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2022-02

どうにかしたい!モートン病で悩む人の靴下選びのコツは?

どうにかしたい!モートン病で悩む人の靴下選びのコツは?

「足先がピリピリと痛む」「焼けるように足が熱い」といった症状で悩んでいませんか。
モートン病の名前は広く知れ渡ってはいませんが、悩んでいる人はたくさんいます。つらい痛みを放置していると、日常生活にも支障が出てしまうかもしれません。

そこで今回は、モートン病の原因と改善方法を解説していきます。痛みを和らげるエクササイズや靴下の選び方も紹介しましょう。


モートン病とは?靴下選びに役立つ概要と症状を解説

靴下を選ぶ前に、まずはモートン病の特徴と症状を解説します。

モートン病とは

モートン病とは、足指の間を通る神経が足指の付け根で圧迫されて起こる神経障害です。

モートン病になると、足の中指と薬指の付け根部分の神経が刺激され、神経がこぶ状に膨らんでしまいます。痛みが出る部分は、神経の合流地点であるため神経が太く、圧迫を受けやすいことも原因と言われます。

モートン病とは?靴下選びに役立つ概要と症状を解説
中指と薬指の付け根あたりに神経の合流地点があります。

モートン病は、ハイヒールの常用や中腰の姿勢など、長時間つま先立ちの姿勢でいることで生じやすくなります。これは、つま先立ちによって神経が、骨を連結する靭帯(深横中足靭帯)と地面からの圧力で圧迫されてしまうからです。

診察ではX線(レントゲン)検査が用いられますが、これで異常が確認できるケースは少なく、他の疾患と識別するために行われます。
加えて、超音波やMRI検査で神経の腫れが見つかれば、確実な診断となります。

モートン病の症状

次に、どんな症状が出るのか解説します。モートン病になると、足の中指と薬指の間、足の人差し指と中指の間に、以下のような痛みが表れます。

  • 刺すようなピリピリとした痛み
  • 熱く焼かれたような痛み
  • しびれ・けいれんなどの痛み

特に痛みを感じるのは足を踏み出す時やつま先立ちをした時です。

症状が進行すると、足首や膝にまで痛みが及ぶこともあります。しかし個人差があり、特定の靴を履くと痛みを感じる人から、素足でも痛いという人までさまざまです。

普段と違う足の痛みを感じたら、重症化する前に整形外科などの医療機関を受診しましょう。


モートン病の原因は?靴下を選ぶ前の基礎知識

モートン病の原因は?靴下を選ぶ前の基礎知識

次に、モートン病になる原因をみてみましょう。
以下の4つがモートン病を引き起こしやすい要因として挙げられます。

  • ハイヒールの着用
  • 長時間の立位や歩行、中腰での作業
  • 前足部に力がかかる運動
  • 扁平足

一つずつ詳しくみていきます。

ハイヒールの着用

まず、ハイヒールなどを日常的に履いている人は、モートン病になりやすいと言われます。
つま先が細くヒールの高い靴は、神経が圧迫されやすい形です。

同様に、足に合わない靴も足先に負担がかかります。大きさや形が足に合っていないと、靴の中で足が前滑りしてしまうためです。

長時間の立位や歩行、中腰での作業

次に、長時間の立ちっぱなしや歩行が続くと、足先への負担が大きくなります。接客業などの仕事で、一日中立っているという方は注意が必要です。

また、中腰の姿勢が長い方もモートン病になりやすいと言われます。つま先立ちの姿勢を取っている時間が長いと、発症するリスクが高まるためです。

前足部に力がかかる運動

ジョギングなど、前足部に繰り返し力のかかる運動もモートン病の原因の一つと言われます。筋肉や筋を使い過ぎることにより、炎症が起きるためです。

20代でスポーツをしている人が、モートン病を発症するケースも少なくありません。

扁平足・開張足

最後に、扁平足や開張足もモートン病の原因だと言われます。扁平足は、足裏の縦アーチが崩れた状態、開張足は、横アーチが崩れた状態の足です。

というのも、足の裏は3つのアーチによって支えられ、地面からの衝撃を吸収しています。足裏アーチが崩れた扁平足・開張足では、足が平らな状態になり、足幅が広がって靴が窮屈に感じてしまうのです。

すると、足の指の付け根に負担がかかりやすく、神経が圧迫されてモートン病へと発展します。


モートン病で行われる治療法は?靴下選びの前に知っておこう

モートン病で行われる治療法は?靴下選びをする前に知っておこう

では、整形外科でモートン病と診断されると、どのような治療が行われるのでしょうか。

基本的に、整形外科では、痛みやしびれを緩和する保存治療が行われます。保存療法で改善しない状態が続くと、手術療法へと進行することもあります。

ここでは、治療の内容を詳しく紹介します。

痛み止めの薬や湿布の処方

モートン病では、痛みやしびれを和らげるために薬や湿布が処方されます。場合によってはブロック注射・ステロイド注射が行われることもあるでしょう。

靴を変える

次に、靴を変えることをアドバイスされるケースです。

モートン病の痛みが、合わない靴の長時間着用によるものだと分かっている場合は、その原因を取り除くためです。

例えば、ハイヒールを履いている人なら、つま先立ちの姿勢は負担がかかりやすいためヒールの低いパンプスに変えることをすすめられることもあるでしょう。つま先が圧迫されない、ゆとりのある靴に変えるのは有効です。

インソールを使う

また、足裏アーチをサポートするインソールの使用をすすめられることがあります。痛みがひどい時には、靴の中にインソールを入れて調節するのは効果的です。

けれど、狭い靴に無理やりインソールを入れると、逆に神経が圧迫されるため、サイズ選びが重要になります。インソールを買う場合は、専門店で相談するのがおすすめです。


モートン病に効果があるセルフケアは?エクササイズと靴下がおすすめ

モートン病に効果があるセルフケアは?エクササイズと靴下がおすすめ

モートン病の痛みを緩和するセルフケアがあったらいいと思いませんか。少しでも、つらい痛みを改善して痛みを感じることなく生活したいですよね。

ここからは、自宅でできる痛み緩和のためのエクササイズ方法と、靴下の選び方について解説します。

自宅でできる足のエクササイズ

モートン病は、足の横アーチが整うことで神経の圧迫が軽減されるため、足の筋力不足を補ってアーチを改善し、痛みを和らげていきます。

そのために自宅でできるエクササイズを紹介します。特別な準備は必要なく、簡単にできる方法ですから、是非やってみてください。

【足のエクササイズ】

タオルギャザー

  1. 椅子に座って床にタオルを置き足を乗せる
  2. タオルを足の指で手前にたぐり寄せる
  3. 左右、10回ずつ繰り返し行います

ポイントは、踵でタオルを押さえて固定してから指を使うことです。
毎日、5分程度行いましょう。

タオルギャザー


足の指が動きやすい靴下

モートン病のつらい痛みを緩和するには足先を圧迫せず指先を広げることです。そのためには一般的な先の丸い靴下(先丸靴下)よりも、足の指が動きやすく締め付けが少ない5本指ソックスがおすすめです。足指を活発に動かし、しっかり蹴り出すことで、アーチを整えるための筋肉が使いやすくなります。

「改善するためにはなるべく動かさないように」と病院で言われても、仕事でどうしてもたくさん歩かなければならない日もありますね。そんなときにおすすめなのが5本指ソックスです。


まとめ

まとめ

モートン病は、足の指の付け根の神経が圧迫されて起こる神経障害です。ハイヒールの着用や長時間の立ち姿勢などが原因だと言われています。

病院で行われる治療法は、湿布を処方される、インソールを使うといった保存療法が主です。

つらい痛みを改善するには、足のエクササイズを行ってみてください。足指が自由に動き、締め付けが少ない5本指ソックスの使用もおすすめです。

5本指ソックスを履くと、地面に向けて足指のグリップが利きやすくなります。足元を安定させ、つま先にかかる負担を少しでも軽減させましょう。


寝るときに靴下は履かない?履く?快適に寝るためのヒント

寝るときに靴下は履かない?履く?快適に寝るためのヒント

「寝るときに靴下は履かないほうが健康にいい」と耳にしたことはあるけれど、「靴下を履かないと足が寒くて眠れない」という人もいると思います。

快適に眠るために靴下を手放せないという人がいる一方で、就寝時に靴下を履くとかえって体を冷やすと言う人もいます。いろいろな説があり、迷う人も多いはず。

そこで今回は、寝るときに靴下は履かないほうがいいのか、その理由はなぜかを紹介します。加えて、冷え性を緩和する方法も解説します。


寝るときに靴下を履かないほうがいい?健康に過ごすためには

寝るときに靴下を履かないほうがいい?健康に過ごすためには

寝るときに靴下を履くか履かないかを判断するために、まずは人が眠りにつくまでの過程をみていきます。
そこから、就寝時に靴下を履くメリットとデメリットを解説しましょう。

