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失敗しないインソールの選び方!目的や種類にあわせて選ぶコツ

失敗しないインソールの選び方!目的や種類にあわせて選ぶコツ

「インソールはどうやって選べばいい?」
インソールは、さまざまな種類があって選ぶのに迷うという人もいるでしょう。インソールは、自分の目的にあったものを選ばないと期待通りの効果が得られないことも少なくありません。

足の負担を軽減する、痛みや疲れを緩和するといった具体的な目的を果たすには、インソールの選び方が重要です。そこでこの記事では、インソールの選び方について詳しく解説します。

インソールはなぜ使用するの?選び方を知る前の知識

インソールはなぜ使用するの?選び方を知る前の知識

インソールは歩行時の衝撃を吸収し、足への負担を軽くします。特に、土踏まずのアーチをサポートするタイプは、長時間の立ち仕事や歩行による疲労を軽減するのに効果的です。

また、インソールを使用すると正しい姿勢を保ちやすくなるため、腰痛や膝の痛みを予防することにもつながります。そして、種類によっては足裏への刺激により血行を促進し、冷え性やむくみの改善に役立つといったこともあるでしょう。

インソールを選ぶときには、足の形に合うことも重要ですが、使用する目的や靴の種類にあわせて選ぶ方法もあります。スニーカーやパンプス、革靴など、靴の種類によっても選ぶべきインソールは異なります。次の項からは、インソールの選び方を詳しく解説します。


インソールの選び方1.目的にあわせて選ぶ

インソールの選び方1.目的にあわせて選ぶ

インソールを選ぶときには、目的にあわせて選ぶ方法があります。インソールを使用する主な目的には、以下の6つがあります。

  • サイズを調整したい
  • 痛みを軽減させたい
  • 外反母趾や内反小趾の症状がある
  • 臭いやムレが気になる
  • クッション性を上げたい
  • スポーツでのパフォーマンスを向上させたい

それぞれについて、詳しく解説します。

サイズを調整したい

購入した靴が大きすぎた場合には、インソールを使うことで、足と靴の間の隙間が埋まり、よりフィット感が増して歩きやすくなります。

靴の中で足がずれにくくなるため、足の負担も軽減されて疲れにくくなる効果も見込めます。インソールは、スニーカーだけでなく、革靴、ブーツ、パンプス用などさまざまな種類があるため、種類にあった製品を選びましょう。

痛みを軽減させたい

足の痛みを軽減させたい方は、インソールの機能性に注目することが大切です。足底筋膜炎など、足のトラブルが原因で痛みを感じている人は少なくありません。症状を緩和するためには、衝撃吸収性が高いインソールや、土踏まずをしっかりサポートするタイプを選ぶのがおすすめです。

インソールを使うと、足裏への負担が軽くなるため、痛みを軽減する効果が見込めます。また、足のアーチを正しい形で支えることで、姿勢の改善にもつながります。歩くときの膝や腰の痛みの負担軽減にも役立つでしょう。

外反母趾や内反小趾の症状がある

外反母趾や内反小趾の痛みを軽減したい場合は、横アーチをサポートするインソールがおすすめです。外反母趾や内反小趾になると、足の親指や小指が曲がり、靴で圧迫されて痛むことも少なくありません。

外反母趾や内反小趾は、長時間の立ち仕事で悪化することもあるため、インソールを選ぶときには、足の横アーチをしっかりと支える機能があることが大切です。機能性の高いインソールを使うと足の形が保たれます。

また、クッション性のある素材を選ぶことも大切です。足裏にかかる圧力を分散させ、足指の痛みを和らげられるためです。機能性の高いインソールを選ぶと、歩きやすくなり、足指の負担の軽減も期待できるでしょう。

臭いやムレが気になる

靴の中の臭いやムレが気になる人は、通気性がよく抗菌機能のあるインソールを選ぶことをおすすめします。靴を履いて歩く時間が長い人は、靴の中に湿気がこもりやすいことで悩むことも少なくありません。通気性の高いインソールで靴の中が蒸れにくくなれば、履き心地もよくなるでしょう。

また、足に汗をかくと細菌が繁殖し、臭いの原因になります。通気性の良いインソールは、靴内部の湿気を逃がしやすく、ムレを軽減するのに効果的です。また、抗菌・防臭加工が施されたインソールであれば、臭いの発生を防ぐことにもつながります。

クッション性を上げたい

靴底が薄い靴や硬い靴を履いているときには、クッション性を上げる目的でインソールを選ぶこともあります。衝撃吸収性能の高い素材で作られたインソールなども販売されています。

アスファルトの道路やコンクリートなど、硬い床の上を歩くときの、足にかかる負担は思った以上に大きいものです。長時間、硬い面の上を歩くと、足裏や膝、腰に負担がかかります。クッション性の高いインソールを使って、衝撃を吸収して疲れを軽減させましょう。

ゲルやウレタンなど、柔らかい素材のインソールを使うと、衝撃を和らげることができ、歩きやすくなりますよ。

スポーツでのパフォーマンスを向上させたい

スポーツ用には、怪我や痛みの予防としてインソールを使うのも方法の1つです。スポーツ用のインソールを選ぶときに重要なのは、靴との相性です。

インソールが厚すぎると、つま先や足指が圧迫されて足が痛くなることも珍しくありません。そのため、元々入っている中敷きと厚みが近いものを選びましょう。スポーツをする際には、適度な硬さのインソールを選ぶと足元が安定し、怪我の予防に役立ちます。


インソールの選び方2.靴の種類にあわせる

インソールの選び方2.靴の種類にあわせる

インソールを選ぶときには、靴の種類にあわせるという方法もあります。ここでは、以下の4つの靴の種類にあわせて、インソールの選び方を解説します。

  • スニーカーの場合
  • 革靴の場合
  • ブーツの場合
  • ヒール・パンプスの場合

それぞれ、詳しく解説します。

スニーカーの場合

スニーカーは、革靴やブーツと比べて柔らかい素材で作られています。しかし、長時間のウォーキングやスポーツで足に負担がかかると、足裏が痛くなってしまうことがあります。そのため、インソールを選ぶときには、衝撃を吸収する機能が高いものをおすすめします。

また、ランニングなどアクティブなシーンで使用する場合は、靴の中でインソールがズレないように、滑り止め機能があるとよいでしょう。素材は、EVAやポリウレタンのような軽量でクッション性が高いものがおすすめです。柔軟性がありながらもしっかりとしたサポート力があるためです。目的に合ったインソールを選んで、スニーカーの履き心地をよくしましょう。

革靴の場合

革靴用のインソールは、長時間履いたときの足の疲れを軽減するため、クッション性の高いものを選びましょう。革靴はフォーマルなシーンやビジネスシーンで使用されることが多いため、快適さと同時に見た目がよいものを選ぶことも大切です。

例えば、本革や羊革(シープレザー)などの自然素材のインソールを選ぶのも方法の1つです。天然素材は通気性が良く、足へのフィット感が優れているため、長時間履いても蒸れにくく多くの人に選ばれています。

また、自然素材のインソールは吸湿性もあるため、足のムレや臭いを防ぐ効果も期待できます。革靴を快適に履き続けるために、厚みのあるインソールを選びましょう。

ブーツの場合

ブーツ用のインソールを選ぶ際には、防臭機能が付いたものを選ぶのがポイントです。ブーツは寒い季節に履くことが多いため、足を暖かく保ちながら歩きやすいインソールを選ぶことをおすすめします。

また、足のムレを防ぐためにも、通気性のある素材がおすすめです。長時間履いても心地よく履けるインソールを選びましょう。

ヒール・パンプスの場合

ヒールやパンプス用のインソールを選ぶときには、クッション性や滑り止め機能、安定性が重要なポイントです。ヒールやパンプスはつま先部分が狭くなっているため、つま先部分のないハーフインソールもおすすめです。

例えば、柔らかく衝撃吸収性に優れたシリコンやゲル素材のインソールであれば、歩行時の足裏への衝撃が緩和され、長時間履いても疲れにくくなります。

また、滑り止め機能が付いているインソールであれば、パンプスやヒールの中で足がずれにくく、足元が安定します。また、かかと部分のクッションがしっかりしているインソールは、足裏にかかる衝撃が分散され、靴全体のフィット感が向上するでしょう。


インソールを選ぶときの注意点

インソールを選ぶときの注意点には、以下の2つがあります。

  • 靴のサイズにあったものを選ぶ
  • 足の形にあったものを選ぶ

それぞれ、詳しく解説します。

靴のサイズにあったものを選ぶ

インソールを選ぶときには、靴のサイズに合ったものを選びましょう。インソールが靴のサイズに合っていないと、かかとが浮いたり、つま先が当たって痛みを引き起こしてしまいます。そのため、インソールが靴の中でしっかりフィットし、足全体をサポートできるものを選びましょう。

特に、足長(足の長さ)と足幅(足の幅)が合っているか確認することが大切です。足長に合っていないと、つま先部分が圧迫され、歩きづらくなってしまいます。また、足幅が合わないインソールを履くと、靴の中で足が窮屈になったり、逆にずれてしまったりして、安定した歩行が保たれません。

インソールを使ったほうが足が痛くなるといった失敗が起こらないよう、正しいサイズのインソールを選びましょう。

足の形にあったものを選ぶ

インソールを選ぶときには、足の形に合ったものを選ぶことが大切です。足の形は、人それぞれ違います。

例えば、足のアーチにあったインソールを選ぶと、足にかかる負担を軽減できます。扁平足の人は、アーチをサポートするインソールを使うことで、足裏の痛みや疲れを防ぐのに効果的です。一方、ハイアーチの人は、ハイアーチ用のアーチに高さがあり、クッション性が高いインソールを選びましょう。

また、足の形状や甲の高さも考慮する必要があります。甲高の人は、インソールが圧迫しすぎないよう、柔軟性のあるものを選ぶのがおすすめです。逆に甲が低い人は、適度なフィット感を得るために、足全体をしっかり支えるインソールが役立ちます。足の形状やアーチの高さに合ったインソールを選ぶと、足の疲れも軽減されますよ。


まとめ

失敗しないインソールの選び方!目的や種類にあわせて選ぶコツ

インソールは、目的や靴の種類にあったものを選ぶと歩きやすくなります。足のトラブルを軽減するためにもサイズや形にあったものを選びましょう。また、足裏のアーチをサポートするには、機能性の高い五本指靴下も役立ちます。インソールは靴を履く環境でしか使えないため、屋内でも足をサポートすることができます。

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記事監修

北澤友子

北澤 友子(きたざわ ともこ)

理学療法士
保健学修士
シックネイルケアセラピスト

新潟医療福祉大学大学院修了後、同大学の非常勤講師を担当しながら、リハビリの臨床現場をメインに活躍中。足・靴下・歩行に関する研究を学会にて多数発表。介護予防・健康増進など自治体の健康事業にも携わる。

【学術論文、研究発表】

前足部内外面に滑り止めを有した靴下が歩行時のクリアランスに及ぼす影響,"北澤 友子(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学研究科), 阿部 薫, 伊藤 菜記",靴の医学(0915-5015)31巻1号 Page83(2017.08),会議録
転倒防止と屋内移動効率の向上を目指した滑り止め構造を有する靴下の開発,"北澤 友子(らぽーる新潟ゆきよしクリニック), 阿部 薫, 笹本 嘉朝, 後藤 可奈子, 中林 功一, 中林 知宏, 亀山 貴司",The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine(1881-3526)JARM2016 Page I397(2016.06),会議録
ほか