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社内研修「足のコンシェルジュ養成講座」とは?

先日、足のケアに関する著書も出されている桜井祐子先生を講師にお呼びし、社内で「足のコンシェルジュ養成講座」を開いていただきました!
桜井先生は、日本トータルフットマネジメント協会指定校である「足の専門校SCHOOL OF PEDI(スクールオブペディ)」の校長であり、さらに横浜のフットケアサロンの経営者でもあります。フットケア業界では有名な方なのです!

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桜井先生(左)とアシスタントの吉川先生(右)。このお二人からみっちり学ばせていただきました!

1.まずは己の足指の自由度を知るべし!

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講座でまず行われたのは「ボールつかみゲーム」!
これは1分間にボールや洗濯バサミなどを何個自分のかごに入れられるかを競うもので、自分の足をどの程度自由に動かすことができるかの目安となります。
これが一見簡単そうに見えて実は結構難しいのです。右足と左足で大きく結果に差があったスタッフも。

2.己の足指筋力(そくしきんりょく)を知るべし!

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専用の機械、「足指筋力計測器」に足をセット。バーに足指を引っ掛け、ぎゅうっ……と力を込めて計測します。普段デスクワークの多いスタッフからは足がつりそう~という悲鳴があがりました(笑)。

みなさんは足にも手と同じように握力があることを知っていましたか? 足の指の筋肉は足の踏ん張りや姿勢、さらには瞬発力などの運動能力にも関係しているといわれています。

一般的には女性よりも男性の方が足指力があるはずなのですが、今回最も足指力のあったのはなんと女性のスタッフでした! 

3.学術的な勉強もするべし!

自分の足指がどんな状態か知った後は専門的な勉強を。足や爪の変形がなぜ起こるか、骨や筋肉、腱(けん)にまで掘り下げて学んでいきます。

うれしいことに、90歳の高齢であっても筋量は増加するのです!!
しかしそれを阻むのが足の痛み!
外反母趾、内反小趾、扁平足、巻き爪など爪のトラブル、タコ・ウオノメ……とお悩みは様々。大切なのは予防と痛みが出る前に改善することなんですね。

4.骨と関節の位置を確認するべし!

知識を得た後は、実際に足に触って骨と関節の位置を確認します。
骨の位置がずれているということはアーチが崩れているという証拠。アーチの崩れは様々な足のトラブルを引き起こします。

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桜井先生によるレクチャー。足のアーチを支える骨のひとつ、舟状骨(しゅうじょうこつ)の位置に親指をあてています。

5.フットプリントをとるべし!

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主要な骨と関節を確認した後は、フットプリントで足型測定をします。フットプリントからは体重の偏り、肉づき、足の長さや幅、タコやウオノメ、足の変形の有無……と多くのことが読み取れてしまうのです。

指の向きも確認しながらなぞって写し取るので、足底圧計測よりも骨の向きや足の変形を直感的に理解しやすいため、お客様にも分かりやすく説明できるかも、という意見も。

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マークを目印に骨と関節の位置に印をつけ角度を測ると、開張足や外反母趾、内反小趾、扁平足のレベルを詳しく計算できるのです。

6.テーピングをするべし!

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マークした骨と関節を目印に、テーピングをほどこします。このテーピングは弱ってしまった筋肉に沿って粘着テープ貼ることでその筋肉をサポートし、回復の手助けをするというもの。その他にも、関節・筋肉・人体を保護するという役割もあります。

3つのアーチのテーピング、外反母趾テーピング、内反小趾テーピング。さらに巻き爪テーピングを学びました。

実はこの講座、今回で第3回目。私も第2回の講座を受講しましたが、見るのとやるのでは大違い! 最初はコツがつかめず苦戦しているスタッフもチラホラ。ですが最後には先生のお墨付きをいただけました。

女性スタッフからは、爪の色が良くなった! 肌の色がワントーン明るくなった! なんだか足があったかくなったような気がする……なんて声が上がりました。

実はテーピングには、血流が良くなり酸素が体の隅々にまで行きわたるようになるため、疲労回復が早まる。という効果もあるのです。爪や肌の色が良くなったのは、今まで滞っていた血流がテーピングによって改善されたためなんですね。

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今回の講習で10名が「足のコンシェルジュ」資格を取得! 
これで社内には計27名の足のコンシェルジュが在籍していることになります。

今回桜井先生から、足のストレッチやトレーニング方法も教わりました。その方法は今後「足と靴下の豆知識」でご紹介していく予定です。


(スタッフ 片桐)