靴のサイズの正しい測り方とは?自宅でできる手順と失敗しない選び方解説
ネットで靴を購入したもののサイズが合わず、足が痛くなってしまった経験はないでしょうか。この記事では、失敗しないための正しい靴のサイズの測り方について詳しく説明します。
最後までお読みいただくと、ご自身の正確な足のサイズを知り、自分にぴったりフィットする靴を迷わず選べるようになります。結論として、靴のサイズ選びで重要なのは、足の長さだけでなく足の周囲の長さである足囲も正確に把握することです。
靴のサイズ選びで失敗しないための基本知識
靴を選ぶ際、多くの方が足の長さだけを基準にしてしまいます。しかし、快適な履き心地を得るためには、足の立体的な形状を把握することが重要です。ここでは、靴のサイズ選びの土台となる基本知識について解説します。
評価項目 |
測定箇所の説明 |
靴選びへの影響 |
足長 |
かかとから一番長い指先までの長さ |
靴の縦のサイズ(センチ表記)の基準となる |
足囲・足幅(ウィズもしくはワイズ) |
親指と小指の付け根の最も出っ張った骨の部分の幅と、そこを通るように一周した長さ |
靴の横幅や甲の高さのフィット感に直結する |
左右差 |
左右の足の大きさの違い |
大きい方の足に合わせてサイズを選ぶ必要がある |
足のサイズは足長とウィズ(足囲・足幅)の2つの指標が重要
足の計測項目として、足囲・足幅があり、足囲・足幅を合わせてウィズ(ワイズ)と呼びます。靴のサイズを正確に知るためには、足長とウィズ(足囲・足幅)の指標を組み合わせる必要があります。足長とは、かかとの一番後ろの部分から、一番長い足の指の先端までの長さのことです。
一方で足囲とは、親指の付け根の一番出っ張っている骨の部分と、小指の付け根の一番出っ張っている骨の部分をぐるりと一周測った長さであり、足幅はその部分の横幅を指します。この足囲・足幅の部分を一般的にウィズ(ワイズ)と呼ばれます。
このウィズを無視して足長だけで靴を選ぶと、横幅が窮屈に感じたり、逆に緩すぎて靴擦れの原因になったりします。そのため、足の縦の長さと横のボリュームの両方を正確に測ることが、正しい靴選びの第一歩となります。
左右の足でサイズが異なる場合の選び方
人間の足は、左右で形や大きさが完全に同じではありません。利き足や歩き方の癖などによって、左右の足長や足囲に数ミリの差が生じるのは自然なことです。左右で足のサイズが異なる場合は、大きい方の足に合わせて靴を選ぶのが基本的な考え方となります。
小さい方の足に合わせてしまうと、大きい方の足が靴の中で圧迫され、痛みや外反母趾などのトラブルを引き起こす可能性があります。大きいサイズの靴を履いた際に小さい方の足が少し緩く感じる場合は、中敷きを入れたり靴下の厚みを変えたりして微調整を行うと快適に履くことができます。
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自宅でできる正しい靴のサイズの測り方
足のサイズは、専用の計測器がなくても自宅にある道具で正確に測ることができます。自分一人で測ると姿勢が崩れて正確な数値が出にくいため、できる限り家族や友人に手伝ってもらうことをお勧めします。
必要な道具 |
用途の説明 |
代用品や工夫 |
A4サイズ以上の紙 |
足を乗せて印をつけるための土台 |
新聞紙やカレンダーの裏紙でも可能 |
定規・メジャー |
足長や足囲の長さをミリ単位で計測する |
足囲計測には柔らかいメジャーが適している |
鉛筆やペン |
かかととつま先など基準となる位置に印をつける |
垂直に立てて印をつけることが重要となる |
測定に必要な道具と準備
足のサイズを測るために特別な機器を用意する必要はありません。自宅にある数点の文房具などを準備するだけで計測が可能です。
具体的には、足よりも大きいA4サイズ以上の白い紙、長さを測るための定規またはメジャー、印をつけるための鉛筆やペンを用意します。さらに、足の周囲を測るために柔らかいメジャーがあると便利です。柔らかいメジャーがない場合は、伸縮性のない紐と定規を組み合わせることで代用できます。
測定する際は、裸足ではなく、普段靴を履くときによく着用している靴下を履いた状態で行うと、より実際の着用感に近いサイズを測ることができます。
足長の正確な測り方
準備が整ったら、まずは足の縦の長さを測ります。平らな床の上に紙を置き、その上に両足を肩幅程度に開いてまっすぐに立ちます。両足に均等に体重がかかるように意識し、視線を前へ向けたままの姿勢を保ちましょう。
サポートしてくれる方に、かかとの一番後ろの部分と、一番長い足の指の先端に鉛筆で印をつけてもらいます。印をつける際は、鉛筆を床に対して垂直に立てることが正確に測るためのコツです。紙についた二つの印の間の直線を定規で測った数値が、あなたの足長となります。左右両方の足を測り、長い方の数値を採用してください。

ウィズの正確な測り方
続いて、足の横のボリュームを示す足囲を測ります。足長の測定時と同じ姿勢でまっすぐに立ちます。親指の付け根と小指の付け根にある、それぞれ大きく出っ張っている骨の部分を見つけてください。この二つの点を通るように、足の甲から足裏にかけてメジャーをぐるりと一周回して長さを測ります。
メジャーをきつく締めすぎたり、逆にたるませたりしないように、足にぴったりと沿わせるのがポイントです。メジャーがない場合は、先述のとおり紐を足に一周させて印をつけ、定規でその長さを測ることで代用できます。
足幅は、メジャーを広げて置き、その上に足を乗せます。親指側にゼロが来るように調整し、小指側の数値を読み取ることで数値を確認できます。
測ったサイズから自分に合う靴を選ぶ方法
足長と足囲の正確な数値が分かったら、次はその数値を基準にして実際に靴を選んでいきます。靴のサイズ表記の仕組みを理解することで、より自分に合った一足を見つけることができます。
サイズの基準 |
特徴と確認ポイント |
選び方のコツ |
