雨の100kmを歩き切れた理由。エクストリームウォークで感じた、足元の大切さ

ある日、ケアソク宛に一通のメールが届きました。
差出人は、「エクストリームウォーク」に挑戦されている本木さん。
100kmを歩くという過酷な大会で、雨の中、ケアソクを履いて歩き切った実体験が綴られていました。
”先日、「第11回東京エクストリームウォーク100」という大会にケアソク「ととのえる ウォーキング」を履いて出場しました。
あいにくの雨でマメができる覚悟でしたが、指の側面に3個できただけで済みました。おかげで悪天候にもかかわらず19時間台でゴールインできました。
前回の同じ大会(5月)も雨で、他社の靴下では500円玉サイズのマメが複数でき、歩きに大きく影響しました。条件は完全に同じではないと思いますが、ケアソクには私を救ってくれた要素が潜んでいると感じました。良い商品をありがとうございました。”
(本木さんのメールより一部を抜粋。※着用感は個人の感想です)
~東京エクストリームウォーク100(Tokyo Xtreme Walk 100)とは~
朝日新聞社が主催する、小田原から東京まで約100kmの道のりを26時間以内に歩き通す長距離ウォーキング大会です。体力と精神力の限界に挑戦するイベントで、湘南の海岸線や横浜の夜景、工場地帯など、変化に富んだコースを歩きながら地域の魅力を体感できるのが特徴で、スポーツ文化ツーリズムとしても評価されています。
「東京エクストリームウォーク100」公式サイト
https://www.asahi.com/xtremewalk/tokyo/
「なぜ、マメができにくかったのか?」専門家に聞いてみた

本木さんのメールには、こんな一文もありました。
”もし私の思い込みについて(ケアソク着用の効果)、明確な根拠をお持ちでしたらご教示いただけますと幸いです。”
そこで、ケアソクの共同研究者であり義肢装具士の蓮野氏に意見を聞いてみました。
「長時間の歩行でできる水ぶくれ状のマメは摩擦による“低温やけど”の可能性があります。
雨で足先の温度が下がった状態で、体重を支えながら何万回も地面に足をつく。その繰り返しが、ズレ・摩擦・熱を生み、皮膚にダメージを与えてしまう。
つまり、ズレが少なければ、マメも起きにくい。
今回、マメが軽微で済んだ理由として考えられるのが、『足と靴下が一体』だったこと。
〈ケアソク ととのえる〉の特徴として足趾(指)のインナーセパレート構造と横アーチサポートがあります。足の指と足の真ん中で靴下がフィットし、しっかり包むことで、長時間歩いても靴下がズレにくい設計になっています。靴下と足の間で摩擦が起きにくい。それはつまり、足の力をロスなく地面に伝えられたということでもあります」
競技シーンでは、ほんのわずかなズレが、足トラブルやタイムの低下につながります。
靴下のフィット感や、靴との相性。これが結果を左右する大切な要素になっていたのかもしれません。
私たちは本木さんにもっとお話を聞きたくなり、後日あらためて、オンラインで直接お話を伺う機会をいただきました。
(取材:2025年12月)
同じ雨の大会でも足の状態が大きく違った

