの洋服が多い方でも足元に明るい差し色を持ってくると、いつもの雰囲気が変わりますよ♪

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オンラインショップでの数量限定販売です。気になる方はお早めにご検討くださいね。

→2020春の限定色が仲間入り。〈ととのえる ウォーキング〉はコチラ!


得する靴選びのポイント! 「足のタイプ」で合う靴がちがう!?

みなさんが今履いている靴、どうやって選びましたか?

いろんな選び方があると思いますが、

①予算におさまる
②サイズが合う
③デザインが好き

だいたいこのあたりが選ぶ基準でしょうか。
でも試着したその場で歩くのって、せいぜい10歩20歩。あれこれ履き替えて面倒な思いをして選んだのに、実際使ってみたら「思ってたより足に合ってない!(泣)」ということはありませんか?

実はその原因は、靴が「つま先の形」に合っていない可能性があるのです。

「つま先の形」の3つのタイプ

靴を買うとき、サイズや足の幅、甲の高さは気にしても、自分の「つま先の形」ってあまり気にしないですよね?
でも、つま先の形は千差万別。

日本人のつま先は、大きく「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」の3タイプに分けられます。

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■エジプト型=日本人の約70~80%がこのタイプ。親指が一番長く、小指にいくに従い徐々に短くなっていく。 

■ギリシャ型=日本人の約25%がこのタイプ。人差し指が一番長く、つま先が三角になっているのが特徴。「出世指」とも呼ばれる。

■スクエア型=日本人の約5%しかいない、とても珍しいタイプ。指の長さが5本ともほぼ一緒。

そして、タイプによって合う靴は異なります! 
足の形に合わせて靴選びをすることで歩行がより楽になり、長時間履いていても疲れにくくなるのです。
ここが靴選びのポイントです。

【エジプト型】オブリークトウなど

親指が一番長いエジプト型の足には、オブリークトウのように親指からゆるやかに傾斜している形の靴がおすすめ。
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【ギリシャ型】ラウンドトウ、ポインテッドトウ、アーモンドトウなど

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人差し指が一番長く、つま先が三角になっているギリシャ型の方は、つま先が丸みを帯びたラウンドトウや、つま先が細くなっているポインテッドトウ、アーモンドトウなどの靴がぴったり。


【スクエア型】スクエアトウなど

指の長さが5本ともほぼ一緒のスクエア型は、つま先が角ばった形の靴がおすすめです。
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こうしてみると、自分に合う靴がだいぶ絞られます。選ぶ手間も少なくなって、「買うべき靴」が分かり、靴選びが楽になりますね。
みなさんも、よかったら参考にしてくださいね。

なお、靴の履き方やインソールとの併用によってはつま先の形に関係なく快適に履ける場合もあります。
より足にフィットする靴を選ぶために、シューフィッターのいるお店で相談することをおすすめします。


監修:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理
編集スタッフ:片桐


2021/5/10追記:
メンズシューズのイラスト追加


雪国新潟でも「足」がアツい! 新潟フットケア研究会が市民講座を開催

雪が舞う2月初旬の新潟市、『足から考える健康寿命』と題し「新潟フットケア研究会」による市民講座が開催されました。事前申し込みの時点で定員60名がほぼ満席。それに加えて当日20名が追加で参加するという大盛況のイベントでした。

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「健康は足元から」

第1部は、爪機能改善士の末廣亜紀さんが爪の大切さについてを講義。中でも爪のお手入れ方法の実演では、手元をスクリーンに映して、初めての方にもわかりやすく説明してくださいました。

巻き爪などの爪のトラブルが歩行に影響し、ひいては身体にも影響を及ぼすことは、このブログでもお伝えしています。その大切な爪は、強いストレスがかかると血流が悪くなり、伸びにくくなってしまうそう。

そこで、良い爪を作るためにできることを教えていただきました。

1.タンパク質を積極的に摂る。
爪の主な成分はケラチンと呼ばれるタンパク質が変化したもの。

2.調味料も含め添加物の多い食品を控えることも大切。
爪の育成にはケイ素(シリカ)が必要です。せっかく摂取したケイ素が添加物の排泄に使用されて爪の育成に足りなくなります。「これだけ食べていれば良い」と言うのではなく、偏りなくバランスの取れた食事が大切です。
※ケイ素(シリカ)は、ひじきや青のりなどの海藻や、きびやオーツ麦などの穀類などに含まれている栄養素。

3.足をさわってしっかりマッサージ。
特にハイヒールなど窮屈な靴を履いた日には、足をよくほぐすなどのマッサージを。足指じゃんけんも効果的。

また、「良い爪を作るためには腸内環境が大事」というお話も。
爪と腸内環境の関係とは?

口から入った食べもの(栄養)が末端の爪に運ばれるのは最後。そこで、爪まで届く栄養をしっかり吸収するために腸内環境を整えることが大事、ということなのです。
24時間以内に肩幅くらいの長さの便を出すことを目標に! というお話はオドロキでした。便秘がよくないことは漠然とわかっていましたが、爪にまで影響が出ることを再認識。

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爪機能改善士の末廣亜紀さん。スポーツチームや教育機関への出張授業や講演もなさっているそうです。

1時間の講座はあっという間に終わりました。しかし短い時間の中でも、
「しっかりした筋肉を養い、正しく立つこと、正しく歩くこと、血管を健やかに保つことが良い爪を作り、将来の転倒予防に繋がる」
という末廣さんのメッセージは、参加者のみなさまに伝わったのではと感じました。

ケアソクは足底圧計測を担当

第2部は、足の相談コーナーやフットケア体験。
医師・看護師による足のお悩み相談や、ネイルやフットケアのスペシャリストによる正しい爪切りアドバイスなどに人が集まりました。足や爪に悩みがあっても痛みがなければ後回しになりがち。そもそも病院に行く必要性もわからない、そんな方たちにとって気軽に相談できるとてもいい機会だったのではと思います。

そして、ケアソクチームは足底圧計測を行いました。

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計測後、足底圧データから読み取れる足の現状をひとりひとりにお伝えしつつ、足を健康に保つためのアドバイスをさせていただきました。待ち時間には〈ケアソク ととのえる〉をお試しくださる方も多数。

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はじめて〈ととのえる〉を履く方は、ちゃんと履けているか(指が正しく入っているか)不安そうでしたが、履けると気持ち良さを感じてくださいました。

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そして、会場には小学校低学年のお子さんを連れたお母さんの姿も。親御さんが足の正しい知識を持つことで、お子さんは「靴をちゃんと履くこと」、「足をちゃんと洗うこと」を当たり前に育つのではないでしょうか。足が形成される大事な子ども時代ならなおさら、足の成長にも差が出るはずと感じました。

ひとりでもたくさんの方に足の正しい知識が伝わって、足を大切にすることが普通のことになるよう、これからもケアソクは足の活動を続けていきたいと思います。


編集スタッフ:高木



〈ととのえる ベーシック〉 『ホワイト』に大きいサイズが仲間入り♪

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〈ととのえる ベーシック〉に『ホワイト』の25cm以上のサイズが仲間入りしました! 
クルー丈でリブ編みの〈ととのえる ベーシック〉。スニーカーなどカジュアルなスタイルに限らず、学校や職場の制服に合わせても違和感なくお履きいただけます。

「5本指靴下を仕事でも履きたいのに、職場では5本指靴下がNGなんです!」

というお声がありました。
でも、大丈夫! そんな方にも〈ととのえる ベーシック〉の「インナー5本指」なら、見た目は普通の靴下ですので問題なし♪ こっそり足をととのえますよ。

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 ※〈ととのえる〉の機能性を保つため、男性用の薄手のビジネスソックスよりは厚めとなっております。

〈ととのえる ベーシック〉
『ホワイト』 25~26cm、26~28cm
本体価格 3,200円(+税)

→〈ととのえる ベーシック〉のオンラインショップはコチラ!

立ち仕事や体を動かすお仕事に、足の疲れは致命的。足の痛みをガマンするのはつらいですし、何より足のためによくありません。
ぜひ〈ととのえる ベーシック〉を履いて、足のことを気にせずに快適な一日をお過ごしください。


(スタッフ 高木)


巻き爪の緩和に靴下でアプローチ。IVO学会で〈ととのえる〉の研究結果を発表!

「生涯歩行のすすめ」と題し1月に開催された「日本整形靴技術協会学術大会(IVO)福岡大会」のレポートです。

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左から、ケアソクの坪谷、新潟医療福祉大学の阿部薫教授、山忠社長の中林、ケアソクの亀山。

この学会では、ケアソクブログの監修をしていただいている理学療法士の北澤友子氏から、巻き爪をテーマにした〈ととのえる〉の研究発表がありました。

以前、あるお客様から〈ととのえる〉を履いて巻き爪が緩和したというご報告をいただきました。そこで、足指の接地面積が増加するインナー5本指構造を持った靴下〈ととのえる〉を着用することで、巻き爪がどう変化していくのか検証を始めました。その途中経過です。

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巻き爪とは、爪の両端部分が内側に弯曲(わんきょく)した状態で、皮膚に食い込むと炎症や痛みの原因になります。
そもそも爪が巻く原因は足指が床にしっかり接地せず、床からの反力が伝わらないこと(下図参照)。足指の接地面積が少ないほど反力は小さいため、巻き爪が進行しやすい状態です。

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足をぐっと踏み込んだ時、下向きに負荷がかかるのに対して、床からは逆方向の力(反力)が作用します。足指がちゃんと接地していないと、その反力が弱くなってしまうのです。

研究方法は、巻き爪の症状がある50代女性に、2019年6月から1年半にわたり〈ととのえる〉を着用していただき、その間、月に一度、爪の厚さや爪の幅を測定します。

巻き爪が緩和したと言える条件をこの2点で見ていきます。

1. 爪の最大厚の減少
爪の厚さが薄くなること。〈ととのえる〉を継続して着用することにより、足指の接地面積が増え、床からの反力が増えると推察。結果、爪甲全体に反力が分散され爪が厚く丸くなることを抑制できるのではと推察。

2. 爪幅狭小率の改善
巻いた爪が平らに近づくことで、爪の先の幅が広がること。

果たして気になる結果は……?

発表段階では研究開始から半年後のデータです。
※第1趾=親指、第2趾=人差し指……と順番に数えます。

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爪の厚さの変化。右足小指以外すべての爪で厚さが減少という結果が出ました!
(値が減少するほど改善)
第1趾:右16.4%減↓  左10.0%減↓
第2趾:右39.5%減↓  左7.0%減↓
第3趾:右5.6%減↓   左11.4%減↓
第4趾:右23.4%減↓  左5.5%減↓
第5趾:右4.8%増↑   左12.1%減↓

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一方、爪先端の幅の変化は指によってばらつきが出てしまいました。
(値が増加するほど改善)
第1趾:右17.6%増↑  左15.4%増↑
第2趾:右1.1%減↓   左48.1%増↑
第3趾:右23.7%増↑  左2.4%減↓
第4趾:右12.4%増↑  左12.7%減↓
第5趾:右7.1%減↓   左7.0%増↑

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〈ととのえる〉着用半年後の変化から見えたこと。

全体的に爪の厚みが減っていることから、足指の接地面積が増えたことで足指への床反力が増え、爪が厚く丸くなることを抑制できたと言えます。
爪先端の幅に期待できる結果が得られなかったことについて、爪切りなどの管理を対象者自身に任せていたため、爪の切り方で数値が変わってしまったと考えられます。
今後の課題としては、爪の生え際に近い場所での幅や変化も見ていくことや、歩行時の動的な場面での重心軌跡や床反力を評価すること。また、症例数も増やしていきたいと考えています。

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ブースの隅っこで本番前の最終確認。右が北澤氏。

以上が今回の発表内容でした。
この研究では〈ととのえる〉の着用だけを依頼し、運動指導などはしていません。靴下を代えるだけで見えた変化と言えます。今年1年継続して観察していきますので、またこのブログでも結果を報告したいと思います!


今回の検証研究のきっかけとなった巻き爪に関する症例紹介は、こちらからどうぞ。
→参照記事:【お客様のお声】7年悩んだ巻き爪がよくなりました(東京都 鶴来様)

「足のちえぶくろ」でも巻き爪について紹介しています。
→参照記事:巻き爪・陥入爪の原因とは? 正しい知識で対策しましょう!


北澤 友子(きたざわともこ)
青森県出身。2006年に青森県立保健大学理学療法学科卒業。卒業後は宮城県の総合病院にて急性期から回復期のリハビリに従事。その後、系列の中枢疾患・神経難病専門院で勤務。片麻痺の症例を多く担当し、麻痺側の足部構造の変化や運動パフォーマンスへの影響に興味を持ち、2012年に新潟医療福祉大学大学院に進学。新潟では訪問リハビリの仕事をしながら大学院へ通い、足部の構造の変化が上位の関節に及ぼす影響について三次元動作解析装置を用い調査した。現在も新潟でデイサービスに勤務しながら新潟医療福祉大学の非常勤講師を務めるとともに、片麻痺症例の足部構造の調査を行っている。
株式会社山忠(ケアソク)では電話オペレーターやマーケティング、工場、総務など各部署のスタッフが足について学ぶ「足の研究会」の講師を務める。また、山忠の直営店「足の健康専門店」で行っている足の計測会では定期的にお店に立ち、お客様から直接お話を伺って足を拝見しながら、足のお悩み解消のため足の健康アドバイザーとして活動中。


監修・資料提供:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理
編集スタッフ:高木