JIS規格のウィズ(ワイズ) |
足長と足囲からアルファベットで分類される |
自分のサイズ表上の位置を正確に把握する |
国内メーカーの傾向 |
日本人の足に合わせた幅広設計が多い |
ブランドごとの特徴的な木型を考慮する |
海外ブランドの規格 |
インチ表記で足幅が細めのモデルが存在する |
単純な換算に頼らず実店舗での試着を推奨する |
JIS規格のサイズ表とウィズ(ワイズ)の確認手順
日本の靴の多くは、日本産業規格(JIS規格)に基づいてサイズが設定されています。JIS規格では、足長とウィズ(足囲・足幅)の組み合わせによって、靴のサイズが細かく分類されています。ご自身で測った足長とウィズ(足囲・足幅)の数値をJIS規格のサイズ表と照らし合わせることで、適正なサイズを知ることができます。
ウィズは幅の狭い順にA・B・C・D・Eと続き、Eより幅広の場合は2E、3E、4Eと数字が大きくなるほど幅広になる仕組みです。オンラインでJIS規格の靴サイズ表を検索し、ご自身の足長と足囲が交差する部分を確認して、最適なウィズを把握してください。
メーカーやブランドによるサイズ感の違いへの対応
JIS規格という統一された基準はあるものの、実際の靴のサイズ感はメーカーやブランドによって異なります。また、同じブランドであっても、スニーカーや革靴、パンプスといった靴のデザインによって足入れの感覚は変わります。
海外ブランドの場合は、USサイズやUKサイズといった独自の規格が用いられているため、センチメートルへの単純な換算だけでは足に合わないことが少なくありません。そのため、測ったサイズはあくまで基準として捉えることが大切です。可能であれば店頭で試し履きを行い、つま先に少し余裕があるか、かかとが浮かないかを確認しながら微調整を行うことを推奨します。
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靴のサイズを測る際の重要な注意点
足のサイズは常に一定ではありません。体の状態や時間の経過によって変化するため、測るタイミングや頻度にはいくつかの注意点があります。
注意するポイント |
理由と背景 |
測定への反映方法 |
測る時間帯 |
午後から夕方は足がむくみやすいため |
一番サイズが大きくなる夕方に測る |
測定の頻度 |
年齢や体重の変化で足の形が変わるため |
一年に一回は定期的にサイズを測り直す |
足の疲労サイン |
サイズが合っていない靴は疲れを誘発するため |
違和感を覚えたらすぐにサイズを確認する |
足のサイズは時間帯によって変化する
人間の足は、一日のうちでサイズが変化する性質を持っています。朝起きたばかりの時間は足がすっきりしていますが、日中の活動を通して重力によって血液や水分が下半身に溜まり、午後から夕方にかけて足がむくみやすくなります。むくみが生じると、足囲や甲の高さが朝よりも大きくなる傾向があります。
そのため、靴のサイズを測るタイミングは、足が適度にむくんでいる午後から夕方の時間帯が適しています。夕方の足のサイズに合わせて計測し靴を選ぶことで、一日中履いていても夕方になって靴が窮屈に感じるトラブルを防ぐことができます。
【関連記事】足のむくみで悩む人必見!ソックスの選び方とストレッチ方法|コラム「足のちえぶくろ」|ケアソク(CARE:SOKU)|株式会社山忠
定期的な測定が必要な理由
大人の足のサイズは成長が止まれば変わらないと思われがちですが、実は年齢や生活習慣の変化によって足の形は少しずつ変化します。体重の増減や運動不足による足のアーチの低下、筋肉量の減少などが原因で、足長が伸びたり足幅が広がったりすることがあります。
そのため、何年も同じサイズを信じて靴を買い続けるのではなく、年に一回程度を目安に足のサイズを測り直す工夫が重要です。特に、最近になって靴が合わなくなったと感じたり、足に疲れを感じやすくなったりした場合は、足のサイズが変化しているサインかもしれません。定期的な測定を行うことで、常にそのときの自分の足に合った快適な靴環境を維持することができます。
まとめ
この記事の要点をまとめます。
- 足のサイズは縦の長さを示す足長だけでなく横のボリュームを示す足囲・足幅を測ることが重要である。
- 自宅で紙とメジャーを使い両足に体重をかけた状態で正確に測り大きい方の足にサイズを合わせる。
- 足は夕方にかけてむくみサイズが変化するため午後から夕方の時間帯に測ると失敗が少なくなる。
- JIS規格のサイズ表を基準にしつつ定期的に測り直すことで常に自分に合う靴を選ぶことができる。
ご自身の正しい足のサイズを知ることで、靴擦れなどの悩みから解放され、毎日をより快適に歩けるようになります。
また、正しい靴選びとともに意識したいのが、靴下選びです。1cmきざみで自分の足にフィットしたサイズを選べる〈ケアソク〉は、履くだけで足指をしっかり接地させ、足のアーチをサポートし、足の健康を保つためのフットヘルスウェアです。足の専門家と共同開発し、科学的なエビデンスのある“新しい概念の靴下”をぜひお試しください。
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- ケアソク〈ととのえる〉の研究開発者インタビュー
- 足のアーチをサポートし、足指を正しい位置に誘導・配置する五本指靴下
記事監修
北澤 友子(きたざわ ともこ)
理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト
新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。
【学術論文、研究発表】
前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか
著者
株式会社 山忠
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