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ランニングで疲れた足を軽くする!簡単な対策と疲労回復のポイント

ランニングで疲れた足を軽くする!簡単な対策と疲労回復のポイント

ランニングを始めてしばらく経つと、多くの人が足の疲れやだるさに悩むようになります。

走るたびに足が重く感じる、次の日の筋肉痛がつらい、と感じたことはありませんか。特に仕事や家事で忙しい中、足の疲れがあるとせっかくの運動も続けにくくなってしまいます。

そんなランニングの足の疲れはトレーニングの方法や生活習慣で軽減できることをご存じですか。今回は、足の疲れの原因や軽減方法、そして日常生活でできる対策を詳しくご紹介します。


ランニングの足の疲れの主な原因

ランニングの足の疲れの主な原因

ランニングで足が疲れやすくなる原因はさまざまですが、これらを理解することで疲労を軽減し、快適なトレーニングを続けられるようになります。

ここでは、ランニングによる足の疲れの主な原因について、以下の4点を解説します。

  • オーバートレーニング
  • エネルギー不足
  • フォームが合っていない
  • シューズの問題

それぞれについて、詳しく解説していきます。

オーバートレーニング

トレーニングのやりすぎや、休養が足りていないことが原因で、筋肉や関節が十分に回復できず、疲労が蓄積してしまうことがあります。特に意欲が高い人ほど、過度にトレーニングを続ける傾向があり、疲れが抜けないまま走り続けてしまうケースも少なくありません。

こうした疲労が蓄積すると、体力やパフォーマンスが低下し、長い期間続くと足に慢性的な疲れや筋肉痛が残りやすくなります。また、回復が追いつかないことで関節や筋肉に無理がかかり、ランニングを続けることでさらにケガや炎症のリスクも高まります。

エネルギー不足

ランニング時に体が必要とするエネルギーを十分に補給できていないと、体内でエネルギー切れを起こしやすく、足の疲れや筋肉のだるさを感じやすくなります。特に、10km以上の長距離のランニングや強度の高いトレーニングでは、多くのエネルギーが消費されるため、必要な栄養素が足りないと体力の低下を引き起こします。

体内のエネルギー源である炭水化物が不足すると、体が筋肉を分解してエネルギーを補おうとします。そのため筋肉に大きな負担がかかり、足がより疲れやすくなります。また、たんぱく質も、筋肉の修復と回復をサポートするために必要な栄養素です。

フォームが合っていない

ランニングフォームが適切でないと、特定の筋肉や関節に過度な負担がかかり、足の疲労が溜まりやすくなります。特に初心者や自己流でランニングを行っている方に多く見られる原因です。

正しい姿勢や動きが身についていないと、足や膝に偏った力がかかり、負担が増してしまいます。例えば、歩幅が広すぎたり、かかとから強く着地するフォームは足の筋肉や関節に大きなストレスをかけ、ランニング後に強い疲れを感じる原因になります。

また、フォームが崩れたまま走り続けると、足だけでなく腰や膝など他の部位にも影響が出てしまいます。結果として疲れやすい体になり、ケガのリスクも高まります。

シューズの問題

自分の足に合っていないシューズを履くと、ランニング中に足や関節に余計な負担がかかり、疲れを感じやすくなります。また、シューズは使い続けることでクッション性が失われ、長期間使用することで次第に劣化していきます。

そのため、古いシューズで走り続けると、クッションが十分に効かないために足や膝に直接衝撃が伝わりやすくなり、疲労が溜まりやすくなる原因となります。

また、シューズの形状や素材も重要です。アーチサポートがあったとしても足の形状に合っていない場合、足の横幅や足長のサイズが合っていないシューズでは、足にかかる負荷が増大し、足の筋肉に余計な負担がかかるため、ランニング後に足の痛みや疲れを引き起こしやすくなります。


ランニングの足の疲れを軽減する方法

ランニングの足の疲れを軽減する方法

ランニング中の足の疲労を抑え、パフォーマンスを向上させるためには、トレーニング方法や事前・事後のケアが重要です。

ここでは、足の疲れを軽減するための具体的な方法について、以下の5点を解説します。

  • 適切なトレーニング計画
  • 正しいフォームの習得
  • 適切なシューズ選び
  • ストレッチとマッサージ
  • ウォーミングアップとクールダウン

それぞれについて、詳しく解説していきます。

適切なトレーニング計画

ランニングを継続し、足の疲労を軽減するためには、トレーニングと休息のバランスを保つことが大切です。

トレーニングの負荷を急激に増やすのではなく、無理のない範囲で徐々にペースや距離を上げていくことで、疲労を抑え、ケガのリスクも低くなります。特に週ごとに走行距離を調整し、足の状態を確認しながら進めることで、体に過度な負担をかけることなくランニングを続けやすくなります。

適切な休養日を設け、足をしっかりと休ませる時間も確保しましょう。

正しいフォームの習得

ランニングフォームが適切でないと、一部の筋肉や関節に過度な負担がかかり、足の疲労が蓄積しやすくなります。正しいフォームを習得することで、効率よく走ることができ、足への負担が減ります。

経験豊富な指導者にフォームを見てもらうのが望ましいですが、まずは、背筋を伸ばし、腕をしっかり振り、地面をしっかり蹴り出すことを意識しましょう。足指を意識するために、五本指靴下もおすすめですよ。