―――同じ雨の大会で、一度目はどんな状況だったのでしょうか?
一度目の大会は、正直「地獄」でした。
コース途中の藤沢から横浜の区間にはアップダウンも多く、足のあちこちに500円玉サイズのマメ。
皮膚がずる剥けの状態で歩き続け、もう痛すぎて、感覚がなくなるくらいだったんです。
ちなみに、晴れている日なら、同じ距離を歩いてもマメはできないんですよ。
―――そして迎えた二度目の大会はどうでしたか?
この日も朝から雨。正直、もうダメだと思っていました。
ただ、一つだけ違ったこと。それが、ケアソクの〈ととのえる ウォーキング〉を履いていたことでした。
朝7時半にスタートし、26時半過ぎにゴール。
足指の間に小さなマメはできたものの、つぶれることもなく、歩行に大きな影響はありませんでした。
―――本木さんとしては、ケアソクのどんなところがその結果につながったと思われますか?
この靴下が、
・コットン素材であること
・一般的な靴下より少し厚手なこと
この2点が、雨の中で効いたのではないでしょうか。
コットン素材なので濡れても急激に乾かない分、気化熱で体温を奪われにくかったことがあるかもしれません。
夜、雨は断続的に降りました。ずっと歩行していても寒さは厳しく、カッパから染みた水分によって膝周辺に寒さを感じることはありましたが、足元で寒さを感じることはありませんでした。
ただでさえ疲労がある状況で、寒さを感じることが少ないということは、奪われる体力や疲労感の軽減につながったと思います。
マメができにくかったことは前述したとおりです。
歩き終えたあと靴下を見ても、穴はあいておらず、状態は良好でしたよ。
正直、ここまで違うとは思っていませんでした。
データを積み重ねる楽しさと、ゴールの瞬間

―――本木さんはエクストリームウォークをずっと前からやっていたのですか?
エクストリームウォークを始めたのは、実は1年前なんですよ。
「人生に一度くらい、100km歩いてみませんか?」
そんな同僚の一言がきっかけでした。
今では、時計でデータを取り→分析して→次に活かす、その繰り返しが、楽しくて仕方がないんです。
二回目の大会は、最後の4kmにある4つの橋のアップダウンがつらくて、夜中に半べそをかきながらゴール。
でも、
「二回目のゴールおめでとうございます!」
というアナウンスが耳に入った瞬間、それまでの苦労が一気に報われた気がして、もう、最高でした!
足を守ることが、最後まで歩き切る力になる

100kmをケアソクで歩いたらどうなるのか。
それは私たちでは実験できなかった想像を超える体験であり、靴下の耐久性も気になる挑戦でした。
本木さんの体験談は、
「靴下は、ただの“消耗品”ではなく、足を守る大切なパートナー」
そんなことを、あらためて感じさせてくれるエピソードでした。
本木さん、貴重なお話をありがとうございました。
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●本木さんが履いてくださったケアソク〈ととのえる〉はこちら。
〈ととのえる ウォーキング〉は一般的なウォーキングや軽い運動におすすめしています。
テニスや卓球など横への踏み込みや切り返しの激しいスポーツや、ランニングなどには〈ととのえる スポーツ〉がおすすめです。
足のアーチをサポートし、足指を正しい位置に誘導・配置する5本指靴下
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記事監修
蓮野 敢(はすの かん)
義肢装具士(Prosthetist and Orthotist)
新潟医療福祉大学 義肢装具自立支援学科 卒業
新潟医療福祉大学大学院 保健学専攻 義肢装具自立支援学分野 修了
博士(保健学)
株式会社 山忠 技術開発顧問
専門分野は生体医工学、医療福祉工学、生活支援工学、義肢装具学、保健学、リハビリテーション科学、繊維学.医療とモノを扱う義肢装具士の知見をもとに、機能を有した靴下開発をし、健康予防や治療効果についての研究を行っている。
新潟医療福祉大学 非常勤講師2022~2025年
【学術論文】
足底胼胝に対し減圧効果を有する治療用靴下とインソール併用による有用性の検討日本整形靴技術協会雑誌,8,37-40,2023
糖尿病患者の足底胼胝に対し減圧効果を有する治療用靴下の効果の検討,靴の医学,38(2), 72-76,2024
アーチ支持機能を有する靴下の開発と革靴着用時における足底圧への影響,日本整形靴技術協会雑誌,10,47-50,2025
【助成金事業】
Society5.0における共生社会を先導する次世代QOLサポーター育成プロジェクト: Next-Generation QOL Supporter Advancement Project (NQSAP):装具・整形靴技術を靴下に応用するFunctional Transfer Project(FTP) 2024年度採用
【会員学会】
日本靴医学会、日本整形靴技術協会、日本フットケア・足病医学会、日本義肢装具学会
著者
株式会社 山忠
公式サイト