睡眠のメカニズム

私たち人間の睡眠と大きな関わりがあるのは、体の内部の体温である「深部体温」です。人間の体には、眠りにつくときに深部体温を下げ、脳と体をしっかり休息させる仕組みがあります。

そして、熱を逃がすのに重要な働きをしているのは、手足です。寝る前には手足から放熱して、体は眠りにつく準備をしていきます。
赤ちゃんが眠るときに手足がポカポカと温かくなるのは眠たいサインと言われますが、これは手足から熱を逃がして深部体温を下げているためです。

そのとき、体の表面が冷えていると血管が収縮してうまく熱が放出されません。ヒヤッとするような冷たい布団にもぐりこむと手足の毛細血管が縮まってしまい、放熱効果が低くなるのです。

そこで、体を温めてから寝ると眠りに入るまでの時間が短くなり、深い眠りを得やすくなります。体を温めると、毛細血管が拡張し手足の表面からの放熱量が増え、体の深部体温が低下しやすくなるためです。

つまり、眠りにつくまでは手足を温め、寝ている間は手足から放熱できる状態にしておくと深い眠りが得られます。

靴下を履かないメリット

では、寝るときに靴下を履かないほうがいいという理由を詳しく知るために、靴下を履かないメリットを紹介します。以下の3つが代表的です。

  • 蒸れを感じないため心地よさを感じる
  • 足指が自由に動かせるので血液循環が良くなる
  • 足からの放熱がスムーズに行われる

一つずつ解説します。

蒸れを感じず心地よい

まず、靴下を履かないで寝ると、蒸れを感じず不快感がありません。春でも冬でも季節にかかわらず、人は寝ている間にも汗をかきます。特に足の裏は汗をかきやすい場所です。
睡眠中に靴下を履いていると、寝ている間にかいた汗が冷え、体温も冷えてしまいます(汗冷え)。また、蒸れが不快で起きてしまう人もいるかもしれません。

足指が自由に動かせるので血液循環が良くなる

次のメリットは、足指が自由に動かせるので血液循環が良くなる点です。
就寝中は、靴下を履かないほうが足の動きがスムーズになります。また、締め付けられることのないほうが、血液の巡りにも良さそうです。

足からの放熱がスムーズに行われる

睡眠のメカニズムでも説明したように、眠っている間は、靴下を履かないほうが足からの放熱がスムーズに行われ、深部体温が下がりやすくなります。

前述した通り、質の良い睡眠を得るためには靴下を履かないほうが良いでしょう。

靴下を履くメリット

では、靴下を履くメリットはあるのでしょうか。
代表的なものに以下の2つがあります。

  • 表面温度が上がるため寝付きが良くなる
  • 保湿効果のある靴下を履けば寝てるうちにかかとケアができる

詳しく解説していきます。

表面温度が上がるため寝付きが良くなる

靴下を履いて寝ることで、足の表面温度が上がり寝付きが良くなる傾向があります。
特に冷えに悩む人の場合、入眠までは靴下を履いて保温しないと体の表面温度が上がらないため、眠りにつきづらくなります。「布団に入っても足が冷たくて眠れない」という感覚を知っている人は多いはずです。

冷え性の人は、寝る前に靴下で足を温めたほうが眠りにつきやすくなります。

保湿効果のある靴下を履けば寝てるうちにかかとケアができる

心臓から一番遠く体の末端にある足には血液が行き届きにくいこともあり、足は乾燥しやすい箇所と言えます。そこで、保湿効果のある靴下を履けば、寝てるうちにかかとケアができます。

また、保湿効果のない靴下の場合は、靴下を履く前にかかとをケアするクリームやオイルを塗れば、保湿剤で布団が汚れる心配がありません。


靴下は履かないほうが健康?原因となる冷えについて

靴下は履かないほうが健康?原因となる冷えについて

これまで寝るときに靴下を履くのか履かないのかをみてきました。けれど、そもそも靴下を履きたくなる根本的な原因は冷えです。
そこでここでは、冷えの特徴と改善のための入浴法・マッサージ法を紹介します。

冷え性と履くメリット

ところで、「冷え性(冷え症)」とはよく聞く言葉ですが、実は医学的にはこういう病名はなく、あくまで「冷えていると自覚している状態」。そのために治療対象になりにくいようです。
とはいえ、冷えを放置していると血の巡りが悪くなり、身体にさまざまな影響が出ることは実感できます。

※「冷え」と深部体温が35℃以下になる「低体温症」とは区別します。

血行が悪くなると、体は重要な臓器のある胴体や脳に血液を流そうとして、どうしても手足が後回しになります。手足が、心臓から一番遠い場所に位置しているのも関係しています。

しかし、冷えるからといって手足だけを温めても、付け焼刃の対策になってしまいます。冷え性をよくするには、全身の冷えを改善することが大切です。体の内側と外側から、体を温める生活習慣を取り入れましょう。

冷え性対策におすすめの入浴法

冷え性を改善するために、まずはお風呂の入り方を変えてみませんか。毎日の入浴法を見直して、体を温めるしくみを作りましょう。

【冷え性を改善する入浴法】

  • 38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分ゆったりとつかる
  • 就寝の1〜2時間前にはお風呂に入る

入浴は、血行を促進させ体の中心部から体温を上げるのに効果的です。

ここで注意したいのは、お湯の温度を上げすぎないことです。42℃以上の熱いお湯では、血圧や心拍数が上がり、激しい運動をしたときと同じような体の状態を作ってしまいます。体の表面温度は上がりますが、中心部までは温まりにくいのです。

体の中心部を温める入浴法で、冷え性による眠りづらさを解消しましょう。
そして、入浴後は早めに靴下を履き、保温することを忘れずに。

冷え性の改善におすすめのマッサージ

入浴の後は、温まった体を維持するために足のマッサージをするのもおすすめです。足やふくらはぎをほぐすと、血行が良くなりますよ。

冷え性の改善に効果的な足裏マッサージ法を紹介します。

【足裏マッサージ】

  1. 座った状態で、左右どちらかの足をもう一方の足の太ももに置く
  2. 握りこぶしを作り、土踏まずの真ん中から拳の第二関節を使ってこする
  3. かかとは強めに指圧をして、足の指を一本ずつほぐす

簡単にできる方法ですから、ぜひ試してみてください。
マッサージの後に靴下を履いて保温すると、足元のポカポカが長続きします。


寝る前に履く靴下を選ぶポイント

寝る前に履く靴下を選ぶポイント

では、冷え性の人がスムーズに眠りにつけるように、お風呂上りから寝る前までにはどんな靴下を選べば良いでしょうか。
ポイントは靴下の素材と形です。ここでは、靴下選びのコツを紹介します。

靴下素材のおすすめ

まずは、靴下の素材は綿・シルク・ウールといった自然素材を選びましょう。吸湿性・放湿性に優れる素材選びがポイントです。
サラッと快適な感覚が味わえますし、汗を吸って水分を逃すため蒸れにくいです。

足を締め付けない靴下を選ぶ

入眠前の靴下は、足を締め付けないものがおすすめです。ルーズソックスのような、口元のゴムが緩い靴下を選びましょう。

逆に締めつけのきつい靴下を履いてしまうと、圧迫されて血流が悪くなり、人によってはかえって足が冷えてしまうことも考えられます。

寝る前に履くための靴下を使ってみるのも方法の一つです。ワンサイズ大きめの靴下もいいかもしれません。

指が動かしやすい靴下を選ぶ

足指が動かしやすい5本指ソックス・レッグウォーマー・指先が出ているタイプの靴下がおすすめです。

5本指ソックスは、足指の間の汗も効率良く吸収し、汗による冷えを予防します。

また、指先が出ているレッグウォーマーは足首とふくらはぎを温めます。冷えに関するツボが集まる足首と、第二の心臓とも呼ばれるふくらはぎを温めることで足の冷えを防ぎ、眠りにつきやすくなるでしょう。


まとめ

まとめ

基本的に、就寝中には靴下は履かないことをおすすめします。人は、手足から放熱し深部体温を下げることで、深い眠りを得られるからです。

けれど、足が冷たくて寝付けないという人は、お風呂上がりから寝る前まで足を温める靴下を履きましょう。就寝時の冷えが気になる場合は、レッグウォーマーをおすすめします。

また、手足が冷たい根本的な原因である冷え性を改善するために、就寝前にはゆったりと入浴して、足裏マッサージを続けてみてください。

寝る前に履く靴下は、足を締め付けないタイプの靴下がおすすめです。ルームソックスにはさまざまな種類が発売されているため、自分にあった靴下を選んでみましょう。

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