適切なシューズ選び

シューズはランニングにおけるパフォーマンスと足の健康に大きな影響を与えます。自分の足の形や走り方に合ったシューズを選ぶことで、ランニング中の衝撃を吸収し、足や関節への負担を軽減します。

足計測をしている靴屋や専門スタッフがいるスポーツ用品店でプロに相談し、自分に最適なシューズを選ぶことが大切です。シューズは定期的に交換し、劣化を防ぐことで、常に最適な状態でランニングを続けられます。

ストレッチとマッサージ

ランニング前後に適切なストレッチを行うことで、筋肉をほぐし、足の疲れを和らげることができます。特にふくらはぎや太ももなどの大きな筋肉群をマッサージすることで、血流が促進され、筋肉の柔軟性が向上します。

ランニング前に動的ストレッチで筋肉を温め、ランニング後に静的ストレッチやマッサージで疲れをケアすることで、疲労回復効果も期待でき、翌日のランニングにも備えられます。

ウォーミングアップとクールダウン

ランニング前のウォーミングアップは、筋肉を温め、関節の可動域を広げることで、ケガを防ぎ、足の疲労を軽減します。ウォーミングアップとして、軽いジョギングや動的ストレッチを行うと、筋肉が柔軟になり、体が走る準備を整えられます。

また、ランニング後のクールダウンでは、ゆっくりとしたジョグや静的ストレッチを取り入れて、心拍数を徐々に下げることを意識しましょう。疲労物質が軽減し、翌日に疲れを残さず回復しやすくなります。


足の疲れを軽減するための生活習慣の見直し

足の疲れを軽減するための生活習慣の見直し

足の疲れを軽減し、ランニングのパフォーマンスを向上させるためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。ここでは、疲労回復をサポートするための生活習慣のポイントについて、以下の5点を解説します。

  • 十分な休養
  • バランスのとれた食事
  • ストレス管理
  • 温浴やマッサージ
  • 積極的な休養

それぞれについて、詳しく解説していきます。

十分な休養

良質な睡眠は、足の疲れを軽減し、体全体の疲労を回復させるための基本です。特に激しいランニングをした日は、体が通常よりも多くの休息を必要とします。目安として7〜8時間の深い睡眠を確保することで、筋肉や関節がしっかりと回復し、翌日も快適に走ることができます。

睡眠の質を高めるためには、寝る前のスマートフォンやパソコンなどのブルーライトを避け、部屋を暗くしてリラックスした状態で眠りにつくことが大切です。質の良い睡眠を確保し、疲れにくい体づくりを目指しましょう。

バランスのとれた食事

ランニング後の体は、特に栄養を求めています。たんばく質や炭水化物を意識して摂取することで、筋肉の修復やエネルギー補給をサポートし、疲労感を軽減することができます。

また、ビタミンやミネラルも体調を維持するために重要な役割を果たします。野菜や果物も積極的に取り入れると良いでしょう。偏った食事は疲れの原因にもなるため、バランスの良い食事を心がけることで、日々のランニングをより快適に続けられる体づくりが可能になります。

ストレス管理

日常生活でのストレスも、実は体や足の疲れに大きな影響を与える要因の一つです。慢性的にストレスを抱えていると筋肉や関節がこわばり、足の疲れにも影響を与えてしまいます。

もし適切な休息を取っても疲れが取れないと感じる場合は、深呼吸や瞑想などのリラクゼーション方法を取り入れて、心と体のバランスを整えましょう。定期的に心をリフレッシュすることで、疲れにくい体へと変わっていくことが期待できます。

温浴やマッサージ

温かいお風呂に入ることは、血流を改善し、筋肉の疲労を和らげるのに効果的です。入浴後には、ふくらはぎや足裏などのマッサージを行うとさらに効果的で、筋肉の張りや疲労感を軽減します。

また、温冷交代浴もおすすめです。温冷交代浴は、温かいお湯につかったあとに、足に冷たすぎない温度のシャワーを当ててみましょう。温水と冷水に交互に入ることで血行を促進し、疲労物質の代謝を助けることができます。毎日の習慣に取り入れて、足の疲れを和らげましょう。

積極的な休養

疲労回復のためには完全な休養も重要ですが、軽いウォーキングやストレッチといったアクティブレスト(積極的な休養)も効果的です。軽い運動を行うことで血流が促進され、疲労物質が代謝されやすくなるため、体の回復が早まります。

アクティブレストは体の調子を整え、次のランニングへの準備にもなります。日々の生活に取り入れて、疲労が蓄積しにくい体を作りましょう。


まとめ

ランニングで疲れた足を軽くする!簡単な対策と疲労回復のポイント

ランニング後の足の疲れを軽減するためには、実は生活習慣を見直しすることが近道です。質の高い睡眠で十分に体を休ませ、栄養バランスのとれた食事を心がけることで、筋肉の修復とエネルギー補給をサポートできます。

また、ストレス管理や温浴・マッサージによって血流を促進し、リラックスすることも大切です。さらに、アクティブレストを取り入れることで、回復を早めながら疲労の蓄積を防ぎましょう。

効率的な走り方をするためにも足指を意識することや足のアーチを整えることが大切です。
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記事監修

北澤友子

北澤 友子(きたざわ ともこ)

理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト

新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。

【学術論文、研究発表】

前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか