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足と靴下の豆知識

ガサガサかかとは足からのサイン!? 乾燥だけじゃない、その原因とは?

ふと、かかとを見てみる。

「乾燥の季節でもないのに年中ガサガサ……」
「最後にツルツルのかかとを見たのはいつだっただろう」

こんな風に思っている方、けっこう多いのではないでしょうか。
実は、ガサガサかかとの原因は「乾燥」だけではないのです。

今回はガサガサかかとの、乾燥以外の原因と対処法をご紹介します。

かかとに負担かかっていませんか?

二足で立つ人間は、全体重の負担を足だけ(体表面積の約2%)で支えています。
この足にかかる体重を無理なく支えるためにあるのが「足のアーチ」。
アーチ構造はしなやかで強く、ある程度の変形性を持っていることで、長時間体重を支えることができます。

arch.jpg効率のよい歩行や走行ができるのもアーチ構造のおかげ。

足のアーチがしっかりしているときは、親指のつけ根、小指のつけ根、かかとの3点でバランスをとっています。
ですが、このアーチが崩れると足の一部に負荷がかかる状態に!

例えば、前足部(ぜんそくぶ:足指側)に負荷がかかることでできやすいのが「タコ・ウオノメ」。
なぜできるのか? それは摩擦などの刺激から足を守ろうと、角質が分厚くなるから。
「ガサガサかかと」もこれと同じです。
かかとに負荷がかかった結果、かかとを守るために皮膚が硬く分厚くなって「ガサガサかかと」になってしまいます。

そもそも、かかとに負荷がかかるのは、足指が接地しない状態になっているから。これがいわゆる「浮き指」です。
浮き指で長時間立っていると、かかとに過度の荷重がかかってしまいます。

ukiyubi.jpg日本人の半数以上が「浮き指」と言われています。

また、歩行時には、足指をしっかり使うことで、皮膚の新陳代謝に必要な血液のめぐりが良くなるように助けています。
しかし浮き指で足指をうまく使えないと皮膚の新陳代謝が滞り、結果的に古い角質がかかとに溜まってしまいます。

このように「ガサガサかかと」には浮き指も大いに関係しているのです。

かかと荷重を改善するには……?

ガサガサかかとのケアとして、保湿クリームや保湿の靴下を履くことはもちろん大事。
それにプラスして、ガサガサかかとのループから抜け出すためには、浮き指予防のために普段から足指を使うことが重要です。
そこで、足指をしっかり使っていくための方法をご紹介します!

●足指のグーパー運動
足指でじゃんけんのグー・パーを繰り返す運動です。それぞれ1日20回ほど行ってみましょう。
足指だけでなく、足裏の筋肉を鍛えることができ、足のアーチが崩れることも予防できます。

●足指を使った歩き方
まず直立して足指を床に着け、前後に揺れながら体重を足裏全体にのせるイメージで立ちます。このとき、足指にも体重がかかるように意識しましょう。
足を一歩踏み出してみます。着地するときに意識してほしいのが重心移動。
かかとの上→外側→足指のつけ根
この順番に重心を移動させていきます。
蹴り出すときも足指をしっかり使うイメージで、自然に蹴り出しましょう!

tako_7.jpgアーチ構造の3点で体重を支える歩き方ができます。

●かかとの負担を軽減させるフットウェア
〈ととのえる〉の3つの機能で足をサポート。
・横アーチサポート:アーチをサポートすることで荷重バランスをととのえ、かかとの負担を軽減
・かかとハニカムクッション:かかとへの衝撃を軽減
・インナー5本指:足指の接地を助け、足指を使った歩行をサポート
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立ち仕事などで、特に足に負担がかかっている人は、いつもの靴下を〈ととのえる〉にかえて、普段から足の負担を軽減させることをおすすめします。

→ケアソク 〈ととのえる〉シリーズの詳細はコチラ!




ガサガサかかとの原因は乾燥だけではありません。保湿ケアだけでは、ガサガサをずっと繰り返してしまうことも……。
乾燥していないか、かかとに負担がかかっていないか、足の状態をチェックし、それに合ったフットケアできれいなかかとを目指しましょう!


監修:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理
編集スタッフ:高橋


関連記事:
その体の不調、実は「アーチの崩れ」が原因かも!? 〜基礎知識編〜
今話題の「浮き指」ってなに? ~基礎知識編~


タコ・ウオノメ(魚の目)を靴下からととのえる方法を解説

タコ・ウオノメ(魚の目)を靴下からととのえる方法を解説

・タコとウオノメ(魚の目)はどう違うのか
・タコとウオノメができる原因が知りたい
・タコとウオノメに悩まないための予防策や和らげ方を知りたい

足をじっくり見ていると、ところどころ硬くなり膨らんでいるようなところ・へこんで見えるような場所はありませんか。場所はどこであっても、皮膚が変形している部分はタコやウオノメが疑われます。「なぜかいつも靴下の同じ場所に穴があく」と思っている方は、その穴の中にタコ・ウオノメが隠れていることが考えられます。

そこで今回は、タコ・ウオノメの基礎知識・それぞれの違いの確認・できてしまう理由を説明し、最後に靴下の選び方・歩き方の改善・筋トレによるタコとウオノメの対処法をお伝えします。

タコ・ウオノメ(魚の目)と靴下の関係を考える前に知っておきたいこと

タコ・ウオノメ(魚の目)と靴下の関係を考える前に知っておきたいこと

タコ・ウオノメと靴下の関係を考える前に知っておきたいこととして、以下の3つを説明します。

・タコとは
・ウオノメとは
・タコとウオノメはどう違う?

1つずつ見ていきましょう。

タコとは

まず、タコとはどういった状況なのか解説をしていきます。

タコは皮膚病の一種で、医学用語では胼胝(べんち)と呼ばれています。長期間強い刺激を受けたことで皮膚の一部が硬くなっている状態です。皮膚が刺激から体を守るために角質を厚くする防御反応とも言えます。

よく「ペンダコ」という言葉を聞きます。これは、鉛筆をはじめとする筆記用具で字を書くとき、長期間同じような持ち方・同じ場所に圧を加えて書き続けることから指の一部分が硬くなる状態です。

ペンダコと同じように、足の裏にもタコができます。たとえばハイヒールを履く場合、足指のつけ根に体重がかかった状態が続きます。すると体重を受け止めていた部分の圧迫や摩擦で次第に硬くなりタコへと変化していきます。また、ハイヒールでできたタコの場合、足裏だけでなく親指の付け根の外側も硬くなる傾向があります。

ウオノメ(魚の目)とは

では、ウオノメとは何なのでしょうか。

ウオノメとは、タコと同様に皮膚病の一種で、医学用語では鶏眼(けいがん)と呼ばれています。手にもできますが多くの場合、足の裏にできます。

皮膚が硬くなるのはタコと同じですが、ウオノメの場合、硬くなった皮膚がトゲのように皮膚の内側を刺激します。タコとは違い「芯」があるように感じるでしょう。足の裏にできた場合、歩くたびにその「トゲ」が神経を刺激し、痛みを感じるという特徴があります。

タコとウオノメ(魚の目)はどう違う?

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それでは、タコとウオノメはどう違うのかを見ていきましょう。

タコとウオノメの違いは、刺激に対する皮膚の反応です。皮膚の一部分に繰り返し摩擦や圧迫を受けたとき、その部分を守ろうとして皮膚が硬く厚く盛り上がるのがタコです。一方で、中央に硬い芯ができて皮膚の奥にくさび状にできていくのがウオノメです。

同じ場所で繰り返し刺激を受けることで、皮膚が角質を増やして体を守ろうとする防御反応が原因でできると言えます。

タコの場合は痛みはほとんどありません。しかし、ウオノメは芯が神経を刺激すると痛みを伴います。さらに患部をかばって歩くため、歩行姿勢が崩れることが考えられます。歩行のバランスが悪いと時間の経過とともに膝、腰、肩など、他の場所にも影響が出る可能性も否定できません。

タコ・ウオノメ(魚の目)と靴下の穴

タコ・ウオノメ(魚の目)と靴下の穴

ここまで、タコ・ウオノメがどういったものなのかを紹介してきました。
いつも靴下の同じ場所に穴が空くという方は、タコ・ウオノメが要因になっているかもしれません。

実は、そんなタコ・ウオノメは体からのサインであり、意外とあなどれない症状だといえるのです。

あなどれないタコとウオノメ(魚の目)

日本人に多いとされる「糖尿病」は、タコ・ウオノメなどの足病変(そくびょうへん)にも深い関係があります。

糖尿病の主な症状からいくつか取り上げてみましょう。

・抵抗力の低下 → 感染しやすい
・神経障害 → 傷ができても気がつきにくい
・血流障害 → 末端まで血液が流れにくく、傷が治りにくい

たとえば初期症状のひとつ、神経障害により足の感覚が鈍くなります。すると足にタコやウオノメができても痛みを感じないため、放置されることで悪化してしまいます。健康な人ならすぐに治るような傷であっても、糖尿病の人の場合はふさがりにくく、傷が細菌感染を起こして壊死(えし)してしまうこともあります。
最悪は切断しなければならなくなるケースも少なくありません。

糖尿病を専門にする病院には、「フットケア外来」という専門外来を設置しているほど、タコ・ウオノメの治療には慎重です。

タコ・ウオノメ(魚の目)と靴下の穴
元気なうちからタコのない健康な足でいたいですね。

その場所にタコ・ウオノメ(魚の目)ができるのにはワケがある

タコ・ウオノメがある場所は、靴下・ストッキングに穴が開きやすくなります。皮膚が硬くなっているため靴下・ストッキングと床や靴との摩擦が大きくなることが原因です。

タコ・ウオノメは、皮膚科やフットケアサロンで削るなどの処置ができます。しかしその場所に負荷(摩擦や圧力)がかかる原因がわからないまま習慣を変えなければ、また同じ場所にできてしまう可能性があります。

まずは、タコやウオノメのできる場所から原因を考えてみましょう。
原因は以下の5つに分類されます。

1. 開張足(かいちょうそく)
2. 浮き指(うきゆび)
3. 外反母趾(がいはんぼし)
4. 内反小趾(ないはんしょうし)
5. ハンマートウ

1つずつ見ていきましょう。

【タコ・ウオノメ(魚の目)の位置と原因】

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タコ・ウオノメができる位置と原因の一例です。

1. 開張足(かいちょうそく)

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原因の1つ目は、 開張足(かいちょうそく)です。

足にはアーチ構造があり、3本のアーチが全体重を支えるとともにクッションの役割をしています。
しかし、足の親指から小指の付け根を結ぶ横のアーチが崩れると、足の付け根あたりの前足部が横に広がってしまいます。これを「開張足」と言います。

開張足になると前足部で衝撃を吸収できないため過度な圧力が加わり、荷重や摩擦によってタコ・ウオノメができやすくなってしまうのです。

なお、足のアーチについて以下のコラムで詳しく説明しています。

関連記事:その体の不調、実は「アーチの崩れ」が原因かも!? ~基礎知識編~

2. 浮き指(うきゆび)

原因の2つ目は、浮き指(うきゆび)です。

浮き指とは、足の指が浮いてしまい、地面に接地していない状態・また接地はしていても足の指をしっかりと使えていない状態をいいます。歩行時に足指がしっかり使えないため前足部に圧がかかりやすく、タコ・ウオノメの原因になります。

浮き指にはついて詳しくは以下のコラムで説明しています。

関連記事:今話題の「浮き指」ってなに? ~基礎知識編~

3. 外反母趾(がいはんぼし)

原因の3つ目は、外反母趾(がいはんぼし)です。

外反母趾(外反拇趾)は足の親指の関節が小指側に曲がっている状態をいいます。もとの骨の形だけでなく足のサイズに合わない靴を履き続けることで足指が圧迫されること、またそれによって正常な歩行ができない状態が続くことが要因と言われています。

外反母趾の影響で親指や人差し指が浮き指になると、歩行時に足裏の親指の付け根にある母趾球(ぼしきゅう)で蹴り出すことになることから、その部分にタコができやすくなります。

また、外反母趾の足には前述の開張足を伴っていることが多いのも、やはりタコ・ウオノメの原因となります。

外反母趾について詳しくは以下のコラムをご覧ください。

関連記事:外反母趾の意外な原因と靴下も含めた予防・緩和策を解説

4. 内反小趾(ないはんしょうし)

原因の4つ目は、内反小趾(ないはんしょうし)です。

内反小趾とは、足の小指が親指側に曲がっている状態です。外反母趾という言葉はよく聞きますが、内反小趾は聞き慣れないかもしれません。しかし、自覚していないだけで、多くの人が内反小趾の可能性があります。

外反母趾のような痛みを伴わないことが多く、放置されやすい症状です。しかし、内反小趾によって重心の位置が崩れて、膝痛・腰痛にもつながる可能性もあります。

女性の場合ストッキングを履くことで、小指が圧迫され内反小趾を起こしやすくなります。
そして小指の曲がった部分が靴に当たると、タコやウオノメができる場合があります。

5.ハンマートウ

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長いあいだ足に合わない靴を履き続ける習慣が大きな原因と考えられ、足の人差し指、もしくは中指や薬指などの関節がZ字のような形に変形してしまいます。足指の上が靴に当たってしまうので、そこに摩擦が生じ、タコやウオノメができることがあります。

タコ・ウオノメ(魚の目)を予防・和らげるための習慣と靴下の選び方

タコ・ウオノメ(魚の目)を予防・和らげるための習慣と靴下の選び方

ここでは、タコ・ウオノメを予防・和らげるための習慣と靴下の選び方という観点から、以下の3つを解説します。

・ペタペタ歩きの改善
・足の裏の筋トレ
・フットヘルスウェアとしての靴下の着用

1つずつ見ていきましょう。

ペタペタ歩きの改善

ペタペタ歩きの改善
歩行の理想的な体重移動が「あおり運動」です。

タコ・ウオノメを予防・和らげるための習慣としては、1つ目にペタペタ歩きの改善があります。

足指の付け根にタコができやすい人は、歩く時に足をあまり上げず足裏全体を着けて歩く「ペタペタ歩き」になりがちです。ペタペタ歩きでは足の裏全体で着地することから足の指を使わないため、足の指の筋肉の衰えにつながります。

実は、歩くときには、理想的な体重移動があります。

まずかかとから着地し、足の外側に体重をかけ、親指から抜けるように意識して歩いてみてください。ポイントはこの「あおり運動」です。

足の指をうまく使って歩行をととのえることで、タコ・ウオノメの症状を予防したり、和らげる可能性があります。

足裏・足指の筋トレ

足裏・足指の筋トレも、タコ・ウオノメを予防・和らげるための習慣としておすすめです。

タコ・ウオノメをはじめとする足裏・足指のトラブルの共通した原因として考えられることは、足裏・足指の筋肉低下と言えます。足に合わない靴の長期の着用などにより足裏・足指が正しく使われず、足裏・足指が本来の仕事である、体をささえることができなくなってしまっているとも言えます。

しかし、足裏・足指のトレーニングを行い刺激を与えることで、タコ・ウオノメの症状を予防・和らげる可能性があります。

フットヘルスウェアとしての靴下の着用

足の環境をととのえる靴下を選ぶことでタコ・ウオノメを予防したり、和らげる可能性があります。

タコ・ウオノメの原因から考えると、歩き方をととのえること・足裏・足指の筋力アップなどが重要ですが、足をサポートする靴下の着用も対策の1つになり得ます。

これまで説明してきたとおり、足に合わない靴・ストッキングなどの着用が足の健康を乱している可能性があります。靴下は「足を保護するもの」だけではなく「足の健康をととのえるフットヘルスウェア」として、とらえ直すことができます。

ケアソク〈ととのえる〉は、足の専門家の監修を受けエビデンス(科学的根拠)を元に開発しました。履くだけで様々な足トラブルの予防・緩和が期待できます。

横アーチサポート機能が開張足で広がった足幅をサポートし、タコ・ウオノメができにくい足に変えていきましょう。

ケアソク〈ととのえる〉シリーズはこちら。

まとめ

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今回は、タコ・ウオノメの基礎知識・それぞれの違いの確認・できてしまう理由を説明し、最後に歩き方の改善・筋トレなどの習慣と靴下の選び方について解説しました。

足に合わない靴・靴下などから開張足・浮き指・外反母趾・内反小趾・ハンマートウを引き起こすことで、タコ・ウオノメの症状が出る可能性について紹介しました。

普段の歩き方の改善や足裏・足指の筋トレの他、普段履いている靴下を替えるといったことで足の環境に変化を起こし、タコ・ウオノメを予防したり和らげる可能性があることを知っていただけたらと思います。

ケアソク〈ととのえる〉シリーズはこちら。


記事監修:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理
編集スタッフ:高木

※2022/2/14 一部、加筆修正


寒暖差の大きい時期は要注意!「しもやけ」について

「しもやけ」という言葉に、どことなく郷愁のようなものを感じるのは私だけでしょうか。
子どものころによく聞いていた「しもやけ」。子どもはなりやすいのでしょうか。それとも昔はもっと寒かったからしもやけになる人が多かったとか……? 
調べてみると、暖房器具が発達し保温グッズがあふれている現代においても、子どもだけでなく大人も、毎年しもやけに悩んでいる方はいらっしゃるようです。
今回は、冬の始まりや春先に気をつけたい「しもやけ」についてご紹介します。

そもそも「しもやけ」って?

「しもやけ」は「凍瘡(とうそう)」とも言われる凍傷の仲間です。
寒い季節、主に手足の指周辺に症状が出やすいのですが、肌が露出している頬や鼻先、耳たぶにも出ることがあります。患部は赤く腫れ、ジンジンする感覚で、むず痒い、痛痒い、熱い……などの症状が特徴です。そして患部を温めると余計にその痛痒さが強まるため、我慢できないとても厄介な症状です。

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どうして「しもやけ」になるの?

「寒い」と「暖かい」を繰り返すときに、血管は「収縮」と「拡張」を繰り返しています。それがうまくいかないと血液循環に障害を起こし、組織が炎症を起こしてしまう。これが「しもやけ」の仕組みです。

最も寒い真冬よりも、冬の初めや春先あたりにしもやけの発症が多くなるのは、昼夜の気温差が大きいため。その上、暖房設備が整っている現代だからこそ、室内と室外との気温差が大きくなってしまうことも関係していると考えられます。

また、湿気も大きな原因です。汗をかいたりして濡れた靴下のまま蒸れた湿度の高い状態でいると、皮膚表面の温度が下がり、しもやけになりやすい状態を作ってしまいます。
子どもがしもやけにかかりやすいのは、足が冷たいとか靴が濡れていることなど気にせずに、遊びに夢中になってしまうからですね。

そして、窮屈な靴を長時間はいていることも血液循環に影響します。履きものにも原因がありそうです。

足をしもやけから守るために

しもやけには予防が大切。考えられる対策をまとめます。

とにかく「保温」。
寒いときの靴下は、保温性が高いのはもちろん、吸湿性もあるウールなどの天然素材がおすすめです。
あわせて足首ウォーマーもおすすめ。足首をあたためるだけでも冷えを和らげることができますよ。

「汗対策」も大切。
足に汗をかくと汗が冷えたときに足も冷えてしまいます。寒暖差を作らないために、保温と汗対策はセットです。汗をかいたり靴下が濡れてしまった場合はすぐにしっかりと拭き取りましょう。
また吸湿性、放湿性の高いシルク素材の5本指靴下を靴下の下に重ね履きをすると、保温と吸湿、両方の効果が期待できるのでおすすめです。

足指が自由に動く靴を。
ヒールの高い靴や先が細い靴、きつい靴は血行不良を招くおそれがあるので長時間の着用は避けます。

入浴中には温冷浴。
末梢の血液循環をよくするために、患部を温水と冷水、交互に浸すのが温冷浴。足が冷えないよう始めと終わりは温水に浸します。

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「ビタミンE」を毎日の食事に。
血行を良くする効果があるとされるビタミンE。ビタミンCを一緒に摂るとビタミンEの吸収率がアップしますよ。

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アーモンドなどのナッツ類、穀類、小麦胚芽油、ひまわり油、菜種油などの植物油、ほうれん草などの緑黄色野菜にも含まれています。

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ピーマン(赤・黄・緑)、ブロッコリー、じゃがいも、レモンやゆずなどの柑橘系、キウイ、いちごなどなど。

ケアソクの冷え対策といえば〈あたためる〉

足がよろこぶあたたかさを追求した靴下〈あたためる〉もおすすめ。
1足編むのにセーター2着分の糸を使用した独自の二重パイル構造が、冷たい外気を遮断し足本来の熱を逃がしません。(特許取得第5044748号)
ふくらはぎは足の血流循環に重要な機能を備える第二の心臓と言われています。このふくらはぎの筋肉(腓腹筋)をすっぽり包み込み、収縮運動をサポートして足をあたためます。
お風呂あがりに履いていただくと、ずっと足湯に入っているような温かさが持続しますよ。

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→〈あたためる おうちロング〉のオンラインショップはコチラ!

大人のしもやけは病気のサインということも。
しもやけを繰り返す、なかなか治らない、赤黒く腫れる、水泡ができる……などの場合は我慢せずにまずは皮膚科を受診することをおすすめします。


監修:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理
編集スタッフ:高木


子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~靴の履き方編~

前回記事:
子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~足事情編~
子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~子どもの靴の選び方編~

子どもの足、最終回は、足の負担を軽くして疲れにくくなる、しかも靴が長持ちする履き方をご紹介します。

正しい靴の履き方

せっかくのひも靴やマジックテープであっても、楽に脱ぎ履きしやすいように履き口を緩めたまま脱ぎ履きしていませんか? しかも靴にぎゅうぎゅう足を入れて、つま先でトントン……。
そんな履き方は足によくないだけでなく、靴が壊れやすくなってしまいます。
子どもだけでなく大人のみなさんもご一緒に、この方法で靴を履いてみてくださいね。

1.靴を履くときは腰かけて。
2.マジックテープ(もしくは靴ひも)を緩め、足を靴に入れます。
3.かかとを床にトントンと着けて、かかとを合わせます。
4.マジックテープ(もしくは靴ひも)をしっかり締め直し、かかとを固定します。

これだけで、靴の中で足が滑ったりかかとが浮いたりせず、歩行が安定します。
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「かかとトントン」を合言葉に。

それから、靴を脱ぐときの注意点も。
大人もやりがちなのが、かかとを擦りながら脱ぐこと。これは大事な靴のかかと部分にダメージを与えてしまいます。マジックテープを緩めたら、手でかかと部分をしっかりつかんで脱ぐ習慣をつけましょう。
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裸足で歩くことも足を育てます。

何かに触れたとき、柔らかい・硬い・冷たい・熱い……と感じる感覚受容器が手足にはたくさんあります。特に足裏に触れるとくすぐったいのは他の部位に比べて感覚受容器が数多く密集しているためです。

立つときに唯一接する足裏はとても重要なセンサー。接地面からの情報を収集することで地面の変化にすばやく対応し、体のバランスを取ることができます。
特に子どもの頃にいろいろな刺激を足に感じさせることが、脳にも刺激を与えて感覚を鋭くし、足のバランス機能を高めるなど足の発育にいい影響を及ぼします。

靴で歩くのが当たり前の現代ですが、たまには外でも裸足になって足裏の感覚を研ぎ澄ませましょう。
芝生のチクチク、砂浜のザラザラ、石の上のゴツゴツ、泥の感触……など。

あらかじめ、ガラスの破片などが落ちていないことは確認してくださいね。

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未来を支える足のために。

3回に渡ってお伝えした子どもの足のお話はいかがでしたか?
足の先進国ドイツでは母子手帳に足の検診項目があり、足に変形の兆しがないか赤ちゃんの時から確認しているそうです。そして小学校に入るまでに家庭や幼稚園で正しい靴の履き方と、靴ひもの扱い方が教えられるのだとか。

残念ながら日本ではまだまだ足の大切さが浸透しているとは言えません。そこで、ぜひご家庭で伝えていただきたいのです。
子どものために足に合った靴を選んであげること、そして出かけるときには玄関で、
「かかとトントンしてね」
と大人がしつこく言い続けることで、子どもはそれが習慣化されます。

子どもが足に合った靴を履く気持ちよさを覚えたなら、きっと大人になっても自然と良い靴を選べるようになるはず。そしてまた次の子どもへと伝えていく……。
ぜひ、そうなってほしいと願っています。

関連記事:
子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~足事情編~
子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~子どもの靴の選び方編~
子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~靴の履き方編~


監修:理学療法士 北澤友子
編集スタッフ:高木



子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~子どもの靴の選び方編~

前回は「足事情編」と題し、子どもの足の現状をお伝えしました。
→参照記事:子どもの足がアブナイ!? 未来の足は大人が守る! ~足事情編~

2回目の今回は、覚えておきたい子供靴の選び方についてお伝えします。

大は小を兼ねる?

子どもの靴や洋服を買うとき、こんな考えが頭をよぎったことはありませんか?
「どうせすぐ大きくなるんだから、ワンサイズ上でいいでしょ」

確かに子どもの成長はとても早く、すぐにサイズアウトしてしまうので、その気持ちはよーくわかります。筆者もそうでした。
しかし、これが実によくないことだとわかったのです。特に「靴」の場合。

足に合わない靴を履くことのリスク

子どもの足の成長を妨げないため、また安定した歩行のためにも靴選びはとても大事。小さい靴に足を押し込むのはいかにもよくないとわかりますが、実は大きい靴も問題です。

大きい靴を履くと、歩くたびに足が靴の中でズルズル滑り、前はつま先に、横は外側に当たって痛みが出ることもあります。またその状態を続けると横アーチが広がる「開張足(かいちょうそく)」の原因になってしまいます。

しかも靴が脱げないように足指に力を入れるため、足指が変形する「ハンマートウ」の原因にも。これはちょうど公共施設でよく見かけるツルツルのスリッパを履くときと似ています。スリッパで歩いたり、階段の上り下りのときなど、脱げないように自然とつま先に力を入れていませんか? それが子どもの足に起こっているとしたら? そんな状態ではとても疲れますし、思いきり走ったり急に止まったり、できませんよね。

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たまに履くスリッパはとても疲れませんか?

子供靴の選び方、チェックポイント

ところで、お子さんの靴を選ぶとき何を基準に選びますか? 

デザイン?
価格?
速く走れそう?

もし、お子さんに靴を選ばせてサイズだけを確認しているとしたら、もう一歩踏み込んでチェックしていただきたいことがあります。

1.ひも靴もしくはマジックテープの靴がおすすめ。
足にしっかりフィットさせるためには、足の真ん中あたりの中足骨(ちゅうそくこつ)を締められるひも靴がベストです。しかし実際に子供靴売り場を見てもひも靴は少ないですし、ひもは付いていても飾りであることも。なにより脱ぎ履きが面倒と敬遠されがちです。
そこで実情に合わせて、子どもでも毎回きちんと締め直せる「マジックテープ」の靴をおすすめします。

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靴を履くときには毎回しっかり締め直します。

2.足指が動かせるよう、つま先には適度なゆとりがあること。
靴の中で足指を自由に動かすことができない先が細めの靴は避けましょう。

3.かかとがしっかりしていること。
かかとが固定されるよう、かかとの芯(カウンター)がある靴を選びましょう。かかとがやわらかくすぐに潰れてしまう靴はおすすめしません。もちろん、かかとを潰して履くのはダメですよ。

4.歩く時に足が曲がる位置で靴も曲がること。
5本の足指のつけ根が曲がる部分(MP関節)と靴底の曲がる箇所が一致していると、足の動きを妨げないため歩行がスムーズになります。

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5.正しいサイズかどうか、大人の目で確認する。
靴を履かせて「大きい? 小さい?」と子どもに聞くだけでなく、大人がしっかり見てサイズを確認しましょう。よほどの違和感や痛みがない限り、正しいサイズ感はわかりにくいからです。
まず、靴のインソール(中敷き)を外せる靴は外しましょう。そしてインソールに足を乗せ、かかとの位置を合わせます。そのとき、つま先に1cm程度の空きがあるかをチェック。靴の中でも楽に足指を動かせるのが理想です。
左右で足の長さが違う場合は、大きい方のサイズに合わせてください。
シューフィッターがいるお店なら相談してみるといいですよ。

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6.半年ごとにサイズの見直しを。
12歳ごろまで足は年に1cm近く成長します。1cm大きくなったら、つま先は完全に当たってしまいますよね。子どものうちは、半年ごとにサイズの見直しをしましょう。

学校指定の上履き(内履き)は大丈夫?

ここまで読んでいただいたら疑問に思われるかもしれません。
学校生活では一日の中で一番長く履いているのが上履き。よくある学校指定の上履きは布製でかかともやわらかめ、これがいい靴の条件に合っているのかどうか……。
ですが中には子どもの足の成長を考えられた上履きも販売されていますので、もし選べるのでしたら、そういった靴を検討されるとよいと思います。

子供靴の選び方、いかがでしたか?
ちょっと靴の選び方を変えるだけですが、お子さんの足には大きな影響を与えます。

次回は、習慣にしてほしい「正しい靴の履き方」をお伝えします。


監修:理学療法士 北澤友子
イラスト:佐藤江理
編集スタッフ:高木


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